|
NO.37 夏のストール 今年は随分と遅い「暑さ」の到来でした。 毎年のように、注意、警告が発せられる電力の需要もここに来てグンと伸びたのではないでしょうか。 冷房とは相反する物ですが、真夏の今、重宝している物があります。 肩から背中がすっぽりと覆える大判の長方形のストールです。 色はごくごく薄い紫、透けるようで透けない綿に化繊が入った薄手の生地です。 畳むと風呂敷一枚ほどの嵩で、外出するときには必ず携帯します。 乗り物、飲食店、デパート、劇場など公共の場所では、 炎天下の外から入ってきた人が涼しいと感じるように温度設定されているのでしょうか、 暫くすると、ひんやりとしてきます。 そんな時に鞄から取り出して肩に掛けます。 両端をそれぞれ腕の下に挟みますとまるでカーディガンのようになり、レストランのテーブルでも不都合はありません。 また両端を交差させて両肩にまわしますと上半身がすっかり包まれて、もう一枚洋服を着たような状態になります。 正方形のスカーフを三角に折って使うのと違って、 長方形のストールは肩から背中、身体にピッタリ添わせることができます。 また、二つに折って膝に掛けたり、私は乗り物の中で眠ってしまった子どもに掛けたりもよくしました。 一度は、ちょっとした集まりに、上着の代わりにこのストールを持って、襟なし袖なしの洋服で出かけ、 会場に着いてから羽織ったこともありました。 幅70cm、長さは180cmあります。子どもが小さかった時、暇に任せて自分で作りました。 両端は1cmほど横糸を抜いてフリンヂに、長いほうの辺はハンカチの縁のように細く縒るように三つ折にしました。フリンヂはちょっとあるくらいがおしゃれで、どんな場所でも使えるような気がしたのです。 ストールは買った物、いただいた物など幾つか持っていますが、 自分の体型に合わせて作ったせいかこれが使い易くていちばん出番の多いストールなのです。 機会がありましたら作ってみませんか。 ★ http://sheshe.hp.infoseek.co.jp |