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+9 +150.00% 本日は一時20円まで上昇。大株主の「ジパング」が大株主3名と連名にて、同社の会社 更生手続申立の棄却を求める「上申書」を東京地方裁判所に提出したとしており、思 惑視する向きも。ただ、棄却申請が通るかどうかは全く不透明であるため、短期の割 り切り売買が中心と見られる。 ◆大和ハウス(1925) 710 +24 +3.50% 昨日は売り出しの発表を嫌気して急落しており、本日は押し目買いなども入り、リバ ウンドを試す展開。CSFBでは「オーバーウエイト」を継続、売り出しは企業価値 に変化を与えず、業績動向に問題がないのであれば先のノーリツのように株価は上昇 に転じるものとしている。 ◆日揮(1963) 834 -100 -10.71% ストップ安比例配分、差引約1260万株の売り物を残す。前日発表した前2003年3月期の 連結決算が為替の影響などで34%経常減益となったうえ、今2004年3月期についても売 上高が前期比2%減の3700億円、経常利益も5%減の140億円と減収減益を見込んでおり、 これを受けて失望売りが増加。受注高も3%減を予想。最近も海外でのエネルギー関連 の大型プラント受注などが伝えられていたこともあって中長期的な収益拡大を予想す る市場関係者が少なくなかったため、思わぬ冷水を浴びせられた格好。大和では来期 以降の収益性改善見込みからレーティングを「3」から「2」へ引き上げているようで あり、1200円程度までの評価は可能と考えている。短期需給の偏り改善後はリバウン ドが期待されよう。 ◆森永乳業(2264) 383 +12 +3.23% 4日ぶり反発。野村ではレーティング「2」を継続。03年3月期の業績改善が確認され、 04年3月期予想は、食品セクター平均に対し、割安感が強いと判断。 ◆神栄(3004) 124 +5 +4.20% 急伸で一時26円高まで。DLJや立花などの買い手口が目立っている。買い材料は観 測されていないが、本日決算発表予定であり、好決算を期待した先回り的な買いとの 見方も。なお、決算発表は想定どおりのもの、発表後は伸び悩む展開へ。 ◆野村総合研究所(4307) 7,800 +110 +1.43% リーマン・ブラザーズでは21日付けレポートで投資判断「2-イコールウエイト」を継 続している。会社計画は若干強気の印象が強いと判断している。 ◆武田薬品工業(4502) 4,500 +80 +1.81% 3日ぶり反発。三共(4501)、山之内(4503)など軟調な展開となっている薬品セクターの 中で強含みの展開。米ワイス社との提携の変更を発表。日興シティでは投資評価「1H 」を継続。ターゲットは6500円から6600円に引き上げている。 ◆パーク24(4666) 2,025 +25 +1.25% 5日線がサポートとして機能している。日興シティでは、国内の駐車場不足が同社の駐 車場経営事業にプラスとなり、今後も成長が期待できるとみている。ターゲットプラ イス2500円。 ◆ヤフー(4689) 1,430,000 -20,000 -1.38% 4月25日に付けた分割後の高値を更新。20日に新株の効力発生日を迎えているが、利食 い売りをこなしながら連騰している。東証1部上場観測が強まっているほか、流動性が 向上したことから、機関投資家の買いニーズが高まっている。 ◆アルファシステムズ(4719) 1,645 +155 +10.40% 本日の朝に放映されたテレビ東京系の株式情報番組『オープニングベル』で底入れし た今後楽しみな中小型株として取り上げられた。ここIT関連の復活が目立つが、同 社も2000年のIT相場のときに3万2400円高値をつけてから一貫下落、ようやく昨年後 半から今年前半にかけての800円台示現で底入れした。今後はネットワーク関連ソフト の伸長で業績も回復予想。 ◆デジタルアドベンチャー(4772) 487 +36 +7.98% 明日23日に決算発表予定だが、赤字のネットゲーム事業からの撤退、コンテンツ配信 事業への経営資源集中化効果から2004年3月期は経常・最終黒字化が濃厚、ここIT関 連の復活の動きも後押ししている。「元オーナーの売りももう少しで切れる見通し」 と需給面の改善も。 ◆コナミコンピュータエンタテインメント東京(4780) 1,290 -200 -13.42% 後場に入り急落。今期の減益見通しが嫌気される。前引け後に決算を発表、前期実績 は大幅増収増益を達成したものの、今期見通しが大幅な減収減益。同じ頃に決算を発 表したコナミOSA(4729)も同内容から急落。なお、コナミJPN(4338)の決算発表 は引け後に予定される。 ◆スカパー(4795) 80,700 -4,100 -4.83% 3日続落。一時、6800円(8.0%)安の7万8000円まで値を下げた。21日に発表した2003年 3月期決算と04年3月期の業績見通しが市場予想を下回ったことが弱材料視されている 。この日は小安く始まり、4月25日以来約1カ月ぶりの安値水準をつけた。 ◆オリコン(4800) 123,000 +20,000 +19.42% ストップ高。黒字化観測報道が材料視されている。03年3月期の連結最終損益が黒字に 転換したと一部で報じられている。同社は業績予想を開示していないが、のれん代の 一括償却により赤字になる公算が大きいとみられていただけに、サプライズとなる。 ◆インデックス(4835) 720,000 +48,000 +7.14% 2週間ぶりに年初来高値を更新。ヤフーの堅調な値動きにつられる格好となる。JASDA Q市場では楽天(4755)や同社など、ネット関連の主力株を物色する動きが再び強まる。 サポートラインの25日移動平均線で下げ止まったことも、買い安心感を高めている。 ◆日本農薬(4997) 210 +6 +2.94% ポーラ化成品工業と共同開発を進めてきた外用抗真菌剤「ルリコンクリーム、液」の 製造承認申請を20日に行なったと発表。ルリコナゾールは、日本農薬が創製した外用 抗真菌剤で、様々な種類の真菌に効果があり、かつ強い効き目を特徴としている。会 社側では「何も問題が生じなければ、2年後には販売できるのではないか」と見ている 。現在、皮膚真菌症の患者数は潜在患者を含めると2500万人以上と推測され、医療用 外用抗真菌剤の国内市場規模は約200億円。わかりやすい材料の表面化を受けて個人投 資家中心の買いが集まっている。 ◆フマキラー(4998) 177 +1 +0.57% 2003年3月期連結決算。株価の下落による有価証券評価損の計上が赤字要因となった。 売上高171.9億円(前年同期比0.9%増)、経常利益2.2億円、当期純利益1億円赤字。200 4年3月期見通し、売上高179億円、経常利益3.5億円、当期純利益2.4億円。 ◆アキレス(5142) 142 --- 0.00% 2003年3月期決算と500万株10億円を上限とした自社株買いを発表。また資本準備金を 113億円から77億円取り崩し36億円に、利益準備金30億円全額を取り崩す。連結売上高 1010億円(前年同期比0.2%増)、経常利益12億円(同0.9%減)、当期純利益33億円、期末 配当3円。2004年3月期見通し、売上高1030億円、経常利益13億円、当期純利益6億円、 期末配当3円。 ◆日本山村硝子(5210) 186 -2 -1.06% 2003年3月期連結決算と1000万株22億円を上限とした自社株買いを発表。ガラス・ビン の需要減少が止まらずに同事業では、計画が未達となった事で売上が減少したが、プ ラスチック容器関連で外注費や労務費の削減、保管料削減で、利益面において計画を 大きく上回った。売上高765億円(前年同期比3.2%減)、経常利益18.6億円(前年同期比 103%増)、当期純利益3.7億円赤字、期末配当2.5円。2004年3月期見通し、売上高764億 円、経常利益20.5億円、当期純利益10億円、期末配当2.5円。 ◆太平洋セメント(5233) 190 +8 +4.40% 3月7日以来、約3カ月半ぶりの高値で取引を終えた。国内セメント市場の縮小観測は根 強いが、海外事業の収益性や産業廃棄物処理ビジネスの成長性の高さが見直されて買 いが入った。大和では収益・財務構造の変革が加速していることや、バリュエーショ ン面で割安感が出てきていることを背景に、レーティングを「2」から「1」へ引き上 げた。 ◆イソライト工業(5358) 160 +22 +15.94% 2004年3月期の業績回復予想と低位業績回復株に流れにも乗っているが、6月から東証 が手口を非公開にすることから大証銘柄に注目する動きがあり、一部特定筋が集めて いる。 ◆JFE(5411) 1,440 +29 +2.06% リストラ効果と鋼材輸出好調から2003年3月期連結最終損益は銀行株など株式の評価損 や設備廃棄などの特別損失が発生したものの前期の676億円の赤字から159億円に黒字 化、1株15円の復配、今期は730億円とさらに拡大する予想。 ◆住友金属鉱山(5713) 426 +5 +1.19% 海外市場で金価格が上昇していることが手掛かり材料。また、ドイツ証券が22日付で 同社株の投資判断を「保有」から「買い」に引き上げたことも株価の後押し要因にな る。リポートでは「金、ニッケルなど非鉄市況が上昇しており、今期の会社計画達成 確度が増し、投資指標に割安感が生じていることが背景。目標株価は今期予想PER 20倍を前提に従来の410円から520円に変更する」などとしていた。 ◆日本精鉱(5729) 280 +15 +5.66% この日の13時半に決算発表があり、それを好感した買いが入る。2003年3月期連結、売 上高42億円、経常利益3.6億円、当期利益1.3億円、配当5円。2004年3月期見通し、売 上高52億円、経常利益5億円、当期純利益2.1億円、配当5円。 ◆住友軽金属(5738) 107 +1 +0.94% 2003年3月期連結決算発表。売上は微増にとどまったが、コスト削減や仕入れ価格定価 の影響により増益となった。売上高2593億円(前年同期比1.4%増)、経常利益56.6億円 (同112%)、当期純利益24億円。2004年3月期見通し、売上高2650億円、経常利益80億円 、当期純利益35億円、無配。 ◆松尾橋梁(5913) 182 +19 +11.66% 本日決算発表があったが、2004年3月期連結最終損益が7億円の黒字転換との見通しが 伝わったことから人気化している。 ◆三協アルミニウム工業(5932) 207 +15 +7.81% 今月20日の年初来高値201円を大きく更新。特に新規の手掛かりが出ているわけではな いが、業績の改善を期待した買いが継続し、値動きにつられた目先筋の資金流入が株 価を押し上げている。「5月決算で配当取りの動きも活発化している」との声も出てい る。2004年5月期の業績拡大期待も大きいとの指摘もある。一方、21日速報ベースの日 証金貸借倍率が0.92倍ときっ抗しており、高値更新で売り方の損失確定の買い戻しが 入っている。 ◆INAXトステムHD(5938) 1,553 +104 +7.18% 2003年3月期連結決算。国内工場の再編や海外生産の増強によるコストダウン推進や経 営統合効果により、売上、利益ともに増収増益となった。なお、代行返上益が発生し たが株価下落による有価証券評価損も発生。売上高9427億円(前年同期比13.1%増)、経 常利益292億円(同24.9%増)、当期純利益192億円(同81.5%増)期末配当20円。2004年3月 期見通し、売上高9600億円、経常利益510億円、当期純利益300億円、期末配当20円。 ◆東芝機械(6104) 266 -28 -9.52% 昨日に発表された決算が前期よりも売上が低く見積もっているなど弱気な決算であっ たことが嫌気される。ただし、日証金ベースの信用取組が売長であるために下げ渋っ てきている。手口は、証券自己売買部門やネット証券の売り買いが目立っている。 ◆牧野フライス製作所(6135) 278 +15 +5.70% 2月高値更新。受注の回復を背景に2004年3月期連結最終損益が前期の17億円弱の赤字 から25億円の黒字に転換、5円復配計画を発表、この業績改善を評価した買いが入って いる。 ◆日特エンジニアリング(6145) 459 +59 +14.75% 年初来高値を一気に更新。業績予想の上方修正を好感。前日に業績予想の上方修正を 発表、03年3月期は売上高および利益ともに従来予想を上回る見通しとなった。業績に 回復がひとまず確認できたことから、買い安心感が広がっている。 ◆エンシュウ(6218) 129 --- 0.00% 2003年3月期連結決算。売上高302億円(前年同期比13%減)、経常利益1.61億円(同189% 増)、当期純利益1.03億円(同796%増)、無配。2004年3月期見通し、売上高305億円、経 常利益4億円、当期純利益2億円。 ◆ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324) 380,000 +20,000 +5.56% 前日に発表した決算内容が材料視される。前期の業績が急回復となったほか、今期も 急回復基調を維持する見通し。業績動向によって株価の二極化が進むなか、決算内容 が素直に好感される。 ◆千代建(6366) 481 -35 -6.78% 5日ぶりに反落。日揮の急落に連れ安の展開となっている。ドイツの売り手口が目立っ ているが、ここまでドイツ経由の買いが目立っていたこともあり、海外投資家の利益 確定売りと観測される。 ◆フジテック(6406) 435 -72 -14.20% 後場よりは500円台で推移していた決算発表をきっかけとして急落した。2004年3月期 の決算見通しが2003年3月期決算実績を下回るために嫌気。2003年3月期、売上高979億 円(前年同期比2.4%増)、経常利益44.5億円(同12%減)、当期利益18,6億円(同75%増)、 期末配当5円。2004年3月期見通し、売上高930億円、経常利益46億円、当期純利益17億 円、期末配当5円。 ◆NEC(6701) 443 +18 +4.24% みずほでは投資判断を「2」から「1」、目標株価を400円から900円に引き上げている 。最後の不安要因の海外携帯電話事業の先行き不透明感が払拭できてきたことを格上 げの背景としている模様。 ◆ミツミ電機(6767) 1,004 +100 +11.06% 今期収益急回復見通しを公表したことで、好感買いが集まっている。前期の連結売上 高は3.9%減の2433億円、経常利益は66.0%減の26億円、最終損益は61億円の赤字に転落 。今期の経常利益は前期実施の構造改革効果の成果から3.2倍増の85億円を見込む。最 終利益は71億円への黒字転換、1株利益97円を計画。楽観的との見方(モルガン、野村 、GSなど)もあるが、ドイツでは中間期にバッファーを持たせてあり、計画達成は可 能としている。 ◆アルプス(6770) 1,160 -106 -8.37% 時価総額の13%に当たる300億円のファイナンス発表を嫌気している。決算発表で売ら れた後の予想外のファイナンスであり、希薄化を嫌気した処分売り圧力があらためて 強まる。 ◆日本トリム(6788) 2,870 +40 +1.41% 19日に決算発表を実施、前期連結経常は36%増益の19億円と引き続き高い伸びとなった が、今期経常に対して17億円と10%の減益見通しが打ち出されたことを受けて失望売り が広がり、20日、21日と連続してストップ安となっていた。同社はイオン水生成器を 主力とする。今期売上高は「かなり堅めの数字」としてほぼ横ばいの88億円を計画し ている。異常遺伝子検索診断キットの研究開発を進めているバイオ関係の米国子会社 の投資がかさむため、減益の見通しを立てている。 ◆クラリオン(6796) 207 -10 -4.61% 今月9日以来、2週間ぶりに210円台を下回った。アナリストによる投資推奨の引き下げ もあり、21日に前日比15%下落した後のこの日も軟調な展開となった。 ◆ユニデン(6815) 898 -102 -10.20% 21日に発表された前2003年3月期の連結経常利益は3.6倍増の92億円となったものの、 今期の見通しとして33.0%減益の62億円が示され、失望売りが膨らんでいる。前期は新 製品の拡販効果、生産の効率化により大幅な増益を実現したが、今期は競合各社との 価格競争がますます厳しくなるとして「収益面は保守的に見ざるを得ない」。特にH SBCや野村など機関投資家といわれる売りが目立っており、「買いづらい手口」と のことから様子見ムードが強い。 ◆フェローテック(6890) 445 -10 -2.20% 昨日、3月期決算を発表し、今期黒字転換の予想を出したが、予想の範囲内で驚きはな い。急回復を期待し先回りして買っていた目先筋が早々と投げているのではないかと の見方。今期の連結業績は売上高が前期比25%増の160億円、経常利益は4億円(前期は 6億2600万円の損失)と主に期後半からの回復を見込む。主力のコンピュータシールは 今期も苦戦が続くとみているが、リチウムイオン2次電池事業など新規に立ち上げる受 託製造事業と、サーモモジュールの自動車向け新規顧客開拓が寄与する見通し。 ◆シチズン電子(6892) ,400 +100 +2.33% みずほ証券による投資判断の引き上げが観測される。最悪シナリオ前提の会社予想は 上振れ余地を残すほか、株価に割安感が強いとして、投資判断を「2」から「1」に引 き上げ、目標株価5800円を据え置いた。 ◆日産(7201) 875 +7 +0.81% 昨日の決算発表を受けてもみ合いの展開となる。4月の段階で前期の修正や今期の見通 しを示しており、本日の株価インパクトは乏しいとの見方が大勢。為替前提は他社と 比べて円安水準となっているが、株価の割安感が強いことなどで、強気の見方を継続 する向きが多い。昨日の決算発表を受けて、みずほ証では投資判断「1」、目標株価1 600円を継続。 ◆ペンタックス(7750) 463 -19 -3.94% 日興シティでは、テクニカル面から見た売り推奨銘柄として注目。567円でピークアウ トし調整局面に移行した場合、先行き340円処か290円処への調整の可能性があると指 摘している模様。 ◆アルメディオ(7859) 890 -60 -6.32% 3日続落。20日に3月期決算を発表、前期は予想を上回る大幅な増益を確保したが、今 期の業績が、経常利益で前期比17%減の7億6600万円と減益を見込んでいる点が嫌気さ れた格好。テストメディアはDVD向けが好調で、今期は新規事業の寄与も見込めること から増収増益を期待する向きが多かった。この点、会社側は「SARSの影響が心配 されるため慎重に予想した。四半期決算を行うので、今後の状況次第ではその際に数 字を見直す可能性がある」。なお、足元については引き続き順調に推移。 ◆JSP(7942) 560 +50 +9.80% 年初来高値更新。プロジェクションテレビのスクリーン用基板や液晶、PDP製品向け包 装材の牽引で、今期も業績拡大が見込まれるとして注目。大和では好業績を素直に評 価する展開を想定、PERで割安感強いと判断している。 ◆阪和興業(8078) 213 -5 -2.29% 今期の経常減益見通し発表を受けて売り優勢の展開となってきた。前期の経常利益は 83%増益となったものの、今期は14%減益。減益見通しの低位株は、ここまで期待感が 高まっていた分、目先筋の処分売りも。 ◆ダーバン(8116) 165 +10 +6.45% 4月高値を更新。ここ1〜4月高値未更新の低位業績回復株が順番に来ているが、同社も この流れ。さらに仕手筋の指南役・加藤氏の周辺も介入。 ◆東陽テクニカ(8151) 1,083 +63 +6.18% 2004年9月期経常利益が強含み横ばいと控えめな予想数字が出たことから株価は4月に かけて下落したが、そこが底となり反騰。円高と燃料電池評価装置、医療画像システ ムなどの成長から業績は増額含みとの観測が強い。 ◆りそなホールデイングス(8308) 69 +8 +13.11% 3日続伸。19日の上場来安値48円からの上昇率は40%超に達した。公的資金注入が決定 される直前の先週末の終値58円からでも27%強上昇した計算。公的資金の注入で財務内 容が改善され、ひとまず経営が安定することを好感した買い戻しが増えている。資本 注入の具体的方法など見極めるべき要素は多いが、「現時点で預金流失や金融市場の 動揺などは見られず、破たんリスクは極めて小さい」との見方から、買い戻しが活発 化。長銀などの例を連想した投資家もいたようだが、本質的にまったく異なる処理。 先行きが厳しいのは間違いないが、40円台や50円台をここで慌てて売る必然性は小さ い。 ◆住友不動産(8830) 386 +8 +2.12% 2003年3月期連結決算。当期利益が大幅減となったのは、特別固定資産処分損等486億 円を計上するなどの特損547億円が発生したため。売上高5339億円(前年同期比7.2%増 )、経常利益567億円(同20.4%)、当期利益49.7億円(同78.4%減)、期末配当6円。2004年 3月期見通し、売上高5800億円、経常利益650億円、当期純利益60億円、期末配当6円。 ◆日本梱包運輸倉庫(9072) 953 -1 -0.10% 公募増資と第3者割り当てを発表。公募増資は、株数750万株、発行価格は6月5日〜11 日までの期間のいずれかの日の終値に0.9〜1.0を乗じた価格。申し込み期間は、6月1 2日〜16日、払込期日6月19日。第3者割り当て、割当先は新光証券に50万株。発行価格 は公募と同じとする。なお、今回の第3者割り当ての資金は全て社債の返済に使用する 。 ◆軽貨急配(9374) 980 +36 +3.81% 好決算予想を好感して人気化、41円高の985円と連日の高値更新となる。2003年3月期 は大口の軽トラ販売が一巡したことから経常減益となったものの、2004年3月期は運送 事業の需要好調から60%近い経常増益を予想。 ◆角川HD(9477) 2,220 +15 +0.68% CSFBでは投資判断「OUTPERFORM」、ターゲットプライス2500円を継続している。 コスト削減や買収、新規事業など、中期成長シナリオを評価している。 ◆東京電力(9501) 2,470 +5 +0.20% 3日続伸。5日線をサポートとした堅調展開が続いている。日興シティでは、2003年度 会社経常利益予想は、やや保守的と考えている。投資評価「1M」、ターゲットプライ ス2820円を継続。 ◆コーエー(9654) 2,300 +130 +5.99% 3日ぶりに反発。21日発表した決算が市場予想を上回ったとして、寄り付き時に160円 (7.4%)高の2330円まで上げた。 ◆スクエア・エニックス(9684) 2,060 +35 +1.73% 2003年3月期連結と15万株4.5億円を上限とした自社株買い発表。売上高218億円(前年 同期比11.9%減)、経常利益46.4億円(前年同期比37%減)、当期純利益24.1億円(同43.4 %減)、期末配当15円。2004年3月期見通し、売上高626億円、経常利益183億円、当期純 利益105億円、期末配当20円。 ◆トランスコスモ(9715) 1,370 +30 +2.24% 2003年3月期連結決算と300万株50億円を上限とした自社株買いを発表。また、資本準 備金306億円から80億円取り崩し、利益準備金3.88億円は全額取り崩しを発表。本決算 では、保有株式の減損処理おこなったことが大赤字の要因。売上高710億円(前年同期 比1.2%増)、経常利益99.5億円赤字、当期純利益98.9億円赤字、配当無配。2004年3月 期見通し、売上高725億円、経常利益28.5億円、当期純利益8億円、期末配当30円。 ◆トッキ(9813) 2,850 +70 +2.52% 大日本印刷が高精細の有機ELを開発したと一部で報じられている。前日はTDKが40 96色の有機ELを開発したと伝えられて大幅高となっており、同製造装置を手がけるト ッキの需要拡大につながるとの期待感が生高まっている。 ◆カテナ(9815) 229 +16 +7.51% 5月8日に決算発表、2004年3月期はソフトウエア開発新手法「Lyee」の開発コスト ダウンから経常利益が前期の1000万円から13億5000万円に急増見通しで出たことから 人気化、その後の調整も一巡して再度買いが入ってきた。 *************************************************************************** ブロードバンド料金比較 http://www10.plala.or.jp/AMS/kakaku.html *************************************************************************** ◆指標 日経225 8,051.66 +33.15 日経300 155.56 +1.30 TOPIX 816.06 +6.26 日経ジャスダック平均 1,062.41 +3.26 日経225先物期近 8,060 +50 外国証券、売り2830万株、買い2640万株、差引き190万株の売越し。 売り越しは3日連続。 前場成行き注文、買い3240万株、売り2310万株、差引き930万株の買越し。 昼休みバスケット取引、約367億円が成立。 後場成行き注文、売り1810万株、買い1100万株、差引き710万株の売越し。 日揮が806万株の売越し。 ●4月の貿易統計速報(財務省) 輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字額は前年同月比1.6%増の8404億円と、2カ月ぶ りに増加に転じた。輸出は4.7%増の4兆6082億円で13カ月連続の増加。輸入は3兆7677 億円で5.4%増え、8カ月連続の増加となった。対米黒字は、11.8%減の5683億円で4カ月 連続の減少。輸出で自動車のほか半導体などの電子部品の減少が目立った。アジア向 けは31.2%増の4158億円の黒字で、14カ月連続の増加。自動車部品や映像・音響機器の 部品の輸出が好調だった。 財務省は、イラク戦争の影響について「原油価格が上昇し輸入金額が増えたが、全体 の影響を判断するのは難しい」と指摘。さらにSARSの流行に伴う中国での工場閉 鎖などの影響についても、注視していくとした。 *************************************************************************** インターネットで無料電話!“ただTEL” http://admin.ad4commerce.com/e/m.pl?h=4547&g=8&m=68&t=mail *************************************************************************** ●国土交通省は、海外からの投資を呼び込み、潜在需要を引き出して土地取引を活発 化させるためにも、不動産の実際の取引価格を公表するよう求めた2002年度土地白書 案をまとめ、自民党に示した。 不動産取引価格の情報提供は、土地などの価格が適正かを判断する上で重要な参考デ ータになり、米国や英国、フランスなどで実施される。 日本ではプライバシーの問題などを理由にほとんど情報提供されていないが、国交省 のアンケート(2002年)では、売り主の81.9%、買い主の84.0%が国などの情報提供依頼 に「協力してもよい」と答えた。白書案は、取引価格の提供で売買に安心感が生まれ 、住宅の住み替えや別荘・古民家の購入など潜在需要が喚起される。収益性の高い土 地を購入しようとする企業の動きを加速させるほか、都市の国際的な競争力の維持に も役立つとしている。 ●財務省の溝口財務官は、為替について、「ここ1─2週間、やや短期的な動きが見ら れたが、その調整が若干起こっている」と述べた。その調整については、「自然な調 整が起こっている。きのうあたりからだ」と述べ、為替介入の有無については、コメ ントしなかった。 財務省内で記者団に述べたもの。 また、同財務官は、“米国の強いドル政策は変わったのか”との質問に対し、「米国 も考え方に変わりはないと述べているし、我々の考えも変わっていない」と述べた。 ●日本のブロードバンド市場が、今後5年間で現在の5倍の約10兆円に拡大するなどの 予測を盛り込んだ、総務省の2003年版情報通信白書の原案が22日、明らかになった。 日本はIT分野で「追い付く段階から先導役に移行する段階にある」と、分析してい る。 白書は、日本は世界一安くて速いブロードバンドが利用できるようになったほか、情 報家電や光通信など次世代の情報通信のインフラに不可欠な技術力が欧米より優位に あると指摘。いつでもどこでも情報ネットワークに接続可能な「ユビキタス」社会を 、世界に先駆けて実現すべきだと提言した。 ブロードバンド市場は、2002年の2兆円から07年には10.2兆円に拡大し、利用者数も現 在の3倍の約6000万人に増えると予測している。 一方で、日本は米国に比べ企業の情報化投資の伸びが低く、売上高の拡大や製品・サ ービスの高付加価値化に十分活用されておらず、改善の余地があると指摘。ブロード バンドの利用環境で、都市と地方の格差是正も課題としている。情報通信白書は、7月 上旬にも閣議報告される。 *************************************************************************** *************************************************************************** ●大阪府太田知事 金融庁内で竹中経済財政・金融担当相と会談し、りそな銀行が5月30日をめどに提出す る経営健全化計画の中で、中小企業向け貸出比率を落とさないように国が指導すべき だと伝えた。 太田府知事は、りそな銀行が2003年3月期決算で自己資本不足に陥り、政府が公的資金 注入を決めたことを受けて、大阪市幹部らと竹中担当相を訪ねた。会談で、府知事は 、「リージョナルバンクとしてのりそなの位置付け、中小企業金融を担ってきた地域 の金融機関としての位置付けが変わらないことを確認した」。りそなの中小企業向け 貸出比率が8割近くと、他のメガバンクに比べ格段に高いことが、銀行のモデルとして の存在意義と主張、「絶対、消すことがないよう要望した」。 さらに、府知事は、りそな銀の中小企業向け貸出比率について、「中小企業向け貸出 比率を落とさないよう経営健全化計画でしっかり打ち出して欲しいし、それを国も指 導すべきだ」と伝えた、。 府知事によると、竹中担当相は、りそな銀について、「関西、大阪経済への浸透、中 小企業の銀行として果たしてきた役割は、しっかりわかっている。破たんではなく再 生ということを示していくことで、関西経済によい影響を与えるような形にしていき たい」と語った、。中小企業向け貸出比率については、「位置付けをよく考えて対応 する」と語った、。 一方、太田府知事は、大阪府の指定金融機関としてのりそな銀行の今後の位置付けに ついて、「まったく変わらない。これは、新経営陣との間でも確認している」と記者 団に述べた。 府知事は、りそな銀行の問題で塩川財務相とも会談。「たいへん急な話だったという 印象も聞かれたが、いまとなっては、関西経済、日本経済のためになるような公的資 金注入にしなければいけないし、破たんではなく再生ということをしっかり示してい かなければいけない」との話があった、。 ●東京都石原知事 公約した都の出資による新銀行設立構想の基本構想を早ければあすにも発表。新銀行 は、フルバンキング業務を行う予定で、2004年度中の開業を目指す。資本金は、1500 億円程度を計画しており、このうち1000億円を都が出資する予定。 新銀行設立構想は、都知事選で石原知事が打ち出したもの。石原知事は、新銀行設立 の理由について、技術力がありながら資金調達が困難な中小企業に融資を行うことが 、東京ひいては日本経済の再生につながると主張した。 新銀行は、2004年度中の開業を目指す。資本金は1500億円を予定しており、東京都が 1000億円を出資、残り500億円については、区や都立病院など都の関連団体や民間企業 から出資を仰ぐ。 業務内容は、フルバンキングを予定しており、預金業務、融資業務ともに行う方針。 店舗数は10店舗程度で開業する方向で検討を進めている。新銀行の目玉となる中小企 業融資については、ノウハウ取得や協調融資を行うため、複数の金融機関に対して、 業務提携を呼びかけている。また、預金業務については、インターネットバンキング などの実施も検討。将来的には預金量2兆円程度を目指す。さらに、利便性向上のため 、コンビニATMを活用することも検討。 新銀行の利便性向上と付加価値を付けることを狙いに、新銀行が発行するICカード と流通系、交通系などのカードとの共用化も検討課題となる。提携先企業としては、 JR東日本やIYバンクなどの名前が挙がっている。 東京都では、6月中に新銀行設立のためのプロジェクトチームを都庁内に発足させ、本 格的な検討作業を開始する予定。 ■金融庁は、公的資金再投入を決めたりそなグループに対し、再建に向けた経営体制 の点検に重点を置く緊急の立ち入り検査を、6月中にも実施する方針を固めた。昨年1 2月に着手したりそな銀行への通常検査の結果も、6月中に通知。経営悪化を招いた旧 体制の影響の排除と、資産管理の厳格化を促す。 緊急検査は、政府管理の「特別支援銀行」の枠組みに基づき、金融庁内に設置した経 営監視チームが指揮する。りそな銀と持ち株会社のりそなHDを対象に、コーポレー トガバナンス機能が働く体制になっているかどうかをチェックする。 法令順守やリスク管理について、取締役会や監査役会の取り組み方や、行員に徹底さ せるための内部管理の仕組みの整備、運用の現状を検証。明らかになった問題点は、 監視チームを通じて改善を求める。 ■政府は、公的資金を再投入するりそな銀行の持ち株会社りそなHDを、経営実務と 監督を明確に分ける「委員会等設置会社」に移行させる方針を固めた。米国型の企業 統治形態を採用し監視機能を高め、経営の透明性を確保する。大手銀行では初の導入 。30日の投入申請時に政府へ提出する経営健全化計画に盛り込む。 委員会等設置会社は米国で多く採用され、日本では商法改正で4月から導入が可能にな った。ソニーなど外国人投資家の持ち株比率が高い企業などが導入を決めている。 りそなグループは公的資金投入決定で、りそなHDの海保孝会長や勝田泰久社長ら経 営陣が退陣。HDの新社長には川田憲治取締役が就任、会長は産業界から招く。政府 は新経営陣に経営のかじ取りを任せる一方、委員会等設置会社への移行で監視機能を 強める。 ■りそなHDへの公的資金投入が決定して以降、短期的な波乱はあったが、同社株や 大手銀行グループの株価の株価は落ち着きを取り戻してきた。りそなHDの株価は19 日の47円を底に急速に切り返し、22日には大商いの中を74円(安値比57%高)まで買われ た。破たん回避を好感した格好だが、市場では、さらに上値を追うとの見方は多くな い。「貸し株による売りの買い戻しが多い」の声もあり、なお先行きは流動的な。 りそなHD株式についていえば、2兆円規模の公的資金投入が決まっただけで、普通株 の比率などの内訳などはこれからで、評価が固まったとはいいにくい。一方、「公的 資金分をTOPIXに反映させるかどうかで、株価の位置も今後変わる可能性がある 」との声も出ている。 公的資金投入時には、普通株式や優先株、それに劣後株などを組み合わせる案が有力 。このうち、当面の注目点は普通株式の割合だ。仮に半分の1兆円を普通株にすると仮 定すると、1株当たり50円なら200億株の新株発行になり、1株当たりの価値は著しく低 下。現在の株式数は約56億株で、単純には価値は5分の1となる計算だ。竹中金融・経 済担当大臣は「減資で株主責任を問うことは無い」と明言したが、実質的には責任を 取らされたのと同じ効果があるともいえる。 一方、りそなHDの需給面は微妙な状況。ある外資系のトレーダーは、「普通株式投 入部分の株式が、TOPIXに参入されるかどうかでインデックス運用の投資家の資 金配分が変わってくる」と指摘する。極端な例だが、大手調査機関の試算では2兆円全 てが普通株式だとすると、TOPIXにおけるりそなHDのウェイトは現在の0.12%か ら0.82%にまで急上昇する。TOPIX連動ファンドはおよそ8兆円と見られ、組入れ 買い需要は640億円前後に達することになる。ただ、TOPIX連動ファンドの金額は 一定なので、640億円分、他の株式を売却する必要に迫られる。「短期的には『りそな HD高・指数安』も考えられる」。NTTを始めとした民営化企業の政府保有株式は TOPIXに参入されていないが、公的資金では初めての例になるだけに、今後の対 応が注目。 大手証券の調査担当者は「再建過程での需給のアヤどうであれ、株価を決めるのは最 終的には1株当たり利益の水準と収益の将来性だ」と指摘する。。株式市場ではTOP IX参入観測や公的資金投入による「破たん回避」をハヤして、りそなHDの株価が 上昇している。復配が絶望的な企業の株式について、業績が上向き期待が後退するよ うなら、早晩、適正価格を探る展開になりそう。 ***************************************************************************** ポイント交換ネットワークG.Network(ジー・ポイント・ネットワーク) http://ad.trafficgate.net/e/m.pl?h=9777&g=55&m=151&t=mail ***************************************************************************** 株式情報局 kabujyo@imac.to ***************************************************************************** ┌───┐ 「日経ブッククラブ」 │\〆/│ Mail Vol.00 └───┘ 発行:日本経済新聞社 出版局[2002-00-00] http://ad.trafficgate.net/e/m.pl?h=9777&g=32&m=161&t=mail ***************************************************************************** |