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タイトル:Daily Drama Express ひと夏のパパへ(1)  2003/07/09


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/02 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ひと夏のパパへ
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 望月まりも(上戸彩)
 井上麻美(桜井幸子)
 桐島薪平(北村一輝)
 岡本章介(柳沢慎吾)
 細野一作(松重豊)
 安西わか菜(北川弘美)
 ラン  (つぐみ)
 柴田ジュン(松田悟志)
 外古葉修二(小日向文世)
 寺沢タマミ(江波杏子)
 佐戸井秀樹(渡辺いっけい)
 小成大五狼(小林稔侍)
脚  本 樫田正剛

あらすじ  のどかな田園風景 葬儀の列が続いている・・少女は遺骨をかか
え涙を堪え歩いていく・・

 親戚の話声が聞える・・これからまりもどうするんだよ…うちは無
理だよ部屋ないし…保護者のない方の一人暮しは規則として…

 『望月家』の墓石の前で線香をあげ合掌するまりも(上戸 彩)。


SHOW PUB『まねき猫』
 「音楽止めろー!あんたさー皆の足をひっぱってるんだよ」店長の
岡本章介(柳沢慎吾)がいまいち踊が上手くない外古葉修二(小日向
文世)を怒鳴りつける。

 「あの〜」まりもが店の扉を開け声をかける。章介は愛想良く「ご
めんね〜ランチタイム終わってるんだよ」


 「薪平さ〜ん」店を飛び出した修二は走って『子成法律事務所』へ
やって来る。

 安西わか菜(北川弘美)と佐戸井秀樹(渡辺いっけい)のいる部屋
に入ると「ノックしろよこらぁ、礼儀を知らないのか?先生は忙しい
んだ!おまえごときの相談にのるほど安くないよ」立てつづけに言い、
修二をこずく。奥から子成(小林稔侍)が「うるさいぞ。薪平は上だ
ろ」

 事務所の屋上で不精ひげをはやし、背中に刺青を入れ寝そべってい
る男に修二は「薪平、現れたぞおまえの娘」とうれしそうに報告する。


 店員に質問責めに遭っているまりもは自分は望月まりも、高校3年
生、ママは一週間前に亡くなりました。と応え、鞄から『遺言公正証
書』を取り出し見せる。店員らは公正証書に書かれた名前、桐嶋薪平
のことを聞くまりもに、独身で探偵をしていると教える。

 店に薪平(北村一輝)が入って来る。「マジかよ?娘って…冗談き
ついっていうの」そう言い、まりもに近付いて、いきなり頬にチュウ
をする。まりもは驚いて拭い、薪平はからかって制服を着ていたまり
ものスカートをめくろうとする。そんな薪平をまりもは殴りつけ 
「なめんな!」と怒鳴る。


 『小成法律事務所』
 薪平は佐戸井から仕事の依頼を受ける。相手は小成法律事務所が顧
問をしている会社、大日本経済商工会社を訴えて来た男、北川一郎
41歳。不当解雇されたことが理由、自分のプライドを守るために訴
訟を起した。でも解雇は楠木社長の早とちりだ。意見を言う薪平に
「ごちゃごちゃ言ってないで、この男の弱みを掴んでくればいいんだ」
と怒鳴る。

 そこへ、子守が帰って来る。薪平が部屋について行く。まりもの調
査を頼んだ薪平が状況を聞くと「本物だな。“望月愉希乃”覚えてい
るか?21歳のとき担ぎ込まれた病院の看護婦。その時の子供だ。母
子家庭で生活していた愉希乃さんが万一に備えて公正証書に名前を残
した」「まじかよ〜勘弁してよ〜」部屋から出た薪平に「自分の汚れ
た過去を恨むんだな。さっさと働け、パパは子供のために働け」と佐
戸井は薪平を追い出す。


 アイスクリームショップで友達に父親と会って来た感想をまりもが
喋る。そこへ中学の同級生だった絵里香が入って来た。「おしゃれに
なってるじゃん」と話していたら、話題の絵里香が「まりも〜久しぶ
り〜」と笑顔で駆け寄って来た。


 バイクで北川の身辺調査にやって来る。薪平は手帳を取り出し住所
を確認するとその住所が公正証書に書かれたまりもの住所に近いこと
がわかる。

 マンションに到着した薪平はまりもの部屋のドアの鍵をピッキング
で開け侵入する。「公正証書・公正証書」と部屋の引き出しを開け探
すと、遺影に眼が止まる。「愉希乃…」線香をあげ手をあわせる。
 「何してるの?」驚き慌てる薪平に「どうやって入ったのよ。出て
って」と冷たく言い部屋から追い出す。ドアの外で「絶対おまえ認知
しねぇからな!事実は事実で受け止めるよ。おまえも嫌だろ?」「こ
んな人がパパなんだ…ママ最低じゃん。甲斐性なし!」まりもは薪平
に言い扉を閉める。
 「ママはあの人のどこが好きだったの?…」


 北川家に盗聴器をしかけ薪平は外で会話を聞く。北川の妻は現実を
見つめて働いてと言っているが、北川は自分の人生かけて戦っている。
とかなり険悪な様子。
 薪平は一通り聞くと引き上げて行く。

 薪平は井上麻美(桜井幸子)に居酒屋で絡む。「独身なのに子供が
いるとは・・」ショックを隠し切れない薪平に「本当に知らなかった
の?その人、本当に薪平のこと好きだったんだねぇ」と感慨ぶかけ。


 『まねき猫』でのランチタイム時、店員や店長の章介にからむ客、
細野一作(松重 豊)に手をやいていた。来店した麻美に修二が愛想
よく応対する。麻美の眼が店員のニ本柳のん(小林千晴)と話してい
るまりもの顔を見ている。「今日からバイトするんだって」「素直そ
うな子じゃない。薪平の子かな?」「女親のDNAが良かったのか
な?先生ランチだって」オーダーを取って修二は奥へ戻る。

 客が全員帰ると店の2階で遅い昼飯が始まった。そこへ柴田ジュン
(松田悟志)ら3人が入って来る。午前中は別のバイトをしていて、
昼から『まねき猫』のレッスンをしていると言う。「かっこいいー」
と言うまりもにものんらはダンスを薦める。店長の章介はまりもに弁
当を渡し、「子守法律事務所に配達して」と言う。顧問料を払う変わ
りに弁当を届けているということだった。


 「弁当持って来ましたぁ」子守法律事務所に着いたまりもは弁当を
カウンターの上に置く。佐戸井が薪平をからかいながら出て来る。子
守も奥からやって来て「困ったことがあったらいつでも相談にのるか
らな」と声をかけられる。

 まりもが事務所から出ると薪平もついて来る。なぜ法律事務所に薪
平がいるのか疑問に思ったまりもだが、「弁護士なんか俺みたいなの
がいないとヘコヘコだ」と自慢げに言う。


 薪平と別れたまりもが店に帰るために歩いていると、道の向こう側
から「こっちこっち こっちに来い」と、まりもを呼ぶ声が…「命令
かよ…」

 たばこ屋の店主寺沢タマミ(江波杏子)からアイスをもらって食べ
る。「ああそう、あんた薪平ちゃんの子供なんだぁ ああそう そう
なんだ そうなんだ そうなんだ」薪平のことを聞くと、「薪平って
さぁ、生活あれだけど、母親と兄弟を交通事故で亡くしているからさ
ぁ・・」と教えてもらう。

 北川をマークしていた薪平はパチンコ屋へやって来る。パチンコの
次は喫茶店へ。席についた薪平は「あっランちゃん」と呼び出したラ
ン(つぐみ)を見て席を空ける。「あいつを色仕掛けで落としてほし
いんだよね」北川の方を向いて言う。「まじめそう。おいしそう」と
ランは口紅を塗りなおす。

 「安心しちゃったまじめそうな人で」と北川が見ていた参考書を指
差す。「2万円。本物だよ」ランより先に北川に声をかけた女と北川
は喫茶店を出て行く。その後を追い薪平とランも慌てて飛び出す。
4人が店から出ると北川と同じ参考書を持った男がニコニコ現れる
・・

 2人仲良く腕を組んでラブホテルに入って行くところを、薪平はカ
メラへ収める。大喜びの薪平とラン。

 薪平は家で現像をし、修二へ電話をかける。修二はホテルから出て
来た女の後をつけ、「桜木絵里香ちゃんか悪い子だなぁ」と絵里香の
家を突き止める。


 「お客さんラストオーダーだから・・」常連の客細野に言うが、細
野は店長にからむ。薪平はバイトをしているまりもに「飯おごってや
るよ」と珍しいことを言う。「子守のおっさんに持って行けば金が
・・」と写真をひらひらさせているのをまりもが見て「絵里香…」


 子守法律事務所に薪平の後を追ってまりもも入って来る。「お仕事
完了」薪平は佐戸井に写真を渡す。「援助交際・・完璧だな」

 「これが仕事なんだ。こんなことして生活してるんだ。そのお金で
食事しようとしていたんだね。犯罪目の前にして止めなかったんだ
よ?」「あほ。そんなことわれわれの仕事には関係ねぇんだよ。俺が
悪いのか?悪いのは友達とその男だよ」「あんたって最低だね」まり
もは佐戸井から写真を取って破く。怒った薪平は「突然やって来て人
の仕事にけちつけんじゃねーぜ!」

「もういいよ、あんたなんか」

 事務所から出て来たまりもの後を追って薪平も出て来て「おい!俺
に期待すんなよ。俺はそういう男じゃねぇんだ」「女の子は万が一が
あるんだよ。私みたいにパパを知らない子供が産まれて来ちゃうこと
があるんだよ?あんたは世の中のクズだ」


 新しい写真とネガを持って、事務所に戻って来た薪平に佐戸井は今
回のギャラ40万円を渡す。裁判の勝利が確定したも同然と喜ぶ佐戸
井に薪平はまりもに言われたことが堪えたのか「仕事降りるわ」と新
しい写真とネガを渡す。

 事務所に残った子守はまりものことを「そっくりだな、愉希乃さん
に。心配症で正義感が強くて」自分と薪平と愉希乃の関係を佐戸井に
語る「薪平は俺が検事をやってるときに傷害で8回。弁護士になって
から6回弁護してやった。全部が正当防衛だ。あいつは人のために走
ってるんだよ。最後の弁護は街なかでやくざにからまれてる見ず知ら
ずの男を助けようとした。そして、担がれた病院で愉希乃さんと出会
っちまった。公正証書は法律的に何の効力もないが、愉希乃さんはア
イツに託したんだ」「じゃあ本当の親子じゃない?」それには応えず
笑顔を佐戸井に向け「アイツあの子に出会って変わっちまうんか
なぁ〜」


 絵里香を呼び出したまりもは、援助交際のことを絵里香に問い詰め
る。「まりもに関係ないじゃん。私はお金がほしいの。ほしいから体
売ってるの。止めさせたいならお金頂戴」まりもの想いは絵里香に何
を言っても届かない・・


 子守法律事務所に突然北川がやって来て「告訴取り下げたいんです
が…どうすればいいでしょうか?」と相談にやって来る。わか菜は
「では家族のために示談ということで」と佐戸井の変わりに応える。


 「これ佐戸井さんから頂きました。これが写真とネガです」海釣り
を楽しんでいる子守に封筒に入った40万と写真とネガを薪平は子守
に渡す。写真とネガを受け取った子守はライターで火をつける「ギャ
ラはなしだ。今回は仕事をしてない。よってこのギャラは渡せない。
薪平あの子の涙は何だったのかなぁ答えてやれよ」子守は釣りをしな
がら薪平を諭す。


 墓石の前に座りこんでいるまりもは「ママ・・どうして私を一人ぼ
っちにしたの?」そこへ薪平がやって来て「探したぞ」まりもは無言
で通り過ぎようとするが、薪平は墓に手をあわせていた。


 薪平はまりもをバイクの後ろに乗せ「はっきり言っとくぞ。俺は認
知しねーからなー。俺、金ないぞ」騒音でまりもの耳には薪平が何を
言っているのか聞えない。


 ラブホテルに到着した薪平はいやがるまりもを無理やり引連れて中
へ入って行く。

 「おまえの友達、この部屋にいるぞ。今回だけだぞ。もしもし」薪
平は電話をかける。どこからともなく、佐戸井と修二がやって来て、
絵里香のいる部屋へ乱入して行く「素人が調子こいてると、こういう
ことになるんだー」まるでAVの撮影をしているように絵里香を脅す。
絵里香が慌てて部屋から飛び出して行く。残った男から、薪平はお金
を巻き上げる。

「やっぱ最低だね」ドアの影から見ていたまりもは薪平に言う。「だ
ったら自分で解決してみろよ」


 ママ、私は知りたい。私の知らないもう一つの世界。ママが愛した
アイツの世界。


 SHOW PUB『まねき猫』
夜の『まねき猫』でのショータイムが始まる。まりもは隣に座った薪
平からビールを手渡され、踊りが始まる。

 ♪♪なーつがくるたび〜おもいだすから♪♪

 「仲直りの乾杯だよ」未成年のまりもに薪平はビールを勧める。音
楽にのって細野の肘が薪平にあたる。まりもは、「この間、バイクに
乗ってたときなんて叫んだの?」ダンスの音楽で声が聞えないため大
声で怒鳴る。すると、今まで隣にいた男が警察手帳を出し「ビールも
まずいけど、二人はどういう関係なの?」といきなり職務質問をして
来た・・

 ♪♪た・い・よ・うは〜な〜いて〜いる〜♪♪

 こうして私の17番目の夏が始まった…


寸  評  上戸 彩ちゃんもかわいいですが、わきの役者さんの掛け合いが
絶妙です。題名に「ひと夏・・」とつくぐらいですから、最後は別々
になるんでしょうか?テンポが良く面白いです。

執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 新しく車が来たのでナビを使ってドライブへ行って来ました。車が大きくな
ったのとナビを始めて使ったので、そんなに走ってないんですがむちゃくちゃ
疲れました。慣れるためにはもっと運転しないといけないなぁ〜感じましたね。
(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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