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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/16 幸福の王子(3)  2003/07/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/16 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 幸福の王子
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 鳴川周平(本木雅弘)
          安元海 (菅野美穂)
          与田良介(渡辺篤郎)
          光石繭 (綾瀬はるか)
          光石桃子(井森美幸)
         見城則子(坂下千里子)
脚  本 遊川和彦

あらすじ  幸福の王子 第3章目
  「哀しみのレイプ…奪われた花嫁の涙!」

 ナレーション〈昔々、丘の上に美しい王子の像が立っていました。
 王子はツバメに言いました。 「街の人が幸せになるよう 僕の体
から金箔を取ってくれ。」〉

 今とは違う 美しい周平と海が写った写真に見入る桃子。 
 繭 「若い頃の周平を知っているの?」
口では否定するが、覚えがある様子の桃子。 話題を変え、良介を 
神様のように優しい先生だと感謝の言葉を口にする。 しかし、繭は
親友を平気で裏切る人だと 敵意の目を向ける。
 良介「君だったらどうする? 好きで堪らない人が、自分の事を一
生好きになってくれない事がわかったら。」

 良介の告白・11年前の回想
 事故から一年後、実家の定食屋を手伝う海。 後遺症で 左手が少
し不自由になり チェロが弾けなくなっている。 国家試験に落ちて
ひまだという良介に 最近の周平の様子を尋ねる海。 良介は、周平
が婚約者の則子と仲がよい事や 豪華な結婚式を挙げる事などを オ
ーバーに話す。

 一年前周平が助けたまもるは 心臓移植以外に助かる道がない。 
繭同様、ドナーを待って入院している。 周平は 良介が話すような
浮付いた状態にはなかった。 心配な患者がいると泊り込み、自分を
苛めるかの様に仕事をし、看護婦たちが 体の心配をするほどだった。

 周平は、結婚式の案内を 良介に渡し、海には渡せないと話す。
 良介 「海ちゃんに渡してやるよ。 もう気にしてないよ。」 
周平は、海が現在は良介と付き合っていて、オーケストラ団員として
活躍していると信じていた。 良介が 周平に偽っているのだ。 

 埃をかぶった周平のピアノ。 
 周平 「ありがとう。 お宅の援助で 病院がやっていけている。」
結婚式の打ち合わせを終えた則子が 周平にピアノ演奏をねだる。
 周平 「ピアノはもう弾きたくない。 仕事に専念したいんだ。」
演奏を断られた則子が望むまま キスを交わす2人。

 結婚式の招待状を持って、海の定食屋に良介が現われる。 周平は
無神経だと 実際とは違う事を海に話す。 2人で映画を見た帰り、
良介の偽りの優しさに 海は感謝の言葉を述べる。
 海 「良ちゃんって本当に 優しいんだね。 良ちゃんと付き合っ
た人は幸せだね。 どうして恋人がいないんだろう。」
 良介「それは海ちゃんがいたからだよ。 海ちゃんの事がずっと好
きだったんだ。 付き合ってくれないか?」

 海からの欠席と記された招待状を 手にする周平。 海の実家に電
話を入れ、チェロが弾けなくなった事を知る。 海辺の公園で 1年
ぶりに再会する2人。 事故にあうまで 幸せだったと話す海。 あ
の事故は 周平が迎えに来たと思い込んだ海が 道路に飛び出してし
まったのが原因だったのだ。 話す2人のそばに居合わせた少女が、
苛められ泣いているのを 慰める。
 海 「あんまり泣くと 幸せが逃げて行っちゃうよ。」
海は 幸福という花言葉の『百日草』の絵を 少女の手のひらに描く。
 さらに少女の願いで 周平の手にも。 周平がおもちゃのピアノを
弾き、声を合わせて歌う。 周平と海の2人には 一年ぶりの事だっ
た。

 海 「周平が何かに苦しんでいるなら 私も一緒に苦しみたい。 
私とどこかに行こう。 周平と生きていきたい。」
互いの気持ちを確認し 手に手をとる二人。 その時、周平のポケベ
ルに まもるのドナーが見つかったという連絡が入る。 現実に引き
戻され、抱きしめあう2人。 まもるが直ったら 一緒に行こうと誓
い、一人駆け出す修平。

 病院に駆けつけるが、まもるの様態は急変していた。 必死で心臓
マッサージを施すが、まもるは蘇生しない。 助けるという約束を守
れなかった周平は、心配した海からの電話に 自分では幸せには出来
ないと答える。 海は、そんなことはない 2人で生きていこうと励
ます。
 周平 「俺はもう誰も殺したくない。 俺は人殺しなんだ。」
一方的に電話を切り、2人で写った写真を 半分に切り裂く周平。

 結婚式当日、招待された良介に 則子が言う。
 則子 「あなたのお陰です。 はじめは周平さんを騙した事に罪悪
感があったけど、今は幸せです。」
立ち去る則子を見送り 振り返った良介の前に、結婚を止めに来た海
が立っていた。 一年前の事が 良介の仕業だと知った海。 良介は
許しを請い、自分を受け入れてくれるよう訴える。  
 海 「ごめん良ちゃん。 私は一生 周平しか愛せない。」
周平のもとに行こうとする海。 拒絶され絶望した良介は、抵抗する
海の口を塞ぎ、物置に引きずり込み、自分の思いを遂げてしまう。 
同じ頃、何も知らない周平は、手のひらに描かれた百日草を握り締め
 則子と誓いの口付けを交わしていた。 


寸  評  海が愛しているのは 周平の清さ・心の美しさだと思います。
だから、良介の狡さが許せないのでしょう。 昔から男女がすれ違う
話はありましたが、このお話のすれ違いは あまりギリギリしません。
 おそらく海が、周平を救うために 迷わず立ち向かい 突き進むか
らだと思います。 昔のヒロインは 流される事が多くて、ヤキモキ
する事が多かったですね。
 これからも障害が多く、次週は 周平が美しさを失うことになるの
でしょう。 だけど、心の美しさを失わない2人は、物ではない大事
な何かを 周囲に残していくのではないでしょうか。

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 今回は きわどいシーンがあって 恥ずかしかった〜。 一話目と二話目の
下手さ加減も恥ずかしかったけど、今回のも恥ずかしく、多いに迷いました。
 知ってる人には見せられませんね。 物作りをする人って 自分の身をさら
け出す様に お仕事されてるのですね。 頭が下がります。  (飯塚)

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