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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 南米旅行記No.10、11(2003年5月24日 Sun.) ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ ブルへリア(キューバブードゥー)のことを書いたら、マイケル・ジャクソ ンが15万ドルでアフリカの有名な呪術師を雇い、ステーブン・スピルバーグ など23人に対しての、死に至るまじないをかけたとか。そのために42頭の 牛を儀式で殺したと言うのだからスケール、が違いますね。私が行なったの はニワトリ一匹です。でも、なんとなくどんな光景だったのか想像できます。 南アフリカの友達が「ブードゥーで人を殺せるんだ」と言っていましたが、疑 問ですよね。私は今でも生きていますからね。でも、エィズかもしれないと思 っていた私が生きているということは、やはり嫁の母親が私を助けるために儀 式をしていたかも? それに、嫁と一緒に住むようになってから、女にもてな くなった。これも女ができないように呪いがかけられてい るのでは? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ index 1. マイケル・ジャクソン 2. 車にかかるお金と健康 3. メキシコの亀 4. ワンポイントスペイン語単語 5. ワンポイントスペイン語文法 6. 南米旅行記XII □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ マイケル・ジャクソン マイケル・ジャクソンのブウドゥー教の記事を調べていたら、でるはでる は、面白い記事がたくさん出てきました。整形、代理出産、借金のことなどで す。特に私の目を引いたのは借金のことです。あのソニーと1兆円の契約をし て、アメリカ大統領でもそれだけの金額を給料で貰うのに200年かかると話 題になりました。その彼が今は200億円以上の借金があると言うのですか ら、世の中不思議なものです。やはり、金持ちになるのは入り口より出口を閉め るのが肝要だということですか。それはダイエットにも言えるかもしれませんね。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 車にかかるお金と健康の関係 ある会計会社の雑誌を見ていたら、車の維持費が車体価格の2倍かかるとか。 これが本当だったら、ローンで月4万円払っている人は、維持費(税金、保険 料、ガソリン代、修理費、車検代、駐車場代など)込みで12万円払っている事 になります。これを20〜30年払い続けると、結構大きな家が買えるのではな いでしょうか。わたしは運転歴15年を誇り、車も4台買い替えましたが、5年前 に免許も流れて車の運転をしていません。その代わり毎日10キロ歩き、2キロ走り ます。この間、高校時代にサッカーのゴールキーパーだった友達とサッカーをした のですが、彼は私のシュートを取れなかったのです。彼は驚き「お前のシュートは 早すぎる」と叫びました。当たり前ですよね。向こうは経験があるといっても長 い事トレーニングをしていないし、こっちは10キロと2キロですから、精進が違 います。話を戻しますが、車は金食い虫、貧乏と不健康の元です。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ブルへリア(黒魔術)戦争III 私が呪いのかかったニワトリを持っていくと気付かれやすいので、嫁がニワ トリを伯母の家の庭に放り投げ無事帰ってきた。それから、2、3日してか ら、こちちらの家にも呪いのかけられたニワトリが投げ込まれたのです。 キューバは1988年のソビエト連邦崩壊のあと、ロシアの援助が中止さ れ、毎年食料事情が悪くなっていたので、一羽のニワトリでも大変貴重なので す。実際に私が飼っている鳩やニワトリを何回も盗られたぐらいです。それな のに、効くか効かないか分からない呪いにニワトリを使うのですから、馬鹿げ ているとしかいえません。飢えていたら食べるだろうと思うのですが、キュー バ人は「呪いのかけられた」動物は決して食べません。それだけ、ブルへリア を怖がっている人間が多いのです。 そんな呪いのかかったニワトリの投げ合いが数回続きましたが、向こう側の 資金不足により、ブルへリア戦争は終結したのです。この結果、儲けたのは呪 術師だけで、私は100ドル以上使い、嫁の伯母は5羽(キューバでは2ヶ月 の給料)のニワトリを失ったのです。 嫁の従兄弟は裁判で6年の懲役を宣告され、私には国から6500ペソが支 給されるという知らせが来ましたが、いまだにそのお金を受け取っていません。 おそらく、嫁の母親が猫糞したのでしょう。 呪いをかけられたはずの私の健康は快調で、快食快便の今日この頃です。私 はブードゥーより強かったのだ。(ハハハ・・・・ おわり □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ メキシコの亀 90年代の初め頃、私はメキシコシティによく滞在していました。そのころペン ショアミーゴができて2〜3年ほど経っていて、ラテンアメリカ屈指の日本人ペ ンションになっていました。創設者の内田氏はすでに亡くなられており、規則がな いも同然で、ロクでもない連中が集まっていた。そのなかのボス的な存在が北山と いい、ワルなのですが、みんなの信望を集めていました。 ある日の事、食堂で北山が大きな声だして「日本へ、ただで電話できる方法が あるで。100ドル出したら教えたるわ」とみんなに向かって宣伝しているのです。 メキシコから日本に電話すると1回に付き20〜30ドルはかかるので、3回日 本に電話すれば元が取れるのです。だから、みんな興味津津で聞いていたのです。 誰かが「どうしたら電話できるんですか」と聞いた。 「とりあえずや。このカード(テレフォンカード)を買わんとあかんわ。それ から、俺がただで電話できる電話機があるとこまで連れて行って、番号を教えた るわ。それで100ドルやで。安いやろう。三回で元とれんで。これは白人の 旅行者から買うたんや」。 これはアメリカでもよくあるのですが、電話局の人間がただで電話できる 電話番号をお金と引き換えに流すのです。ロスの街角などで黒人が電話する人 が来たら、「50セントくれたら、ただで電話させてあげるよ」とよく交渉して きます。電話番号は彼が押すのですが、50セントですから、1日いくらになる やら。でも北山の場合は一人100ドルですから、平均月収200ドルのメキ シコでは大金だ。 「でも、もしその方法が電話局に知れて、掛けられなくなったらどうするんですか」 と作家志望の青年が尋ねた。 「それはやな、縁日で買う亀と一緒や。亀は万年生きると言うけど、ひょっとした ら、明日がその万年目かも知れん。そのときは諦めてもらわなしゃないな」と北山 は大阪弁丸出しの野太い声で答えた。 結局、ただで電話する方法を数人が買ったが、その電話があるホテルに行く と、すでにただの電話ができなくなっていたのです。だたほど高いものはない の典型的な事例になってしまった。ただ、じゃなかったか。お金を払ったんだ よね。それでもだだ。頭がおかしくなってきた。結局、儲けたのは、北山だ けだったのです。 おわり これは実話ですよ。面白かったかな。これとよく似たストーリーが私の知り合い である大倉直の「メキシコホテル 〜ペンション・アミーゴの旅人たち〜」で書か れていますが、これは私のオリジナルです。このストーリーがペンションアミーゴ で交わされた時期に大倉直も私もペンションアミーゴに滞在していたのです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ワンポイントスペイン語会話 ?Cuanto cuesta? (いくらですが) スペイン語ではクエスチョンマークが前にも入 ります。でも、前のクエスチョンマークは逆さまになっていなければなりません が、私のパソコンはスペイン語対応ではありませんので、悪しからず。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ワンポイントスペイン語文法 現在完了形 英語ではhave eatenがスペイン語ではhadの部分が6回活用します。 he ,has, ha ,hemos ,habe’is, han です。 一人称でhe comido (そのときまでに食べていた)となります。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 南米旅行記XII バスは5000メートル級の山を背景にひたすらペルー国境に向かって走ってい る。ラジオからEmperador Hirohitoが何とかいっている。まさか日本の天皇の 名前を、アンデスの山の中で、しかも一般のエクアドル人が聞くラジオ番組で聞く とは思ってもみなかった。 「篠原さん。何か裕仁がどうのこうのいっていますね。89才だって、ラジオ でいっていたから、もう死にかけなんでしょうね」。 「短波ラジオで聞いたんだけど危篤らしいよ。しかし、こんなところで裕仁の 名前を聞くとは、彼も世界的に有名なんだよな」。 「そらそうでしょう。第二次世界大戦に関係した国家元首として、裕仁は最後 の生き残りですからね。世界的に有名でしょう」。 「何処の国に行っても、ちょっと教育のある人間は、日本人を見ると『裕仁』と いうからね。外国に出たことのない日本人は知らないだろうけどね」。 「喜んでいいのやら、複雑な気持ちですね」。 国境の街に到着する。田舎町という言葉がぴったりである。国境越えにバスは なく、カミオネータ(小型トラック)の荷台の両脇に、細長い板を引いて座席代わ りにしたものしかなかった。 最初は、まだ陽も沈んでいなく、でこぼこの山道だったのでよかったが、舗装道路 に入ると車がスピードをだすものだから寒くてしかたがない。ここ数日間、風邪気 味だったので体にこたえたのか、熱が出てきたようだ。ペルー人たちが心配してく れ薬を買ってきてくれたりしてくれたのはありがたかった。 赤道に近いアンデスの高地では、昼夜の寒暖の差が激しすぎるので風邪を引いて しまうと、なかなか治らない。 目的の街に着き、カミオネータを降りると、午後10時を回っていた。ペルー側 の国境の街サンイシドロはこの辺りでは大きな街だが、やはり何処となく田舎町で ある。しかし、街の中心には、コロニアル調の建物が立ち並び、それなりの趣がある。 熱がある体を鞭打ちホテルを探すがなかなか見つからない。30分位して、やっ とこさ一件のホテルを見つける。ベニアで仕切られているだけの汚ない部屋だった が、疲れきっていたので泊まることにする。汚れた服を着たままベットに横になる と、体中が揺れているようで、直ぐに眠りに落ちていった。 つづく・・・・ ////////////////////////////////// ★ このメールマガジンについてのご意見、ご感想について質問等、 ございましたら cubajapo@m3.kcn.ne.jp までメールして下さい。 ////////////////////////////////// ★ 登録/解除の方法 http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/melmaga.html 「南米旅行記」は、上記のURLよりいつでも登録/解除可能です。 ★ホームページ http://www3.kcn.ne.jp/~cubajapo/ &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& ★ 「南米旅行記」(週二回) 発行責任者 :エドワルド ★ 発行システム Mailax http://www.mailux.com/index.php E‐magazine http://www.emaga.com/ メルマガ天国 http://melten.com/ 「南米旅行記」は、本サービスを介した情報により発生あるいは 誘発された損害,情報の利用により得た成果、または、その情報自体の 合法性や道徳性、著作権の許諾、正確さについての責任を負いかねます。 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& |