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タイトル:Daily Drama Express 2003/08/06 幸福の王子(6)  2003/08/12


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/08/06 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 幸福の王子
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 鳴川周平(本木雅弘)
          安元海 (菅野美穂)
          与田良介(渡辺篤郎)
          光石繭 (綾瀬はるか)
          光石桃子(井森美幸)
         見城則子(坂下千里子)
脚  本 遊川和彦

あらすじ  「永遠の誓いと別れ・・・それはその朝突然に」

 周平が海に告白した思い出の木の下で、繭が思う男の子に 百日草
の花束を手に告白する。 一緒に行こうという男の子について 駆け
出す繭。 心臓はもう直ったの? そこに現われた 若く美しい周平
が 好きといえてよかったねと話しかける。
 繭 「周平、私はあなたに会った事があるような気がする。」
 周平「もうすぐ会えるよ。」
うなされて 病院のベッドで目覚める繭。 周平の夢を見た事を 良
介に打ち明ける。 最近の周平は自発呼吸し 外部刺激にも反応を示
す。 もしかしたら、意識を取り戻す事もあるのだろうか?
 繭 「家を出てから、幸せになったのでしょう? 悲しい事件っ
て?」

 良介の告白。
周平は家を出て3年、海を忘れて 家族の為だけに生きていた。 つ
ましいアパートの一室で暮らす3人。 則子が、コンビニの惣菜で 
朝食の支度をしているのを 真平に栄養のある物をと 周平が咎める。
 しかし則子は、実家が家も財産も失った事に怒り 慈善事業の様な
仕事にも 不満を露わにした。
 真平「お母さん 美味しいよ。 お父さんも食べて。」
2人のいさかいに、気を使う真平。 幼稚園に通う真平は、大好きな
両親の喧嘩が絶えない事を悲しんでいた。 公園を抜ける通園の道で、
周平は 真平に四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれると教え
る。

 海の働くクラブに、良介がやってくる。 今の良介は、投資の神様
などと呼ばれ羽振りがよく 妻とも別れていた。 海を指名し、周平
が捨て子だった事・家を出た事など 噂をよそおって聞かせる。 す
っかり夜の女になった海の様子を 悲しく見守る良介。 売春も行わ
れているこの店で 海は 嫌な客や店長から 女の子たちを助け頼ら
れていた。 この店に勤め始めたのも、昔世話になった人を助ける為
だった。 海の生き方が周平に似ていると 良介は感じ入る。

 思い出の公園で、海は 両親のために クローバー探しをする真平
と出会う。 送り届けて 周平の子と気付くが、名乗らずに立ち去る。

 周平が恩師から受け継いだ『港南診療所』に 母が訪ねてくる。 
何故 本当の子で無い事を知ったかと言う問いに、大学入試の時と周
平は答える。 それよりずっと以前では?と母。 子供が出来ず、赤
ん坊の周平を 望んで貰ってきたと話す母。 7年目の奇跡で真を授
かったが、周平を息子と思うことに変わりは無いとも。
 周平「幸せな家族を作って お二人に会って頂こうと思っていま
す。」
 母を見送る周平が見たのは、車で待っている父の姿だった。

 留守番をしていた真平が、海とクローバーを探した事を 周平に話
す。 
 周平「知らない人について行っちゃダメだよ。 明日 お父さんと
探そう。」
山ほどの買い物袋を抱えて 則子が帰ってくる。 どこかで借金まで
した事を注意する周平に 切りかえす。
 則子「この3年 1度も幸せと思ったことは無い。」

 則子の借金先である良介から教えられて、海を訪ねる周平。 指名
された海を引きとめようと その夜の海を買う。 2人が入ったのは、
昔来た事のあるホテル。 悲観的な海に 希望を失わないよう話す周
平。
 周平「今からでも遅くない。 きっと幸せになれる。」
周平は、壁の絵の裏に 2人の名と 百日草の落書きがあるのを見つ
ける。 昔に帰り 素直に求め合う2人。 

 翌朝、周平の携帯に 真平がいなくなったと 則子から連絡が入る。
 周平は、真平とクローバーを探す約束をしていたのだ。 海は 真
平の願いが両親の和解だと話す。 懸命に探す2人が見たものは、池
に浮かんだ真平だった。 池に飛び込んだ周平が 真平を抱え出す。
 周平「ごめんな。 お父さん、お母さんと仲良くするから。 置い
ていかないでくれ。」
必死で人工呼吸を施しても、精一杯呼び掛けても 真平は生き返らな
い。 唯一の肉親、周平にとってかけがえの無い存在の真平。
 周平「起きろ 真平。 お前がいなかったら お父さん生きていけ
ないよ。」
真平の手に四つ葉のクローバーが握られているのに気付き、周平は嘆
き悲しむ。


寸  評  昔、『十年愛』っていうドラマがありました。 文字通り 『幸
福の王子』みたいに 1年毎の話で進む スパンの長いドラマでした。
 そんな所が似ていると思っていたら、脚本を書いているのが 今回
と同じ 遊川和彦さんでした。 3ヶ月間の大河ドラマって感じです
ね。    
 周平の子 ただ一人血の繋がった真平が 亡くなってしまいました。
 自分が他所に居る時に亡くなってしまうなんて、親にとってはたま
らない事でしょう。 真平に逝かれまいとする必死さが とても伝わ
ってきました。 モックンが 本当にお上手でした。 顔が綺麗なの
で、損していると思うことがありましたが、とても印象に残りました。

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 最近、我が家族は「囲碁」らしき物に 夢中です。 今も側らで 小さいの
が、イッチョ前の仕草でパチンパチンと やっています。 大きいのは、本や
ら パソコンソフトやら 碁石やら グッズ集めに奔走。 そして、3か月も
すると熱が冷め、残るのは 邪魔になったグッズの数々というパターンが 常
なのですが、さて今回は・・・?  (飯塚)

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