メルマガ:露骨。
タイトル:露骨。〜第51号〜  2003/07/07


むかしむかし。

天の川の西に、
天界の機を織る「織女」が住んでおりました。
彼女が来る日も来る日も、一日中、
織物に精を出している姿を見た天帝は、
対岸に住む牛飼いの「牽牛」と契りを交わさせて、
天の川の東で暮らしを営ませることとしました。

ところが。

一緒になった途端、
このふたりは話をしてばかりいて、
一向に仕事への情熱が見られないようになりました。
怒った天帝はそれを許さず、
織女を天の川の西に連れて帰ってしまいました。
すると織女は毎日毎日泣いてばかり。
気の毒に思った天帝は、一年に一度、
七月七日だけには、
織女が天の川を渡り、
牽牛とふたり逢えることを認めてあげましたとさ。

むかしむかしのお話です。



今日は七月七日。
七夕の日。
一年に一度訪れる、恋人たちの為の日です。
皆さん、もうお願いごとは決めましたか?
そして、短冊に書きましたか?

叶えたいこと、
或いは夢や希望を持っているのなら、
きちんと書くといいのだそうです。
たとえ七夕でなくっても、ね。
たとえ笹に吊さなくても、ね。
海の向こうのとある国、とある実験による結果。
将来の目標を叶えた人、その90%以上が、
過去に自分の夢を文字として残していたんですって。
自分の想いを、
胸の中だけに留めておくのと、
紙の上に叩き付け、この眼ではっきりと認識するのには、
やはり違いがあるのだと思う。

ましてや今日は七夕さまの日なのだもの。
きっと、お空の上から見ているふたりが、
ひとりひとりに手を差し伸べてくれるでしょう。



                     ほおずき市が近付いてます。
                     エイラ(eila)
                     eila@usa.co.jp



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