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==========================================でまかせ編集委員会======= 論 よ り で ま か せ ! 2003/5/8 第156号 (発行 不定期) □□□□ まじめなメルマガ □□□□ ==========================================教育コラム&情報誌======= ■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な 出来事などを綴ったエッセイ集です。 INDEX ・でまかせコラム 「しつけは躾」 ・言葉の小窓 「定番」 ・教育weekly ・今日の一言 「ピンと背筋を伸ばして!」 ・みるみるわかる 「一般論と具体例」 ・まなびウォツチャー 「栗さんの国語教室」 ・お知らせ 掲載原稿募集 ・編集後記 qpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqp 今日のコラム qpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqpqp 「しつけは躾」 最近の学習塾は、昔のように勉強だけを教えるだけでは保護者の満足を 得られなくなりました。 勉強以外に日常にしつけという本来家庭でするべきことをしなければな りません。そのため学習塾でも勉強・しつけの両面を出してPRをしている ことも多いのが現実です。 ただし学習塾や講師はしつけを教える専門家ではありません。しつけの 専門家は家族でなければいけないのです。そんな状況でしつけの面も教え ようとするから、勘ちがいしている学習塾講師も多いです。 どういうことかというと、学習塾の講師は学習面では成功者の人がほと んどでしょう。講師によっては、学生時代にできなかったとおおっぴらに 言う人もいますが、それでも自分は平均よりは上であったと考えています。 そんな講師がしつけ面も模範になるのは本来むずかしいのではないかと 思うのです。いちばん誤解しているのは、教育は当然ですが、しつけも完 璧でなければならないと考えることです。 子どもというものは完全な存在ではありません。欠点があって当然です。 欠点があるから成長があります。それを講師は自分の規準に照らし合わせ て完璧さを求めてしまうのです。 あいさつは子どもも大人も区別はありませんが、日ごろの行動や、学習 に関係のない場面での言葉遣い、大人との付き合い方まで厳しく指導して いる講師もいることは確かです。 最近感じることがあります。 それは「おはよう!」と言う子どもが少なくなったということです。 「あれ!」と思う人がるかもしれません。 「おはようございます」という子どもはいます。でも、私はどうしても、 型にはめられたあいさつにしか思えないのです。 大人に言われるから、子どもは心の中で、こんな時はこういわなくっち ゃと考え、相手は先生だから「おはよう」よりも「おはようございます」 でなければならないとか考えているように思うのです。 また、大人も「おはよう」ではなく、「おはようございます」を強要する のです。 心の底から自然に出てくるあいさつではありません。 しつけとは「躾」、身が美しい、と書きます。 しつけの場合、身体とはこころ。からだとイコールです。 こころがこもっていなければ、しつけは成り立たないのです。 ================================================================== 言葉の小窓 ================================================================== 「定番」 「定番」という言葉は、「定番商品」の略で、商店がその品揃えの中で 品切れがないよう、つねに仕入れ、陳列してある商品のことをさし、主に 衣料品のことでした。 商品台帳に品番が固定されていることから、流行に関係なく常に需要が あることがポイントです。 現在の使い方は少し意味が違いますね!流行商品でも定番商品です。 それだけ、世の中移り変わりが早くなったのでしょう。 --------教育weekly------------------------------------------------ 過去1週間の教育関係の話題を掲載しています ■大学生ら小中に派遣 文科省、学習指導協力対象校発表 http://www.asahi.com/national/update/0501/033.html ■先生の卵を放課後チューターに 文部科学省 http://www.mainichi.co.jp/news/article/200305/02/006.html ■学習指導カウンセラーの派遣 文部科学省 http://www.mainichi.co.jp/news/article/200305/02/005.html ■校長40歳、教頭35歳に−小・中学校の管理職選考 http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html ■研修内容など調査−民間人校長 http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html ■スクールサポーター制度スタート(和歌山・貴志川町) http://mytown.asahi.com/wakayama/news01.asp?kiji=1336 ■学年越えた習熟度別指導など多彩 研究開発学校に26件 http://www.asahi.com/national/update/0502/027.html ■国際感覚目指した授業 水戸市立梅が丘小 http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?c=14&kiji=156 ■小学校で英語導入(沖縄) http://mytown.asahi.com/okinawa/news02.asp?c=13&kiji=618 ■GOGO! 松井選手。現地の日本人小学生が応援の作文 http://www.asagaku.com/topnews/top1.html ■県立教育研究所が不登校の適応指導の冊子(奈良)(5/5) http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/04a/20030505wm05.htm ■SARSで海外修学旅行を取りやめ 香川県 http://www.mainichi.co.jp/news/article/200305/01/001.html ■教育基本法改正案の協議本格化へ、調整難航は必至 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030504ia23.htm ■「将来なりたいもの」男子は学者・博士が初の首位 http://www.mainichi.co.jp/news/article/200305/02/009.html ■家庭訪問をやめる小中学校が増える(5/7) http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/08a/20030507wm07.htm ■中学生も村の将来を決める一票 http://www.asagaku.com/topnews/top2.html ================================================================== 今日の一言 ================================================================== 「ピンと背筋を伸ばして!」 昔、母親によく言われたものです。確かに背筋を伸ばして姿勢を正せば、 シャキっとしますね。 最近のHow to物には勉強や読書の時にちゃんと机に座らず、寝転んです ることを薦める内容が目立ちます。それだけ、本の著者は小さい頃、両親 からしつけられたのでしょう。 こんな話があります。 歌人の斉藤茂吉が、ローマのシスティーナ礼拝堂で、ミケランジェロの 天井壁画を見ていると、背中が痛くなりました。そこで茂吉は突然床に新 聞を敷いて寝転んでしまいました。 番人が来て尋ねました。 「何をしているんだ」 茂吉は答えました。 「このほうがよく見える。それに楽だ」 「それならこれを使え」 番人は観賞用の鏡を教えてくれたそうです。 外国人のユーモアは洗練されていますね! -- みるみるわかる ------------------------------------------------ 「一般論と具体例」 国語の文章には、序論―本論ー結論があることはご存知でしょう。 実際に解くときにはその使い分けが大事です。 しかし、結論は何種類もあるわけではありません。たとえば、中学の国 語の文章に。「自然破壊をしろ!」なんて文章が出るわけもないし、殺人 を容認する結末はないのです(少し極端でした!) 100%未来の日本の進むべき方向が示唆されています。 逆に、読書をする場合は、結論は決まっていますから、具体例(本論) を中心に読めば本のおもしろさがわかります。 結論の部分はおもしろくない。 ====== まなびウォツチャー ====================================== 「栗さんの国語教室」 実際の国語の授業をもとにした実践記録や生徒の作品、メディアリテラ シーを育てる授業の可能性など、役に立つ情報が満載です。 http://www9.ocn.ne.jp/~kuri3/ -- お知らせ ------------------------------------------------------ 「掲載論文募集」 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」 下記までメール yutasan@dosule.com ------------------------------------------------------------------- 編集後記 ------------------------------------------------------------------- いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。 今年のゴールデンウィークも何もなく過ぎ去りました。世間では今年は 休みが少ないという話題が報道されますが、私はというと3日も休んでい ると仕事が恋しくて仕方がない。 子どもも早く学校へ行きたくて仕方がない。やはり典型的な日本人の親 子です。 高速道路が毎度のことながら渋滞していますが、渋滞をぶつぶつ言うよ りも、この時期だけしか家族サービスの出来ない社会制度に不平を言わな くてはいけないでしょう。 =================================================================== ○電子メールマガジン「論よりでまかせ」2000/04/01創刊 発行元:でまかせ編集委員会 メールマガジンへのご意見・お問合せは yutasan@dosule.com [ゆたさんのHP] http://www.ne.jp/asahi/finenight/yutasan/ [まぐまぐ] http://www.mag2.com/ ID :0000029703 [pubzine] http://www.pubzine.com ID :005273 [メルマガ天国] http://melten.com/ ID :589 [macky] http://macky.nifty.com/ ID :kinokuni [melma] http://www.melma.com ID :m00029187 [E-Magazine] http://www.emaga.com/ ID :demakase [Mailux] http://www.mailux.com/index.php ID :MM3E395241A9BCC ☆ pubzine(パブジーン)の優良めるまがに選ばれています。 【論よりでまかせ!は、転載大歓迎です。】 ==================================================== ゆたさん====== |