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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/07/25 (Fri) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.金曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 金曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル STAND UP!! 局 名 TBS系 放映日時 金曜22時 キャスト 浅井正平(二宮和也) 岩崎健吾(山下智久) 大和田千絵(鈴木杏) 宇田川隼人(成宮寛貴) 江波功司(小栗旬) 望月いすず(由美子) 木村光彦(的場浩司) 佐々木留美子(加藤貴子) 浅井ゆり子(西田尚美) 岩崎君子(杉田かおる) 宇田川信人(酒井敏也) 江波昌司(清水章吾) 浅井京平(段田安則) 浅井とも子(片平なぎさ) 脚 本 金子 ありさ あらすじ 浅井正平(二宮和也)は今までに三度、父・浅井京平(段田安則) に殴られたことがある。 一度は子供の時、一緒に昼寝していて誤って。二度目は中学のマラ ソン大会で倒れ込んだ時、励ましに。そして、三度目はさっき。「お 前という奴は!」と言われて。 望月いすず(由美子)先生からの返信、「浅井君のメール、読みま した。/学校、辞めるなんて言わないで。/気持ちは嬉しいわ、あり がとう。」を大和田千絵(鈴木杏)が棒読みして、「これだけ?」と 聞く。浅井は落ち込んでいる。 この結果を受け止めきれず浅井が街を歩いていると、方々で、「う ちの店、どうだ?待ってるぞ」と声をかけられる。最後に、江波功司 (小栗旬)、通称「コーくん」に、「学校辞めるの?」と聞かれる。 岩崎健吾(山下智久)、通称「ケンケン」の聞いた話では、浅井は いすず先生との禁断の恋がバレて学校を辞めることになったというも のだった。江波は、木村光彦(的場浩司)先生といすず先生を巡って 決闘、というものだった。宇田川隼人(成宮寛貴)、通称「ウダやん」 は浅井がいすず先生を襲った、と聞いてきた。 浅井は千絵から父・京平が大変との電話を受けて帰宅して、殴られ た。「お前、望月先生を妊娠させやがって!」と。 京平は町内会で浅井の一件の調査結果を発表。木村がいすずの書き かけのメールを読んで、方々で騒ぎ、いろいろな噂になったのだった。 木村が詫びる。 みんな、浅井が高校中退して、自分たちの店を継いでくれるのを待 っていた。浅井はまじめで商売に向いているだろうから、と。 千絵が浅井に、京平の「すまなかった/父」というメモを渡す。 浅井は告白も失敗し、17の夏も終わったも同然なので、勉強して 親孝行するか.....と思う。 千絵にメールが来ていると言われて浅井がいすずのメールを読むと、 「オレの17の夏は、今始まった」と心の中で叫びながら、「OK」 と返信する。 姉の浅井ゆり子(西田尚美)が千絵に無理矢理、落ち込んでいる訳 を聞く。いすずからのメールは、「浅井君、一度食事でもどう?」と いうものだった。 自分がいいなと思っている人が、その人のいいなと思っている人か らデートのメールを貰い、それを聞いた仲間達が、明日、デートコー スの下見をすることになった、と千絵は説明し、「お姉さん、どうし たらいいでしょうか?」と相談するが、ゆり子は爆睡していた。 浅井はまず、いすずを待つ時のポーズから考える。そして、いい感 じの店をネットを駆使して選んだ。 千絵が自分を先生の代役と思って、何か話してみて、と言う。浅井 は照れる。 いすずが生徒のたばこを没収。なんと、本腰を入れて、教師をする ことに決めたのだという。木村を好きな佐々木留美子(加藤貴子)先 生は、「ということは、(いすずが)ずっとここにいるの?」と焦る。 京平はずっと妻・浅井とも子(片平なぎさ)に相手にされない。昔、 とも子に好きなところとして、「リーダーシップのあるところ」と言 われたことを思い出す。折しも20日は町内会長選挙。 浅井は代役の千絵に、一生懸命話しているが、千絵に『×』を出さ れる。男が一方的に話していると、女は引く、と。 そこに100人斬りとの噂もある久米直也(塚本高史)が女と来て、 4人を『DB4』と呼ぶ。『童貞(D)ボーイズ(B)4人組』の頭 文字だ。宇田川は、「純潔だ!」と反論。 久米は決めぜりふを教える。 浅井は久米に教わった決めぜりふを千絵に言う。「ヤバイ。オレ、 君のこと、好きかも」と。千絵は本当にそんなキザなこと言えるのか と聞く。「言えないよね.....」と浅井。「でも、近いことが言える ように頑張ってみようかな」と浅井は気を取り直すと、千絵に協力の 礼を言う。 いよいよ明日、いすず先生との初めてのデート。 夕食の時、急に京平は浅井に明日町内会の各戸にタオルを配るよう 言う。町会長選立候補の根回し。だが、町会長選立候補にはとも子も ゆり子も反対。浅井は明日テストがあると言って、配布をパスし、と も子が一緒に配ることになる。 千絵は、本当のこと、言ったら?と言うが、浅井はまた殴られるか らと断る。「あんまりいいもんじゃないわよ、親に嘘付くの」と千絵。 「何かあったの?」と浅井。「いや.....」 翌朝、浅井は罪悪感を抱いて家を出る。いすず先生を待つ間、気分 も乗らなかったが、いすず先生の姿を見たとたん、気分はノリノリに なる。勢いよく頭を下げたとたん、バッグパックから中身が飛び出し、 それをいすず先生が一緒に拾ってくれる。 そんな二人を岩崎、宇田川、江波、千絵の4人が見守っている。 いすず先生はまず警察署に行く。なんと、免許証の書き換え。 次に銀行。そして郵便局で小包発送。 これって、次々に雑用を片づけているだけ!? やっと、あのカフェでお茶することに。いすず先生は、さっきの小 包はロスの元カレへで、その彼と別れた後、荒れて、旅行しまくった り、いろいろな人と付き合ったが.....やっと気持ちを整理して、次 の恋に進むために、彼から貰ったものすべてを送り返したのだと打ち 明ける。ということは!? 江波の父で、現町内会長の江波昌司(清水章吾)は、親父キラーの 和菓子屋の娘・富永志保(松本莉緒)にプレゼントを渡す。次の選挙 でウグイス嬢を引き受けてくれたからだった。 岩崎、宇田川、江波、千絵は、カフェの離れた席から浅井といすず を見ていたが、電話を受けた岩崎が飛び出していき、江波と宇田川も 岩崎に続き、千絵だけが残される。 浅井は何も言えないまま、ジュースを一気飲みする。そして浅井が あの久米直伝のせりふをしゃべろうとした時、「誰かいい人、いない かな?」といすずが言い、「ね」と浅井は相づちを打ってしまう。 その二人を江波昌司が見付ける。 町内会の集会所に、浅井、いすず、千絵の3人は座らされている。 浅井の両親が飛んでくる。 千絵は浅井をかばう。テストが終わってすら浅井はいすずと話して いたのであり、自分も一緒だったと。 「いいのよ、かばってくれなくて。わたしから誘いました。あの返 事をしようと.....ごめんなさい、浅井君はわたしにとって、一生徒 です。と」といすず。みんなホッとする。 浅井は家で落ち込んでいる。 千絵はいすずを追いかける。 藤沢園子(上野なつひ)は大学生風の青年と一緒にいて、岩崎に、 「言いたいことがあれば言えば?いつもテンション低くて。ちょっと 言ったら、もう何もしなくて」と一方的に言う。一緒にいる男性は家 庭教師。4歳年上。園子は初めての相手が彼で良かったという。 「拙者が何もしなかったのは、拙者なりの愛の形。それがわからな いのは、拙者が悪いんじゃなくて、園子が悪いんだ」と岩崎。 宇田川、江波は岩崎の部屋にいて、岩崎は、薄々気付いていたから、 ショックはないと強がる。宇田川は、岩崎が、ずっと園子から電話無 いか、携帯チェックしていただろうと言う。 岩崎は本音を漏らす。あの男を見た時、ヤバイ!と思ったと。 ゆり子は千絵を、浅井がいすずに振られたのはチャンスじゃない! とけしかける。「ダメよ、いつまでもいい友達じゃ。こういう時こそ、 アグレッシブにいかないと」とゆり子。 千絵が浅井の部屋に入ると、「ダメだよね。デートだとか騒いで、 みんな巻き込んで。でも、あんなに、まさか、全然相手にされなくて。 本当、情けないよね」と浅井は愚痴る。「そうじゃんない。先生、言 ってたよ」と千絵。 あの後、千絵はいすずを追いかけ、抗議した。「大きなことなんで す。わたしたちにとって、告白って。正ちゃん、真剣に先生のこ と.....」と千絵の抗議。「わたしにもよ、浅井君のこと。わたしに も大きなことよ。あの場では勢いであんなこと言っちゃったけど、浅 井君のおかげよ。今までいい加減だったけど、浅井君からあんなちゃ んとしたメール貰って、今はちゃんと教師やろうって。だから浅井君 は『一生徒』よ。わたしにとって、一番大切な、最初の一生徒よ」と いすずは答える。 「やっぱり、正ちゃんには伝えたくなって」と千絵。 宇田川は母の岩崎君子(杉田かおる)に、園子と別れたと報告。 「いいんじゃない。あんたなら、すぐ次見つかると思うし。これで当 分、小うるさい商店街の人たちにマークされなくて済む」と君子。 「拙者たちが恋愛するのって、そんな悪いこと?」と岩崎。「怖いの よ。恋は人を変えるから」 浅井は、京平にこれを言ったら4度目に殴られると覚悟して、いす ず先生が好きだという。「今は好き嫌いより、勉強して、大学へ行く んだ!」と京平。「今、好きなんだ」と浅井。「なら、働いて食わし て、幸せにできるのか?」「やってやるよ!働いて幸せにしてやるよ」 「じゃあ、勘当だ。二度と戻ってくるな!」 浅井は千絵の制止も聞かずに、出て行く。 寸 評 個人的に、いすずの言動が嫌いです。大人なら、いつも思いつき だけで行動、発言しているのではなく、ちゃんと、前後のことを考え なければ、ましては、教師なのですから。 いすずに振り回されている浅井は哀れです。二宮君の顔がまた、い すずに邪険にされてもけなげにまとわりつく、犬を思い起こさせるの ですが。 最初のところの教師との禁断の恋は、『魔女の条件』でしたね。テ ーマ曲の『First Love』までBGMに流れていたので、とても懐かしか ったです。次の木村先生がラグビーボールを小脇に抱えていたのは、 『スクールウォーズ』?実はこのドラマを見ていないため、判断が付 きません。他にもいろいろあったのかもしれませんが、わたしがわか ったのは、これぐらいです。それと、いすず先生の『一生徒』という 言葉も何かのパロディーですか?すごくこの言葉を強く発音していた ので、気になって。 それと、千絵ちゃん、だんだんきれいになっていきますね。最初の ダサイ感じは、変化をよりいっそう鮮明にするためのトリック? 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 一頃、教育大学や教育学部を卒業したけれども、教師になれない、というの が話題になりました。(主人公がそういう立場のドラマもいくか制作されまし たね) しかし、今、教師には簡単になれる状況にあるそうです。東京、大阪など大 都市では、競争率は2倍ちょっと。 なぜかというと、募集人数が大変多く、例えば去年東京都では千人超だった そうです。逆に応募者は、児童・生徒の減少に合わせて、教育大学、教育学部 の生徒数を減らした結果、少なくなっています。 なぜ募集人数が多くなったか、というと、第二次ベビーブームの時に大量に 採用した教員が定年、ないしは早期定年を迎えて大量に退職していくことと、 実は最近は児童数は微増のため、教員の定員はむしろ増えているためだそうで す。(たしかに、1970年代に新卒で採用された先生たちも今や50代) しかしながら質のいい教員を確保するには3倍程度の競争率が必要とのこと で、東京都では、東京以外の地方都市でも採用試験を行ったそうです。今は、 教員として採用されても心身の問題で長期休職中、という先生も多いとか。 ま、さすがに、クニミツのように、教員免除もない人が小学校の担任になる ことはないでしょうが。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |