|
☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │●│●|リ|ハ|ビ|リ|介|護|の|基|礎|知|識|●|●| └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年7月25日 104号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ================================================================= 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ================================================================= □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.104 ■できるADL・しているADL■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ あと2回、ADL関連について短評致します。 “できるADL”“しているADL”という言葉を耳にする事はないでし ょうか?リハビリ職種や病院のリハビリテーション看護では周知の知識と 思われますが、介護の現場でも正書のどこかで出てきているかもしれませ ん。 いわゆる 家族も含め介護に関わる者が完全に“寝たきり”と思い込んで いた『おとしより』が、方法・関わり方を大胆に変えてケアを実践した時、 予想以上に高いADL能力を発揮した・・・という例があります。 極端な例は『寝たきり(と思い込んでいた!?)老人が歩けた!』という現 場体験です。もちろん、日中寝込みがちで、起き上がりや移乗などの“移 動関連動作”に多分の介助を要していた『おとしより』が、急にスタスタ と歩くわけではありませんが、介助の与え方次第 或いは 手すりや福祉 用具を適切に提供できれば、活動性の高まるケースは多いのです。 “できるADL”は【能力としてのADL(ADL能力)】です。 これは、身体の機能に依存します。障害を併せ持つ場合【残存機能】がど れ位残っているか?或いは 上手く使いこなせているか?の把握が必要と なります。ADL能力を把握する場合【実用性】という考え方で動作を見 ていくと分かりやすいかもしれません。(次号で詳細) “しているADL”は生活場面で行っているADLです。 残存能力を上手に使いこなし、ADL能力を十分発揮しているケース(で きるADL=しているADL)もあれば、“できるADL”に比較して低 い水準の活動性のケース(できるADL<しているADL)もあります。 後者の場合、介護の問題、生活(住)環境の問題、意欲の問題・・・いろい ろな原因が考えられますので十分な観察・評価が求められます。 “できるADL”については、連携しているリハビリ関連職種の意見を参 考にするのがベターです。できるADL以上に高いADLを強いてしまう と(いわゆる“スパルタ介護?”)『おとしより』への負担となります。 現場では“できるADL”と“しているADL”のギャップを埋めていく 事がのぞまれます。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ================================================================= このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |