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タイトル:Daily Drama Express 2003/04/27 笑顔の法則(3)  2003/05/31


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/mm/dd (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 笑顔の法則
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 倉沢祐美(竹内結子)
 桜井礼次郎(阿部寛)
 柚原和也(西島秀俊)
 井坂恵(宮地真緒)
 小泉英吉(高橋克美)
 米田良江(柴田理恵)
 大原菜津子(櫻井淳子)
 倉沢幸一(陣内孝則)
 柚原美沙子(野際陽子)
脚本  寺田敏雄

あらすじ  桜井礼次郎(阿部寛)の第二回目の原稿ができあがる。そして、
「武士は食わねど高楊枝」と言うと、倉沢祐美(竹内結子)は「その
場しのぎのかっこうつけですね」と答える。

 旅館・柚原の給料日。倉沢幸一(陣内孝則)も番頭の小泉英吉(高
橋克美)も、ここ3年給料が横ばいなのが不満。

 編集長の村岡俊彦(升毅)と鴨川さつき(滝沢沙織)が桜井の原稿
を取りに来て、「いい!」と感激する。そして、祐美にバイト料を渡
すと、くれぐれも桜井を外に出さないように、出版界では、桜井の行
方不明がちょっとした騒ぎになっている、と念を押す。

 幸一が庭の隅で女性と逢い引きしている。

 祐美のバイト代は日給5千円。二週間で7万円。祐美は「よくやっ
た」と言ってもらえるだけでやりがいがあると言うが、幸一は祐美を
心配する。東京のアパートも残してあるのに.....と。

 リニューアル・オープンする川奈ホテルが高給で腕のいい板さんを
引き抜こうとしていて、幸一も声をかけられていた。

 祐美が「締め切りですよ」と言って桜井を起こす。桜井は30時間も
寝ていた。祐美は初給料で金魚をプレゼントする。

 桜井が金魚を好きなのは、芸大に入って初めて描いた絵でほめられ
たからだと言う。父親が芸大の教授だったのだ。

 桜井が外出したがり、祐美は根負けして、ちょっとだけ、と外出さ
せる。ロビーで桜井は声をかけられる。芸大の後輩・小宮山で、油絵
で日本芸術大賞をとったのだという。そして今、実家である川奈ホテ
ルで個展を開いているという。桜井は小宮山の絵を見ると、急に外出
を取りやめる。

 祐美はハンバーガーを買いに行く。

 幸一は桜井に、何でハンバーガーばかり食べるのか聞く。「好きだ
からです」と桜井。「いいかげん、お魚食べてみようと言う気になり
ません?」と幸一。「なりません」幸一は桜井に祐美をくれぐれも頼
むと繰り返す。

 祐美がハンバーガーを買って戻ってくると、桜井がいない。部屋に
置かれた新聞には、小宮山の記事の部分が開いていた。

 幸一は祐美に先のことも考えて生きろ、と言うが、祐美は考えてい
る、と反発。

 幸一はそっと川奈ホテルのスカウトの女性からもらった名刺を見る。
女将(野際陽子)から、お客様があわびのおどりやきを追加、と言わ
れて慌てて仕入れに行く。

 桜井は小宮山の絵を見に行った。小宮山は油絵で賞を取っても、桜
井ののように印税で食べていけないから、川奈ホテルの経営を手伝う
のだという。

 桜井は川奈ホテル内をブラブラしていて、幸一が川奈ホテルのスカ
ウトに、本当に給料を二倍出してくれるのか念を押しているのを見か
ける。

 桜井らしき人物が東京駅のそばを歩いている。その人物を村岡編集
長が見かけて声を掛けたが、反応しない。

 祐美は柚原和也(西島秀俊)に、桜井探索の方法はないかと相談し、
和也は近くにいるならラジオで呼びかけてくれるという。でも、桜井
の名前を出せないのでつらい。

 編集長から祐美に電話がかかってきて、東京駅で桜井らしき人物を
見かけたので、桜井の声が聞きたい、くびがかかっているのだ、と言
い、祐美はお風呂に入っているとごまかす。

 そこに、川奈ホテルのスカウトの坂口が入ってくる。川奈ホテルで
大量の人を雇いたいから放送して欲しい、とのことだった。坂口は幸
一にも声を掛けているという。

 幸一はアワビを買わずに戻ってきてしまい、女将はあきれる。

 女将は祐美に幸一のことを聞くが、祐美は桜井のことで精一杯。女
将の入れてくれたお茶を飲み、「おいしい!」と喜ぶ。女将は一生懸
命やることはいいが、一生懸命すぎるとまわりが見えなくなると諭す。

 その時、和也から祐美に電話が入る。リスナーからの桜井らしき人
物を見かけたという連絡だった。

 祐美たちが川原に駆けつけると、桜井は川原で油絵を描いている。

 祐美は和也に、声を掛けにくいと言う。和也は、「無事でよかった
な」と言えばいいだろうとアドバイスし、いい声だな、と付け加える。

 桜井は油絵の道具を東京の家まで取りに行ったという。祐美は驚き、
「電話ぐらいくれれば」と言う。「やっぱりそう思う?」と桜井。

 桜井の絵はうまい。桜井は幸一が祐美のことを心配するのをうらや
ましいと言う。桜井は一人っ子。桜井礼一郎が父親なので、長男だが、
礼次郎。父親は油絵の大御所で、生まれながらに桜井は父親の二番手
として運命づけられていた。漫画を書き始めた時、勘当された。と語
る。

 祐美は桜井を誘ってハンバーガーを買いに行くが店は休み。祐美は、
そろそろ幸一のお刺身を食べてみたら?と言うが、「勘弁してよ」と
桜井。そして、桜井は幸一も中堅となり、そろそろ岐路に立っている
のでは、と言う。

 幸一は女将に、川奈ホテルの総料理長にと、前々から誘われていた
と、打ち明ける。行く気はないのだが、祐美を見ていて考えが変わっ
たという。祐美が時給200円なのに生き生きと働いている。今まで東
京でどんな生活をしていたのかと思うと、また、先のこともわからな
い。だから祐美に苦労を掛けたくない。川奈ホテルは今の二倍の給料
を出すという。それだけあれば、3ヶ月後、祐美が無職になっても支
えてやれるから、と。「あなた、迷ってるの?」と女将。「はい」と
幸一。「それがたった1人の妹のためだったら、わたしにみ何も言え
ない。それは自分で決めなさい」

 夜幸一は、坂口に前向きに考えたいと電話し、坂口から、明日来て
欲しいと言われる。

 幸一の電話が鳴る。祐美からで話したいことがあるから部屋に来て
欲しい、と言う。

 幸一が祐美の部屋を訪ねるが、いない。と、明かりがつき、クラッ
カーが鳴る。幸一の40歳の誕生日祝い。初月給で買ったプレゼント
を差し出すが、幸一は時給200円で先の保証もないのに無駄遣いする
な、と怒る。ふすまの向こうで音がする。番頭の小泉、仲居の、桜井
たちが控えていたが、出る機会を失う。幸一は、みんなを出て行かせ
る。

 祐美は、幸一が女将を裏切ることはないよね、と詰め寄るが、幸一
は祐美のために移籍するのだと、遂に言ってしまう。祐美は泣きなが
ら、もう子供じゃない、時給が安くても、先が見えなくてもいい。自
分のいいところは、いつも笑っているところだ、と言うが、幸一は、
もう笑っても生きていけない年なんだ、と怒る。

 桜井が口を挟む。ハンバーガー屋が閉まっていて、祐美が自転車に
またがったので、ハンバーガーならいいよと言ったが、祐美はバスで
40分かかるお店まで、交通費を浮かせるために自転車で2時間掛けて
往復し、幸一のプレゼントを買いに行ったのだと打ち明ける。そのお
店まで行ったのは、そのお店が今月いっぱい、なんでも30パーセント
オフだからだった、と。そして、祐美の笑顔は世間を渡っていけるだ
けのいい笑顔だと説得し、幸一が川奈ホテルに行ったら、祐美は一生
笑えなくなるかも知れない、と言う。祐美は幸一にプレゼントを押し
つけ、幸一は泣きながら受け取る。

 幸一は川奈ホテルに断りに行く。だが、小宮山も来てくれと頼む。

 桜井がそこに通りかかり、「本当に腕のいい人は、自分の才能を安
売りしない」と言う。そして、油(絵・執筆者注)一本でやってきて、
賞まで取った小宮山をうらやましく思ったのだが、賞を取ったとたん、
その名前で商売しようとしたことに、落胆したという。

 桜井をうらやましいという小宮山に、「自分の信じたことをやって
きた結果だよ」と桜井。

 幸一は席を立つ。

 女将が祐美に、ホテルから女将が幸一を引き留めたのでは、と嫌み
を言われたという。どうして引き留めなかったのか聞く祐美に、「わ
たしは幸さんにここにいて頂いている立場ですから」と言い、幸一が
ここに残ったのは、祐美の笑顔のため。一生懸命になるのもいいが、
そういう自分を支えてくれている人のことも忘れないで欲しい、と付
け加える。

 幸一は、桜井のためにハンバーガーを作る。それを食べた桜井は、
最高!と喜ぶ。

 幸一と小泉は女将に賃上げ交渉をしようとするが、女将から一言、
「ご苦労様」と言われて終わってしまう。慌てて2人は女将を追いか
ける。

 「走らない!」と女将は叱責。

 その幸一を祐美が走って追いかけ、「桜井さんがおいしいって」と
言う。その祐美も、「走らない!」と女将は叱責。

 慌てて止まろうとした祐美は、尻餅をつく。


寸  評  桜井さん、だんだんいい味を出してきていますね。最初はわがま
まに思えましたが、父親との確執、油絵からの転向と、いろいろ人生
屈折があり.....
 でも、2人だけだとお互いを思いやりながらも喧嘩してしまう、幸
一・祐美兄弟を、しっかりとつないであげていますね。
 今回、題名に迫る、祐美の「笑顔」が取り上げられました。「笑顔
の法則」.....この題名の意味がそのうち、明らかになるのでしよう
か?

執筆者  鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 仕事に張り切っている祐美ですが、この後、和也から突然の告白をされます。
 ドラマとしては、劇的な展開ですが、日常生活ではそんなことって、滅多に
起こらないですよね.....

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(鈴木)

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