メルマガ:『テーマパークは私の学校』
タイトル:【テーマパークが私の学校@学級通信】No.001 2003/5/27  2003/05/28


★ ★ ☆                【テーマパークが私の学校@学級通信】
★ ★ ★                     「ちょっとした感動体験!!」
★ ★ ★                         ...2003/05/27
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==[▼ご挨拶]================================================================
 皆さん、こんにちは!!
 【テーマパークが私の学校@学級通信】の香取貴信です。

 この学級通信は、テーマパークが私の学校を登録して下さっている皆さんへ、
 隔週で私、香取貴信が感動したお話や、読者の皆さんからお寄せいただいた心温
 まる感動体験を紹介していこうと思います。

 こうした感動体験エピソードが読者の皆さまのビジネスや人生の参考になります
 ように……!!

 ちょっとお知らせ!!
 第4回のOFF会ですが、なんと町丸さんも参加するとのことでした!!
 とても感激。参加される皆さん楽しみにしていてくださいね。生町丸さんを!!

 それでは早速第一号いってみよう!!
================================================================[▲ご挨拶]==

記念すべき第1号ですので、思い切って2つの感動のサービスをお送りします。

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ドコモショップであった「感動のサービス!!」
−自分達にできること− 
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新入社員がショップ実習に行き、2週間弱経ちました。

新入社員の片川くんと松頭くんの2名が、ショップのキャンペーンで「ウサギ」と「
トラ」の着ぐるみを着ることになりました。着ぐるみは、見た目以上に「重い、暑い
、クサイ」でとにかく大変。本当にクタクタになるお仕事です。

それでも一生懸命やっていたら、その一生懸命さがお客様に通じたのか、小さな子ど
もに大人気となりました。ついには、あるお子さんが、「帰りたくない!」とダダを
こねるまでに!!

困ったお母さんは、「お買い物が終わったらまた来ましょうね」となだめて、ウサギ
さんとトラさんと、また会う約束を交わして買い物に行っちゃいました。

その後も新入社員の二人は、一生懸命に愛想を振りまき、ショップないの明るくして
くれます。数十分が過ぎ、二人はやっと休憩に入りました。

二人が事務所の裏側で休憩をしていると、先ほどの親子が買い物を終えてショップに
戻って着てくれました。しかしそこには当然、ウサギさんもトラさんもいません。

「ママ、ウサギさんとトラさんはどこ?」
お母さんも返事に困ります。そして、さっき約束したはずのウサギさんとトラさんが
いないことに、そのお子さんが泣き出してしまいます。

お母さんは困ってしまいましたが、大人ですから、中に入っているのは人間で、当然
疲れて休憩もするだろうと事情は察してくれます。ところが、子どもはそういう「イ
キモノ」だと思っているから事情なんて関係ありません。

そしてお母さんがその子に話します。
「○○ちゃん、今日はもういないみたいだから、また別の日にきましょうね」

お母さんは別の日に来たっているわけないことを知っていながら、お子さんをさとし
ます。

その時、事務所の裏で休憩をしていた二人が、その子の泣き声に気付いて、すぐに着
替え、走ってその子のもとに駆けつけてあげたのです。

すると、さっきまで泣きじゃくっていたお子さんに笑顔が戻ってきました。そして楽
しいひと時を過ごします。お母さんは何度も「ありがとうございます」とお礼を言い
ました。

結局、ウサギさんとトラさんの休憩時間はなくなってしまいましたが、そこには「笑
顔」がありました。「よろこび」もありました。そしてなによりも「感謝」や「感動
」がありました。

これらが、クタクタになった彼らを動かす原動力になり、どんなに疲れても、心の底
から一生懸命頑張れたと嬉しそうに話してくれました。

たしかに1円の売り上げにもならない出来事でしたが、きっとこのお母さんは、また
来店してくれるでしょう。そして、家族や友人に話しをするでしょう。そういう意味
では、この二人の新入社員はその家族のちょっとした思い出を創ることができたので
はないかと思います。

私はその話を現場から戻った新入社員から聞き感動してしまいました。
これが私が体験した感動のサービスでした。
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このお話しを聴いて、今の私には新入社員の二人ほどの新鮮さと一生懸命さがあるの
かなぁと考えてしまいました。

確かに売上や集客などは必要なものだと思います。しかし、彼らの話を聴いてそれ以
外にも企業が大切にしなければならないものもあるのだぁと思いました。

あの二人にとって親子の感動は、自分自身の仕事に対する感動にもつながったのでは
ないかと想像しました。

この話から改めて、ディズニーが言っていた、「私達は毎日同じことの繰り返しのお
仕事をするかもしれない。でもそれは全てゲストの幸せにつながることなんだ」と言
っていたことを思い出しました。

「毎日が初演」改めて気付かされる感動のお話しでした。

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舞浜の巨大テーマパークでの出来事
−なくなった婚約指輪−
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舞浜のテーマパークには、お掃除の仕事の一つにレストランでの「食器の後片付け」
があります。

ある日のこと、とあるカップルのゲストが来園されました。二人は婚約をしていまし
た。

彼女は彼から送られた婚約指輪をはずして食事をし、食事がすんだ後もショーでも見
てたのでしょうか、指輪をトレーの上に置いたままでいたそうです。

ふと気づくと、食器がトレーごと片付けられていました。
そう、婚約指輪も……。

あわてて彼女はスタッフにそのことを伝えました。声をかけられたのは女性スタッフ
だったそうです。実はレストラン内で出たゴミなどは、一定時間ごとに集められ、裏
にあるコンテナに運ばれ焼却処分されてしまいます。

話しを聞いた女性スタッフはすぐさま、集められたゴミのコンテナ行きにストップを
かけました。そしてその時点でレストラン内にあるゴミをすべて調べました。食べ残
しのハンバーガーやポタージュスープなど一つ一つかき分けながら……。

しかし指輪は見つかりません。

そこで彼女は先ほどストップをかけた、パーク内のありとあらゆるゴミの詰まったコ
ンテナの中へ入っていったのです!!

指輪の持ち主の女性も

「もういいです…。はずしていた私が悪いんだから……」
「何言ってるんですか、大切な婚約指輪じゃないですか!!」

と言い女性スタッフはコンテナの中で作業を続けたそうです。
それこそ"砂漠の中からダイヤを探す"ような気の遠くなる作業です。

するとそこへ彼女の上司が通りかかました。一通り事情を説明を聞いたその上司は、
状況を理解し、こうしちゃいられないと、自分もブレザー姿のままコンテナに入り、
指輪探しに加わったそうです。

もう、「キタナイ」とか「クサイ」とか言ってる場合じゃあありません。二人がコン
テナの中でどうなっていたか、想像するのは堅くないでしょう。

そして格闘すること数時間、ついに彼女は指輪を見つけたのです!!
みんな泣いて喜び合ったそうです。
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このお話は、元舞浜の巨大テーマパークでお掃除のお仕事をしていた卒業生の方から
頂きました。

ちなみにこの話は後日、会社の上の方に報告され、コンテナに入った彼女は、パーク
始まって以来の『社長賞』第一号に輝いたそうです。

さすがだと思いました。ゲストの大切な思い出を台無しにしてはならないと、最初に
対応した女性スタッフや他のスタッフ、そして上司にいたるまで、全員が一丸となっ
て思い出を支えようとするその姿勢に私も感動しました。

さらにそのエピソードを聞いて、社長賞を贈ってしまうあたりが真剣にゲストの幸せ
に貢献するんだという会社の姿勢を表しているのではないかと思いました。

ここまでゲストのために真剣でいられる風土が現在の人気の秘密なのかも知れません
ね。本当に感動してしまいました。

■編集後記****************************************************************■
 今回の@学級通信どうでしたか?
 このように、読者の皆さんから頂いた感動体験談をこれらも隔週でお届けしてい
  こうと思います。

 私の夢は、世の中に感動が溢れるようになったらいいなぁなんて思います。
 今回は感動のサービスということでまとめましたが、この他にも人とのふれあい
 で感じた感動や、苦境を乗り越えたときの感動など、どんどん発行していこうと
 思います。

 もちろん、今までどおり私の体験した【テーマパークが私の学校】もお届けして
 いきますので宜しくお願いします。

 皆さんの周りで起こった感動体験がありましたらこれからもどしどし聞かせてく
 ださい。学級通信として、感動をみんなで共有しましょう!!

 そのほかにも、ご意見やご質問、聞いてみたいことなどありましたら何でも結構
 です。お気軽に下記までご連絡いただければ幸いです。よろしくお願いします。
 
 それでは次回は通常通り【テーマパークが私の学校】で6月2日(月)にお会い
 しましょう!!
  
 mailto:shuu@aurora.ocn.ne.jp
 URL http://www.shuu.co.jp/Guestbook/Guestbook_frame.htm

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【第4回OFF会決定!!】

       日時:5月31日(土) 15:00〜17:00
       場所:ラグーナ蒲郡本社会議室
          集合場所は、ラグナシアエントランス、チケット売り場前
       会費:ラグナシアの入園料金(パークで遊ぶ人!!)
          お車の方はラグナシアの駐車場をご利用ください。
          料金は1日500円です。

 当日の参加される方で、ラグナシアで遊んじゃおうという方は、下記の入場券も
 しくは、アトラクション乗り放題のパスポートご利用ください。集合時間は15:00
 にラグナシアエントランス、チケット売り場前にお集まりください!!

 ラグナシアチケット料金
 入園券    大人  :1300円
        高中学生:1000円
        小学生 :500円
 パスポート券 大人  :3100円
        高中学生:2800円
        小学生 :2300円 

 ●OFF会参加申し込みページへ
 http://www.shuu.co.jp/MailMagazine/OffMeeting_frame.htm

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◆ついに完成、視察リポート.com!!******************************************◆
 
 弊社研究員による、視察体験リポートのHome Pageが完成しました。
 私、香取もちょっとだけ書いてます!!

 ●視察体験記録shisatsu-report.com●
  日本中の人が集まる場所に行ってみて「そこで見たこと」「楽しんだことを」
  を記録してきたHome Pageです。総合計170カ所を超える視察体験を通して、
  わかったレジャー施設の楽しみ方や、隠れた楽しみ方をお伝えします。

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 ●Newメルマガ:「レジャー施設ウォッチング」●
  実際に施設に足を運んで見てきたこと、既存のガイドブックには決して載らな
  いとっておきの楽しみ方。視察回数150を超える「視察マイスター」がいろ
  んなレジャー施設の楽しみ方をメルマガを通してお伝えします!!

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◆【テーマパークが私の学校】が単行本になりました**************************◆
  
 おかげ様で6万部!!
 『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』
                香取貴信・著 定価:本体1200円+税 こう書房

◆SHUU研究所の発行しているMailMagazineです********************************◆
 隔週 月曜日発行 【テーマパークが私の学校】
 隔週 金曜日発行 【レジャー施設ウォッチング】
           弊社研究員にが、実際に行って見てきたこと、感じたこと、
           隠れた楽しみなどをお伝えします。
 
 それぞれのメールマガジン紹介とバックナンバーはこちらです。
 http://www.shuu.co.jp/MailMagazine/MailMagazine_frame.htm

■このメールマガジンの楽しみ方********************************************■
 筆者である私は、恥ずかしいのですが、中学・高校時代は「ヤンキー」でした。
 そんな私でも、テーマパークでアルバイトをするようになり、そこでの教育や指導
 をとおして、現在レジャーサービス業で教育や運営などのお手伝いをしている株式
 会社SHUU研究所に勤務することが出来ました。
 
 現在の自分がこうしていられるのも、その時の上司や先輩から受けた教育や指導、
 時には愛の鉄拳(笑)が私を育ててくれたからだと思います。
 
 現在お仕事などで部下を持つ上司の方や、これから部下を持つ方、また、教育のご
 担当の方やお子さんをお持ちの方などに、教育といってもたくさんのアプローチが
 あることが紹介できたらと思います。
 
 ちなみに本メルマガに登場する人物の名前はすべて仮名です。
 (似てるけど……笑)
 
■このメールマガジンの配信システムは***************************************■
 まぐまぐ   http://www.mag2.com/       マガジンID 0000062571
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