メルマガ:個人特訓教室メールマガジン「Person to Person」
タイトル:個人特訓教室メールマガジン「Person to Person」  2003/07/06


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◆個人特訓教室 メールマガジン◆

「 Person to Person 」

No.26  2003.7.7 ためになる教育マガジン
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                          http://tokkun.net 
           ◎ヤッホー、夏本番!◎    magazine@tokkun.net
  
●教育コラム・・・・・・・・『学力テスト結果公表についての一考察』中田 卓
●ショートユーモア・・・・・・・『6月の総集編:スットコ君(3行で笑う!)』
●夏だ!読書だ!長編だ!・・・・・・・・・・・・・・・・・おすすめの本
●データの杜・・・・・・・・・・・・・『日本人の価値観・世界ランキング2』
●特集:注目校・・・・・・・『青山高校の挑戦〜村越教頭先生インタビュー〜』
●図書券プレゼント
●お知らせ
●アンケートご協力のお願い
●皆様からの声
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◆ごあいさつ◆
 夏休みまであと少し。いや〜待ち遠しいですね〜。
 当教室の夏期講習会には毎年、北海道や九州、沖縄など遠方からの生徒さん
が大勢いらっしゃいます。そういう生徒さん達と接していますと、授業の合間
に全国いろんな学校の話が聞けてとても楽しいんです。

 なるほど学校にもいろいろあるのですが、その学校間の学力差にふれること
だけは、ずっとタブーとされてきました。ところが先月、東京都荒川区では全
国ではじめて学校ごとの学力テストの結果公表に踏み切りました。賛否両論渦
巻いておりますが…、中田先生いかがでしょう?
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◆教育コラム◆ 
       『学力テスト結果公表についての一考察』    中田 卓

 荒川区が、学校別に学力テストの結果を公表したことが話題をよんでいます。
教員組合などを中心に、これに反対する声があり、常にその根拠にあげられる
のが「学校の序列化」と「教師の萎縮」という意味不明の問題です。

 すべての学校、すべての科目で平均点が同じになるということはありえませ
んから、当然テスト結果に、ある程度の差が出たとして、いったい何の不都合
があるのでしょうか。仮に、隣の中学に平均点で5点負けたことが公になるこ
とで、教師は「萎縮」し、生徒達は5点低い別の学校の生徒を「序列化」し、
さげすむのでしょうか?小学生の親は5点の差を理由にわざわざ遠くの中学に
越境入学させるでしょうか?

 親や生徒にとって、公立の学校選びで何よりも気になるのは、平均点のわず
かな差などではなく、いじめ、非行などがあるのかどうか、校長、学校の教育
方針、通学距離や施設などのはずです。つまり、学力テストの差が3点や5点
であれば、誰もテスト結果による学校の序列化などしないと断言できます。

 当然、問題となるのは平均点で大きく差が開いている科目や学校が存在する
場合です。ひょっとしたら、それは“学級崩壊で授業が成り立っていない”な
どの原因が考えられるからですが、それこそ情報公開をすれば、特定の科目や
学校に問題が存在することが明らかになります。先生方は数年でその学校から
異動しますが、すべての生徒にとってはかけがえのない母校です。それに問題
があれば、時を置かず協力して解決に取り組むべきです。

 「萎縮」し「序列化」を恐れて、問題を無視、隠匿してしまえば、家庭や地
域、学校の共通の問題意識すら持てず、それこそ「底辺校」としての「列」に
定着させてしまわないでしょうか。その意味で、私は、教職員の批判とはまっ
たく逆で、平均点の公表が序列化を防ぐとさえ考えているのです。

 実際に今回、荒川区のテスト結果で、平均点に届かなかった中学の校長は教
師に対し、原因を4つに分けて分析するように指示したそうです。原因を分析
し、対策を練ることは必ずや授業に生かされ、生徒のためになるはずで、荒川
区は「序列化」を防ぐために一歩前進したと考えます。このシステムが大きく
広がることを期待します。皮肉を込めていえば、ゆとり教育がもたらす最大の
功績になるとすら思っています。

荒川区教育委員会http://www.city.arakawa.tokyo.jp/ t.nakata@tokkun.net
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◆ショートユーモア◆
◎今月は『即答』スットコシリーズ。この3行ずっこけについてこられるか!

★<気持ちは分かる>
生徒『確率の問題でこの"少なくとも〜"が出されると分からないんですよ』 
先生『じゃあ"今週は少なくとも1回は塾にくること"って言われたら?』 
生徒『今週は1回も来なくていいってことですか?』
(日直:完全に自分の気持ちで答えてます(笑)。毎日来なきゃダメです)

★<アマずぉんの川?>
先生『ブラジルのほら、ここ、ちょうど赤道が通る。アマゾン川の河口だぞ』
生徒『あ、ここにあるんだ!七夕で出てくる天の川だね!』
先生『…』
(日直:衝撃!おりひめ、ひこぼしはブラジル人だった!?)

★<覚えましょう>
先生『hit(打つ)の活用を言ってごらん』
生徒『hit-hat-hat』
先生『あ、帽子になっちゃうんだ?』
(日直:正しくはhit-hit-hitです)

★<小学生パパ?>
先生『A君(小6)もうすぐ講習会だな!受験生だ、しっかり勉強するぞ』 
生徒『え〜夏ぐらい休ませてせんせ〜。だって家族サービスとかあるんですよ』
先生『さ〜びすすんの?』
(日直:失われつつある日本の幸せな家庭がここにあります)

★<ホスピス>
先生『末期医療って難しいけど、まず“ホスピス”って聞いたことあるか?」 
生徒『はい、新宿にありますよね、ボッタクられたりするやつですよね』 
先生『お前そりゃ病人じゃなくて、お父さんたちが行くとこだろ』
(日直:ホスピスさん?う〜ん、優しそうですね)

★<そんなぁ〜>
先生『ちゃんと学校の授業を聞いてるか?手紙とか回していないだろうな?』 
生徒『何もしてませんよ。何も」 
先生『何もしていないとは何だ!ちゃんと授業聞いてろよ!』
(日直:授業中何もしていないのはいけません)

◎いかがでしたでしょうか?毎日教室ではこんなことが起こっております。あ
っ、誤解なさらないで下さい。もちろんきちんと勉強しているんですよ。HPの
スットコ君もご覧下さいね。http://tokkun.net/2002-10/kokuban.htm
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◆夏だ!読書だ!長編だ!◆

◎学生時代に読破した長編は必ずや一生の財産になります。TVゲームの百万倍
財産になります。夏休みにぜひチャレンジして欲しい長編小説を先生たちに推
薦してもらいました。先生たちも力入ってますよ!

  ★逢坂先生     y.ohsaka@tokkun.net
◆『吉里吉里人(井上ひさし著)』(新潮文庫 上中下巻 各629円)
東北の一寒村が突然日本から独立を宣言!人々は吉里吉里語を話し、経済は金
本位制で完全な自給自足。独立国として順調に地歩を固めていく吉里吉里国で
すが、日本政府は自衛隊を派遣し緊迫した状況を迎えます。マンガのように面
白おかしく読めますが、現代の日本が抱える問題を鮮やかに描き出した作品で
す。高校生にお薦めのSFです。

  ★伊藤先生       y.itoh@tokkun.net
◆『下天は夢か(津本陽著)』(講談社文庫 全4巻 648円〜667円)
織田信長について書かれたものです。歴史作家として有名な津本陽氏の視点に
よって描かれた信長は魅力いっぱいです。たぐい稀な才能を余すことなく発揮
し、天下統一に向けられたエネルギーの凄まじさ、行動力は現代でも十分通用
する要素を持っているように思われます。剣術にも造詣が深い著者ならではの
描写も魅力に溢れています。歴史好きではないという方にもおすすめです。

  ★平井先生       t.hirai@tokkun.net
◆『三国志(吉川英治著)』(講談社 全8巻 各760円)
時は、後漢末期。世も末なれば、王朝にはあらゆる腐敗が渦巻く。そこに志を
持った3人の若者が出で現れる。曹操、字(あざな)は孟徳。孫堅、字は文台。
劉備、字は元徳。漢が滅び、乱世となったとき3人は、その人心を掌握する才
能に、優れた参謀を得て、組んでは離れ、大中国を三分割して覇を競う。中原
の覇者、魏は曹操。江南の覇者、呉を孫堅。勢力が弱いながらも人徳と諸葛亮
孔明の知略とで四川を治める蜀、劉備。この本の主人公は劉備、クーッ、みん
なかっこいい!

  ★光岡先生         s.mitsuoka@tokkun.net
◆『坂の上の雲(司馬遼太郎著)』(文春文庫 全8巻 552円〜590円)
学校の授業ではたった数行で片付けられてしまう日露戦争、勝てるはずのない
極東の小国日本が、世界最強をうたわれたロシアバルチック艦隊を破った。人
類史上初、白人の国家が非白人の国に戦争で敗れたことで、世界に衝撃が走る。
明治の日本国家黎明期に熱く生きた男たちを描いた一大歴史巨編。現在の日本
があるのも、意を決して近代化を図り、国際社会に船出をしてくれた当時の男
たちがいてくれたからこそ。歴史から未来に向けたパワーをもらおう。

◎実は先生方が推薦してくれる本は山のようにあります。本メルマガでは紹介
し切れませんので、夏休み前に推薦図書をまとめ、『メルマガ読書夏休み増刊
号』として、発行する予定です。お楽しみに! HP上のVIVA読書の掲示板もぜ
ひご覧下さい。       http://tokkun.net/msgbrd/msgbrd.cgi
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◆データの杜◆    
       『日本人の価値観・世界ランキング』(ナショナリズム)

◎前回のデータ(親子)にはたくさんのご意見をいただきましたので、今月も
同じ調査から、衝撃的なデータをご紹介します。(中公新書クラレ刊)

■質問■『自国民(日本人)であることに誇りを感じているか』(74カ国)
 A:『非常に感じる』
 B:『かなり感じる』
 C:『あまり感じない』
 D:『全く感じない』
※A+Bの合計で、高い順にランキングしています。(世界平均は84%)

  ★結果★(参加74カ国)
 第1位 エジプト  (99.1%)
 第2位 フィリピン (97.5%)
 第3位 ベトナム  (97.3%)
  以下 
 第15位 アメリカ (94.3%)
 第55位 韓国   (78.3%)
 第56位 中国   (78.0%)

日本はぐ〜〜〜〜んと下がって。ビリから4番目。
 第71位 日本   (54.2%)

いくらなんでも、ちょっとさびしすぎやしませんか?世界有数の金持ち国家、
日本に何が足りないのでしょう。

そして極めつけの質問です。
■質問■『戦争が起きたら参加しますか』
A:『参加する』
B:『参加しない』
C:『わからない』

※Aの割合の高い順にランキングしています。世界平均は68%です。
  ★結果★(参加59カ国)
 第1位  トルコ (94.7%)
 第4位  中国  (89.9%)
 第20位 韓国  (74.4%)
 第36位 アメリカ(63.3%)
そして、わが日本は…最下位の59位。しかも一つ上、第58位スペインの半
分以下で、ずっと、ずっと、ず〜っと下、ダントツの最下位だったのです。

 第58位 スペイン(37.4%)
 第59位 日本  (15.6%)

もちろん戦争は悲惨で愚劣なものですが、それにしても日本ただ一国、諸外国
と認識の差がこれほど大きいとは意外です。これは『反戦教育が行き届いた慶
賀すべき結果』なのでしょうか、あるいは、『戦う意思も、守るべき誇りも持た
ない哀れな国民の姿』なのでしょうか。みなさんどう思われますか?
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◆特集:注目校「都立青山高校」(村越教頭先生インタビュー)◆

◎都立青山高校は昨年9月、進学指導重点準備校に指定されました。従来の大
学進学実績も素晴らしいのですが、この措置と民間人校長により、ますます注
目を浴びています。そんな中、幸いにも青山高校の村越教頭先生から貴重なお
話を伺うことが出来ました。逢坂先生がインタビューを編集しました。

      『青山高校の挑戦〜都立高校の復権に向けて〜』

■意識の変化■
本校が準備校に指定されて変わってきた点は、生徒の進学に対する意識の高ま
りですね。学校5日制に対応して実施している土曜教室も、参加率が非常に高
く、今年の1年生はほぼ8割が参加しています。あと、月・水曜日には7時間
目を設定して、月曜は「総合的な学習の時間」を設けています。職業研究・進
路研究ガイダンスを行い、生徒の主体的な進路選択・将来設計を助けています。
さらに今後、各種職業人を招いて講演を行なうことも検討中で「やらされる勉
強」ではなく、自主的・主体的な学習という、青山高校の良き伝統をさらに継
承・発展させていく方向で取り組んでいます。

■カリキュラム■
現在本校生徒の約3割が東大をはじめとした国公立に進学していますが、入試
が5教科7科目と増えてもこの流れをさらに強化できるよう、選択の幅を広く
しています。新カリキュラム移行で、学力低下が懸念されていますが、各教科、
積極的に補助教材や独自教材を活用して、量の面でも充実した学習指導を目指
しています。また、進学指導で実績のある新しい先生方は生徒からも評判が良
くて、うれしいことに他の先生方の刺激にもなっていると思います。活気が出
てきました。

■開かれた学校■
「開かれた学校運営」をモットーに学校内外の意見交換の場として「連絡協議
会」を設けて、そこから出た提言を学校運営に取り入れています。当校のHPに
は昨年度の学校評価とそこで指摘された問題に対する改善の視点が示されてい
ます。例えば「生徒・保護者と学校・教職員とのコミュニケーションに関して
は、生徒・保護者・教員ともに評価は低い」という指摘に対し「授業公開、学
校説明会、学校見学会、体験授業等を、組織的・積極的に実施し、中学生及び
その保護者に本校の教育活動への理解を図る」としています。

★インタビューの感想★ 逢坂喜郎
青山高校の改革は「都立の復権」という単なる流行り言葉に乗ったものではな
く、青山高校の伝統と個性を追求した「不易と流行」を踏まえた有意義なもの
になると思います。当教室に通う青山高校の生徒にも現在の学校は好評です。

実は昨年、進学指導重点校の戸山高校の取材経験(メルマガ2002年6月号)か
ら、今回もあまり期待していませんでした。正直、看板倒れではと危惧したの
ですが、青山は本気だと確信できました。例えば、希望者が少なくて、多くの
学校では開講されていない地学を、受講者一人からでも開講しているそうです。
私たち学習塾にも刺激になります。
                       y.ohsaka@tokkun.net
◎村越先生、お忙しい中貴重なお時間を拝借し、ありがとうございました。
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◆図書券プレゼント◆

★今月も5名の方に、抽選で千円分の図書券をお送りします。今月のキーワー
ドは“チョウヘンショウセツ”です。メールアドレスと共にキーワードを入力
していただくだけで応募になりますので、ぜひご参加下さい。

その折、たった一言でもご感想をお書き下さい。これまでにお寄せいただいた
ご意見も、じっくり拝読し、参考にさせていただいております。
では http://tokkun.net のプレゼントコーナーへ進んで下さい。今月の締め
切りはやや早く『7月22日』です。お気をつけ下さい。当選者にはメールで
お伝えします。また会員専用ページには、
 goukaku
で、入る事が出来ます。必ず半角小文字で入力し、(enterを押すのではなく)
横にあるOKをクリックして下さいね。
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◆お知らせ◆

★その1:夏期講習の受付を開始しております。教室によって日程などが異な
ります。詳しくはHP上のご案内をご覧いただくか、直接お電話下
さい。 ■代々木教室:03-3370-4440■中川教室:045-910-1435。 

★その2:HPで大好評のクリックテスト、7月17日新作が多数登場します
のでどうぞお楽しみに。楽しい上に学力まで付いちゃう!

★その3:『メルマガ読書夏休み増刊号』をお届けします。なるべく多くの方に
読んでいただけるようなものを掲載する予定です。7月20日前後
の送信を予定しております。お楽しみに!   http://tokkun.net
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◆アンケート(お願いと前回アンケート結果)◆

前回同様のアンケートです。以下の項目の右にあるアドレスをクリックしてい
ただくだけで投票できる仕組みです。ご協力よろしくお願い申し上げます。

●今月のメルマガでもっとも気に入ったコーナーはどれでしょうか?
(複数回答可)
1.教育コラム     http://tokkun.net/merumaga-enq/answer1.htm
2.ショートユーモア  http://tokkun.net/merumaga-enq/answer2.htm
3.夏だ読書だ長編だ! http://tokkun.net/merumaga-enq/answer3.htm
4.データの杜     http://tokkun.net/merumaga-enq/answer4.htm
5.特集、青山高校   http://tokkun.net/merumaga-enq/answer5.htm
6.図書券プレゼント  http://tokkun.net/merumaga-enq/answer6.htm
7.皆様からの声    http://tokkun.net/merumaga-enq/answer7.htm
8.なし        http://tokkun.net/merumaga-enq/answer8.htm

◆6月号のアンケートにご協力をいただきありがとうございました。前回のア
ンケート結果は以下の通りです。6月号のメルマガはHP上でご覧いただけます。
 *6月号メルマガでもっとも気に入ったコーナーはどれでしょうか?

第1位 データの杜(日本人の価値観、世界ランキング『親子関係』):15票
第2位 図書券プレゼント:14票
第3位 教科の窓(光岡先生:イギリス料理):12票
第3位 ショートユーモア(スットコ君:塾講師に愛を):12票
第5位 教育コラム(鮓谷先生:箸を持てない子供達):6票
第5位 皆様からの声:6票
第7位 先生たちの読書:4票
                         magazine@tokkun.net
◎ご意見などもどしどしお寄せ下さい。ありがとうございました。
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◆編集後記&皆様からの声◆

◎子供たちにとって『夏休み』というのは実にかけがえのない時間です。勝負
の夏、鍛錬の夏、経験の夏、出会いの夏、それぞれがもっとも豊かな時間を過
ごすのが夏休みであるような気がします。

生徒が講習期間中、自分と戦い、学力的にも人間的にも大きく成長する姿を目
の当たりにするのは、我々塾講師にとっては感動的なものなのです。生徒諸君!
受験生もそうでない人も、前もって夏休みの計画と目標はきちんと立てましょ
う。暑くてもちゃんとご飯を食べて「しっかり運動、いっぱい勉強」ですよ。
先生たちをたくさん感動させて下さいね。

というわけで、先日、私は自分の生徒達に「何でも良いから夏の目標を紙に書
いて持っておいで!」という宿題を出しました。すると昨日、高2のNさんの
予定表には、日付の横に―2とかー3とか???、意味不明の数字が並んでい
ました。問いただしますと、なんとそれは…
『ダイエットの目標』でした(涙)。

ふぅ〜、人それぞれの夏。
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◎今月も最後に皆様から寄せていただいたメールの中からいくつかご紹介しま
す。多少編集させていただいております。ご了承下さい。

★保護者にお勧めの教育関係の本、辞典、知的興味を引き出してくれる本など、
お教えいただけると嬉しいです。データの杜、毎回興味深いデータをお教えい
ただけて楽しいです。
《編集者:保護者向けですね。なるほど面白そうです。やってみましょうか》

★私も個人塾をしています。そこで感じるのですが、結構親に問題がある子が
多いのです。塾に子供を預けるだけで勉強そのものについては無関心だったり、
逆に勉強に過干渉で子供が参っていたり。子供の勉強(や成長)に対して、親
はどうかかわっていったらいいか特集してもらえないでしょうか。
《編:教育の基本が家庭であることは疑いがありません。ただし教育方針も子
とのかかわり方も千差万別ですね。私どもがお手伝いできるのは勉強中心です
が、学習の面から様々な議論をしてみたいと思っております》

★なんだか。。。面白くて一気に読んでしまいました(^^;) ユーモアにあふれて
いるところがいいですね!!! 捨てるだけのメルマガも多いけど、このメルマ
ガは思わず開封してしまう予感(^^;)
《編:開封!開封!今月も開封しますように!<m(__)m>》

★ショートユーモアの先生たちも面白いですね! ちなみに僕は小学生の時は
キツネになりたかったです! あと箸がいまだに上手くもてないので、直そうと
思います!
《編:キツネ!?ですか?今は何になりたいのでしょうか、気になります》

★アメリカに来て自分は日本人という意識が強くなりました☆折鶴を作ってあ
げたりして日本の文化を教えることもしばしば。ある時、ドイツ人の男の子が
お箸を使いたがっていたときのこと。日本人の友達は普段からお箸を正しくも
てない子でした。彼女は正しい使い方を彼に教えてあげることができず、私が
呼ばれて彼に教えてあげることになりました。そのために彼女はいたたまれな
い気持ちになってしまいました。お箸を正しくもてないことは周囲の人を不愉
快にするだけでなく、海外にでたときに恥をかくものでもあると思います。日
本の文化をろくに知らずに海外にでても恥をかいてしまうものです。幼いとき
に躾に対してうちの両親は厳しすぎるのではないかと思っていましたが今は感
謝しています。ただ日本史が嫌いだったことが、留学するなら世界のことを、
と世界史を選択しましたが、まず始めに自分の国について学ぶべきだったと最
近思います。
《編:OBの方ですね。めちゃめちゃ良いこと言うじゃないですか。すばらしい
ご両親と良い塾に恵まれたのですね(笑)。国際化が進めば進むほど歴史、文
化、そして自分自身が問われるものです。アメリカからのメール、Thanks!》

★メールマガジンプレゼント、クイズの虫賞品、届きました。とても嬉しいの
ですが、何だか申し訳ない感じです。情報までいただいて、さらに図書券まで。
図々しいなぁ〜。さっそく、子供の問題集、朝の読書の時間の本を仕入れてき
ます。本当にありがとうございました。
《編:ガンガン仕入れちゃって下さい。トホホな金額ですが…》

★とても中味の濃い内容ですね。教室のオトボケも楽しい!・・・でもなかな
かゆっくり読めないのが悩み。いろいろすることがあって気がせいてマス。な
ので、メルマガのコラムは小見出しつけるとかしてくれると有り難いです
《編:なるほど、どうすれば良いのでしょう。メルマガちょっと長いですよね?
書きたい人間が多いもんで…すんません》

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