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============================== 7,199発行 【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2003/08/05 第97号 =================================== 株式会社トランスワード http://www.transwd.com book@transwd.com =================================== 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。 =================================== ■もくじ■ 1. お知らせ 2. 最近の翻訳業界 3. 翻訳しよう 4. SOHOしよう 5. リンクしよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1. お知らせ ___________________________________ ■ トランスワード「秋の特別講座」第1弾、開講決定! ■ 〜自分を売り込む日本語ライティング講座〜【通学・通信】 高い水準の技術・技能を持ちながら、自分を売り込むアピール力不足のために チャンスを逃していませんか? 自分の実力に見合った仕事を獲得するためには、専門とする分野の技術と同じ くらいに自分を積極的に売り込むことも必要です。本講座では、経歴書や提案 書など、的確に自分をアピールし、クライアントの目に留まる文章作成術を中 心にレクチャーします。 【コース概要】全5回コース 受講料:¥40,000.-(税別)※4回の添削指導付 開講日:2003年9月18日(木) 日時:週1回毎週木曜日10:00〜12:00または19:00〜21:00(どちらか選択) ※通信コースは通学コースを撮影したビデオで学習するため通学コース の1週遅れで進めます。 対象:SOHO志望者、就職・転職志望者、現役のSOHO・フリーランス 講師:神垣あゆみ(フリーランスライター・SOHOしよう連載中) 詳細はこちらから http://www.transwd.com/school/K_kamigaki.htm  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2. 最近の翻訳業界(仲谷) ___________________________________ 日本語のライティング 自分の思っていることをスムーズに正確に相手に伝え、かつ良い印象を持って もらうのがビジネスの基本です。このためにはライティングと口頭での高い表 現力が必用です。 世の中で成功している人の多くに共通しているのが、「相手を納得させる文章 が書ける人、そして口頭での説明と説得がうまい」ことです。 翻訳の仕事をしていると特に文章による表現力の大切さを実感します。すばら しい専門能力を持っているのに世間に認めてもらえず損をしている人が多くい ます。就職や転職に際しても同様です。自分の思いや能力を文章で的確に相 手に伝えることから道が開けてくるのですが、うまく書ける人が少ないのが現 状です。 しっかりした文章が書ける人は仕事も出来るというのは1つの真実です。仕事 は人とのコミュニケーションを基本にして成り立っています。良い文章が書け る人はそれだけで有利な立場にいます。 トランスワードではこのたび日本語ライティング講座を始めます。一人でも多 くの人がこの講座を利用して将来の成功をつかんでいただきたいと願っていま す。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 3. 翻訳しよう(荒井) ___________________________________ あの団体 家内と旅行をしました。ホテルに団体客がいます。私は、フロントの係員、つ まり全く初対面の人に声を掛けました。私は、こういうぎこちない状況だと、 しゃべる言葉が短くなって、妙な日本語になってしまうことが多いのです。自 分でもいけないと思いますが。 私はフロントで、「団体さんは釣りですか」と聞いたのです。随分妙な日本語 だったと思います。お分かりでしょうか。もっとも「団体さんは釣り」とは、 「団体さんは釣り客だ」「団体さんは釣りが目的だ」というような意味で、こ ういう表現は日本語ではままあることです。それほど驚くことではありません (「私はラーメンです」と同じ構造)。 私が変だというのは(自分で自分の発言が変だというのですから間違いありま せん)、今見えるあの特定の団体についての質問か、このホテルに来る団体一 般についての質問か、どちらなのか不明瞭、あるいは、どちらでも構わずに質 問をしたことに気がついたからです。もし仮に、だれかにこの日本語を英訳し てもらうとしたら、どう訳しても不合格(私の気持ちにはピッタリこない)と いうことになってしまいます。 私の言った言葉をしいて分析すると「あの団体は釣りでしょうか、いや、あの 団体が釣りでないにしても、お宅に来る団体さんは釣りが多いのではないで しょうか」です。日本語には単数複数、特定不特定がないのですから、逆にそ れを悪用して、「団体さん」の単数複数、特定不特定を決めずに、どれでもい いから解釈してくれ、と言い放ったのです。やれやれ。本日の内容はこれだけ ですので、英訳は省略します。みなさんお考えください。 繰り返しますが、上のように、私は見知らぬ人とやや緊張して話す状況で、こ のような舌足らずになることが多いように思いました。それに比べて、親しい 人とベラベラやるような場合だと、例えば、「あそこの団体さ、オレは、たぶ ん釣りじゃないか。え、違う? そうでしょ。そんなら、だいたいお宅はさ、 だけどあれは釣りじゃないかもしれないけど、だから、だいたいお宅は釣りな んでしょ。団体ならまず釣りじゃない? だろうと思うよ。やっぱりね・・・」 日本語の語法はぞんざい極まりないです。「オレは・・・」の述語がない。 「・・・だろうと思う」の引用部分省略。「だけど、そんなら、だから、やっぱ り」など、論理が無理。が、話の内容(あるいは、気持ち)は堅苦しい発言よ り正しく相手に伝わるのような気がします。ところで、私たちのやる「翻訳」 に使う文書原稿というのは、どちらかというと、上のようなやや改まった場合 の発話に似ているのではないでしょうか。 「文書原稿の翻訳という仕事は楽だろう」と考える人もいるのですが、面白い もので、通訳さんに言わせると「通訳の方がずっと楽で、自分には翻訳など手 も足も出ない」という人が結構います。一つには、改まった文書原稿の方が とっつきにくい面があるのです。翻訳の仕事をやっていらっしゃる方には、思 い当たることだと思いますが。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4. SOHOしよう(神垣) ___________________________________ SOHOのマナー・人の紹介 人と人を紹介する時のマナーをご紹介しましょう。自分が間に立ち、初対面の 二者を引き合わせる場合に覚えておきたい順序が二つあります。一つは、年少 者や地位の低い人を先に紹介し、年長者や地位の高い人をそのあとに紹介する こと。 もう一つは、身内(親しい人)から先に紹介する、ことです。 お取引先にSOHOの知り合いを紹介する場合は、「翻訳者のAさんです。こちら は△△会社のBさんです」と言った具合。SOHOの知人同士を紹介する場合は、 長く付き合いのある親しい人を先に紹介します。女性と男性であれば、先に男 性を女性に紹介。同性で年齢が違う場合は年下を年上に紹介することを覚えて おくとよいでしょう。自分が紹介される立場の時は、紹介者の「こちら…」の 言葉を受け、「ライターの○○と申します。どうぞよろしくお願いします」と あいさつを。 人と人を紹介する時は立ち会うのが原則です。メールで両者に用件だけ伝え、 あとは本人同士で…というのは間違いのもと。いくら自分がよく知っている人 でも、紹介される側にしてみれば初対面。引き合わせる人が不在では、心細い ものです。仕事の場合、自分が立ち会わなかったことでトラブルが発生すると も限りません。 もし、どうしても自分が立ち会えない場合は、事前に「○○という方が、いつ、 どのような用件であなたを訪ねます。ご都合はいかがですか」という旨を紹介 する相手に伝え、行き違いのないよう両者にきちんと確認をとっておきましょ う。紹介する人同士が気持ちよく出会えるよう、心配りをお忘れなく。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 5.リンクしよう ___________________________________ [ウォーターキーパー2] http://www.minaki.co.jp/shop/ 「抗酸化力」をキーワードに、水や体を元気にする製品を開発しているミナ キアドバンス。同社の製品「ウォーターキーパー2」は餌やアオコで濁った 水槽の水を手間なくきれいにする水槽浄化水。1週間に一度、小さじ一杯程 度を投入するだけで面倒な水槽の掃除が不要になります。高濃度カテキンの 抗酸化力が健康な体づくりを応援する「カテキン60」も取り扱っています。 −■発行■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | |株式会社 トランスワード | 〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F | Tel:082-506-3233 Fax:082-506-3234 | URL: http://www.transwd.com | e-mail: book@transwd.com | −■配信解除■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | |配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。 | |代表的な配信サイト | まぐまぐ http://www.mag2.com/ | −■お問い合わせ・投稿先■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | | book@transwd.com | −■免責事項■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | |掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご |了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手 |続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで |ご相談ください。 | |