|
☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │●│●|リ|ハ|ビ|リ|介|護|の|基|礎|知|識|●|●| └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年8月2日 109号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識や技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ===================================================================== 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ===================================================================== □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.109 ■廃用症候群(予防)■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 『おとしより』に関わる多くの職種にとって【廃用症候群の予防】は職種 を超えて共通目標の一つと考えます。 【廃用症候群】は一度起こってしまうと、なかなか元の水準に戻すのに時 間がかかってしまう事も少なくありません。ご存知かもしれませんが『お としより』の場合、廃用の程度・重傷度によっては、元の状態(身体の機 能やADL)に戻す事が困難な場合もあるのです。脳卒中の片麻痺などの 障害を持っている方や高齢虚弱のケース(後期高齢者)等では、そのリスク (危険性)は高まります。 『おとしより』が寝込んだ場合、局所的にも全身的にも【廃用症候群】が 起こる可能性がある!と考え関わる事が大切です。 現場では、状態の思わしくない『おとしより』への積極的な介入が敬遠し がちな面も否めません。この消極的な姿勢は【廃用性】を助長しかねませ ん。逆に【廃用性】を危惧する余りに『おとしより』の状態を考えず、ス パルタ的に関わるのも状態を悪化させる可能性もあります。 基本は『おとしより』の“観察”とメンタル(心理・精神)的な支えを大切 にし、発熱をはじめとする“バイタルサイン”(用語048〜052参照) に問題のない限り【坐位】(用語036〜039参照)を促す事が求められ ます。 【坐位】をとるためには【起き上がり】(用語077〜081参照)の介助 がスムースにいかなければなりません。時に“腰痛・背部痛”が関わりを 妨げるかもしれません。しかし、この関わりがうまくいくと 全身的な廃 用性の予防の第一段階が概ね期待できます。また、局所的な廃用性の“床 ずれ”の予防には効果大です。 ところが、如何しても“起こせない”ケースはあります。 このケースでは、局所的な廃用性(中でも“筋・関節の拘縮”“床ずれ” “腰痛・背部痛”等)の発生・悪化には注意を払いたいものです。 介護保険では、多職種の連携も求め、各種福祉用具も駆使して寝具に釘付 け状態は避け、できるだけ活動性を促す 或いは、起こすチャンスを伺う (観察)姿勢が大切です。この関わりには『おとしより』の動こう!起きて みよう!という気持ちの盛り上げ(“動機付け”)が前提として大切にした いものです。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ===================================================================== このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ★【今日の用語】を明記したバックナンバーは、下記をから http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3E57758C39A20&p_id=postcaretech98&password=post0903 ================================================================= □発行□ マガジン名 ■□■リハビリ介護の基礎知識□■□ 発 行 者 POST企画 〒578-0944 東大阪市若江西新町1−7−38 八戸ノ里グリーンハイツ1F 102 TEL 06-6736-9644 FAX 06-6736-9645 mail caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |