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===================================================== 発行部数 10 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/05/22 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 動物のお医者さん 局 名 テレビ朝日系 放映日時 木曜21時 キャスト 西根公輝(吉沢悠 ) 菱沼聖子(和久井映見) 漆原教授(江守徹 ) 西根タカ(岸田今日子) 西根たか・少女時代(吉野 きみか) 菅原教授(草刈正雄) 二階堂昭夫(要潤 ) 嶋田小夜(加賀美早紀) 清原 (高杉瑞穂) 阿波野 (平井理央) チョビ(声)(柊留美) ミケ (声)(山本圭子) ナレーター (キートン山田) 脚 本 横田 理恵 深沢 正樹 古沢 良太 江頭 美智留 あらすじ 15.「家族の大勝負」 絹代 「なにすんのよー。」 公輝の母絹代の美声が響く。 演奏会のため、4年ぶりに公輝の両 親が ドイツから帰っている。 その声楽家の絹代が 公輝の飼って いる鶏のヒヨちゃんにつつかれたのだ。 ヒヨちゃんは 公輝が小学 生の時 鷹匠に憧れて飼い始めた。 朝食の支度をめぐって、母絹代と祖母タカが口論する。 絹代 「じゃ、当番決める?」 タカ 「のぞむ所だわ。」 サイコロを振る絹代。 タカも絹代も 後から後から難癖をつける ため 決着がつかない。 公輝 「わかりました。 ぼくが作ります。」 祥平 「手伝うよ。 どうせ、いつもやってる事だから。」 結局、公輝とピアニストの父祥平が 朝食を作る。 ドイツでも、 主夫を務めているようで手馴れている。 チョビへの餌やりも 忘れ ない。 タカは 労働力が多い今こそ 家をきれいにしよう、家をテレビ局 の撮影隊に貸すため 大掃除をすると言い出す。 せっかく帰ってき たのだからゆっくりしたいと言う絹代に対し、二日過ぎたらお客では ないと言う祖母タカ。 大掃除担当を決めるため、公輝・両親・祖母 タカの4人で マージャン大会を開く。 絹代とタカは 意気揚々。 勝負に対する姿勢がどん欲なところが 2人はそっくりだ。 対して、祥平と公輝は弱気だ。 公輝は 父 似らしい。 西根家のマージャンは 普通と少々違う。 絹代とタカは、公輝と 祥平が 早く安く上がることを認めず、勿体ない牌を捨てようとする と取り消してしまう。 人の手へのチェックも厳しい。 トイレ休憩以外は認められない 延々8時間の攻防戦。 電話に出 る事も、食事を取る事も許されない。 1位タカと2位絹代の入れ替 わりが続き、3位が父、4位が公輝。 女性陣優位の中で、女性陣・ 男性陣の2人組みで勝負を決めようと タカが提案する。 これで確定かと思われた最終回。 公輝に あと三つそろえば 大 逆転の「大三元」といういい手が来る。 順調にそろえていく公輝。 公輝 「あ、それ。 上がりました。」 絹代 「どれ、見せて。」 祥平 「すごい。 逆転だ。」 大逆転が決まったかという時、食事のお預けをくい 待ちきれなく なったミケが 大三元の役の牌を壊してしまった。 やっぱり大掃除に励む公輝と父。 何故か 二階堂までも手伝う羽 目に。 一方、意気揚々と 撮影隊の案内をするタカと母。 祥平 「人間 何事も慣れだよ。」 両親2人がドイツに帰った事で、肩の荷が下りた公輝だった。 16.「ハムテルの試験対策」 試験期間中の獣医学科。 駆け込みの試験勉強に燃える学生たち。 再試の学生は 廊下に名前を張り出される。 二階堂は常連で 単 位取得に必死だ。 再試を受けた事が無いと言う公輝は、学生みんなに羨ましがられる。 彼のポリシーは ギリギリでもいいから 絶対落ちないこと。 勉 強が好きでないからこそ、一度で合格したいという言い分だ。 解剖 学の口頭試験では、教授をも気迫で言い負かすほどだ。 公輝にあや かろうと、周りの学生たちが握手を求める。 清原は、チャンスとば かり 公輝の鉛筆・消しゴム・メモ帳などを 試験のお守りとして販 売する。 しかし、公輝には公輝なりの試験対策があった。 チョビ・ミケた ち家族へのサービスを犠牲にして 試験に臨んでいたのだ。 彼らは 帰宅した公輝に「遊んでくれ。」と いっせいにせがんで来る。 試験期間中だけは この家族サービスは二の次なのだ。 切羽詰った学生たちは、菱沼のアドバイスを受けるが、あてにはな らない。 最終最難関の 獣医組織学試験の日。 この試験は 20台の顕微 鏡に仕掛けられた組織片を 輪になって並んだ20人の学生たちがグ ルグルと順に見て、名前を答案に書いていく。 1台あたりの所要時 間は20秒。 その組織片が何なのか 瞬時に判断しなければならな い。 考える余裕も、隣の答案を盗み見る余裕も無い状態だ。 教授が、タイムウォッチを手に ホイッスルを吹き、試験開始。 学生たちは、ホイッスルの合図で移動し 押し合い圧し合いしながら 答案を埋めていく。 公輝は 1問不安な解答欄を空けて 次に進んだ。 終わってみた ら 空けておいた筈の解答欄が無く、最後の解答欄が空いている。 1問ずつずれて書き込んでしまったらしい。 9割はわかった筈だっ たが、これでは全滅だ。 公輝、初めてのピンチ。 翌日、二階堂と公輝が ドキドキしながら掲示板を見つめる。 と、 奇跡が起きた。 あるはずの彼らの名前が無い。 ギリギリで合格し たのだ。 公輝 「こんな危ない橋を渡ったのは初めてだ。 二階堂、もしか して、このスリルが忘れられなくて 再試を受け続けているのか?」 自宅の庭で チョビと遊ぶ公輝。 ナレーション 〈結果的に ポリシー通りギリギリで試験に受かっ た若者は、心ゆくまで家族サービスに努めたのだった。〉 17.「漆原の弱点」 獣医診療学で動物病院に来た学生たちは 非常に忙しい。 診察室 や待合室を駆け回らなければならない。 それは、忙しいのが大好き な漆原の傍若無人な振る舞いのせいだ。 1つのファイルを取るのに 全部のファイルをひっくり返す、誰彼構わずぶつかっていく、診察 器具をひっくり返す。 たくさんの動物を診察する他に いくつもの 仕事も作り出していく漆原。 あまりの事に音を上げ、何とかしようと 菱沼に相談する。 漆原 の弱点は 奥さんらしいが、この場合当てはまらない。 常連の紫さ んの名前が挙がるが、敵としては少々小粒らしい。 漆原に 天敵は いないのか? 公輝 「天敵っていうんじゃないけど、あの人は苦手なタイプかも しれない。 加藤さん。」 加藤さんは、通院歴三年のネコの飼い主で 年配の女性だ。 その 穏やかな性格で 待合室の人気を獲得している。 加藤さんの見立て はなかなか鋭く、漆原より正確だという評判なのだ。 かつて 診察 室でこんな事もあった。 漆原 「経過が今一ですね。 お薬変えてみましょうか。」 加藤さん「あら、またお薬変えるんですか?」 加藤さんには 何も言い返せない漆原。 あの優しげな加藤さんの武器は何だろう? いったい何が 漆原を へこませる効果があるのだろう? 上品さ? いや、同様に上品な菅 原教授も 漆原にはかなわない。 加藤さんの菩薩のような微笑に 何かがあるのか? 公輝 「それは、「無心」じゃないのか? 無心な何気ない一言が グサリと来るのだろう。」 〈無神経に勝つのは無心だ。〉という結論。 明日から、無心作戦 の開始だ。 ナレーション〈公輝は 普段からかなり無心なのだが・・・。〉 翌日、診察室で 仏のような笑顔を浮かべる一同。 漆原の傍若無 人さにも 動じない。 何を言われても、「はい、先生。」と 素直 に答える学生たち。 漆原も 調子が狂うようだ。 一同は 午前中の頑張りで 漆原を陥落できそうだと沸き立つ。 「やっぱり無心は 無神経に勝てるのか。」 菱沼が 菅原からのお裾分けのメロンを持ってくる。 勝利のメロ ンでお祝いだと 意気が上がる一同。 公輝たちが 冷蔵庫に持って 行こうとした時、再び漆原の傍若無人攻撃が。 漆原がぶつかった手 洗いの桶の台が メロンを持った公輝めがけて転がりだす。 危な い! 桶を避けた拍子にぶつかったレントゲンの照明灯が チョビの 上に・・・。 思わず、メロンを捨ててチョビをかばう公輝。 楽し みだったメロンは 床の上で ぱっかり割れてしまった。 漆原 「おいしそうなメロンだな。 でも、午後の診察が始まるか ら 片付けなさい。」 それまで「無心」で頑張っていた一同だが、阿修羅の如く怒りに燃 える。 菱沼 「結局、無心は無神経に負けたのね。」 相変わらず、加藤さんの人気は上々。 先生より 加藤さんの意見 を求める飼い主たち。 診察室から 待合室を盗み見る漆原。 漆原 「たった3年通ったおばはんに 勝手な真似をされて黙って られるか。 動物病院のスターは私一人だ。 直談判するぞ。」 漆原は 学生たちを引き連れて、待合室の加藤さんに詰め寄る。 漆原 「加藤さん、待合室で獣医の真似事は 困ります。」 加藤さん「ただのおしゃべりのつもりだったの。 私、病気の事と か治療法とか 調べるのが好きなの。 あなたは お勉強が嫌いだっ たわね。」 漆原 「・・・あなたは、薬理学の鬼丸百合子先生! 何でおっ しゃって下さらなかったのですか?」 加藤さんは かつてH大学獣医学部の薬理学の先生で 漆原の恩師 だったのだ。 漆原がとんでもない振る舞いで退学になりかけた時も かばってく れたのだった。 漆原に振り回された現役時代は、今の菩薩のような 顔と違って夜叉のような顔をしていた。 それで 気付かなかったの だ。 公輝 「やはり 無心は強いらしい。」 菱沼 「でも、それは過去の因縁と キャリアがあってこそよ。」 借りてきたネコのように大人しくなった漆原。 その様子に 加藤 さんに 毎日でも来てほしいと願う公輝たちだった。 寸 評 ハムテルは 父似だったのですね。 こんな穏やかな人がどうや って生まれたかと思ったら、なるほどハムテルのお父さんは 静かで 素敵な人ですね。 この人だから あのお母さんとうまくいくのです ね。 ヒヨちゃんは ハムテルが小学生の時から居る という事は 9歳 ぐらいでしょうか? これってホント? 鶏って長生きなのでしょう か? 執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- もう一人の主役 チョビ。 このレポートでは なかなか登場しません。 ハムテルがいつも連れ歩いて テレビでは登場回数が多く よく画面に映っ ています。 なのに、このレポートでは なかなか登場させられなくて ゴメ ンナサイ。 台詞が中心のレポートになっているからでしょうか? チョビの 存在がわかるような 上手なレポートを目指したいものです。(飯塚) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |