メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/05/29


==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/5/29       第159号 (発行 不定期)
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==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX ・でまかせコラム
          「ジレンマ」
      ・言葉の小窓
       「八丁堀の旦那」
      ・教育weekly    
           ・今日の一言
             「自然の脅威」
           ・みるみるわかる
       「心に地図を描こう」
           ・まなびウォツチャー 
          「ISIS 立志篇」
           ・お知らせ 
         掲載原稿募集
           ・編集後記

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           今日のコラム
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「ジレンマ」

 学習塾という組織に所属していますと、どうしても自分自身の教育観と
組織の一員としての行動とのギャップに悩まされることがあります。

  子どもというものは、自分自身で新しいことを発見していく能力が備わ
っています。私は真の勉強というものは、子どもたち自身が、学習内容に
ついて1つでも新しいことを発見させること。そして側面から援助助して
いくことだと考えています。

  だからといって学習塾という組織に所属している以上、授業という形態
を無視することはできません。しかし、授業という形態は、子供たちにと
っては押し付けられた時間であることには変わりありません。 

  以前教えていた学習塾でこういうことがありました。
 定期テストの時期です。子供たちに少しでもいい成績をとってもらおう
と、テスト発表期間を利用した対策講座を企画したのです。
 講座という限りは、授業形式を崩すことはできません。

 私は最初、この企画に不安を感じました。なぜなら、授業形式をとるこ
とで子供たちの心に押し付けられたという気持ちを生み出すことはないだ
ろうか、ということです。 
 かといっていいアイデアがあるわけではなかったのす。

 学校はひとつではありませんので、講座のテキストといっても何種類も
作らなければいけません。
 結局、授業形式といっても個人指導と変わりません。
 一人を見ていると、他の生徒は時間をもてあまします。全体授業をしよ
うとすると、範囲の違う内容まで勉強しなければいけないのです。

 ある程度の人数がいる学習塾の場合は、少しの範囲の違いはさして問題
にはなりませんが、中堅塾ではそれが大問題として、私たちにかぶってき
ます。

 講座の後、1週間弱、教室開放を実施しましたが、自主学習をする生徒
の姿は皆無でした。子供たちは、その講座の雰囲気を感じ取り、強制され
る授業を敬遠したのではないかと思います。

 今までテスト期間中には必ず勉強にきていた8割の生徒の姿を見ること
はできませんでした。

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           言葉の小窓   
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「八丁堀の旦那」

 「八丁堀の旦那」といえば必殺シリーズの藤田まことさん。
 江戸時代の同心の住居は官舎で八丁堀(現在の東京都中央区)に集まっ
ていました。そこから生まれたのです。

 また「与力」「同心」「目明し」「岡っ引」とは
                 どんな人たちかというと!
 「与力」は町奉行の補佐をする管理職で、行政全般を掌り、「同心」は
その補佐役で、警察にあたります。
 「目明し」も「岡っ引」は、奉行所の同心のもとで捕り物を手伝った民
間の協力者で、本業ではありません。

 ちなみに、銭形平次の本業は大工です。

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています

■県教委が「絵本リサイクル運動」に取り組む(高知)(5/23)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/08a/20030523wm0c.htm
■「子供に本の楽しさを」と本屋さんが読み聞かせ運動(茨城)(5/26)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/08a/20030526wm06.htm
■母親の"受験志向"強まる
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_05.html
■習熟度別・課題別学習に取り組む六日町小(新潟)(5/28)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/05a/20030528wm05.htm
■いじめや学力で悩む中高生に、私立への転入学仲介
                                         −−首都圏で学習塾が事業化
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200305/26e/022.html

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           今日の一言
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「自然の脅威」

 東北の大地震は、各地に大きな被害をもたらしました。自然の威力の前
には人間の力なんて些細なものであることをまたおもいしらされました。
東南海・南海地震の到来も予測されています。

 南海道沖地震が起こったのは、1946年(昭和21年)のこと。
 死者1330人の大地震だったのですが、その時の様子を時々両親から
聞いたことがあります。

 津波が押し寄せ、隣町(漁村)の人たちは、山を越えて私の地区に逃げ
てきたそうです。
 自然の破壊を続けると、将来、「日本沈没」が現実になるかもしれませ
ん。

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「心に地図を描こう」

 文字言語とイメージ言語では、イメージ言語のほうが記憶は簡単です。
 CMがいつまでも覚えていられるのは、CMがイメージとして脳に残る
からです。

 勉強も同じ、習う内容を頭の中でイメージ地図にしてみましょう。
 数学の計算も一度記憶の中の黒板に書いてみてください。
 ほら、地図の道路網のように見えてきませんか!

====== まなびウォツチャー ======================================

「ISIS 立志篇」
 
 ジャパネスク・ムーブメントの仕掛け人、松岡正剛氏のサイト。
 次から次へ浮かぶ発創の世界を見せてくれます。
 とにかくおもしろく、読んでいて時間を忘れてしまいます。

 http://www.isis.ne.jp/top.html

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  yutasan@dosule.com

購読者用メールアドレスが変わりました。ご意見ご要望は下記までおねが
いします。

newfinenight@wakayama.email.ne.jp

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             編集後記
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 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 今、所蔵している書籍や、昔、収集した教育関係のデータをPCで整理
しています。
 整理の苦手な私が整理しようというのですから、部屋の中は資料で満杯。
子供にも妻にも見せられる状態ではありません。

 たぶん他人が見れば、これを汚れた部屋というのでしょうね!
 あと半年はかかるかなあ!

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