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高値を更新してきた。2004年3月期は銀行株の評価損の一巡から最終黒字化予想、プ ラズマディスプレー製造炉の展開力にも期待が集まっている。 ◆ハードオフコーポレーション(2674) 1,620 +70 +4.52% 前日に発表した月次動向が材料視されているようだ。6月のハードオフ事業の既存店 売上高は、前年比ベースでプラスに転じている。同社が開示を始めた2000年4月まで さかのぼっても、同事業の既存店のプラスは見当たらない。 ◆アスクル(2678) 4,160 +170 +4.26% 続伸、連日で年初来高値を更新。9日の決算発表および10日の決算説明会を受け、再 評価の動きが強まっているようだ。なお、東海東京は本日、好業績の出遅れ銘柄と して同社株を取り上げたもよう。 ◆ITX(2725) 77,500 -10,000 -11.43% ストップ安売り気配。業績の下振れ懸念が強まっているようだ。同社は15日、経営 が破たんした日本コーリン(6872)向け債権約40億円について、取立て不能および遅 延の恐れがあると発表している。同社は、日本コーリンの主要取引先。 ◆日本レストランシステム(2775) 4,060 -40 -0.98% 一時前日比160円安の3940円まで下落。上値の重さが嫌気され、公募で購入した投資 家の利益確定売りが先行した。上場初日である前日は公開価格(3700円)を約11%上回 る4120円の初値を付けたが、終値は4100円と初値を下回っていた。ただ、PERは 11倍前後で外食の同業他社と比較しても割安感があるとの指摘もあり、朝方の売り 物一巡後は押し目買いが入り、下げ渋る。 ◆セプテーニ(4293) 255,000 +20,000 +8.51% 前日15日、6月のインターネット部門の売上高が前年同期比で85%の大幅増となり過 去最高を記録したことを発表。材料が持ち上がったことを受けて、短期の利鞘狙い の個人投資家による買いが集まったことが今日の株価急騰につなったようだ。6月の ネット事業売上高は前年比85.2%増となり、4ヶ月ぶりに増収率が拡大。なお、大和 では米ヤフーによるOverture買収に関連して、「検索キーワード広告」関 連で同社とサイバーA(4751)に対する注目が高まると見ている。 ◆中外製薬(4519) 1,494 +26 +1.77% 3日続伸し、年初来高値を更新。2001年12月中旬以来、1年7カ月ぶりの高値水準を回 復している。腎疾患領域での高いシェアを背景に、安定的な業績拡大が期待された。 ◆日医工(4541) 750 +22 +3.02% 昨日、中間期の決算発表を行っており、通期予想は大幅に上方修正される。先に、 一部で伝えられていたような修正だったので、それほどサプライズは強まっていな いが、三菱などでは、計画は保守的で更なる上方修正の可能性があると見ている模 様。投資判断を「B」から「A」に引き上げ、今後6ヶ月以内に1000円を目指す展開 になると予想。 ◆ファルコバイオシステムズ(4671) 1,070 +57 +5.63% 乳がんの遺伝子診断の事業化をめざして本格的な臨床研究に乗り出すとの報道を好 感してのものだが、1月高値1238円未更新と出遅れ妙味も出ているようだ。 ◆日本オラクル(4716) 4,980 -120 -2.35% 同社が行っているピープルソフトを買収期間を延長し顧客向けの聴聞会を開くと報 道されたことが嫌気されたようである。 ◆東京個別(4745) 985 +100 +11.30% ドイツ証券の15日付レポートで「8月の指定替え最有力候補銘柄」とされたことで、 大量の買いが入っている。東京個別は今年始めの下方修正実施により株価水準が大 きく切り下がった経緯がある。 ◆プライムシステム(4830) 112 +11 +10.89% 同社は前日15日、債務超過状態を解消するために投資会社を引き受け先とする3100 万株(約31億円)の第三者割当増資を実施したことを発表。同社に関しては資金繰り が悪化しているといったうわさも市場で広まっていただけに、第三者割当増資の実 施で経営が健全化するのではないかといった期待感も広がる形。 ◆ドリームテクノロジーズ(4840) 106,000 +4,000 +3.92% 前日に6月中間期の業績修正を発表、赤字幅は従来計画よりも縮小する見通し。ただ、 地図関連の大口案件がずれ込んだほか、高精細画像表示ソフト「MADO」の販売 低迷により、売上高は従来計画を大きく下回る。 ◆ライオン(4912) 529 +12 +2.32% 遺伝子レベルでの発毛メカニズムの研究に基づいた育毛剤を、早ければ年内にも販 売開始することが明らかになり、午後に入って急伸した。 ◆ミルボン(4919) 2,340 -60 -2.50% 取引時間中に決算発表、同時に発表した株式の売り出しが需給の悪化につながると して嫌気材料になる。りそな銀や役員など大株主が保有する52万5000株を売り出す としている。なお、中間決算の内容はほぼ想定どおりの数字で、サプライズは少な いようだ。2003年6月期中間決算。売上高67.8億円(前年同期比5%増)、経常利益14.6 億円(同12.1%増)、中間純利益7.3億円(同2%増)、中間一株利益70.43円。 ◆有沢製作所(5208) 3,190 +350 +12.32% 本日の東京市場ではフレキシブルプリント基板の好調から業績を増額修正した NOK(7240)がストップ高買い気配となっていることが大きな話題。有沢製作所は フレキシブル板の材料のメーカーであり、連想的な買いが向かっている。前3月期の 連結経常利益は約4割増の52億円。今2004年3月期経常利益も37%増益の72億5000万円 を計画。会社側では16日昼、四半期決算について「投資家を裏切るような内容には なっていない」。 ◆日本特殊陶業(5334) 926 -13 -1.38% 続伸スタートも利食いに押される。急ピッチの上昇が続いていただけに相場全体の 地合いを受けて利益確定売りが先行。大和では6月月次はややネガティブだが、レー ティング「2」を変更するほどではないと考えているようだ。 ◆フジクラ(5803) 418 +1 +0.24% 買い先行スタート後失速。NOK(7240)がフレキシブル基板の売上好調を理由に業 績を大幅修正したが、ドイツ証ではFPC業界2位の同社はNOKのような大幅業績 上方修正の可能性は小さいと判断している。 ◆サクラダ(5917) 103 -1 -0.96% 6月高値更新。ここ6月までの高値を更新していない出遅れの低位材料株が順番に 戻ってきたが、その流れをみて、これまで日本建鐵などを手掛けてきた特定筋が介 入してきたようだ。 ◆ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324) 485,000 +16,000 +3.41% 足元業績の拡大が好感されているようだ。前日に第1四半期(4-6月)の概況を発表、 単独ベースでの売上高は前年比37.0%増となったほか、受注高は同20.4%増。昭和真 空(8384)同様に業績回復期待が高まっているもよう。 ◆ダイキン(6367) 2,290 +105 +4.81% 同社が光触媒に細菌の毒素やインフルエンザウイルスを吸着させ、不活性化する世 界初の技術を開発、この技術を応用したフィルターについて本日10時30分から大阪 で記者発表することが手掛かり材料。新型肺炎SARSにも効果があるとの見方も ある。会社側では「直接検証はしていないが、可能性はある」としていた。同社は 年内にも、このフィルターを搭載した空気清浄機や家庭用エアコンを発売する見通 し。 ◆昭和真空(6384) 1,330 +200 +17.70% 前日15日発表した今3月期第1・四半期(4−6月)の受注高は31億8500万円で前年同期 比52.2%増となった。今3月期通期の経常利益は3億1000万円の黒字転換(前期は7億 5100万円の赤字)を計画している。第1四半期の受注増加により業績改善の方向が明 確になったとして人気化している。今期の会社側計画の売上高は中間期60億円、下 期40億円で通期100億円。ITバブルの苦い経験から発注企業も需要動向をぎりぎり まで見極める傾向にあると言う。同社の前提受注は中間期50億円弱、下半期50億円 強で、1Qの32億円弱の実績に照らすと慎重な予想が立てられている。 ◆アビリット(6423) 860 -100 -10.42% ストップ安。パチスロ機、プレぺイドカードの不振もあり業績下方修正に対する失 望売りが集まっている。中間期の経常利益は16.5億円の黒字予想から5.2億円の赤字 に大幅下方修正、ここ数年、極めて下方修正の回数が多い銘柄である。 ◆イーグル工業(6486) 442 +27 +6.51% 同社は昨日の大引後に、2004年3月期連結決算の上方修正を発表。売上高420億円(前 予想405億円)、経常利益23.5億円(同18.2億円)、当期純利益11億円(同8億円)、一株 利益29.1円。同社はNOK(7240)系だが、NOKも増額修正でストップ高とこちら も人気化している。 ◆NEC(6701) 759 -17 -2.19% 買い優勢スタート後マイナスに転じる。インテルの予想を上回る決算を好感するも のの、朝の外資系経由の売買動向は800万株程度の売り越しとなっており、様子見 ムードが強まっているようである。結果的には5日線に頭を抑えられた格好。 ◆ケンウッド(6765) 317 -19 -5.65% 昨日発表された信用残動向では、1週間で250万株以上買い残が増加しており、需給 関係が悪化方向にあることが嫌気されている模様。 ◆日本コーリン(6872) 8 -545 -98.55% 14日に東京地裁に民事再生法の適用を申請。値幅制限が解除されたこの日は、朝方 から売り気配が続いたが、午後に入って前日比545円(99%)安の8円で売買が成立した。 売買高は931万株で、ジャスダック市場のトップ。マネーゲーム的な動きが続いた。 ◆ユー・エム・シー・ジャパン(6939) 156,000 -1,000 -0.64% インテルの好決算を受け、買い安心感が広がっているようだ。前日の米国では通常 取引後にインテルが4-6月期決算を発表、時間外取引で上昇している。インテルは1 株利益が市場予想を上回ったことに加え、03年12月期通期の粗利益率予想を上方修 正。このため、SES(6290)など半導体関連株は軒並み買い気配からのスタート。 ◆NOK(7240) 2,505 +400 +19.00% ストップ高水準となる400円(19%)高の2505円で比例配分。470万株の買い注文を残し た。昨日発表した業績予想の上方修正がポジティブサプライズ。中間期経常利益は 120億円予想から190億円予想に大幅増額修正している。野村は「2」から「1」、ド イツは「ホールド」から「バイ」に格上げ、ドイツでは目標株価を2600円としてい る模様。モルガンではレーティングを「Equal-Weight」から 「Overweight」へ引き上げたもよう。ターゲットプライスは2850円。三 菱、みずほなども投資判断を格上げしてる。 ◆ホンダ(7267) 4,860 -10 -0.21% GSでは投資判断を「OP」から「IL」に格下げしている模様。第一四半期業績 はほぼコンセンサスどおりで、業績急改善を印象付ける決算にはならないだろうと している。第一四半期営業利益は前年同期比14%減を予想。 ◆ヤマハ発動機(7272) 1,088 +24 +2.26% 立花証による強気レポートが話題に。立花では、来期は米国での在庫調整一巡やコ スト競争力のある産業ロボット事業における表面実装機の攻勢で、過去最高の売上、 利益が見込まれるとして、投資判断「強気」としたもよう。 ◆シマノ(7309) 1,996 +87 +4.56% 3日続伸。一時前日比115円高の2020円まで上昇し、6月3日に付けた年初来高値(2000 円)を更新。きょう16日の日経新聞で「2003年6月中間期の連結経常利益(従来予想は 96億円)は、前年同期比31%増え120億円程度になったようだ」と伝えられたことが買 い手掛かり。この報道では「主力の自転車部品が海外向けに順調で、とくにマウン テンバイク部品など高級品の販売が伸びた。為替差益が生じたことも利益を押し上 げた」としており、増額修正の報道が素直に好感された格好。 ◆佐鳥電機(7420) 1,290 +175 +15.70% 3日続伸。同社が前日15日に発表した前5月期連結経常利益は、携帯電話やデジタル カメラ向けに電子部品が拡大し、96%増益の23億円。今2004年5月期も「NEC、松 電産の携帯電話向けや、キヤノンのデジカメ向けが拡大する」(島津哲専務)ことか ら電子部品が増勢、設備投資関連の復調から情報機器なども拡大し、経常利益は34 億円(前期比46.6%増)と続伸する見通し。1株利益は141円計画。業績の大幅な伸びと 低いPER面が注目。 ◆ガリバー(7599) 4,880 +280 +6.09% 東証1部指定替え候補銘柄として直近で株価は上昇していたが、ドイツの指定代え候 補14銘柄には含まれておらず、失望感を唱える声も。なお、ドイツでは投資判断 「BUY」を継続、目標株価を4200円から5400円に引き上げており、後場からは急 速に切り返す動きへ。 ◆進和(7607) 1,390 +200 +16.81% 東証は18日に東証2部から1部へと昇格する銘柄を発表する予定となっており、ドイ ツ証券のレポートなどを受けて、18日にこの2つ銘柄が発表に含まれるのではないか といった期待感が膨らむ形。7月18日の引け後に8月からの指定替え銘柄が発表され る。指定替え銘柄はTOPIX連動型ファンドの買い付けを期待する形で上昇する 傾向がある。しかし、進和では「将来的には市場1部上場に対する強い希望はあるが、 現段階では考えていない」。 ◆シーマ(7638) 800 -10 -1.23% 9月1日より、一単元の株式数を従来の1000株から100株に変更すると発表。また、同 社の第一四半期決算は、売上高13.03億円(前年同期比11%増)。 ◆タムロン(7740) 3,590 +210 +6.21% JASDAQは15日、8月1日付けでJ-StockIndexの構成銘柄に同社を採 用すると発表している。同社のほかにフィールズ(2767)、東和薬品(4553)、シーラ ボ(4924)、ワコム(6727)、パルタック(8283)も新規に採用されており、総じて堅調 な値動きに。なお、コーリン(6872)は15日付けで除外となった。 ◆HOYA(7741) 8,670 -10 -0.12% 日興シティでは投資評価「1M」、ターゲットプライス9850円を継続したもよう。半 導体マスク事業が収益環境好転の恩恵を享受でき、同社独自の能力増強が業績貢献 すると予想。 ◆バンプレスト(7854) 1,500 +8 +0.54% 9月30日現在の株主に対して、100株以上で自社商品のポケットモンスターアドバン スジェネレーションのピカチュウ&ジラーチのぬいぐるみを株主優待特別クリスマ スプレゼントとして贈呈すると発表。100株以上1000株未満で、全長18Cm、1000株 以上で全長35Cmのぬいぐるみが贈呈される。配送時期は12月中旬。 ◆アーク(7873) 4,440 -10 -0.22% 新光では投資判断を新規に「1」としているもよう。2ケタ成長を続ける高成長企業 であることを勘案すれば、ジャスダック平均並みのPER水準には割安感があると している。今期の業績も会社計画に対して上方修正している。 ◆タカラ(7969) 774 +35 +4.74% 猫語翻訳機「ミャウリンガル」を11月末に発売すると発表、「バウリンガル」大 ヒットの連想から期待材料とされているようだ。わかりやすい材料として短期資金 の注目を集めている格好。同社に関してはベイブレードなどの販売好調が続いてお り、これらに加えてバウリンガルやミャウリンガルの売上が加わった場合、業績の 上ブレなども期待できる状況となってきていることも投資家の期待を集める形と なっているようだ。 ◆レナウン(8021) 106 +2 +1.92% 続伸で7/3以来の水準まで回復している。売買高は増加傾向にあり13:13現在で既に 6/10以来の1000万株にまで膨れている。短期資金が中心とみられるが、2004年1月期 の最終損益は15億円の黒字に転換すると会社側では予想しており、復活企業として の注目度は高そう。 ◆ルック(8029) 1,900 +14 +0.74% 今日、同社の5%ルール報告でレナウンの持分が24.94%から19.89%に低下し処分して いることが判明した。「レナウンはかなりの利益をあげたのでは?」との声があっ た。 ◆東京エレク(8035) 7,870 +340 +4.52% 8日に付けた年初来高値を一週間ぶりに更新。米インテルの決算発表を受けて米国株 は時間外取引で上昇しているものの、寄り付き前の外資系証券売買動向が売り越し となったことで、ハイテク株は高安まちまち。こうしたなか、昨日のメリルの格上 げなどを評価材料に強い動きが目立つ。大引けにかけて一段高へ。 ◆ユニ・チャーム(8113) 5,280 +110 +2.13% 6/3に付けた年初来高値5280円にあと1テックに迫る。中国のSARS終息や中国高 速鉄道に絡んで経団連会長が訪中することから、中国関連銘柄が再び見直されてい るようである。 ◆はせがわ(8230) 310 --- 0.00% 2003年、第一四半期業績を発表。売上高50.6億円となったが、前年の比較同期比は 資料に記載が無く不明。この日の同社発表資料では、現在業績に変更があるような 事項は発生していないとしている。 ◆日本信販(8583) 180 -1 -0.55% 反発。6/11に付けた年初来高値197円を意識した展開。オリコ(8585)が昨日年初来高 値を更新しており、出遅れ感もあるようだ。5日、25日線を突破しており、短期資金 も向かいやすいところか。 ◆マネックス証券(8626) 27,500 +310 +1.14% 6月期第一四半期決算を発表。なお、純利益は辛うじて黒字を達成した。営業収益 12.52億円(前年同期比8.11億円)、経常利益0.66億円(同3.34億円赤字)、第一四半期 純利益0.37億円(同3.34億円赤字)、一株利益24.42円(同229.1円マイナス)。 ◆サンシティ(8910) 205,000 +12,000 +6.22% 2003年12月中間決算の業績予想の上方修正を発表。売上高24.17億円(前予想22.9億 円)、経常利益4.16億円赤字(同6.46億円赤字)、中間純利益2.51億円赤字(同4.18億 円赤字)。 ◆JSAT(9442) 372,000 -11,000 -2.87% 日本時間の昨晩に米の有力通信衛星会社ローラル&コミュニケーションズが負債25 億ドルで連邦破産法を申請した。破産法申請の原因が価格競争との発表から、日本 の同セクターも採算性の低下が懸念され売物が出てきているようである。 ◆ベンチャーリンク(9609) 320 -40 -11.11% フジオフードシステム(2752)が同社との提携を見直す方針と伝えられており、嫌気 材料とされる。提携見直しの動きが今後も進むのではとの不安感から、業績の先行 きに不透明感が一段と強まる展開。 ◆ベルシステム24(9614) 20,520 +170 +0.84% 一時前日比140円高の20490円まで上昇。前日15日に発表した2003年5月期連結決算は、 情報サービス向けの電話代行業務が好調で、経常利益が前期比て3%増の83億円。配 当は年170円と20円増配する方針を発表。「増益率は鈍いものの、株主への利益還元 に積極的な会社側の姿勢を前向きに評価する買い物が入った」との指摘が聞かれた。 ◆トッキ(9813) 2,380 +140 +6.25% 2003年3月期はSARSの影響で業績は減額修正となったが、SARSの猛威も去り、 有機EL量産機の拡大から2004年6月期は増益転換すると見る向きが多く見直し買い が入ってきているようだ。 ◆プレナス(9945) 2,370 -115 -4.63% 3月14日に付けた上場来安値を約4ヶ月ぶりに更新してきた。足元の収益が伸び悩ん でおり、今2004年2月期の業績予想が下方修正されるのではないかとの警戒感から、 小口の見切り売りが優勢になる。同社は今2月期の連結業績予想を売上高が前期比 13%増の1228億円、同当期純利益も11%増の82億円と公表しているが、「ほっかほっ か亭」の月次売上が5月、6月と大きく落ち込んでいるほか、「めしや丼」の既存店 売上も低迷しており、これについて会社側では「客数の減少傾向などが影響してい る」と説明していた。 ◆ソフトバンク(9984) 3,270 +190 +6.17% 個別株物色が食い散らかしぎみとなり、何か相場の柱が欲しい局面となってきたが、 その柱候補として買いが向かってきたようだ。総務省はソフトバンクBBのNTT 局内工事を拒否したNTT西日本に対して、ソフトバンクBBの工事を認めること を前提に2社間で協議をすることを命令を出す方針を示した。東証信用残の日々公表 銘柄に指定されているが、14日現在では売り残が前営業日より1万株減って1021万株 となる一方、買い残は逆に12万株以上増加して1834万株に積み上がってきており、 日を追うごとに信用倍率が拡大する状況が続いている。国内外の投資先企業の株価 上昇で含み益が拡大し、実態面の環境は急速に改善しているものの、短期的な株式 需給の観点からは「一気に急上昇した直後でもあり、ある程度の日柄調整はやむを 得ないといった声も聞かれている。 *************************************************************************** ブロードバンド料金比較 http://www10.plala.or.jp/AMS/kakaku.html *************************************************************************** ◆指標 日経225 9,735.97 -15.03 日経300 182.92 -1.13 TOPIX 949.27 -5.56 日経ジャスダック平均 1,180.95 -1.82 日経225先物期近 9,710 -70 外国証券、売り2880万株、買い2100万株、差引き780万株の売越し。 寄前成行き注文、売り買いともに2440万株。 昼休みバスケット取引、約395億円が成立。 後場成行き注文、売り1230万株、買い1190万株、差引き40万株の売越し。 *************************************************************************** NEC得選街 http://www10.plala.or.jp/AMS/nec.html *************************************************************************** ●日本銀行は17月の金融経済月報で、景気の現状について、「横ばい圏内の動きを 続けている」とし、6月月報の「足下の輸出にやや弱さがみられる」との指摘を外し て、2002年7月以来、1年ぶりに景気判断を小幅ながら上方修正。また、長期金利が 1%程度まで急上昇したことを踏まえ、「金融システムのぜい弱性を考えると、長期 金利がさらに急上昇する可能性やその場合の影響などについて注意が必要」と指摘 した。 7月月報は、輸出の先行きについて「新型肺炎の終息で(輸出環境の)下ぶれリスクが いくぶんやわらいだ」との認識を示し、判断を上方修正。さらに、日経平均株価が 9000円台後半まで回復していることを受けて「株価持ち直しは1つの好材料」と指摘 した。ただ、米国経済の回復については「なお不透明感の強い状態が続いている」 と慎重な見方を変えていない。 また、6月の短観を受けて、企業収益について「増益テンポが緩やかになりつつも改 善傾向にあり、先行きの不透明感もいくぶん後退しつつある」とし、6月の「改善傾 向ながらそのテンポは緩やかになってきている」との判断を、やや上方修正。 一方、設備投資は「緩やかな持ち直し基調にある」との見方を据え置き、個人消費、 住宅投資、公共投資などの各項目も「低調に推移している」「減少している」など の判断を据え置いた。 ●福井日銀総裁 「日本経済をめぐる先行き不透明感は、多少後退しているようにうかがえる」と述 べた。衆院財務金融委員会で語った。福井日銀総裁は、「輸出を左右する海外経済 については、米国経済の不透明感がやや緩和され、東アジアにおいてもSARSの 問題が終息に向かっている」との認識を示した。続けて、「これを受け、国内の資 本市場では、経済や物価に対する悲観的な見方が若干後退し、株価が上昇。銀行株 も大幅に反発している」と述べた。 福井総裁は、「全体として幾分明るい動きがみられるが、日本経済が引き続き、 様々な構造問題を抱えていることには変わりはない。日銀は引き続き海外経済の回 復力や金融システムの状況、金融資本市場の動向などに十分注意を払いながら、機 動的な金融政策の運営に努める」とした。また総裁は、日銀の財務の健全性につい て、「将来にわたる日銀の政策運営能力を維持し、通貨の信認を支える重要な基盤 だ」との認識を示した。 総裁は、今後の政策運営について、「日銀としては、民間の努力を踏まえながら、 デフレ克服と持続的な成長軌道への復帰に向けて、今後とも全力をあげて取り組 む」との決意を示した。福井日銀総裁は、最近の経済金融情勢について、「日本経 済は横ばい圏内の動きを続けている。個人消費は厳しい雇用、所得環境のもとで弱 めの動きを続けているが、設備投資は企業収益の改善を背景に、振れを伴いつつも 緩やかな持ち直し傾向にある。輸出は横ばい圏内で推移している」との認識を示し た。 先行きについては、「輸出や生産が次第に増加基調に戻り、前向きの循環が働き始 めるものと考えられる。その背景として、イラク情勢や新型肺炎をめぐる不確実性 の低下などから、今年後半には海外経済の成長率が高まるとの見方がある」と述べ た。 ●塩川財務相長期金利がこれから無制限に上がっていくとは思わないとの見解を示 した。塩川財務相は、「江崎委員が無制限に上がっていくとは思わない、と質問の 結論で述べたが、だいたい私もそう思う」と述べた。また、最近の長期金利の上昇 の要因に関連し塩川財務相は、「米系ファンドが仮決算期に絡み、債券を売って株 に振り向けたことが1つの大きな要因ではないかと思う」と語った。さらに長期金利 の低下が行き過ぎ、その是正の動きも加わったとの見解も示した。現在の長期金利 の水準について塩川財務相は、「市場が決定することだが、今の長期金利の水準は、 昨年10月ごろの水準で、そんなに心配する状況ではない」と述べた。同時に急激な 変化は警戒しなければならないとの見方を示した。 ●川口順子外相来日中のオーストラリアのハワード首相との会談で、日本が8月に発 動する見通しの牛肉のセーフガードについて、「再検討は困難だ」との見解を伝え た。日本では2001年のBSEの発生で、牛肉の輸入が激減した。しかし、消費が回 復するとともに輸入量が急速に増えたため、関税が大幅に引き上げられる予定。ハ ワード首相は、日本の輸入量の増加はBSE騒動の反動で、今回予定される関税の 引き上げは制度創設の趣旨と異なると主張。これに対し、川口外相は「米国やカナ ダからも同様の懸念が表明されているが、輸入量が一定割合で増えると自動的に適 用される制度で、裁量の余地はない」と突っぱねた。 ●参議院本会議が16日午前10時に開かれ、民主党が提出した竹中経済財政・金融担 当相への問責決議案は、与党3党の反対多数により否決された。本会議では、民主党 の峰崎議員が、問責の理由として、保険会社の合併問題で圧力をかけたことや、著 書の中に不適切な表現があること、経済学者としての知識を使って節税したことな どを挙げた。これに対し、自民党の林議員が、「不当な圧力をかけた事実はない」 などと反論した。 ■英紙タイムズは、スノー米財務長官が同紙のインタビューに答え、米経済は力強 い回復基調にあり、2004年の実質経済成長率は4%を楽に上回るだろう、との強気な 見通しを示した、と報じた。長官は、経営者心理の回復、企業利益の上昇やドル相 場の安定に加え外国資本の流入で、米経済復調の兆しは「すでに見え始めている」 と強調。「企業経営者に会ってもムードが変わっているのが分かる」と語った。高 水準が続く米国の経常赤字については「それが世界貿易システムを破壊するような ことはない。米経済は世界で最もリスクの少ない投資先であり、資本の流入が続 く」と懸念を否定した。失業率についても、現在の6・4%からまもなく低下に転じる との楽観的な見通しを示した。 ■グリーンスパン米FRB議長は15日の米下院金融委員会での証言で「財政赤字の 規模を大幅に削減する必要があるのは明らかだ」と述べ、財政規律の早期回復を政 府や議会に求めた。2003会計年度の財政赤字が過去最大となるとの政府見通しを受 けた議員の質問に答えた。 議長はこれまでも赤字拡大で長期金利が上昇し、堅調な個人消費や住宅投資に水を 差す可能性を警告。今年2月の議会証言では大規模な経済対策実施で赤字が膨らむ事 態に警鐘を鳴らしていた。15日の証言で現行の超低金利政策を継続する方針を明確 に示したのも、長期金利上昇を抑える狙いが強いとみられる。 ■近畿百貨店協会が16日発表した6月の百貨店売上高概況によると、大阪地区は全体 で15カ月連続で前年割れと苦戦する中、阪神百貨店が前年同月比12・3%増の約96億 円と、突出した好調ぶりを示した。プロ野球で首位独走のタイガース効果を見せつ けた形だ。西宮店が今年3月にオープン、売上高に新たに加算された影響もあるが、 大阪市北区の本店単独でも6・9%増と前年同月を上回った。阪神百貨店によると、法 被などの球団関連グッズが前年の約3倍と絶好調。ビアガーデンも客足が伸び3割増 の売り上げを記録したほか、タイガースが試合に勝った翌朝の鮮魚セールも売り上 げ増に貢献。これに対し、大阪地区全体の売上高は1・4%減の909億円。中元商戦の 前倒しや父の日ギフトで酒類などが健闘したが、主力の衣料品が振るわず、9社のう ち前年実績を上回ったのは阪神、京阪百貨店(8・7%増)、大丸(2・5%増)の3社だけ だった。 ■石油情報センターが発表した石油製品価格調査によると、レギュラーガソリンの 全国平均価格(7月14日時点)は、前週比1円値下がりし、1L当たり101円。今年3月以 来、約4カ月ぶりの低水準。ハイオク113円、軽油82円は前週と変わらなかった。 ***************************************************************************** ■マネースクウェア・ジャパンの新しい外貨取引「iFX−one」■ 外貨定期預金以上の外貨取引を楽しみたい方へ新しいご提案です!! 例えば、ニュージーランドドル5万ドルなら350万円(1ニュージーランド あたり70円で換算)から始められます! ≪詳しくはこちらから!≫ http://211.10.20.135/a/a.cgi?k04330m01273 ****************************************************************************** 株式情報局 kabujyo@imac.to ***************************************************************************** ┌───┐ 「日経ブッククラブ」 │\〆/│ Mail Vol.00 └───┘ 発行:日本経済新聞社 出版局[2002-00-00] http://ad.trafficgate.net/e/m.pl?h=9777&g=32&m=161&t=mail ***************************************************************************** |