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多津蔵は、薩摩の国に有ります。 南の国なのです。 暖かいのは、気候だけでは有りません。 人も、暖かいのです。 でも、一番暖かいのは、風なのです。 南の其の先から吹き渡る風は、一杯の夢を運んでくれるのです。 風が運んでくれたものには、 食物・織物・陶器・香・茶・鉄砲・キリスト等など、数え切れません。 文化だけでは有りません。 押し寄せる軍隊も有りました。 其れでも、我慢強く耐え凌ぎ、薩摩の文化を作りました。 今では、鹿児島と、大きく、くぐりますが、 薩摩は、其の一部であり、全体では有りません。 薩摩が統治した地域を指して、鹿児島と云うのでしょうか。 いずれに致しましても、薩摩は、南の風を受けて発展をしました。 其の薩摩の中で、多津蔵は、育まれています。 多津蔵の課題に、過疎からの脱却が有ります。 運良く、多津蔵は、若いスタッフに恵まれました。 過疎からの回帰には、 若い人達が、其の地で、生き続けられる事が、求められます。 其の解決の方法が、多津蔵であったのならと、願っていました。 今、多津蔵には、ゆっくりでは有りますが、 確実に、若いスタッフが参加をしてきます。 過疎からの脱却には、少し時間が掛かりますが、 若い人達が住み続けられたなら、間違いもなく、成し遂げられる事でしょう。 多津蔵の挑戦は、未だ、始まったばかりなのです。 慌てず、急がず、ゆっくりと確実に歩みたいと思っています。 過疎からの脱却に、答えは一言なのです。 『生まれた土地で、育ち生きていく。』 この事が、実現できたなら、 多津蔵の存在は、価値の有るものと、評価される事でしょう。 カリキュラムの無い、営利事業体の多津蔵が、夢のような挑戦をします。 お楽しみにお待ち下さい。 |