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タイトル:非公式情報61号  2003/05/23


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北朝鮮とネオコン

By STRANGELOVE

このところ『有事法案』や『個人情報保護法案』が相次いで採決されている。前者はアメリカ軍の先制攻撃によって引き起こされる『有事』にも適応され、後者はメディア規制の色が濃い問題法案なのだが、国会での抵抗は弱く、メディアの反応も鈍かった。こうした背景には『北朝鮮』の存在がある。

北朝鮮とは不思議な国である。1980年代半ば、アメリカの共和党/情報機関と手を組んでいたイスラエルの情報機関がイラン向けのカチューシャ・ロケットをこの国で大量に購入したとする元イスラエル情報機関幹部の証言があるほか、1990年代にはブッシュ家とも関係が深い統一教会の資金が流れ込んでいたとDIA(米軍情報局)が報告している。

アメリカのブッシュ大統領は北朝鮮を『悪の枢軸』に含めたこともあり、アメリカと北朝鮮とは対立関係にあると信じている人が大多数だろうが、それほど世の中、単純ではないということ。思い込みは危険だ。

ソ連消滅後、1992年頃から『ネオコン』が攻撃対象と考えているのは潜在的ライバル国である。石油をはじめ、重要資源の確保は国力を高める重要な要素であり、イラクやアフガニスタンが狙われた一因はここにある。イラクは産油国、アフガニスタンは中央アジアの石油輸送ルートとして重視されていた。

中東と同様、あるいはそれ以上に彼らが重視していたのはアジアである。アジアの経済発展を脅威と感じているのだ。2001年春、発足間もないブッシュ政権が中国にプレッシャーをかけた理由のひとつはここにある。

そして、忘れてならないのは日本だ。日本が『対等の同盟国』になることを『ネオコン』が許すはずはないのである。日本の景気が悪化したメカニズムをよく考える必要がある。以前紹介した『日米21世紀委員会』の意味を考えるのも良いだろう。

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第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。

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