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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/07/30 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 幸福の王子 局 名 日本テレビ系 放映日時 水曜22時 キャスト 鳴川周平(本木雅弘) 安元海 (菅野美穂) 与田良介(渡辺篤郎) 光石繭 (綾瀬はるか) 光石桃子(井森美幸) 見城則子(坂下千里子) 脚 本 遊川和彦 あらすじ 「真実に生きるか・・・? 愛のために死ぬか?」 良介が診ているのは、病院の前に置き去りにされていた赤ちゃん。 双子の兄は 既に亡くなっていた。 繭 「いつか治って 大好きな人と出会えるよ。」 励ます繭に 優しい子だと 良介は周平のように話す。 以前よりも 良介に同情的になった繭は、今でも海の事が好きなのかと問う。 良介「愛と孤独は 双子のようで、人は誰かを愛すれば愛するほど 孤独になる。 あの頃の周平と海ちゃんがそうだった。」 良介の回想 あの火事の後生まれた周平の子 真平は九ヶ月になっていた。 ど ちらの家族からも愛されているが、何故か周平は 真平を抱けずにい た。 真平の名は 亡くなった弟の真からもらったのだ。 かつての心の傷は癒え、人の役に立つようにという 念願の小児科 医となった周平。 しかし、左の首筋と右手の大きな火傷の痕が 子 供に怖がられ、仕事に専念することが出来ずにいた。 週刊誌の記者が、この病院は 無担保で銀行から多額の融資を不正 に受けているのでは、と周平に声をかけてくる。 周平には 寝耳に 水の話だった。 父に連れられたバーで、思い切って不正融資のことを切り出す。 父は、よい設備・よい医師を呼ぶには投資も必要で心配ないと答え、 周平にも 経営の勉強をするよう勧める。 立ち寄った花屋で 恋人への花束を買いに来た良介と、久しぶりに 再会する。 周平が 自分の火傷の痕を見せないよう 不自然に気を 使うのに気付いた良介。 良介「火傷の事で、俺に文句が言いたいのじゃないのか。」 あれは、事故だからと答える周平。 今の良介は、医者になるのはやめひものような暮しをし、いい事が ないから結婚はしないと 話す。 そして、やはり2人とも 今の海 の暮しを知らず、口では関係ないと言いながら、気にかけていた。 恋人と逢瀬を楽しもうとして、海の事を思いだしてしまう良介は、ま だ 昔買った婚約指輪を持っているのだ。 その頃 海は、学食で働き始めていた。 だが、厨房の火にうろた え、コックの手を振り払い、その場から逃げ出してしまう。 その学 内で学生の練習する『愛の挨拶』を耳にする。 昔を懐かしみ、堪ら ず行った周平の家の前で、則子に見つかり抗議される。 則子「周平さんは 真平と私と幸せに暮らしているの。 だから、 もう私たちの前に現われないで。」 海は 町田洋子のアパートに居候していた。 夜の仕事をする洋子 に代わって 子供の面倒を見ているのだ。 洋子は逞しい母親にな り、以前の不安な様子は微塵もなく、海を励ます立場にあった。 病院の不正融資の事が気掛りな周平だったが、母に誘われ弟の墓参 りに行く。 母は 弟の墓前で父の昔話を聞かせる。 鳴川病院は、 父が昼夜無く患者を診て 0から大きくしたのだと。 忙しさに離婚 も考えたが、今は親孝行の息子に恵まれて幸せだと、真の墓に手を合 わせる。 周平「もし真が継いだなら お父さん喜んだでしょうか。」 驚き、周平を見つめる母。 周平「お母さん僕が好きですか? 僕を生んだ時 真平と同じよう に喜んでくれましたか?」 立ち去る周平を 不安な顔で見送る母。 町田洋子が、小さな周平を抱いて病院に会いに来る。 海が流産し 子供が産めなくなった事や、火や男性に怯えてしまう事などを話す。 そして、今まで自分のアパートにいたが、海の母の提案で、周平を 忘れる為 長野で小学校の音楽教師になる事を 周平に打ち明ける。 長野行きのバスに乗り込もうとする海を 駆けつけた周平が引きと める。 海は逃げ出し、苦手な筈の高い橋の欄干に上ってしまう。 周平「話がしたい。 このままじゃ、俺は本当にダメな人間にな る。」 助けようとした周平の手の火傷に怯み、川に落ちてしまう海。 周平 もまた、泳げない海を 助ける為 川に飛び込む。 周平の首にかじりついて、訴える海。 好きなのに、周平には家庭 があり、周平の言う死ぬまで親友なんて無理だと。 海 「私は 周平が世界で一番大切。 周平は 私の事が好き?」 答えられない周平を置いて、濡れ鼠のまま 立ち去る海。 海 「苦しむだけだから、もう二度と私の前に現われないで。」 びしょ濡れで病院に戻った周平は、何かを決意し、記者に会う。 周平「お話します、全部。」 海の乗ろうとしたバスのテレビで、不正疑惑のニュースが流れる。 周平の病院が、無担保で数億円借りたと言う。 同様に 結婚式を挙 げている最中の良介も テレビニュースを見つめている。 自宅で 周平は父に責められる。 父 「どういうつもりだ。 俺やお母さんが お前の事をどれだけ 愛してきたか。 その仕打ちがこれか。」 周平「僕はずっと 周りに迷惑を掛けてきました。 それは、気を 使いすぎていた自分の弱さのせいだと わかったのです。 これ以上 間違った事はしたくありません。」 最近、経営にばかり目が向いていた父に、自分と一緒に 昔のよう に患者の為に働いてくれる様 頼む。 父 「お父さんと気安く呼ぶな。 本当の事を教えてやろう。 お 前は 施設からもらった捨て子だ。」 そう言う父に、以前から知っていたと 周平は告白する。 何故知ら ない振りをしていた という父の問いには答えない。 周平「お父さんお母さん、長い間お世話になりました。」 周平は 真平の笑顔に涙を流し、愛しく抱き上げ 家を出て行く。 ナレーション〈周平は、本当の家族だけで暮らす決意をした。 後 に 悲しい事件が起こる事も知らないで。〉 寸 評 今回の周平の行動には、理解できない所が多いと思いました。 周平が、海に長野に行く事は「逃げるようなものだ。」と強い口調で 話すのですが、やっと仕事に就けそうなのに 何から逃げると言うの でしょう? 残る事に何の意味があるというのでしょう? お父さんを告発したのも 自分から家族を捨てる勇気が無いから、お 父さんの方から切り出してもらったように 思えました。 でも、とにかく 一歩踏み出せてよかった。 少々 乱暴な気もし ますが。 本当の転機は、周平が変わること。 今までのような 事 故だったり 行き違いだったりではない自分の選択で。 何か今までと タッチが変わったような・・・。 そして、気付き ました。 演出が 違う方でした。 1・2回が猪俣隆一さん。 3・4回が池田健司さん。 そして、今回は長沼誠さんでした。 演出 される方で 同じ登場人物なのに こんなにお話の感じが変わるので すね。 執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 長かった梅雨が 明けたようです。 曇り続きの涼しさは、泳ぐ事には向き ませんが、自転車に乗ったり、歩いたりするのにはピッタリです。 熱中症に なる心配も無く、先日は ちょっと遠くまで 自転車こぎしてきました。 雨 で草取りが遅れて、どこも草ボウボウ。 虫も鳥も 住みやすさにうかれてい るようです。 蚊も大発生していますので、お外へ出かける方、虫除けをお忘 れなく。(飯塚) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |