メルマガ:メルマガ版鹿砦社通信
タイトル:メルマガ版鹿砦社通信03/08/12号  2003/08/12


本メルマガ7/23日号で報じた、時事通信社の子会社「PANA通信社」
(正式には「株式会社パン、アジア、ニュースペーパー、アライアンスという)
が、『スキャンダル大戦争』を名指しで写真提供(フォト・サービス)の
申し入れを拒否した一件に対して、当社は同社及び同社社長宛に通知書を送り、
回答を求めてきたが、8月4日にやっと返事の書面が送られてきた。
以下にその全文を掲載する。
なお、本件については、『スキャンダル大戦争』5号も参考にしてほしい。

**********************************

平成15年8月4日

兵庫県西宮市甲子園七番町6番1号
株式会社 鹿砦社
代表取締役 松岡利康 殿

東京都千代田区日比谷公園1番3号
株式会社パン、アジア、ニュースペーパー、アライアンス
取締役支配人 辻井順二

拝復 先日いただきました貴社からのご通知
に対し、当社の考え方をご説明いたします。
 まず、当社は、貴社に対する写真の貸出を
拒否したという認識はありません。当社が提
供できるものは、今までと同様貸出する考え
に変わりはありません。ただ、当社の判断で
、芸能人・著名人などご本人又は所属事務所
の許諾が必要と考えた場合には、貴社のみな
らず他の写真使用者に対しても、等しく使用
者側でその許諾を直接得ていただきたいとお
願いしています。貴社だけを特別扱いしてい
るわけではないことをご理解いただきたいと
存じます。
 当社の写真データ・ベースは、一般に公開
しているわけではなく、中には記録として保
存し販売ができないもの、使用目的が限定さ
れているものも少なくなく、申込みがあった
場合にその都度提供の可否を判断しておりま
す。今回ご要望のあった写真については、当
社として許諾が必要と判断しましたので、そ
の手続きをお願いした次第です。
 有名芸能人などから提供を拒否するよう当
社に働きかけがあったということはありませ
ん。しかし、社会における著作権や肖像権に
対する意識が変化してきていることはご案内
のとおりであり、当社としても、これらの問
題には真剣に対処していきたいと考えており
ます。また、パブリシティー権の重要性は認
識しており、社内でも鋭意検討を続けて適切
に対処してまいりたいと考えております。
 以上述べたとおりでありますから、当社は
、貴社に対して、上に述べた手続きに従った
フォト・サービスのご提供を続けてまいる所
存です。今後ともご活用いただきたいと存じ
ます。
以上取り急ぎご回答いたします。
                  敬具
(以上改行等原文ママ)
*************************

本メルマガ7/23日号で報じた通り、われわれの電話を受けた
PANA通信社のスタッフは、確かに
「『スキャンダル大戦争』ではないでしょうね?」
と、『スキャンダル大戦争』を名指しで写真提供拒否をしたのである。
一スタッフにまで、『スキャンダル大戦争』を村八分にするという
通達がなされているということではないか。その事実の前には、
こんな回答など言い訳にすぎない。
問題なのは、報道者としての姿勢である。
「肖像権」「パブリシティー権」なる、芸能人や著名人のスキャンダル封殺のために
作られた造語に踊らされているようでは、天下の時事通信社の名が泣くというもの。
ひいては日本のジャーナリズムの落ち目をそのままに反映しているというものだ。
真に重要なのは、「肖像権」あるいは「パブリシティー権」という言葉によって
隠蔽されるかもしれない「真実」を、いかに暴き、いかに報道するかと
いうことなのではないか?
報道する側が、報道される側と戦わず、それどころか追随してどうする!
まったくもって、日本のジャーナリズムはどうかしている!

……と、暑い中、脳天も熱くなったところで、かの「ジャニーズ事務所」
(代理人=矢田次男弁護士)から、久しぶりに内容証明の「警告書」が
届いた。詳しくは来週のメルマガを待て。

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