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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/04/22 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル マルサ！！ 局 名 フジ系 放映日時 火曜22時 キャスト 円谷加音子（江角マキコ） 財津一臣（香川照之） 富永満 （三宅健） 宝生千寿（池田真紀） 高畑力 （永井大） 安田靖緒（佐藤二朗） 河瀬両子（猫背椿） 蔵持不二夫（東幹久） 脚 本 戸田山雅司 あらすじ 何時の世も、坊主は丸儲けらしい。 三課内が騒がしい。課長補佐・国領の浮気がばれて修羅場？？だと 思ったら、国領の近所にある銭大寺の住職の妻・伊織紫乃が夫の伊織 延行が浮気している、なんとかしてくれと国領に泣きつきに来ていた のだ。 困っていた国領は、ドアから覗いた円谷加音子を呼ぶ。大騒ぎの紫 乃に、加音子が「浮気の調査なら余所に言って下さい」と出ていこう とすると、紫乃は「財産を愛人の所に隠していても？」と言う。魅力 のあるお言葉。加音子は食いついた。「それって脱税と言うことです ね、でも、ご主人は処罰をうけることになりますよ。」と聞く加音子 に紫乃は平然と「離婚がしやすくなるわ。」と言う。 それを聞いていた両子達は、あなたの離婚の手助けなんかできませ ん！！となだれ込んできた。 しかし紫乃は「私たちの税金で食べてるんだから、さっさと調査し てっ！」と、すごい剣幕でみんなを睨み付けた。 宗教法人に脱税の証拠を挙げるのは難しい、とみんなが話している と、統括の蔵持が来て「さっさと内偵にうつれっ！」と、随分気合い が入っている。１・２課にかぎつけられる前に着手したいのだ。 「それでは、通常の内偵調査からはじめます。」と加音子。 銭大寺では「護摩供フェア」なるものをやっていた。参道から、富 永と宝生が、宝生は富永と腕組みなんかして、楽しそうだ。調査なん だが・・・ 境内では札が舞っていた。安田は高畑に受付の札を見ながら、レジ も領収書もないから、いくらになるのか分からないと話す。納得の高 畑。 お堂の中では、未亡人に扮した両子が戒名代を調べるため話を聞い ている。６文字・８０万、１１文字・２５０万、１３文字を越えると 最低でも４００万が相場になっている、らしい。あきれる両子。 奥のへやに住職の伊織延行が寝転がっている。さっきの後家さんは 何文字だと聞くと、冷やかしですよとの答え。一生に一度の事なのに ケチるかねぇふつう、とうそぶく延行。 今日の戒名です、と差し出された資料を見て、おもむろにパソコン の前へ。名前・仕事など打ち込むと、ポクポクと坊主の絵が戒名をつ けてくれる。恐るべしパソコン！！あっと言う間に戒名の出来上がり。 有り難くも何もない。 加音子は外回りを調査中。駐車場・マンションの経営、墓守代、ざ っと計算しても１０００万を越える。 紫乃が声をかけてきた。内偵中なので困りますと言う加音子。お手 伝いに見られてしまった。 延行のスケジュールを聞けば、３と７の日は勤行の日なので、こも ってお経を上げているとのこと。紫乃はこの日は浮気の心配が無くて いいという。 加音子はお堂の中を覗いてみた。賽銭と護摩供の売り上げが手渡さ れ、奥からは読経の声が聞こえている。そっと中に入り込み覗いてみ ると、読経はテープだった。延行の姿は無い。 三課が集まり調査報告。加音子は延行が勤行の日にテープでアリバ イを作り抜け出していると報告。どうやら延慶は用心深い性格のよう だ。 金の流れは、駐車場・マンション・墓・賽銭・護摩供・戒名・檀家 の法事・お布施等々の収益が、概算で年間１３億！！すごい金額だ。 宝生が税金も高いだろうと言うが、宗教法人は公益法人だから非課 税なんだと言われる。駐車場とマンションは税金がかかるが、その収 益も寺に寄付と言う形をとると、普通の企業よりはるかに税金は安い のだ。 延行が収益金を個人の事に使っていても誰にもわからないのだ。 また、公園で財津・加音子・両子が三人でビールを飲んでいる。気 乗りのしない両子。だが加音子は、脱税を許すわけにはいきません！ と鼻息が荒い。 浮気は免疫低下のカンフル剤と言う財津に二人は大笑い。 ピピピ、加音子の時計が帰りの時間を知らせる。まだ早いと言う財 津に「駅前のスーパーの閉店前に明日のお弁当の買い物をしないと！」 と言って加音子は立ち上がる。 財津が両子に戒名は受けてこなかったのか、と聞くと、両子は、経 費で落ちる訳でもないのにあんな大金払えない、と、加音子が何か思 い立った。「戒名、もらってきて！」 両子は、３文字１０万でどうしても戒名をつけて欲しいと銭大寺に やってきた。戒名をつけるのは・・蔵持だ。趣味は出世・・・？ 延行は「飲み代にもならんな」と言いながら金庫に金をしまった。 両子が払ってきた札には、安田が特殊インクを塗っておいた。金の 流れを知るためだ。私的な事に使っていれば、脱税の証拠になる。 夜、出かける延行。「ありえない」と加音子が言うほど派手な格好 をしている。延行の後をつける加音子と富永。延行の入った店に加音 子が入ろうとして止められる。女性の入るような店ではないのだ。 富永一人では入れない。考えた加音子は応援に国領をよぶ。富永と 国領は隠しカメラのバックを持ち込み、映像を調査車の中でみんなで 見ていると、延行は派手に金をばらまいている。No1,No2を侍らせて。 国領は金を貰った女の子を席に呼んだ。国領は手品をして見せなが ら女の子が貰った札を交換した。隣の富永も車で待機組も 「おぉーー！」 延行のバックの中には３００万ほどの金が入っている。店で全部使 うとは思えない。愛人宅に持っていくのだろう。 と、延行がいない。勘定をして手洗いに行くふりをして、裏からで ていったのだ。なんと用心深いことか。手分けして探すが見つからな かった。 しかし、国領が回収した札には、特殊インクのマークがついていた。 これで、脱税の証拠が手に入った。みながそう思ったが、肝心の愛人 の居場所も何も分からない。統括の蔵持はやることは一つだ！愛人の 居場所を突き止める！！潜入調査だ！！みなの目が加音子に向く。 ・・・また、私ですか？ 喪の着物を着た加音子が、銭大寺に。３０文字の戒名を言い値でつ けてくれと。喪服の似合う美人と聞いて延行がじきじきに会うことに なった。 加音子は恭しくお辞儀をし、北山田と名乗った。延行は北山田グル ープの人間と思いこみ、戒名も格ののある物にとすすめる。 そこへ、和服にひげをたくわえた財津がズカズカと入ってきた。双 子の弟だと言い、この人と出ていった兄は勘当されている。葬式はう ちで出すが姉さんは来るな。と。延行にもこの人には借金はあっても 金なんかありませんよ。と言いたい事を言って、とっとと出ていって しまった。 延行は金がないと聞いて驚くが、加音子の借金してでも立派な戒名 をつけてあげたい、そのためなら何でもします。と言う言葉に、スケ ベ心をくすぐられにわかに態度が軟化。私にすべてまかせなさい。と、 名刺の裏にホテルのルームナンバーと時間を書き込み、加音子に手渡 した。 車に戻ってきた加音子に、安田が作った小型ＧＰＳ発信器の付いた 時計を渡す。何処にいっても居場所が分かるようにだ。この発信器を 延行の持っている金の入ったポーチに入れて金の隠し場所を見つける のだ。 言われた通りにホテルへ来た加音子。延行は酒を作りながら加音子 に優しく話しかける。加音子は、発信器を仕掛けようと延行の後ろか ら近づく、が、気付かれてしまい、真近に見る加音子に興奮した延行 に襲われそうになる。 加音子は「お風呂に・・」とうまくかわし、延行が風呂に入ってい る間に発信器をバックの中へ。ホッとするまもなく、ドアの外が騒が しい。 紫乃がやってきてドアをバンバンたたきながら開けろと怒鳴ってい るのだ。大慌ての延行。その様子を見て駆けつける、両子・富永・高 畑。紫乃を止めに入るが振り払われる。 中では、延行が加音子に１・２・３で逃げるぞ、とドアの内側でタ イミングをはかっている。１・２・３！！延行がドアを開けると、勢 い余った紫乃が、どどっと倒れ込んだ。隙を付いて飛び出す二人。 紫乃を始め、スタッフもホテル中二人を捜すが見つからない。ゴタ ゴタの中カメラも壊れて映像が拾えなくなった。 リネンを詰め込んだ大きなケースがホテルを出てトラックへ。中に は延行と加音子が隠れていた。出入りの業者にかご抜けの手伝いをさ せていたのだ。途中で降りろと言う延行に、とっさに足をくじいて痛 いので、どこかで休ませて欲しいと甘えてみせる加音子。 まんざらでもない延行は、愛人の部屋へ。加音子に入っていいよと 言った時には、金の入ったバックはなかった。一体何処へかくしたの か？？ 行き先の分からない加音子をみなが心配していると、安田がこうい う時の為の発信器でしょ？と自信ありげにスイッチオン！！ 発信器のライトはホテルの前？？おかしいどうした？ひょっとして ・・・・この車？？そう、安田は渡す時計を間違えたのだ。いよいよ、 居所がわからない。加音子に何かあったら責任を取れ、と、みんなに 責められる安田。 財津の携帯がふるえた。加音子の携帯からだ。延行と加音子の声が 聞こえてくる。蔵持は録音を命令。 部屋に女が入ってきた。寺のお手伝いだ。加音子は顔を見られてい る。いいわけをする延行に、気にするでもなく「境内で会いましたよ ね。奥様と話してたでしょ。ごゆっくり」とさっさと二階へいく。 延行が驚いた。加音子を紫乃が雇った興信所の人間と間違えたのだ。 延行はひたすら妻に言わないでくれと頭を下げる。 間違われて好都合、話しをあわせる加音子。金ならいくらでも出す、 と言う延行に加音子が「何処にそんなお金が？」と聞くと、寺の金が いくらでもある、と。「寺のお金は私的な事に使ってはいけないんで は？」と言うと、そんなことはない、今までもばれずにやってきた。 と一生懸命訴える。延行は紫乃が怖い。婿養子なのだ。 延行のしゃべっていることはすべて録音されている。 床に頭をすりつける延行に、加音子は「自分で脱税の事実をしゃべ りましたね」と、三課のみんなが部屋に入ってくる。「やっと見つけ た」「え、発信器は？」「間違えた」とやっていると、延行が「だれ なんだ、あんたたちは？」と様子が変なことに気が付く。「東京国税 局です。」と財津。 延行は金などいくらでもあると言ったが、実際に連行出来るような 証拠はない。どうする、延行にも気取られている。 加音子が「もうすぐです。」と言うや、ピピッピピッと時計の音が なりだした。一体アラーム音はどこから聞こえるのか？ 音は・・・仏像の後ろから聞こえている！！よせっ、と言う延行に かまわず仏像を移動する。後ろに穴が開いていた。中には通帳が３通！ ！それだけでもざっと１億５０００万！！加音子は時計を取って、お かずを買いに帰らないとと、ニッコリ。そして、延行に「ガッポリも うけた人からは、ガッポリ税金いただきますっ！仏作って魂入れず。 仏の中にお金を隠すなんて、ありえないっ！！！」 車の中で、今日のおごりは安田だと言うことになり、みんなのる！！ 境内で、紫乃と加音子が話している。紫乃は離婚する気は始めから なかった。ちょっと懲りてくれればよかったのだ。０からやりなおす んだと穏やかに言った。紫乃が去ったあと、肩をたたかれびっくり、 国領だ。 加音子「国さん！」 国領 「離婚だの調停だの、物騒なことにならなくてよかったです ね。」 加音子「はじめから奥さんの真意をわかってらしたんですね。ホテ ルの部屋を教えたの、国さんですよね！」 国領 「なんの事やら。」 加音子「ごまかしてもだめです！とんでもない目にあいました！！」 国領 「ま、早く片づいたからよかったじゃないですか。相手がお 坊さんだけに墓・どらないなんてことに・・ん？墓地、墓地、戻りま すか。」 加値子は、ふんっと言ってプリプリ帰ってしまった。 国領 「今日もだめか・・・」 寸 評 渡哲也さんは、お芝居されてるのか、されてないのか・・・分か らないところがありますね。緊迫した台詞がないので、おだやかぁ〜 なままの人柄が出て面白い役になってますよね。役の中では、きっと みんなが思ってるより上部に影響力のある人物なんだろうなぁーとお もいます。加音子さんが「国さん」と呼んでいるのも何かありますよ ね。これからを楽しみにしましょう。 執 筆 者 ぶー() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- やることいっぱい目白押し。ホントに寝る時間もないです。なんでだろう？ （ぶー） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |