メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=018 2003−8−10 若狭33観音18 名田庄   2003/08/10


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 2003ー08-10---------第018号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅  若狭三十三観音18 名田庄
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名田庄 若狭三十三観音 26番札所 【壇渓寺】 曹洞宗 

小浜から国道162号線を南川に沿って溯り山手に入り
「名田庄村」へ25番の大智寺より25k納田終の里に【壇渓寺】はある。

自然石を上手く利用して石灯籠が組まれている、
以前はここより2k奥にあったが平成2年10月に現地に移築した、
新しい『本堂』にご本尊 千手観世音菩薩を拝する。

本堂裏手まで山が迫り、見事に庭園が造られていた、
大きな緋鯉が谷川の水の滝が落ちる中を、
悠々と泳いでいる姿は静かな山寺の心休まる一時である。

所在地 遠敷郡名田庄村納田終60  0770−67-2325

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大飯 若狭三十三観音 27番札所 【海元寺】 曹洞宗 

大島半島へ渡る青戸大橋のある大飯町から
佐分利川を溯り「父子」の里に【海元寺】は建つ。

寺の前を流れる小川に架かる朱の橋を渡る、
杉木立の中に苔むした長い石段が伸びている、
一段一段ゆっくり登る、頂上付近に両側石垣が積まれて平地があり『本堂』が建つ。

登りつめると左側に2m程の青銅製の聖観音の立像が、
右側には竹の半割で屋根や壁が作られている『地蔵堂』、
素朴な小屋の中に赤い涎掛けを掛けた六地蔵が並んでいる、山寺にピッタリの雰囲気。

更に珍しいことに『本堂』の軒下正面階段の両側に『仁王』が鎮座ましまする。
境内には「木蓮」が有り、小高い丘の上から田園がひろがる里村の様子が一望できる。
   
所在地 大飯郡大飯町父子29−2  0770−77-0258

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         静かな山寺も風情がある
         kamiike@par.odn.ne.jp         
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