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☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年4月30日 054号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識や技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ===================================================================== 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ===================================================================== □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.054 ■脳卒中(2) 引きずり歩行■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 【引きずり歩行】は脳卒中の杖歩行では“安定度”という面では【3点歩 行】や【2点歩行】に比べかなり劣ります。 比較的“半身まひ”が重度の『おとしより』等のケースが、必死でこの歩 行で歩いているのを見ることがあります。まひ側の下肢の動きや支え(支 持性)がかなり悪く、いわゆるまひ側の下肢が有効に使う事ができないた めに“引きずって”歩く訳です。 ●歩き方の詳細(パターン)は・・・ (1)杖―(2)健側―(3)患側 の順番で歩きます。 ※注意 杖・・・・健常側の上肢で持つ杖 健側・・・健常側の下肢 患側・・・患側(まひ側)の下肢 まひの程度が強いケースなので、通常は車椅子を使用しているケースが多 いかもしれません。ただ、歩行意欲の強いケースでは【引きずり歩行】で 窮屈に歩いている場面を施設、在宅問わず時折見かけます。 【引きずり歩行】のケースは他の杖歩行に比べ“まひ側”や“後方”への 転倒が多いです。介護をする場合、まひ側やや後方に密着気味に行う必要 もあります。必要に応じて腰部に“歩行用ベルト”や“サラシ”等を巻い てその部分をサポートするのも一手です。 歩行へのこだわりが強く(障害の受容とも関連しますが・・・)【引きずり 歩行】で危なっかしいながら、辛うじて歩行自立されている方もおられま が、転倒のリスクが大きいので 見守りの徹底や福祉用具の検討(一本杖 を多点杖に変更など)や環境設定が望まれます。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ===================================================================== このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ★【今日の用語】を明記したバックナンバーは、下記をから http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3E57758C39A20&p_id=postcaretech98&password=post0903 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |