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タイトル:Daily Drama Express (2003/04/13) 笑顔の法則(1)  2003/05/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/04/13 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 笑顔の法則
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 倉沢祐美(竹内結子)
 桜井礼次郎(阿部寛)
 柚原和也(西島秀俊)
 井坂恵(宮地真緒)
 小泉英吉(高橋克美)
 米田良江(柴田理恵)
 大原菜津子(櫻井淳子)
 倉沢幸一(陣内孝則)
 柚原美沙子(野際陽子)
脚本  寺田敏雄

あらすじ  倉沢祐美(竹内結子)たちは、会議室で、これからオフィスに戻
らず、トイレにも寄らず、着替えて帰るように言われる。社員証は回
収され、オフィスの私物は後日、宅配便で自宅宛送る、と言われる。
リストラされたのだ。

 祐美は一緒にリストラされた元同僚のOLたちと、オフィスではい
つも「そこの女の子」とか呼ばれていて、一度も名前で呼ばれたこと
がない、と愚痴る。同僚たちは今後の身の振り方として、実家の手伝
いをするとか、結婚するとか言う。

 祐美は失業したけれども、これをチャンスと思うことにした。切り
替えが早く、立ち直りも早いのが祐美の取り柄。

 祐美は振り袖を着て、荷物を沢山持って、東京のオフィス街を疾走
する。途中、道を聞いた時、そばの車のドアに袖を挟まれたが、気づ
いた時は車の持ち主はビルに入った後。祐美は車の主に「おじさー
ん!」と叫ぶが、聞こえていない。

 そばを通りかかった桜井礼次郎(阿部寛)は、祐美の姿を見て、
「金魚だ」と思い、そして声を掛けた。祐美は桜井をナンパと勘違い
して追い払い、桜井は行ってしまう.....と思ったら、助けてくれた。
車の反対のドアが開いていたから、と。

 祐美はこれから出版社・光和出版のアルバイトの面接に駆けつける
ところだった。

 桜井は今年の単行本の売り上げがすでに700万部に達している売れ
っ子漫画家。編集長の村岡俊彦(升毅)は桜井の身柄を押さえて漫画
を描かせようとしている。

 祐美は出版社にたどり着き、会議室に飛び込むと、早口で振り袖で
現れたわけをまくし立てる。友達の結婚式に出たのだが時間が延びて
着替える暇が無かったと。だがそこで行われていたのは新入社員の研
修で、バイトの面接会場は隣の会議室だった。

 村岡は桜井に三ヶ月間行方不明になってもらうために、こもるため
の温泉旅館の候補の旅館のパンフレットを並べる。そして、編集部の
鴨川さつき(滝沢沙織)を同行させると言う。

 そこに祐美がたまたま通りかかる。桜井は同行者は祐美がいいと指
名する。祐美は男の人と2人なんて、と渋るが、候補の旅館に「柚原」
見つけて、ここならいいと言う。「柚原」には、板前の兄がいるから、
と。


 そのころ、温泉旅館・柚原では.....

 仲居たちが、女将(野際陽子)に付いていけないと反発。お客様に
合わせて料理をお出しすることが、忙しすぎて出来ないと言うの発端
だった。そして、辞めてしまい、残ったのは三人。

 倉沢幸一(陣内孝則)は女将さんに、妹・祐美が桜井を連れてくる
ことを伝えるが、女将さんは漫画も、それを描く人も好きになれない
から、と断る。だが幸一は、かわいい妹の顔を潰したくないと懇願。
女将さんは、幸一がこの旅館に来て5年、初めての頼み事だから、と
引き受ける。しかし、何か起きた時の責任は幸一に取って貰うと念を
押す。


 伊豆へ向かう列車の中で、祐美はやりがいのある仕事をしたいと言
うが、桜井は、この仕事がそうかはわからないよ.....と言う。



 伊豆長岡に到着。祐美は極秘の逗留だから、と桜井に帽子をかぶせ
る。そこに幸一が迎えに来て、「桜井礼次郎先生!」と大声で呼びか
け、祐美は慌てて幸一を止める。


 柚原旅館到着。女将が出迎え、祐美は玄関のツツジがすてきですね、
と言う。桜井はこの旅館が気に入る。幸一が祐美を妹だと、女将に紹
介。

 桜井の部屋は「楓の間」。広い。しかも机といすが用意されている。
女将が桜井の去年の作品の後書きで、桜井は仕事をするのに机といす
でなければできないと書いてあったのを読んだからだ。

 祐美の部屋は隣の「せせらぎの間」。少し狭いが、桜井の部屋の近
くがいいだろうという配慮。幸一は祐美に千円札を握らせる。

 祐美はその千円を女将に渡してしまう。「お兄さんに言われたの?」
と女将。「ええ」と祐美。「これは後で係の者が来ますから、直接渡
してください」「そういうもんですか」

 そして女将は祐美に桜井について気を付けるべき点を聞く。祐美は
特にないと答える。女将は、今まで漫画をバカにして、それを描く人
も軽薄なのではないかと偏見を持っていたが、桜井はそういう人では
なくて、安心したという。そして、桜井に関して、祐美の指示を受け
るしかないのだと念を押す。

 祐美は、今までお茶くみやコピー取りばかりで張り合いがなかった
けれど、次は自分でなければならないという仕事がしたい、と張り切
る。

 仲居の米田良江(柴田理恵)は、桜井がいい男、と舞い上がる。

 祐美は幸一に礼を言う。2人は三年ぶりの再会だった。「夕食、期
待してるよ」と祐美。

 祐美は桜井に、編集長からの伝言を伝えようとするが、「アシ」や
「ネーム」という言葉がわからない。要は週に1本仕上げろと言うこ
とだな、と桜井。祐美は、この逗留は極秘だから、昼間の外出は控え
るように、と伝える。

 祐美は桜井の道具の中に、自分が運動会で一等賞になった時に貰っ
たのと同じペンを見つける。それは、桜井の漫画が初めて認められた
時に貰ったものだという。漫画を描く前は油絵を描いていたと言う桜
井は、居眠りしている祐美をスケッチする。


 夕食の時間。

 桜井は魚が食べられず、ハンバーガーがーあればいいと言う。女将
は祐美に、桜井についての注意事項をしっかり伝えてくれるように言
う。

 謝る祐美に幸一は、桜井に魚が食べられないこと以外の変な癖がな
いかと心配する。祐美は否定し、ハンバーガーを買いに行く。

 祐美は駅で閉店直前のハンバーガーショップでハンバーガーを買う。
さつきから電話がかかってくる。桜井が魚を食べられないから気を付
けてと言うのだ。「早く言えっていうの」と祐美は心の中で思う。歩
いて帰る途中、温泉客にぶつかれてハンバーガーの入った袋を道に落
とし、それをバイクにひかれてしまう。すでにハンバーガーショップ
は閉まっている。祐美は必死の形相でバイクの青年に開いているハン
バーガーショップを聞く。

 バイクの男は祐美を柚原旅館に届け、何かとトラブルの多い旅館だ
から、気を付けるように注意する。

 祐美が桜井の部屋へ行くと、桜井は寝ていた。声を掛けると起きあ
がり、ハンバーガーを手に取る。魚以外に食べられないものを聞くと、
それはないと答える。

 祐美は寝る前に自室の机に桜井が描いた自分の絵をしまうと、スケ
ジュールを何度も復唱する。

 翌朝祐美は騒ぎで起こされる。なんと、桜井が朝の散歩から戻った
ら、仕事道具一式すべて盗られていたのだという。女将は当館はじま
って以来の不祥事で、道具一式は責任もって執筆に支障の無いように
用意するとわびる。

 祐美は、部屋に怪しまれずに出入り出来るのは、仲居さんたちでは
ないか......という趣旨の発言をし、女将は、「どういうことですか
?」とキッとなる。「ここで働く者の中に、お客様のものに手を出す
ような者はおりません」と女将。

 番頭の小泉英吉(高橋克美)の携帯が鳴る。裏で燃えている、とい
う連絡。

 みんなで駆けつけ、消化すると、燃えていたのは桜井の道具。教え
てくれたのは、昨日のバイクの青年で、なんと女将の息子の柚原和也
(西島秀俊)。「本当にトラブルの多い旅館だね」と言って行ってし
まう。

 燃えかすの中には、旅館の手ぬぐいもあった。

 祐美は、桜井が自分で燃やしたのだと知り、理由を問いつめる。桜
井は、来る前からどうしても描く気がしなかったと答え、祐美の日給
を聞く。「5千円」と祐美。桜井は祐美に50万円払うという。桜井
が消えた時のしかられ料と迷惑料を込みで、と。桜井はいつのまにか、
描いているのではなく、描かされていることに気づいた。イヤイヤ描
いていることの気持ち悪さ。伊豆へ来たのは、環境が変われば描ける
のでは、という賭だったが、ダメだったと。祐美は、桜井が自分を選
んだのは、バイトだからと知り、怒る。

 廊下まで2人が争う声が聞こえている、と女将が入ってくる。本来、
旅館の従業員は部屋から何が聞こえても、知らん顔すべきだが、今回
は桜井のわがままと一緒に、女将の亡夫が一生懸命に図運を考えて染
めた、柚原の名入りの手ぬぐいも燃やされてしまったから、弁償して
欲しいのだという。桜井はお金を払おうとする。

 桜井に対して女将は、漫画は嫌いだったけれども桜井の漫画を読ん
でみたら、心が揺さぶられた。イヤイヤ描いた作品では、そんなこと
はないだろうと言う。そして、祐美に対して、祐美は一生懸命だが、
それは、自分のための一生懸命で、却ってまわりの迷惑になっている。
この仕事をする前に、何か勉強したか、お茶くみは、誰が入れても同
じか?と問う。

 そして女将は、そんなことはない。本当に努力しておいしいお茶が
入れられれば、みんな、「祐美さん、お茶入れて」と、名前で呼ばれ
るはず、と。

 女将は桜井にも、お金に替えられない手ぬぐいを燃やしてしまった
弁償として、3ヶ月間泊まって、作品を描いて欲しいと言う。作家の
先生を泊めて何も描けなくては、柚原の沽券にかかわる。作品のため
なら、やれることはなんでもやる、と女将。

 桜井と祐美は燃えかすを片づけていて、あの初めての賞品のペンが
無事であることを見つけて喜ぶ。

 桜井はあの手ぬぐいの燃え残りをケント紙に貼ると目の前の鴨居に
掲げ、作品を描き始める。


 祐美は女将に部屋につつじを活けてくれたことのお礼を言う。そし
て、女将さんは古くさい人だと思ったが、どこかすてきだなと感じた。
これからはお客と思わず、至らないところを教えて欲しい、と頼む。

 「これからはそうします。あなたには、人間としても、女性として
も、足らないところがいろいろおありだから」と女将は引き受ける。

 その女将の背中に向かって祐美は大きな声で、「ありがとうござい
ます」と言ってしまい、早速女将から、ロビーで大声を出さないよう
にとの注意を受ける。

 「さっそくかよ」と1人ごちた祐美は、活け花の枝に服を引っかけ
て、花瓶ごと落とし、花瓶を割ってしまう。


寸  評  祐美が花瓶を割ってしまって、どうなったのでしょうか!?
 もう翌週の放送も終わってしまったので書くのですが、翌週の放送
では、この場面からははじまりません。
 花瓶を割ったことの顛末には全くふれられていないのです。
 不思議な構成のドラマです。

 ところで、運動会の賞品であんないいペンをもらえる学校はちょっ
と謎。それなら、高校の卒業記念品で.....という設定にした方が、
リアルではないでしょうか?

執筆者  鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 発行が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。

 しかも、まずいときには、まずいことが重なるもので.....
 配信はしていないのですが、ホーム・ページ上で、「ホットマン」と「あな
たの人生お運びします」を公開予定なのですが、これの4月24日の放送を録
画し損なってしまったことに、1週間もたってから気づきました。
 木曜日のTBSの放送で続いているので、ビデオの予約を9時から2時間設定
したのはいいのですが.....チャンネルを間違えました。

 どなたか、助けてくださる方がいらっしゃいましたら、是非是非、下記ドラ
マ研究会までメールをいただけますよう、心からお願いします!!!(鈴木)

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