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★☆================================================================= ☆ いいオトコ研究会 (いい男とは?) 03年7月23日 第71号 -------------------------------------------------------------- http://members.tripod.co.jp/fineguy/ ==================================================================☆★ 読者数;12,968人 (姉妹紙含む) ▼▼お薦めメルマガ1▼▼ -------------------------------------------------------- 『異性の心理マーケティング』 男女の心理の大きな違い −コンサルタントの分析− http://homepage2.nifty.com/oda999/ どうして男性は悩みを一人で抱え込むの? どうして女性は悩みをペラペラしゃべるの? そんな疑問が解決しちゃうメールマガジンです。 「男ってどうしてこうなの?」「女はどうしてこうなんだ?」 こんな風に思ったことのある貴方にオススメです。 -------------------------------------------------------- ▼▼今週のテーマ▼▼ >>戦略の実行 内部分析OK。 外部分析も終わった。 分析に基づいて戦略も策定した。 「よし、いざ実行」 さて、その際のポイント、コツとは? ▼ブスおとこ君 二次会はカラオケってのが、まだまだ主流。 俺も結構得意。 しかし、合コンの二次会では、いつもアイツに負けてしまう。 今号のブスおとこ君は、これだけです。 ▼戦略の実行 自分の強みや得意分野。 自分の目指すべきゴール。 自分のリソース(金・時間等)を集中すべきドメイン(領域)。 これらを明確にすることが、 自己分析(内部分析)と環境分析(外部分析)の目的でしたね。 そして、前号まででそれを完了しました。 ▼選択する戦略 ゴールに到着するための作戦や道順が、「戦略」。 駅に向かうには、色々な道順があります。 つまり選択枠がいくつかあるということ。 同じように、ゴールに到着するための戦略にも、色々あります。 選択した道順次第で、到着の時間に相当差が出るのと同様、 選択した戦略次第で、ゴールへの時間と労力も大きく異なってきます。 いや、場合によっては、ゴールに到着しません。 だから、「どの戦略を選択するか」が重要となるのですね。 ▼自分のポジションによって選択する戦略 自分が戦うドメイン(場所・領域)内で、 他の人々と比較して、自分はどのような位置を占めているのか。 いわゆる、自分のポジションによって、3つの戦略選択枠があります。 ▼リーダー 一つ目は「リーダー」というポジションです。 パソコンソフトにおけるマイクロソフト。 自動車業界におけるトヨタ。 これら企業のように、ある領域(ドメイン)で大きなシェアや影響力を 持っている企業のことを業界内でのリーダーと言います。 同じように、会計士なら会計士という業界内、○○会社の営業マンなら ○○会社営業部という部署内、合コン仲間なら仲間という関係内、 その中で影響力がある人、持っている人のことをリーダーと言います。 リーダーの「勝つ」定石戦略は、圧倒的に2番手を引き離すことです。 そのために考えられるのが、ディファクトスタンダード化すること。 ウィンドウズは、OSのディファクトスタンダード。 (最近は多少揺らいでいますが) だから、圧倒的な差を2番手につけ、長年勝ち続けています。 貴方が、ある領域でリーダーだとすると、 貴方の行動・言動・好み等が、その領域内のディファクトスタンダード。 例えば合コンなら、一次会も二次会も、貴方の強みや魅力が出せる 場所にするし、それが出来る。 会議なら、貴方の発言や望む議事進行方法が、スタンダード。 経理マンなら、貴方の経理処理方法がスタンダード。 ▼チャレンジャー 二つ目は「チャレンジャー」というポジション。 戦い領域には既に「リーダー」が存在する。しかし、いつしかリーダーに 取って代わろうとしている企業や人のことを指します。 自動車ならホンダや日産。 広告なら博報堂。 チャレンジャーであったアサヒビールは、リーダーの座に付いた(あるいは 付く可能性が高い)と言えます。 もし貴方が、戦う領域においてチャレンジャーだとすると、 そこには次のような定石戦略があります。 まずは、リーダーと同じ領域で勝負を挑む、リーダー直接対決型。 このタイプであるなら、ともかく真正面から戦い抜くことのみが戦略です。 会議でも飲み会でも仕事の領域内でも、徹底的にリーダーとやりあう。 次に、リーダーがまだ強化していない領域に注力していく背面攻撃型。 このタイプであるなら、巨漢の横綱の背面を狙っていく戦略に徹します。 理論武装を得意としているリーダーがいる会議では、浪花節型、 温情型で進行してみる。 イタメシとワインに精通しているリーダーが混じった合コンでは、 何とかして飲み会の場所を屋形船にしてみる。 尚、リーダーとの差が大きい場合は背面型、小さいなら直接型が 適していることでしょう。 ▼フォロワー 三つ目は「フォロワー(追随者)」というポジション。 領域内のリーダーに追随し、他の者からの攻撃や反撃を招かない。 これのみに徹底した企業や人をフォロワーと呼びます。 地域内最大手の私鉄に追随する、ローカル鉄道。 巨大ショッピングセンターの近くで営業する専門店。 追随は、決してお調子者というわけではありません。 あくまで戦うための戦略です。 ▼自分の強みによって選択する戦略 以上、ドメイン内での自分のポジションに応じて 選択すべき3つの戦略を述べてきました。 次に、自分の強み(=貴方という商品)に応じて 選択すべき戦略を4種類解説します。 4つとは、「導入期」、「成長期」、「成熟期」、「衰退期」です。 ▼▼お薦めメルマガ2▼▼ ☆☆【恋マガジン Women's Box】☆☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 恋愛カウンセラーによる恋のテクストや恋愛心理学テータ集。 「彼をふりむかせるにはどうすればいいの?」「別れた彼を忘れる方法は…?」 そんな、あなたの恋の悩みを解決するヒントがいっぱいのメルマガです。 読んでみる?→ http://www.mag2.com/m/0000035447.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼導入期 ICタグ、ネット家電、米国型企業経営(統治)、ロシアンPOPS。 これら最近の注目モノは、全て「導入期」にあると言います。 つまり、これから急成長するかもしれないが、来年には姿を消している かもしれない。 まだまだ市場乱立には至っていないが、どの商品も手法も力不足。 同じようなことが、人の強みにも当てはまることがあります。 その人の強みやウリは、まだ殆どの第三者は認知していない。 例えば、誰もが知らない得意技。 全く新しいタイプのライフスタイル。 このような「導入期」に貴方の強みがある場合、取るべき定石戦略は、 「貴方の強みの本質的な機能」を他人に認知させることに専念。 ”Why you”の認知ですね。 そして、導入期の他人への認知に一番適しているのが、「クチコミ」です。 貴方の良さ、強み、ウリを、徹底してクチコミで広げること。 また、クチコミでの「拡販」は、オピニオンリーダーに認知させるのが、 最も手早い手法です。 つまり、「貴方の強みを、貴方の領域内にいるオピニオンリーダーに 認知させること」 これに徹することが戦略です。 ▼成長期 高画質携帯電話、高速ネットインフラ、ヒーリング・ミュージック、 スローライフ市場、熟年向け各種商品。 これらの商品や概念は、「成長期」にあると言えます。 つまり、成長期のモノは、需要が急拡大し、多くの消費者や支持者が現れ、 マス市場が形成されていきます。 貴方の「強み」の内容が、成長期にある場合、それに応じた戦略を取る 必要があります。 例えば、「米国の会計処理手法」について、精通しているという強み。 これは、導入期ではなく既に成長期です。 「隠れ家的な和食レストラン」を、たくさん知っているというウリ。 これも成長期です。 その際に取るべき戦略は、「差別化」しかありません。 次項で述べますが、これら成長期にある「強みやウリ」は、必ず成熟、 衰退へと向かいます。 その期に突入するまでに、貴方の差別性を確立しておかないと、貴方自身 も成熟から衰退へと陥ってしまうからです。 米国会計処理という強みだけではなく、それに欧州的な概念も入れてみるとか。 隠れ家レストランというだけではなく、食事の中身も特異性があるお店に精通 するとか。 ▼成熟期と衰退期 大半の商品が、成長期から、成熟期や衰退期に入ります。 バブル的発想は完全に衰退しました。 シャツ出しタイトパンツルックもまもなく成熟期に入るでしょう。 貴方の強みやウリが、成熟期や衰退期にある場合、2つの戦略があります。 1つ目は、徹底して最後まで貫き通し、なるべくその期間を長くとろうとする こと。 2つ目が、持っている強みをさっさと捨て、新しい強みやウリの獲得に努める こと。 2つ目の戦略は、いわゆる「撤退」です。 今まで蓄積したこと、培ってきた強みを捨てるのって、なかなか出来ないもの。 でも、いかに潔く撤退し、新しいウリの獲得に向かうのか。 その時期が遅れれば遅れるほど、新しいところに向かえなくなるものです。 ▼戦略達成(実行)のコツ 以上、置かれたポジションや持っている強みによって、 選択すべき戦略が異なることを述べてきました。 今号の最後に、これら選択した戦略を実行する際のコツを、 2つばかりご紹介します。 1つ目は「ベンチマーキング」という考え方。 他人の優れた部分を学び取り入れていくことを、ベンチマーキングと言います。 この場合の他人とは、貴方の領域内の者のみならず、 異領域、異文化、異業種も対象にし、 ベスト・プラクティス(最も優れた仕組み)を学ぶことにより、 飛躍的な質の向上や改善に結びついていくことが大切です。 2つ目が、「ストレッチ」という考え方。 従来の改善では、達成出来ない高めの目標を設定し、 その実現に挑んでいく考え方をストレッチと呼びます。 つまり背伸びの原理。 優れた企業では、このストレッチの考えを常に取り入れ、 「不可能なことは何も無い」というチャレンジ精神のもと、 「出来ない」ではなく「どうすれば出来るか」のみを回答として求めて行く。 そんな社風があります。 全く同じことが、自立成長型の人にも当てはまるものです。 ▼最後に 未だにバブリーなブランドに身を包み、高級車を乗り回すことが、 カッコいいって考えている人。 衰退期の戦略を取った方が、いいかもしれませんね。 リーダーになって、貴方自身をディファクト化する。 そう簡単なことではないので、フォロワーに回るのも、決して悪い 戦略ではありません。 折角夜中まで勉強してきたのに、市場での価値が無くなってしまった。 しかも、勉強の対象は全く好きではない。 そんな資格を取りに行くくらいなら、 アホづらこいて深夜TVに耽っていたほうがよかったって後悔してしまう。 でも、後悔しても何も得られませんね。 折角の貴方の強みを活かせる戦略を。 限られた貴方のリソース(金・時間)の有効活用を。 そのためには、どの戦略を選ぶか。 そして、選んだ戦略をどうやって実行するか。 是非、じっくり考えてみてください。 ---------------------------------------------------------- ▼▼次週のテーマ▼▼ 7/30 配信 >>夏休み 次週は、ちょっと一息。 夏休みの過し方に付いて、配信します。 ★☆================================================================= ☆ いいオトコ研究会 (いい男とは?) 03年7月23日 第71号 -------------------------------------------------------------- http://members.tripod.co.jp/fineguy/ ==================================================================☆★ 読者数;12,968人 (姉妹紙含む) 登録解除 http://members.tripod.co.jp/fineguy/melmaga.html バックナンバー http://members.tripod.co.jp/fineguy/backnumber.html 発行人 いいオトコ研究会 代表 . |