メルマガ:いいオトコ研究会
タイトル:いいオトコは、目標を達成する  2003/06/18


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☆   いいオトコ研究会 (いい男とは?)  03年6月18日 第66号
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▼▼今週のご挨拶▼▼

先週の日曜日は、父の日。
そこで、父の話をしてみます。

ステキなお父さん、いいオトコ版お父さんの共通項とは、
世に言われる「父権」を持っているってことだと思います。

父権の復活が唱えられて久しいですが、決して勘違いしないで下さい。
威張り散らすことでもなければ、男尊女卑でも無い。
父権とは、次のことが出来る(する)お父さんの「権威」のことです。
「家族を統合する」
「子供に理念を掲げる」
「子供に文化を伝える」
「子供に社会のルールを教える」

要するに、父権とは、権威を持って家族の中心に立ち、社会や国家という
共同体における倫理規範や、伝統文化を子供たちに教え込むこと。

いいオトコを目指すのであれば、結婚していようがいまいが、
父権の復活について、もう一度見つめ直したいですね。
仕事が出来る、勉強が出来る、収入が多い。
これらに該当するにこしたことはありませんが、
該当するからって、父権を持っていることの証とは言えません。

そして女性の方も、父権という視点から男性を見てみるのも、いいですよ。


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▼▼今週のテーマ▼▼ >>目標の達成

何事も計画倒れでは、事は前に進まない。
高い志も、大きな目標も、有言実行しないと、単なるホラ吹きで終わって
しまいます。

前号までで、
自分の特性をつかみ(5月28日/第63号)
→自分の強みを見極め(6月4日/第64号)
→自分の目標を定める(6月11日/第65号)
ことについてお話しました。

で、今シリーズの最初に、「勝つこと(5月7日/第60号)」について述べました。
(いずれも、バックナンバーは、以下URL)
http://members.tripod.co.jp/fineguy/backnumber.html

勝つこと。
その勝負の対象は、自分です。
もう少しわかる易く言うと、「自分で定めた目標を達成」すること。

そこで、今号は、定めた目標を、どうやって達成していくのか。
そのヒントをお送りします。


▼ブスおとこ君

「俺ってビッグになるんだ」
これが、ブスおとこ君の口癖。

でも、全然具体性が無い。
何をもって「ビッグ」というのかもわからない。

「年頭には、いつも今年の目標を定めるんだ」
でも、年末には、どれも達成出来ていない。

「独立企業して、必ず上場させ、上場企業の社長になってみせる」
でも、それに対して努力している姿勢が見られない。

「英語を勉強して、外人と流暢な会話をしてみせる」
でも、教材テープが溜まる一方で、全然継続性が無い。

ブスおとこ君には、目標達成の意味がわかっているんだろうか?


▼目標の設定

結論から申します。
目標を達成するには、前号までのやり方で定めたみた目標を、
次の事柄に当てはまるように、まずは修正して下さい。

それは、
「具体性があること」、
「動機・意欲が高まること」、
「達成可能なレベルであること」、
「他のことと関連性があること」、
「達成度合いが把握出来ること」、
そして「プロセスが楽しめること」。


▼具体性があること

では、一つずつ解説していきます。

目標という「到着点」にたどり着く。
そのためには、到着点が具体的にどこなのか、わかる必要がありますね。
漠然と、山頂を目指すのではなく、「どの山の頂」なのかを。

つまり、具体性がある方が、どこに自分が進めばいいのか
イメージが湧きやすい。
こういうことです。

よく「俺は偉くなりたい」って聞きます。
でも、「偉くなる」って、かなり抽象的ではありませんか?

これを、「部長になってみせる」とか、
「一つのプロジェイトを任されたい」なら、
どこに進めばいいのか、イメージが湧きます。


▼動機や意欲が高まる

次に、動機や意欲が高まるような目標であること。

誰だって、意欲が湧かないようなことに対し、努力なんかしたくないですね。
水泳が嫌いな人は、いくら特訓しても、あまり上達しないでしょう。
いや、その前に、特訓に耐えられないのではないでしょうか。

周りが英語をやっているから、俺も(私も)。
この程度では、継続できないこと、必至。
動機や意欲が高まるようなことじゃないと、途中で挫折してしまうものです。


▼達成可能なレベル

目標自体が、達成可能なレベルであること。
これも重要です。

身長の倍の高さがある鉄棒に向かってジャンプしても、
一生、届きません。

今更、プロ野球選手になりたいって思っても、
(大半の人は)実現性はほぼゼロ。

達成可能だから、努力できるのですね。
努力するから、目標達成出来るのですね。


▼他の関連性があること

他のことと関連性がある目標を定める。
これはどういう意味でしょうか?

誰もが、時間や金銭という「自分の資源」には限りがあります。
限りある資源、分散させるよりは、集中させる。
あるいは、関連性を持って、シナジーを持たせる。
これが重要であること、言うまでもありません。

関連性の無い目標を複数定めたとします。
どれもが達成出来るようなスーパーマンなら話は別ですが、
大半の人は、各々の目標が全て、中途半端に終わってしまうのではない
でしょうか。


▼達成度合いが把握出来ること

これって、すごく重要です。
マラソンで、「今、何キロ」ってわかっている場合と、
どこまで走ったのかわからない場合。
当然、前者の方が、張り合いがありますね。
「よし、もう何キロ走ったので、後はこれだけだ、がんばろう」ってね。

流暢な英語を話せるようなるっていう目標。
これも「外人と冗談が言い合える」っていう達成度合いがあったほうがいいで
しょう。
テストで何点以上っていう達成度合いがあるほうが、励みになることでしょう。


▼プロセスが楽しめること

努力、ど根性、歯を食いしばる。
確かに、巨人の星の時代には、これでもよかったのかもしれません。

でも、折角人生しているのだから、楽しみたいですね。
だから、目標達成は、苦しい努力によって手に入れる果実ではなく、
その過程、プロセス自体も楽しめる。

そうでありたいものです。


▼更にもう一つ

具体性があって、動機・意欲が高まるようなことで、
達成可能なレベルで、他のことと関連性があり、
達成度合いが把握出来き、プロセスが楽しめる。

定めた目標を、これに当てはまるように修正する。
修正したら、これに当てはまるように、行動を起こす。

目標達成の原則を述べました。
ここまできたら、もうしめたもの。
後は、次の述べることを、やってみて下さい。
それは、「潜在意識に刻み付けること」と、「ちょっとしたストレッチ」。


▼潜在意識と成功体験

ゴルフをやる方なら、よくわかると思います。
「ここでOBを出してしまうかも」っていうと、たいていOBを出しちゃう。
「スーパーショットを打つ予感がする」って場合は、本当に打ててしまう。

これが、日々の行動レベルのみならず、目標の達成にも通じるのです。

自分で定めた夢や目標を、繰り返し思い浮かべる。
繰り返すことによって、潜在意識に刻まれる。
そして、自然と達成出来るような状態を作ってしまう。
この流れです。

よく、ドモリの人が「人前では話せない」ってことで悩んでいます。
これは、「また失敗するかもしれない」、「ダメだろうな」っていうマイナスの
サイクルに入っているから。

「この目標は達成出来る」
「達成した自分を想像してみる」
その思いが潜在意識に刻まれると、自然のポジティブな行動、考え方が
出来るようになるのですね。

また、「ポジティブな行動」は、成功体験からも生まれます。
成功体験って言っても、大げさなことでなくてもいいです。

ちょっとずつ、自分を成功させるのですね。
目標への道筋から外れていないことで、ほんのちょっとしたこと。
ここで、少しずつ、成功体験を味わうようにするのです。


▼ちょっとしたストレッチ

ストレッチとは、「ちょっと伸ばす」ってこと。
これを目標達成の原則に当てはめると、こうなります。

目標自体は、直ぐに達成出来るものではありません。
(楽しみながら)努力した結果、手に入れるもの。

でも、日々の行動では、「ちょっと手を伸ばせば」届く。
そんな「ストレッチな目標」を持つ事が大切です。

変な例で恐縮ですが、馬の前のニンジン。
あのニンジンが、遠く離れていたら、馬は走り出しません。
でも、「ちょっと顔を前にだせば、口に入る」と思うから、馬は走るもの。

毎日毎日、ちょっとストレッチを思い出し、小さな目標、ニンジンを描い
てください。


▼最後に

目標の中身は、仕事や勉強ばかりではありませんね。
家族のことや、家族でのポジション。
趣味も、地域との関わり合いも、全て目標の対象となります。

「趣味も対象?」
って思われる方もいらっしゃるのでは。
でも、趣味だからこそ、目標設定し、達成に向けて楽しく努力してみて
ください。

すると、趣味と思っていたことが、「単なる暇つぶし」だったと気付く
かもしれません。
あるいは、趣味と思っていたことが、もっともっと深く追求したくなる
かもしれません。
そして、後者の場合を、我々は「趣味」と呼びます。


▼女性の方へ

男性が「一番魅力的」に見える時って、どんな場面?

この質問に対し「輝いている時」とか、「燃えている時」っていう回答が、
非常に多かったことを記憶しております。

男って、結局は獲物を捕る動物。
やはり、獲物を捕った瞬間って、すっごく輝いていたのでしょうね。

で、現代の獲物ってのは、いろんな定義があるでしょうが、その一つが
「自分の目標」っていう獲物ではないでしょうか?

獲物を捕る、目標を獲得する男性。
いいですねー。

最近、「いいオトコっていないねー」っていう声もよく耳にします。
これって、輝いている、自信を持っている、燃えている男性が少ない。
どうしても、こういうように聞こえてしまうのですが。


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▼▼次週のテーマ▼▼   6/25配信

>>第一章のおさらい

以上で、第一章が終わりです。
そこで次号は、第一章のおさらい(まとめ)をお送りします。

まとめの内容を把握されたら、7月から始まる第二章。
是非、継続してご愛読下さいね。


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