メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2003/05/08大引け  2003/05/08


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株式情報局
2003/05/08大引け

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◆ヤクルト(2267)
1,684 -30 -1.75% 
みずほでは投資判断を「3」から「4」に引き下げている。株価指標の割高感の高まり
を格下げの背景としている。また、ダノンとの接触は海外展開の場でもたれたようだ
が、内容は明らかになっていないとしている。


◆レントラックジャパン(2314)
932 --- 0.00% 
ストップ高買い気配。2002年のレンタル市場における映像ソフトの売上金額は4.5%増
の1042億円だったが、DVDソフトについては3.3倍増の157億円となる。同社の前2
003年3月期の連結売上高は12.0%増の264億円、経常利益は45.9%増の15億3000万円。
今期売上高も21.7%増の321億円、経常利益は14.0%増の17億4400万円と2ケタの増収増
益を計画している。成長路線が確認されたことを受けて買いが集まっている。7月末
現在の株式を1:2に分割する。


◆綜合警備保障(2331)
1,460 -71 -4.64% 
2003年3月期連結決算見通しの修正。売上2483億円(予定2528億円)、経常利益183億円
(同182億円)、当期利益75.4億円(同90.4億円)。


◆アスクル(2678)
3,670 -20 -0.54% 
前日に03年5月期の業績予想を上方修正しているが、特に目立った反応は見られてい
ない。3月19日に発表した第3四半期までの累計決算で、通期の増額は濃厚との見方が
強まっていただけに、サプライズはない。


◆フードエックス・グローブ(2701)
182,000 +30,000 +19.74% 
ストップ高。積極的なフランチャイズ展開により今後3年間の収益が急拡大する計画
を示したことから、業績回復期待が高まっている。同社はコーヒー専門店「タリーズ
コーヒー」を展開。積極的な新店効果から2004年3月期連結経常利益が前期推定比52
%増と伸びるとの報道を好感。


◆バルス(2738)
158,000 -16,000 -9.20% 
一時ストップ安。6日に4月の月次売上高を発表。全社売上高が前年同月比0.3%減、既
存店が同8.6%減とマイナス幅が広がった。昨日の株価は前場こそ売り物がちの動きだ
ったが、後場は市場全般の好地合いに押される格好で堅調に推移。本日1日遅れの格
好で株価が下げているが、このところ上げピッチが速かっただけに、動きが止まると
利食いが出やすい。増収増益を続けている成長企業の株価としてはもともと割安な水
準にあった。月次動向は株価のスピード調整のきっかけとなったが、この数字だけで
株価判断することはできない。トレンドに変化が生じているのかどうかもうしばらく
動向を見極める必要がある。


◆テレウェイヴ(2759)
244,000 +34,000 +16.19% 
2日ぶりに上場来高値を更新。JASDAQ市場では、直近上場株が軒並み値を飛ば
す展開となる。5月30日までIPOが空白期間となるため、直近上場株を物色する意
欲が高まっている。前日に発表した経常利益予想の上方修正も追い風となっている。
タイミングよく、販売拠点の拡充、情報機器、ソリューションの好調から2003年3月
期連結経常利益が前期比2.2倍増とのニュースが飛び込みさらに人気が盛り上がった
格好。


◆JT(2914)
718,000 -15,000 -2.05% 
大引後に決算発表を予定、様子見ムードが強い。また、社会的に禁煙運動が盛んにな
ってきており、業績にたいしてどのように影響があるのか?という不安感も買いを躊
躇させているようである。


◆クラボウ(3106)
159 +6 +3.92% 
米社製の高密度アレイを採用した遺伝子受託解析サービスを7月から開始すると発表
、材料視する声もある。売上への寄与は限定的だが、材料性の強さが妙味となってい
る模様。


◆日産化学工業(4021)
575 +38 +7.08% 
大正製薬と共同開発中の慢性動脈閉塞症治療薬「NM−702」の米国での臨床試験が
後期第二相に入ったとのニュースから買いを集める。売り残206万株、買い残47万株
と需給妙味も厚い。明日開催される薬事・食品衛生審議会で「リバロ」が審議品目と
なっていることを材料視。同社と興和が開発したコレステロール低下剤、もともと同
社の期待材料だっただけに、承認された後の株価上昇を期待する動きになっている。


◆エルゴ・ブレインズ(4309)
770 +100 +14.93% 
連日のストップ高。主力のオプトインメールが好調で、今期業績の大幅増益期待が買
い材料視される。12日に予定されている決算発表、13日のアナリスト向け説明会に関
心が集まっている。ここインターネット関連株は日米株式市場で人気再燃の動きを見
せており、東京株式市場ではソフトバンクや光通信といった往年のスター株が人気復
活の動きとなる。


◆ミヨシ油脂(4404)
207 +16 +8.38% 
朝方から堅調な展開が続く。2月13日以来の年初来高値を更新して、昨年7月以来の2
00円台を回復している。高値更新で上値余地が広まる格好となっているほか、高配当
利回りなども妙味となっている模様。低位材料株物色もここに来て2〜3月高値未更新
の出遅れものが物色される傾向が高くなって来たが、同社も出遅れ。2003年12月期は
環境関連製品の好調などからピーク利益更新予想と業績面でも裏付けがある。


◆田辺製薬(4508)
844 +24 +2.93% 
クローン病治療薬として認可を受けている「レミケード」を、市場規模の大きい慢性
関節リウマチの治療薬として認可するかどうかの審議が9日開催される見込みになっ
たことが好感された。UFJつばさではレーティング「A」を継続。


◆医学生物学研究所(4557)
675 +60 +9.76% 
1月高値700円が見えてきた。昨日に続いて遺伝子組み換え技術を使った自己免疫疾患
の対応抗原の作製・検査において米DPC社と実施権に関するサブライセンス契約を
締結との報道を好感した買いが続いている。


◆資生堂(4911)
1,242 +38 +3.16% 
2003年3月期の連結決算は最終損益が245億円の黒字と、前期の228億円の赤字から一
転して過去最高を更新。これを評価した買いが向かっている。メリルリンチでは「買
い」継続とし、ターゲット1900円としている。


◆大阪製鐵(5449)
639 -4 -0.62% 
岡三証ではレーティング「やや強気」としてカバレッジを開始した。市況に左右され
やすい財務体質は課題ながら、バリュエーションには割安感があると判断。


◆山陽特殊鋼(5481)
115 -7 -5.74% 
3日ぶり反落。昨日から人気づいて本日も朝方はその流れが継続。PBRは0.3倍台と
割安感が強いこと、業績が順調に回復傾向に入っていることなどが物色材料とされた
格好。ただ、短期資金が中心で資金の逃げ足も速く、前場の中頃からは急速に値を崩
す状況へ。


◆中央電気工業(5566)
139 +19 +15.83% 
2月高値更新。ここ1〜3月高値未更新の出遅れ低位業績回復株が買われているが、同
社も業績回復とハイブリッドカー、燃料電池向け水素吸蔵合金を材料視した買いが入
っている。


◆古河電工(5801)
257 +12 +4.90% 
出来高トップで6日続伸。昨日、本日とメリルの買い手口が目立ち、注目されている
模様。米国光通信関連の株高を受けて、海外投資家の資金が流入しているとの観測が
多い。PBR水準から割安感が強いとの声も根強い。


◆日立建機(6305)
628 +22 +3.63% 
4月25日に決算発表、中国など海外事業好調から2003年3月期は経常・最終黒字化で復
配、2004年3月期も増益、増配予想。売り残148万株、買い残51万株と需給面もよく、
売り方の買戻しも続いている。


◆千代田化工建設(6366)
486 +13 +2.75% 
日本政府がイラク復興について、早期復旧に協力していく方針と報じられたことから
製油所などの復興需要を取り込むのではないかとの期待感が膨らんだ。売り残952万
株、買い残671万株と売り長、需給妙味も拡大。


◆NTN(6472)
480 +4 +0.84% 
北米で自動車向け等速ジョイントの生産を拡大すると報じられており、材料視する向
きも。2006年3月期までの3年間で計220億円を投じ、米工場の生産能力を2.5倍に増強



◆ワコム(6727)
968,000 +100,000 +11.52% 
ストップ高。4月24日に公開価格39万円で新規上場、初値は65万円でスタート、国内
シェア97%、世界シェア60%を握るペンタブレット(電子ペンを使ってコンピュータ上
に文字や絵を描ける入力装置)の成長性を買っている。全体が物色難となると新規上
場株に人気が回ることが多いが、その流れもあろう。


◆アクセル(6730)
462,000 -7,000 -1.49% 
株価は直近公開株人気に乗り、この1週間余りで3割高と急騰。6日引け後の決算発表
で材料出尽くの格好となり、7日、8日で高値から1割強の押しを入れていた。業績は
順調なことから、本日は押し目買いが優勢。決算は前3月期が前々期比64%増収、同6
0%経常増益、今期は前期比25%増収、同20%経常増益と引き続き高成長を見込む。増益
率が増収率より小さいのは、柱のアミューズメント分野以外の市場開拓を狙い研究開
発に力を入れるため。アミューズメント業界向けの画像LSIでは向かうところ敵な
しに近い状態といい、シェアの拡大が続いている。


◆ソニー(6758)
2,890 -75 -2.53% 
昨晩からの急激な円高を嫌気しているようである。また、値を下げるときによく見ら
れる野村とドイツの売り手口が目立っており手を出しずらい雰囲気の。マルチメディ
ア総合研究所が7日発表した2002年度の国内パソコン出荷統計で、同社のシェアが初
めて減少に転じたことが嫌気された。


◆TDK(6762)
4,810 +500 +11.60% 
ストップ高。2003年3月期は、税引前損益180億円の黒字と2002年3月期の436億円の赤
字から急改善。売上高は6088億8000万円(6.7%増)、最終損益は120億円の黒字(257億
7100万円の赤字)。前期収益はほぼ計画通りだったが、今期の収益に対して従前予想
を上回る見通しを示したことで、朝方から買いが先行。当初市場では、良い決算とは
見られていなかったが、昨日の決算発表が大幅黒字だったことから好感しての買われ
ている。為替前提が120円などで円高の進行は多少気掛かりも、国際優良株の中でも
好業績株に資金をシフトする動きの活発化が今後想定されるとも。野村などでは投資
判断を引き上げている。

◆ローランドディー・ジィー(6789)
1,282 +200 +18.48% 
ストップ高。大幅反発し、上場来高値を付けた。輸出の好調や原価率の低下などで前
期業績が会社計画を上回ったもようだとの発表を受け、好業績の小型株として注目が
集まった。前2003年3月期の連結経常利益を従来計画の11億7000万円に対して14億74
00万円(2002年3月期比41%増)に上方修正。売上高は133億円計画に対して139億円(同
15%増)に達する見通し。


◆ヨコオ(6800)
822 +38 +4.85% 
反発で再び800円回復。拡大傾向にある車載用マイクロアンテナの生産能力を7月から
現在の2倍に当たる月間18万本に拡大すると報じられている。韓国や米国でも現地生
産に着手し、04年には月間29万本の生産体制を整える。


◆日立マクセル(6810)
1,679 -28 -1.64% 
UFJつばさでは、レーティング「B」として新規カバレッジを開始した。目標株価
は1740円とした。また、今期業績は会社計画に止まるとみている。


◆スミダコーポレーション(6817)
1,888 -247 -11.57% 
前日はストップ安比例配分で終了しており、2日間の下落率は26%超に及ぶ。6日に発
表した第1四半期(1−3月)決算が予想以上に落ち込んだことで、業績拡大期待が後退



◆アイコム(6820)
2,080 +302 +16.99% 
HSBC、KBCの買い手口が目立った。KBCでは投資判断を新規に「買い」とし
ているもようで、海外投資家の見直し買いが入ったものと観測される。昨年結んだと
される米国国防総省との無線機製品の契約なども話題となった。


◆ソーテック(6829)
66,600 +5,000 +8.12% 
ストップ高買い気配。前日は一部新聞で単月ベースでの黒字化観測が報じられ、スト
ップ高まで買われていた。5月20日前後に決算説明会を控えていることから、再評価
の動きが活発化している。


◆日本光電(6849)
543 +20 +3.82% 
7日付で立花証券が同社株への投資判断を「強気」とするレポートを作成したのが材
料視されているほか、SARSの防止に絡んで同社製の患者搬送装置の需要増加に着
目する向きも。立花証券のレポートは輸出拡大と国内営業力の強化で業績が続伸して
いることを理由にあげ、今期の連結予想PERが10.3倍で割安である点などを強調。
一方、SARS対策として全国の大病院などが同社製の陰圧式ストレッチャ−の導入
を進めており、会社側ではほぼ全国の都道府県から引き合いが来ており、すでに40台
近くを受注した。市場の一部ではそれが今後の収益押し上げ要因になるとの期待感も
ある。


◆スタンレー電気(6923)
1,592 +2 +0.13% 
UFJつばさではレーティング「A」を継続。SARSの影響はやや懸念材料ながら
、04年3月期も過去最高益更新は十分可能とみている。


◆岩崎電気(6924)
303 +23 +8.21% 
4月高値を抜いた。5月6日に2003年3月期の経常利益見込みを上方修正、この増額を受
けて立花証券がレポートを作成、発光ダイオード製品などの成長性を評価したレポー
トだったことから改めて買い物が入っての高値更新。


◆フェニックス電機(6927)
990 +25 +2.59% 
3ヶ月ぶりに上場来高値を更新。直近公開株物色の流れに乗った格好だが、業績面か
ら見て株価に割安感を残しており、見直し買いも流入している。同社はプロジェクタ
ー用ランプの大手メーカー。プロジェクターの需要は企業ユースから教育現場などへ
と広がり、市場は年2割程度の勢いで伸びている。集計中の前期業績は増収増益で着
地したもようで、今期についても続伸が見込める情勢。


◆日東電工(6988)
3,410 -120 -3.40% 
米3M社との技術提携により、輝度・視野角特性、厚みなどの点で従来品より優れた
液晶フィルムの新製品を共同開発したと発表。今年7月から市販する。今回開発した
製品は偏光板と液晶用輝度向上フィルムを一体化したもので、液晶パネルのバックラ
イトの光を選択的に反射し再生利用することによって、視野角や色再現を犠牲にする
ことなく液晶パネルの輝度を向上させることができる。3Mがフィルムを日東電工に
提供し、日東電工は自社の偏光板と組み合わせて新製品を製造。液晶パネルメーカー
に販売。


◆近畿車輛(7122)
313 +20 +6.83% 
連日の高値更新。2003年3月期増配と業績回復、台湾新幹線、北京・上海新幹線関連
として人気化してきたが、本日は大和証券が中期600円までの上昇余地があるとコメ
ントしたことから買いを集める。


◆トヨタ(7203)
2,755 -25 -0.90% 
決算発表、並びに経財諮問会議での「代行返上」議論の行方を見極めたいとの動きが
支配的となった。4月17日の観測報道では、前期の経常利益が28%増の1兆4300億円程
度、今期の見通しが9%減の1兆3000億円前後になる可能性とされていた。


◆トピー工業(7231)
216 +1 +0.47% 
大和では原料スクラップ価格がようやくピークアウトしてきたことを背景に、原料安
メリットを享受する企業として注目している。また、中国市場で急成長を遂げている
建機分野も注目している。


◆カルソニックカンセイ(7248)
533 +11 +2.11% 
5日続伸。業績予想の上方修正などを評価、経常利益は146億円の従来予想に対して、
160億円に増額している。また、昨日発表された信用残動向では、売り残が130万株強
増加しており、取組み妙味が高まる形にもなっている。


◆FCC(7296)
3,070 --- 0.00% 
決算に加え、フォード向け新規受注獲得などから反発ピッチを強めてきたが、徐々に
戻り売りに押される展開となる。新光では投資判断を「1」から「2+」に格下げ、現
時点は収益面の端境期との認識の。


◆壱番屋(7630)
1,330 +20 +1.53% 
買い先行、2日ぶりに年初来高値を更新。配当予想の上方修正が好感されている。03
年5月期の期末配当を年17円から20円に上方修正しており、前期末比3円の増配。


◆オーバル(7727)
128 +30 +30.61% 
連日の高値更新。人気のプラント関連の一角、2004年3月期の復配期待や中国での展
開を評価した買いが入ってここ仕手化の動きとなる。


◆日本電産コパル(7756)
1,975 -25 -1.25% 
立花証による強気レポートを手掛りに強基調が続いていたが、225平均が8000円割れ
を意識する中、利食い先行の展開となっている。


◆凸版印刷(7911)
730 -23 -3.05% 
一時、63円(8.4%)安の690円まで急落し、バブル経済崩壊後の最安値を付けた。利益
率が高いエレクトロニクス分野で売り上げを伸ばせず、前期は2割減益となったうえ
、今期業績の回復も鈍いことから、同業他社である大日本印刷との収益力格差が開い
たとの印象が強まった。2004年3月期の決算予想が、2002年度実績を下回る弱気決算
を出している。


◆セガ(7964)
両社は事業統合計画の白紙撤回を正式発表。セガは午後零時半の売買再開時は前日比
7円(1.0%)高の715円で寄り付いたが、すぐに下落に転じ、一時は同47円(6.6%)安の6
61円まで売り込まれた。一方のサミーは70円(2.9%)高の2525円で始まった後も堅調に
推移、午後1時前には160円(6.5%)高の2615円まで値を上げた。後場の値動きについて
は、売り手口は外資系証券や国内大手証券が目立つが、買い手口は短期資金のネット
系が大幅に買い越していることから、上値は重いとの見方が強いことが下げの要因。
2003年3月期決算の業績見通しの修正を発表。売上1000億円(予定970億円)、経常利益
19億円(同18億円)、当期利益30億円赤字(同26億円赤字)。


◆バンダイ(7967)
4,380 +130 +3.06% 
7日の決算会見で、経営再建中のスナック菓子大手、東ハトに25%出資することを表明
したことで、多額の負債を抱える企業への出資はマイナスと売り材料となったが、8
日は「シナジー(相乗)効果が期待できる」と見直されて買いが先行。


◆高島(8007)
160 +27 +20.30% 
特定筋介入から4月22日に220円まで一気に仕手化したものの、その後、日証金が貸借
取引申し込み停止措置を講じたこともあり調整となっていたが、日証金がさの停止措
置を解除したことから再度人気化しているもの。


◆佐藤商事(8065)
400 +15 +3.90% 
2003年3月期決算で、経常利益が前期に比べて2.2倍の16億2900万円になったうえ、今
期も16.6%増の19億円になる見通しであることを材料視。前期については鉄鋼部門で
需要のタイト感から値上げ基調で推移し、非鉄金属部門ではアルミ板や中国向けプリ
ント配線基板用積層板などが拡大。1株利益予想は48.7円で、PERの低さなどが評
価される。


◆ゼビオ(8281)
2,000 +11 +0.55% 
150万株33億円を上限とした自社株買い枠を取締役会で決議したと発表。


◆みずほ信託(8404)
92 -4 -4.17% 
GSでは投資判断を「IL」から「U」に引き下げている模様。適正価値は1株あた
り40円としている模様。転換型優先株式などを考慮すると、一段と同行のバリュエー
ションは割高になると。


◆大手金融グループ株
みずほ (8411)  71,300  +600 +0.85% 
三菱東京(8306) 436,000 +8,000 +1.87% 
UFJ (8307) 106,000  ---  0.00% 
三井住友(8316) 199,000 +1,000 +0.51% 
政府の株価対策への期待が出ている一方、経済財政諮問会議での議論を見極めたいと
する投資家が多い。


◆日本信販(8583)
140 +4 +2.94% 
2003年3月期の連結決算。営業収益3094億円(前年同期比11%減)、経常利益201億円(同
30%減)、当期利益8.9億円(同74%減)。2004年3月期見通し、営業収益3100億円、経常
利益160億円、当期利益60億円。


◆アーネストワン(8895)
940 +56 +6.33% 
連日の高値更新。昨日は「郊外の低価格マンション、戸建販売とも好調で2003年3月
期経常利益が従来予想を約12億2000万円上回る前期比2.2倍増の44億9800万円と増額
」との報道からストップ高、買い物を残して引けたが、引き続き好決算買いの流れに
乗って人気が続いている。


◆東陽倉庫(9306)
272 +25 +10.12% 
投資集団『泰山』を立ち上げた仕手筋の指南役・加藤氏の周辺が高値をつけてから今
日が四日目、売り一巡から再度攻めている。売り残が92万株増加し93万株に、買い残
も99万株増の120万株と信用残が膨らんできたことから需給相場の色彩も濃くしてい
る。


◆KDDI(9433)
380,000 -19,000 -4.76% 
一時、2万4000円(6%)安の37万5000円まで下落。3営業日続伸後の利益確定の売りなど
が出ている。光回線を使った放送事業に参入すると報じられている。ただ5年間で設
備投資が1200億円に達するため、ネガティブにとられている。一方、メリルリンチで
は、通信セクター一のバリュエーションの安さに変りはないとし、「買い」継続、タ
ーゲット53万円としている。ドイツでは大きな設備投資は不要とみているようだが、
設備投資負担を懸念する声も多い模様。


◆ドコモ(9437)
262,000 -7,000 -2.60% 
大引後に決算発表を控え、ソニー(6758)ショックからまだ抜け出せない市場は、優良
株でも買いを手控える傾向が強い


◆角川HD(9477)
2,160 -40 -1.82% 
2003年3月期連結決算。売上888億円(前年同期比12.9%減)、経常利益36億円、当期利
益14.2億円。2004年3月期見通し、売上900億円、経常利益43億円、当期利益17億円。


◆東京電力(9501)
2,435 +25 +1.04% 
柏崎刈羽原子力発電所の6号機が再起動を背景に、リーマンブラザーズでは、ポジテ
ィブなニュースであるとの判断から、「1-オーバーウエイト」を再確認した。


◆ベンチャーリンク(9609)
367 -3 -0.81% 
昨日は強い動きとなっていたが、本日は戻り売りに押される展開。大和では投資判断
「4」と弱気スタンスを継続している。会社側の経常利益計画45億円に対して、大和
では5億円の赤字予想としている。また、注目される配当政策に関しても、変更され
る可能性は残るとしている。


◆住商情報システム(9719)
2,800 --- 0.00% 
丸三証では、同業他社の業績が総じて厳しい中、好決算をマークしたことを評価。0
4年3月期予想PERで割安感があるとし、今後6ヶ月以内に、市場平均をアウトパフ
ォームする可能性が高いとみている。


◆CSK(9737)
2,355 +70 +3.06% 
セガ(7964)がサミーとの合併白紙撤回で午後2時まで売買停止になっていることから
、セガの大株主である同社に買い物が集まっている。また、サミーとナムコとの合併
が不調に終わっても、マイクロソフトがセガ株買取を打診しており、大株主であるC
SKも大量のセガ株の譲渡先が見つかる可能性がある。


◆TIS(9751)
1,855 +105 +6.00% 
大幅高で年初来高値を更新。今期連結純利益が前期より41%増える計画を示したこと
から、景気低迷による企業のIT投資抑制で収益環境が厳しいソフトウェア業界にお
いて、業績好調が際立っていると評価された。昨日発表した決算を好感。前期の経常
利益が25%増益となったほか、今期も16%増益見通しとしている。


◆ナムコ(9752)
1,748 -49 -2.73% 
セガがサミーとの合併を撤回と報じられたことで、ナムコとの合併の可能性が高まっ
たことが要因。目先の不透明感が強く、換金売りが先行している模様。


◆ヤマダ電機(9831)
2,040 -195 -8.72% 
昨日発表になった決算を嫌気していることに加え、大和総研が投資判断を2から3に引
き下げるなども相場の足を引っ張っている。


◆ソフトバンク(9984)
1,610 -30 -1.83% 
乱高下、朝方は一時大きく切り返す動きにもなった。買戻しに加えて、値動きの良さ
から値幅取り狙いの商いも目立ってきている。決算発表などへの期待感も挙がってい
る。ただ、本日は証券自己やネットトレーダーと見られる手口が中心で、外資系証券
の手口は目立っていなかったこともあり、その後は手仕舞い売りに押された。





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◆指標
日経225 8,031.55 -78.22 
日経300 155.67 -1.71 
TOPIX 814.74 -8.11 
日経ジャスダック平均 1,055.45 +4.47 
日経225先物期近 8,050 -30 

外国証券、買い2570万株、売り2510万株、差引き60万株の買越し。
買越しは3日連続。
前場成行き注文、売り2120万株、買い1810万株、差引き310万株の売越し。
昼休みバスケット取引、約642億円が成立。
後場成行き注文、買い1030万株、売り860万株、差引き170万株の買越し。





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●産業再生機構は、初の産業再生委員会を開催し、本格的に業務を開始した。買い取
り案件を巡っては水面下で主要行と調整を続けているが、初の委員会を開いたことで
第1号案件の選定が本格化する。
産業再生委員会は、機構が債権を買い取る可否を決める権限を持つ。午前に開いた同
委員会は、委員長に高木新二郎元獨協大学教授が就任することを正式決定。また、斎
藤惇社長が委員長代理に就くことも決めた。4月に再生機構は発足しているため、す
でに買い取り案件申請の受け付けは始まっているが、この日の委員会で具体的な選定
の議論を行ったかどうかについては、「コメントできない」。
再生委員会終了後、再生機構は開所式を開催。谷垣産業再生相と塩川財務相、竹中経
済財政・金融担当相、平沼経済産業相が出席した。谷垣産業再生相は、「産業再生は
官がやってもうまく行かないなどの批判があるが、批判や失敗を恐れてはならない。
最高の人材が集まった」などとあいさつした。また、記者会見した斎藤社長は、運営
にあたって「民間のファンドとも積極的に連携を図る。エグジット先としても考えら
れる」などと語り、競合する考えは無いことを強調。また、再生案件を直接手掛ける
チームリーダー4人を正式に発表。米投資ファンドのリップルウッドやサーベラス出
身者も顔をそろえている。チームリーダーの下に付くマネージャークラスは約30人が
決定、旧日債銀や旧長銀、旧興銀出身者や会計事務所などの出身者がいる。



●財務省は、日米欧の外国為替市場で1〜3月期に実施した円売り、ドル・ユーロ買い
介入額が計2兆3867億円に上ったことを発表。イラク開戦を前にした投機的なドル売
りによる円高を食い止めるため、四半期ベースでは過去7番目の規模になった。また
、4月末の外貨準備高は過去最高の4994億4200万ドルだった。今回の介入は1月15〜2
9日、2月24日〜3月10日の2回の円高局面で実施され、1ドル=116〜117円台が「防衛
ライン」になった。最も介入規模が大きかったのは2月27日の3615億円、小さかった
のは3月10日の4億円で、投機筋の動きの強弱によって規模にばらつきが出た。大型連
休明けの市場では、米国の利下げ観測の強まりなどを背景に、再び急激な円高・ドル
安が進んでおり、財務省は「行き過ぎた動きは是正されるべきで、いつでも適切な行
動をとる」とけん制している。



●内閣府幹部によると、来月発表予定の4月の景気動向指数について、先行系列、一
致系列がともに50%を下回る可能性もある、との見方を示した。同幹部は、先行指数
について、「これまで比較的強かった新規求人数が足下弱めの数字が出てきた。また
新設住宅着工床面積、耐久消費財などが引き続き弱いので、4月以降も注意してみて
いく状況」。3月の先行系列は20.0%だったが、「数字の動き方自体ははっきりと上昇
も下降もしていない。ただ、新規求人数などが弱含んでいるほか、輸出関連も慎重な
見方を強めており、4月分も50%を下回る可能性がある」(幹部)、とみている。また、
一致指数は、生産指数が2カ月連続のマイナスで、このうち、建設用金属製品が減少
したほか、輸送機械、特に輸出向けが落ち込んだのが目立った。同幹部は、「3月の
一致指数は、消費関連指標などが特殊要因でプラスになったものがあるので、81.3%
と高い水準を示したが、おおむね横ばいの範囲内」と評価しているが、4月分は50%割
れになる、と見ている。





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■自民党の野中広務衆院議員は、郵貯・簡保資金の活用による株価対策について、郵
政公社が国内株式の運用を拡大した場合に生じるリスクに対し、政府保証をつければ
実行できる、との考えを示した。
野中氏は、郵貯・簡保資金を活用した株価対策について、「郵政公社のリスクに対し
て政府保証をつければいい」と述べた。同氏は6日午前に開かれた自民党総務会で、
「郵政公社が発足して1カ月で、政府・与党が公社の郵貯・簡保資金を活用するなら
、そのリスクについて政府が負うことを考えなければおかしい」と慎重な見方を示し
ていた。与党3党の金融政策プロジェクトチームは6日、郵貯・簡保資金活用による株
価対策などを盛り込んだ「当面の緊急金融・経済対策」をまとめた。今夕開催の与党
政策責任者会議で報告し、了承される見通し。



■保守新党の熊谷代表は、与党がまとめた「当面の緊急金融・経済対策」についてス
ピードが大事だとし、なかでも銀行等保有株式取得機構の機能改善について、今国会
中に、議員立法で成立させなければならない問題だ、と述べた。与党案について、熊
谷代表は、「2月から言いつづけており、スピードが大事だ」と指摘。なかでも、塩
川財務相が7日の定例会見で銀行等保有株式取得機構の機能改善について政府として
積極的に取り組む趣旨の発言を行ったことを挙げ、「これは、単なる株価対策ではな
い。資金仲介機能を行う銀行が健全にならなければならない。それには2つ問題があ
る。不良債権問題と銀行が株を保有すること自体が不測の事態を招いており、これは
欧米で禁止されている」と述べ、「一刻も早く、今国会中に議員立法で成立させなけ
ればならない問題だ」と述べた。また、FRBが当面の金融政策運営方針を景気配慮
型に変更したスピーディーな対応を評価したうえで、「それに比べると、日本の政策
は、いささか問題がある。具体的に政策を提言・政策をめぐる評価の議論を通じて、
政府・与党の議論のなかで、経済不振打開に努力していきたい」と述べた。今通常国
会の会期は6月18日まで。



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