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第4章 監禁? 小学校4年の秋、弟の友達の家の近所で建前(家を建てるとき骨組が完成した時点でおも ちを 家の上からなげてみんなに拾ってもらう行事)があり、私もお餅などを拾って帰るところ だっ た。 とある学校を通りすぎて、工場地帯の横を通った。 後ろから自転車の音が近づいてきていた。 私の隣で赤い自転車が止まった。乗っていたのは高校生の制服を着た眼鏡をかけた男の 人だっ た。 私の隣で男の人は自転車を降りた。 「ねぇ家まで乗せてってあげるよ」 (この人誰??) 「近いんでいいです」 「いいよ乗んなって」 「でも本当にすぐそこなんで・・・」 家は少し遠かったが、危ない気がしたので断った。 しかし、相手も引こうとしない。家まで来られたらまずい。と思い、しょうがなく自転 車に乗 ることにした。 自転車が動き出す。 (え!?) 自転車は家の方向でなく、工場の側の倉庫へ向かう。 私は何も言えずに恐怖感を感じていた。 自転車が倉庫の前で止まる。 男の人が降りて、私も抱えあげられ降ろされる。 「こっちおいで」 男の人が倉庫の中で私を呼ぶので中に入ってみる。 狭くて薄暗い倉庫・・・。不思議と恐怖感はなくなっていた。 「服脱いでみて、俺も脱ぐから」 そういわれ、なぜだかすんなり服を脱いでしまった。 倉庫の中にある木の棚が積み上げられてるところの一番上に服を置かれる。とてもじゃ ない が私の身長では届かない高さだった。 (逃げられないんだなぁ) と思った。 私は裸のまま立ち尽くす。 「ここに寝て」 男はコンクリートの地面を指してそう言った。 言われるままに地面に寝っころがる。 (何するんだろう) 男は両膝を地面につけ、這いつくばって私の股あたりに顔を沈め、私の陰部を舐めはじ めた。 (くすぐったいっ!!でもなんかおもしろい) しばらく舐めていると止めてズボンを脱ぎ始めた。 男は自分の下のモノを私の顔のほうへ持ってくる。 「次は君の番だよ?」 (どうしよう!怖いよう!!) 思わず顔を背ける。 逃げられないと思うと涙がでてきた。 それが良かったのか、男は慌ててズボンをはき、木の棚の上に置かれた私の服を降ろ し、逃げていった。 痴漢に対してこういうふうに泣いたりしたのは始めてだった。 この小学生時代で4人の痴漢にあっていた。 |