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むかしむかし。 天の川の西に、 天界の機を織る「織女」が住んでおりました。 彼女が来る日も来る日も、一日中、 織物に精を出している姿を見た天帝は、 対岸に住む牛飼いの「牽牛」と契りを交わさせて、 天の川の東で暮らしを営ませることとしました。 ところが。 一緒になった途端、 このふたりは話をしてばかりいて、 一向に仕事への情熱が見られないようになりました。 怒った天帝はそれを許さず、 織女を天の川の西に連れて帰ってしまいました。 すると織女は毎日毎日泣いてばかり。 気の毒に思った天帝は、一年に一度、 七月七日だけには、 織女が天の川を渡り、 牽牛とふたり逢えることを認めてあげましたとさ。 むかしむかしのお話です。 今日は七月七日。 七夕の日。 一年に一度訪れる、恋人たちの為の日です。 皆さん、もうお願いごとは決めましたか? そして、短冊に書きましたか? 叶えたいこと、 或いは夢や希望を持っているのなら、 きちんと書くといいのだそうです。 たとえ七夕でなくっても、ね。 たとえ笹に吊さなくても、ね。 海の向こうのとある国、とある実験による結果。 将来の目標を叶えた人、その90%以上が、 過去に自分の夢を文字として残していたんですって。 自分の想いを、 胸の中だけに留めておくのと、 紙の上に叩き付け、この眼ではっきりと認識するのには、 やはり違いがあるのだと思う。 ましてや今日は七夕さまの日なのだもの。 きっと、お空の上から見ているふたりが、 ひとりひとりに手を差し伸べてくれるでしょう。 ほおずき市が近付いてます。 エイラ(eila) eila@usa.co.jp ■イヴェント日記。↓ http://www.memorize.ne.jp/diary/78/46929/ ■掲示板。↓ http://bbs.melma.com/cgi-bin/forum/m00057741/ |