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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/21 14ヶ月(3)  2003/07/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/21s (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 月曜22時
キャスト 五十嵐裕子(高岡早紀)
     井上悟 (中村俊介)
 藤本晴美(戸田恵子)
     堀川美弥(酒井若菜)
     堀川千鶴子(丘みつ子)
     綿貫潤一(羽場裕一)
 ナツキ (伊藤沙莉)
 神田勉 (石黒賢)
脚  本 瀧川晃代

あらすじ  裕子(高岡早紀)の若返りに、悟(中村俊介)の納得がいかない
まま、結婚パーティーが始まった。マネージャーの晴美(戸田恵子)
も何か異変を感じていた。
 外で中の様子をうかがっていた神田(石黒賢)とナツキは、一旦中
に入って裕子の姿を確かめると、愕然としてすぐに外に出る。ナツキ
は 「裕子も若返りが進んでしまうのかもしれない」とつぶやくよう
に言う。

 研究室に戻った神田とナツキ…実は原島千夏。ナツキは熱があり、
具合が悪そうだ。
 「こんな”クスリ”は作ってはいけないの。この研究は失敗だった
の。限りがあるから命は貴い。…神田さん、最後のお願い。裕子を助
けて!」
 「必ず助ける。君のことも」
 解熱剤を別の部屋に取りに行こうとする神田に、ナツキは「ありが
とう」と声をかけるが、神田が戻ってみると、研究室にその姿はなか
った。

 翌朝裕子は、体重が3キロも減っていることにビックリするが、夏
バテじゃないかと言う悟の言葉に安心する。しかし、悟は、「自分が
35歳の原島千夏」と告白したナツキのことを思い返しながら、その
ことを裕子に伝えられないことに苦しんでいた。
 悟は職場に向かう途中、神田の研究室を訪れた。突然の訪問に、神
田はナツキの置いていった研究ファイルをあわてて隠すが、うっかり
ナツキの写真がはみ出たままだった。悟はそれを見て、神田もナツキ
の若返りを知っていると見抜き、 「どうしても聞かなきゃいけない
ことがある」 と神田に詰め寄るが、 「ナツキと元に戻すよう約束
したが、戻せるかどうか分からない」 と頼りない返事。

 事務所では、裕子には「仕事がダメになった」とウソをついてまで
晴美は、新しく裕子に入った長期の海外ロケの仕事を断っていた。
 一方レストランダモーレでは、悟に新しい仕事が任されることにな
った。裕子のことで頭がいっぱいの悟はうわの空で、「新婚ボケ」と
ひやかされる。
 事務所からの帰り道、赤信号の交差点をはさんで、裕子はナツキを
見かける。気付いたナツキが、裕子に何か言っているが聞こえない。
そのままあきらめたように去って行くナツキを、あとから追いかけた
が、とうとう見つけられなかった。
 心配になった裕子は、家に着いてからも千夏の家に何度も電話する
が、応答がない。そのことを言っても、すぐ話をすりかえようとする
悟に、 「何か、隠してない?何ごまかしてるの?…ナツキね、ごめ
んねって言ったような気がするんだ」
 しかし、悟は何も言い出せない。

 次の日、裕子は千夏を訪ねて研究室に行くが、千夏が独身で、子供
もいないことを聞き驚く。釈然としないまま研究室を後にする裕子を、
神田が陰から見つめている。
 その足で千夏のアパートに訪れ、隣人にもナツキの事を聞くが、や
はり同じ答え。
 夜帰宅した悟に、とうとう裕子は「ナツキって、誰?」と問い詰め
る。答えようとしたその時、玄関のチャイムの音が。
 「神田先生!」
 「…神田、くん?」
 裕子と神田は、実は高校時代の友人だった。当然原島千夏も…。千
夏の所在を尋ねる裕子に「イタリアにいる」と言い、またナツキにつ
いても 「相手のこともあって、一部の人しかナツキという子供のこ
とは知らない」 と、隠しとおして帰っていく。

 「なんで、家に来たんですか!」
 悟が神田を追いかけて来た。
 「…五十嵐を、近くで観察したかった。原島と同様、数日中に一気
に10歳若返る、劇的な変化が起こる可能性があるから、覚悟して欲
しい」
 「どうして、そんな”クスリ”、作ったんですか?なんで裕子がこ
んな目に…?」
 「…申し訳ありません。ぼくが必ず、助けます」
 「あなたは、ナツキを助けることが、できなかったじゃないです
か!」
 泣きながら肩を落として帰っていく悟の背中を、見つめるだけの神
田。

 裕子が詰め寄る。
 「ナツキって、誰なの?」
 「ナツキは、原島千夏さんなんだ――」
 「あの”クスリ”!?”クスリ”なの!?私もナツキみたいになっ
てくの!?」
 「1本だけだから、必ず元に戻る!」 
 「何も話してくれなかった。どうしたらいいの?誰も信じられな
い…」
 「絶対に、元に戻るから、大丈夫…」
 だが、神田から聞いた話だけは言い出せなかった。悟は涙を流す裕
子を抱きしめる。
 夜中、寝たふりをしていた裕子は、悟がベッドを抜け出し居間でこ
っそり泣いているのを見てしまう。

 朝になったが、裕子は出社もせず、晴美からの電話にも出ず、一日
中部屋の中でひざを抱えて泣くばかりだった。
 夜になり晴美は、ダモーレで勤務中の悟に、裕子がとうとう今日来
なかったという連絡を入れる。悟は、ロッカーから何かを取り出しポ
ケットに入れると、仕事着のまま家に走るが、裕子はどこかに出かけ
た後だった。
 あちこち探し回って、悟の生まれ育ったあの廃屋の庭で、ひとり花
火をしている裕子をやっと見つける。
 「神田くんは千夏の初恋の人なの。…ナツキと一緒に花火すればよ
かったね。――もう、元に戻れないかもしれないって、分かってる。
悟と一緒に歳をとれればそれでよかったのに、そんなささやかな幸せ
も、私には許されないの?」
 歩み寄る悟。
 「どんどん小さくなるんだよ、いなくなるかもしれない。何も、し
てあげられない…」
 「どんな姿になっても、裕子は裕子、いてくれるだけでいい」
 「…わたし、すっごく怖いよ、ほんとは」
 裕子の肩を抱きながら悟は
 「俺がいる、大丈夫!」
 そう言って、ポケットから指輪を取り出し、裕子の指にはめる。抱
き合う2人の上から雨が降ってくる。

 その夜、悟の眠っている間、裕子が胸を押さえて苦しみだす。きら
きらと不思議な輝きを見せる両腕…。またもや裕子の体に異変が起こ
ったようだ。
 夜明け前裕子は黙って家を後にする。朝焼けの中、人気のない街を
歩き出す―。

 朝、目覚めた悟は、裕子がそばにいないことに気付き家の中を探し
回るが、その姿はどこにも見当たらない。
 『ぼくの知っている裕子の姿は、もう二度と見ることが出来なかっ
た…』


寸  評  なーんてのんびりやさんの、だんなさんでしょ?いなくなったこ
とにもっと早く、気づけよな。ったく、これだから年下の男は…(ぶ
つぶつ)。
 晴美さんが裕子に舞い込んだ仕事を断ってたり、ダモーレの上司た
ちの悟に対する態度が急によくなってたり、今回は「どうして?」と
思わせることが多かったです。最初に書いたように、悟がなーんも気
付かないでぐーすか寝てるのも納得がいかない。次回はどうなるの、
というドキドキ感も湧かないんです。きっとこのお仕事やってなかっ
たら、今回で見限ってたかも知れない…。

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 もうすぐ終わっちゃいますが、昼ドラ(ドラマ30)の「ショコラ」が面白
いです(14ヶ月より面白いかも…失礼)。これもマンガなんですね、原作が。
最近多いですね。私は基本的にマンガは読みませんが、ちょっと読んでみたく
なりました。
 今、図書館から「指輪物語」第1巻(旅の仲間)を借りて読み終ったところ
です。最初のところが説明ばかり(この物語の世界の成り立ちとか歴史とか)
で、面白いのか?と不安を感じながら読み進めていました。ところが、本論に
入ってきたら面白いの何の、手に汗握るシーンばかりで、読み終わった今は、
早くビデオを見なくっちゃと思っています。ハリーポッターより若干重いお話
ですが、大人の方にお勧めです(子供は映画の方がいいかな、見てないけど←
無責任)。次は2巻を借りに行って来ます。(三森)

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