いざ行け若鷹通信VOL.６５ 2003/06/14

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タイトル：いざ行け若鷹通信VOL.６５ 2003/06/14

◆□◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆□◆ 　　　　　　　　　いざ行け若鷹通信VOL.６５(2003/6/14） ◆□◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆□◆ ≪いざ行け若鷹軍団　http://gogohawks.rivals.ne.jp/≫ 【Close Up Headlines】 ■脅威の“パニッシュボール”～新垣渚～ ■リハビリ中の小久保！一時帰国！ ■斉藤・和田・新垣の3本柱で6月を戦う！ ◇戦績(6/13現在)　34勝24敗1分　 1位 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 〝ホークスに和田あり!!〟 11試合に登板し、7勝2敗の好成績を収めている和田毅投手の左腕が、パリーグ各球団に恐れられるようになった。全球団から白星を稼ぎ、斉藤とならんで「左・右のエース」と呼ばれる存在だ。王監督も… 『3つ勝って1つ負けのペースだろう～これは立派なもんだよ。エースと言って良いんじゃないの』と、文句なしに認めるほどだ。特に、“宿敵”西武から2勝を挙げているのが光る。 “西武の刺客”に指名したほどだ。「左投手に弱い西武」といわれるが… 昨年は、杉内の左腕は全く通用しなかった。ホークスでは、先発左腕投手は育たないとも言われていたが… 今季は、和田の入団でスッカリ様変わりした。何が良いのか？テンポよくチェンジアップ・スライダーを両コナーの低目につく。素早く左腕を肩の所に持っていき、自在にどういう球種も丁寧に投げ分けられる。 140キロの直球も勝負球に使うが、これが「145キロくらいに感じられる」というほど、各チームの打者は翻弄されている。マウンド上で、冷静に打者の狙いを見極める能力は、とてもルーキーとは思えない。常に、体作りのため“走る”ことを心がけている。『走ることにより、足・腰が強くなります。投げた翌日ももちろん走りますよ。 150球くらい投げても、十分体力が持つようにしているのです』と、自己管理も怠らない。金田正一氏が現役時代に『野球選手、特に投手は、走りまくって下半身を強化すべきだ。私も走ることが大好き。それで自分の理想的なピッチングができる』と言ったものだが、和田もこの大先輩の考えと軌を一にしている。大投手への道を力強く歩み始めたと言っても良いだろう。早大野球部からホークスを選んだ時、ＯＢ連中も「なぜ？」と驚いた。巨人からも誘われていたが… 『ボクは、あの福岡ドームの熱烈な応援が大好き。ゾクゾクするし、超満員のファンの中で投げられるのは、とても最高の気分です』と、信念を貫いたことでも有名である。世の流れに惑わされない“反骨精神”が強いのかもしれない。この意欲が、和田のピッチングのバネになっているようだ。『近鉄・西武の強豪を倒してこそ“優勝”があります。ボクもしっかり捉えて投げ抜きます』目標も高く、考え方もルーキーとは思えない地についたものだ。 “西方(福岡)から陽が上る” そう思う人も多くなっている。

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