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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2003ー06-22---------第011号 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 若狭三十三観音11 小浜3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 小浜 若狭三十三観音 16番札所 【神宮寺】 天台宗 若狭を「海のある奈良」と称されるのは、毎年3月2日に 神宮寺と奈良東大寺の間で行なわれる「お水送り」の行事がその由縁である。 両側に石垣が積まれ木立の中を参道が伸びる、 竹の囲いが風情を誘う門に着く拝観料を支払って境内へ、 広い緑の芝生の中に桧皮葺きの『本堂』が建つ、入母屋造りの堂は、 室町時代に再建されたもので国の重要文化財に指定されている。 本堂へは藁草履に履き替え入堂する、 美しい十一面千手観世音菩薩と毘沙門天、不動明王が祀られている。 中壇には薬師如来、脇侍に日光、月光菩薩、更に周りには十二神将が安置されている。 久しぶりに豪華絢爛の仏様にお目にかかれ心も豊かになった。 境内には茅葺の小屋と清水が湧き出る小屋があるだけで、 素朴な静けさを肌で感じられる寺である。 所在地 小浜市神宮寺30−4 0770−56−1911 ========================================== お水送りの寺です kamiike@par.odn.ne.jp ========================================== |