メルマガ:株式情報局
タイトル:【株式情報局ニュース】 2003/04/25大引け  2003/04/26


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株式情報局
2003/04/25大引け

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◆ニチロ(1331)
130 +8 +6.56% 
一部報道で、サケの白子からDNAを精製する技術を開発、量産化に乗り出すと報じ
られている。有機EL素子などの材料としての用途を見込むとしており、有機EL関
連として期待感が高まる格好。


◆ナカノ(1827)
275 -22 -7.41% 
業績下方修正、並びに前期末無配の観測報道も売り材料となっている。前期最終損益
は従来予想の5000万円の黒字から10億円強の赤字になった模様とされており、6期ぶ
りに予定した2円復配も見送る公算が大きいと。


◆東鉄工業(1835)
259 +21 +8.82% 
2003年3月期決算の上方修正。売上940億円(予定880億円)、経常利益35.2億円(同19億
円)、当期利益13.7億円(同6億円)。配当を、6円から記念配当として2円増配し8円配
当とする。


◆サッポロビール(2501)
314 +17 +5.72% 
連日の年初来高値更新で昨年8/15以来の300円を回復。投資集団「泰山」関連といわ
れるが、今12月期業績急回復、売り残296万株、買い残211万株と業績、需給面も注目



◆ブルドックソース(2804)
725 -15 -2.03% 
昼に2003年3月期の業績見通しの上方修正と記念配として2円の増配を発表。景気悪化
で売上高は下方修正となったが、合理化により経常利益は上方修正となった、ただし
有価証券評価損を計上したために当期利益は方修正となった。売上141.6億円(予定1
44億円)、経常利益9.8億円(同8.7億円)、当期利益1.4億円(同3.0億円、配当。


◆日本バイリーン(3514)
373 +8 +2.19% 
3営業日ぶりに年初来高値を更新。新型肺炎SARSの感染拡大を背景にしたマスク
向け不織布需要の増加を引き続き材料視している。WHOの発表では世界のSARS
感染者数は23日までに4200人を超え、死者数も250人を突破。これを受けて世界規模
でマスクの需要が急増しており、同社も先月からマスク向け不織布の増産に乗り出し
ている。もっとも、売買の主体は目先の値幅取りを狙った短期資金が大半で、「実際
の収益動向よりも値動きの軽さが最大の材料」といった声も聞かれている。


◆石原産業(4028)
142 -9 -5.96% 
2003年3月期の連結業績見通しの上方修正を発表。欧州向けの農薬販売が好調な事や
、酸化チタンの市況好転し、原価低減の努力もあり経常利益が増益となったが株価下
落のために有価証券評価損の計上のために当期利益が下方修正となった。売上958億
円(予定960億円)、経常利益39.5億円(同29億円)、当期利益13.5億円(同15億円)。


◆ケネディ・ウィルソン・ジャパン(4321)
162,000 +5,000 +3.18% 
日興シティのレポートが観測される。03年12月期の業績予想を上場修正したほか、投
資判断「1H」を継続。ただ、目標株価については27万円から25万円に引き下げた。


◆花王(4452)
2,200 -75 -3.30% 
売り物に押されて22日以来3営業日ぶりに年初来安値を更新。22日に発表した前2003
年3月期決算は増収増益となり、連結純利益は引き続き過去最高を更新。今2004年3月
期についても連結売上高は前期比3%増の8950億円、同純利益は2%増の640億円を予想
しており、最高益更新基調に変わりはない見通し。ただ、デフレ進行による単価下落
に対応するため、販売促進費や広告費などを積極的に投入する意向で、市場の一部に
はその影響を懸念する向きも。厚生年金基金の代行返上売りや一部外国人投資家から
の売り物を吸収する主体が乏しい状況となる。


◆日本ドレーク・ビーム・モリン(4688)
4,200 +300 +7.69% 
前2003年3月期末割当てで実施する配当金を1株150円にする方針を発表し、素直に好
感された格好。前々期の配当金は1株30円。大幅増配について会社側は「集計中の前
期業績が大幅な増収益となる見込みで、今期も続伸が見込める状況。資金的には余裕
がある上、当面、大きな資金需要がないことから積極的な利益還元を行う。今期の配
当については金額をいくらにするか決めていないが、基本的には同じ考え方で柔軟に
臨む」。足元の受注動向については引き続き順調に推移。


◆ヤフー(4689)
1,410,000 +70,000 +5.22% 
一時ストップ高で連日の高値追い。一部報道で8月に1部上場との報道を好感。本日も
モルガン証の買い手口が突出している。昨夜の米国市場でネットショッピング大手の
アマゾンが好決算を発表し、アフターマーケットで買い進まれた流れを引き継いだ格
好。ヤフーは本日、引け後に前期決算の発表を予定、好業績が期待されている他、市
場では早期の東証1部上場観測も根強い。一方、指数への寄与度の大きなヤフーの株
価急騰により、主力株で構成されるJSTOCK指数はここ大幅高、1000ポイント奪
回も意識される動きとなる。


◆楽天(4755)
164,000 +10,000 +6.49% 
活況裏に大幅続伸。ヤフーの東証1部上場観測が再び報じられたことから、JASDAQ市
場における“ポスト・ヤフー”としての期待感が膨らんでいる。また、米アマゾンの
好決算も支援材料になっているとみられる。国内でも外出の減少がインターネット関
連事業の拡大につながっていくとの見方や、ヤフーの東証1部上場でジャスダック市
場における同社の位置付けが高まるとの期待も。


◆テー・オー・ダブリュー(4767)
730 +20 +2.82% 
大和によるレポートが観測される。同業他社との比較から現在の株価水準は収益力、
成長性を織り込んでおらず、割安感が強いとして、投資判断を新規に「2」、今後半
年から1年の目標株価を1000円とした。


◆ガーラ(4777)
140,000 --- 0.00% 
乱高下。22日にロシアで特許査定通知を受領したと発表、23日はストップ高となった
ほか、24日はストップ高買い気配のまま寄り付いていなかった。昨年6月には米国で
の特許取得を材料に、13日連続のストップ高を記録した経緯がある。本日はあっさり
と寄り付いたことから、利食い売りや見切り売りが出やすい。


◆スカパー(4795)
85,000 +5,000 +6.25% 
業績上方修正を発表。自者コンテンツ増加による収入増、子会社全体のコスト削減の
努力に勤めた事が要因。売上704億円(予定700億円)、経常利益190億円赤字(同205億
円赤字)、当期利益189億円赤字(同205億円)。


◆WOWOW(4839)
79,900 -4,600 -5.44% 
上方修正を発表。本業も堅調であるが、子会社の業績が好調な事が要因。2003年3月
期連結見通し売上629億円(予定628億円)、経常利益11億円(同7.2億円)、当期利益5億
円(同3.5億円)。


◆有沢製作所(5208)
2,650 +150 +6.00% 
携帯電話向けフレキシブルプリント基板、プロジェクションTV向けレンズの好調か
ら2004年3月期連結純利益が前期比37%増予想となることを好感した買いが入っている



◆日立金属(5486)
310 +2 +0.65% 
2003年3月期決算見通し業績修正を発表した、資材購入価格の引き下げををはじめ原
価低減活動、人件費等の圧縮により経常利益は上方修正となった。また、確定居室年
金の想定損失の減少、支払利息の減少も増益要因。税法の改正により法人税等調整額
が7億円増加した事が当期利益を押し下げた。
売上4086億円(予定4110億円)、経常利益106.4億円(同88億円)、当期利益7.38億円(同
11億円)。


◆日本軽金属(5701)
124 -3 -2.36% 
2003年3月業績見通しの上方修正を発表。固定資産の売却益23億円を計上し、有価証
券評価損19億円を計上した結果差し引きで経常利益が増益となった。売上5100億円(
予定5200億円)、経常利益125億円(同100億円)、当期利益70億円。


◆住友鉱(5713)
360 -10 -2.70% 
本日は3月19日の年初来安値を更新。硫酸漏洩事故の影響によって、今年度上半期の
地金生産計画を下方修正する公算が大と報じられており、業績への影響が懸念される
展開となっている。金市況が軟化傾向にあることで人気も離散している格好。


◆宮地鉄工所(5914)
228 +9 +4.11% 
ルック、共立など投資集団「泰山」関連銘柄が続々と人気となっているが、「泰山」
を旗揚げした加藤氏がかつて手掛けた往年の仕手株ということで買いが買いを呼んで
いる。


◆駒井鉄工(5915)
304 +16 +5.56% 
以前から投資集団『泰山』関連との見方が出ていたが、玉集めがほぼ完了したことで
、ここに来てようやく飛び始めている格好。


◆前田製作所(6281)
200 -40 -16.67% 
後場に入ってから発表した業績予想の下方修正および無配継続が嫌気されている。0
3年3月期は3期ぶりの最終黒字化と6期ぶりの復配が見込まれていたが、下方修正の結
果、最終赤字と無配が継続する見通しとなった。


◆日本エアーテック(6291)
770 --- 0.00% 
新光証券が24日付で同社株の投資判断を新規に「1」としたことを材料視。リポート
では「足元では中国で猛威を振るうSARS(サーズ=新型肺炎)の感染拡大防止対策
として、同社のクリーンパーテーション(独自開発の薄型空気清浄機)に、台湾など海
外の病院を中心に引き合いが増加しているもよう」などとしている。業績面でも200
3年12月期に前期比31%の経常増益の見通し。新光証では来期も25%の増益になると試
算していた。


◆共立(6313)
299 +31 +11.57% 
連日の高値更新。投資集団「泰山」関連との思惑が出ているが、排ガス規制強化対応
製品の拡大などで2003年11月期増配の可能性も出ており業績面での見直しの声も出て
いた。


◆ローツェ(6323)
369 -36 -8.89% 
計画未達が嫌気されている。前日に03年2月期の決算を発表、売上高および利益水準
がともに計画未達となった。海外子会社の棚卸資産の評価方法変更などにより、従来
予想に比べて赤字幅が拡大。


◆JUKI(6440)
246 -16 -6.11% 
4日続落。SARSの広がりを受けて、中国関連銘柄として位置付けられていた銘柄
には警戒感が広まる展開となる。業績の急成長シナリオにも不透明感が徐々に強まり
かけている。


◆東芝(6502)
314 -9 -2.79% 
決算発表後ももみ合い。アナリスト予想では営業利益で1100億円前後が中間値となっ
ていた模様。一方、今期の見通しでは950億円程度から2000億円超の水準まで幅広く
、平均すると1500億円前後の。対して会社発表は実績値で1155億円、予想は1700億円



◆東芝テック(6588)
中国等での販売好調から2003年3月期連結最終損益が前期の51.36億円の赤字から39.
47億円の黒字に転換、2004年3月期連結最終利益は80億円と大幅増益予想となったこ
とから買いが入っている。


◆芝浦メカトロニクス(6590)
378 +40 +11.83% 
年初来高値更新。ドイツ証券が25日付で同社株の目標株価を880円とし、「Buy」
レーティングで新規カバーを開始したことが手掛かり。リポートでは「同社の液晶パ
ネル製造装置は洗浄装置とセル組立装置に大別される。当社では、特に後工程のセル
組立装置の拡大に期待している。液晶の製造プロセスは半導体とは異なり、今後後工
程を中心に技術革新が進むと考えられ、同社はこの分野で主導的地位を築く可能性が
あると考えられる」、「これまで赤字を計上し続けてきた同社は、不採算事業からの
撤退や人員の抑制などを通じてコスト競争力を強化してきた。主力事業の好調とあい
まって、今期は会社計画を大きく上回りそう」などとしていた。


◆NEC(6701)
349 -5 -1.41% 
24日発表した前2003年3月期の連結営業利益は前期の555億円の赤字に対して1208億円
の黒字、税引き前利益は4611億円の赤字に対して614億円の黒字となった。本日急落
しているソニーは2003年3月期第4・四半期(1−3月期)の極端な収益悪化が明らかにな
ったが、NECの1−3月期の営業利益は21倍増の709億円と順調な結果を残している
。今2004年3月期の連結売上高は2.2%増の4兆8000億円、営業利益は48.8%増の1800億
円、税引き前利益は95.1%増の1200億円、最終利益は300億円への黒字転換を計画する

決算は堅実な内容だったが、本日は「ソニーショック」を受けてハイテク株全般が安
く、NECの収益回復にも関心が向かっていない。NECの今期予想ベースの営業利
益はソニーを500億円上回り、税引き前利益は100億円下回る。前日の終値を基にした
時価総額はソニーが約3兆4000億円、NECは約5800億円。


◆富士通(6702)
322 -13 -3.88% 
東芝(6502)が2時に前2003年3月期決算を発表。富士通の2002年4−12月期の累計営業
損益は364億円の赤字。会社側では通期の営業利益1000億円の黒字見通しを計画して
いるので、1−3月期に劇的な収益改善が必要になる。先週の日経新聞には「前期営業
利益はほぼ計画を達成したもよう」との観測記事が掲載されていた。同じように東芝
の4−12月期累計営業利益は53億円。会社側では通期営業利益1300億円目標を掲げて
いるので、やはり1−3月の相当な頑張りが必要になる。今2004年3月期の収益見通し
を含め、動向が注目。ソニーに寄付きから大量売りが出ていることを受けて、ハイテ
ク株には総じて売り物が先行。


◆ワコム(6727)
645,000 -5,000 -0.77% 
昨日、ジャスダック市場に新規上場。公開価格39万円に対して初値は66%高い65万円
と好発進。本日は一時、69万円まで買い進まれる場面があった。同社はタブレットP
Cなどに搭載されるペン型の入力機器を開発、製造しており、国内外で圧倒的な市場
占有率を誇る。液晶画面に直接手書き入力できる便利さから、用途が広がっている。
集計中の前3月期業績から収益拡大期を迎えているといい、今期も続伸を見込む。「
成長期待に加えて、需給面でも回転が効いている」と。出来高はこの2日間で、早く
も公開株式数を超えている。


◆ピクセラ(6731)
1,015 -200 -16.46% 
ストップ安売り気配。前日は業績予想の下方修正が嫌気され、ストップ安となって約
3ヵ月半ぶりに上場来安値を更新。HSBCでは3月31日付けのレポートで投資判断を
新規に「Buy」、目標株価を2000円としていたため、下方修正はサプライズとなって
いる。


◆ソニー(6758)
3,220 -500 -13.44% 
ストップ安比例配分、差引4000万近い売り物を残す。昨日発表した決算内容にネガテ
ィブサプライズが走る。今のところ、各社のレーティングでは、野村が「2」から「
3」、UFJつばさが「A」から「C」、ドイツが「ホールド」から「セル」で3000
円目標、みずほが「3」から「5」、モルガンが「イコール」から「アンダー」などが
観測されている。


◆日本航空電子(6807)
592 +57 +10.65% 
前日24日に前2003年3月期の決算を発表、連結経常利益は32.2%増の49億6000万円。売
上高は約3%の増加、生産性の改善により経常利益面では大幅な増益を実現した。今2
004年3月期の連結売上高は9%増の1155億円、経常利益は21%増の60億円を計画する。
好決算銘柄として物色される。UFJつばさでは新規「A+」と最上級の評価。


◆マクセル(6810)
1,700 -75 -4.23% 
2003年3月期決算。売上2197億円(前期比0.1%減)、経常利益167.7億円(同28%増)、当
期利益56.8億円(同275%増)。2004年3月見通し売上2250億円、経常利益168億円、利益
86億円。


◆シチズン電子(6892)
5,000 +50 +1.01% 
LEDチップの好調から2003年3月期連結経常利益が従来予想の73億円から前期比73
%増の82億円に増額修正したことを受けての上げ。


◆デンソー(6902)
1,670 -29 -1.71% 
2000万株400億円を上限とした自社株買いを発表。また、2003年3月期決算を発表。中
国向けの輸出が好調だった事に加え、原価低減の努力や、年金の代行返上672億円の
計上により増益となった。売上2兆3327億円(前期比2.8%減)、経常利益1663億円(同1
6.3%増)、当期利益1110億円(同53%増)。2004年3月見通し売上2兆3700億円、経常利益
1680億円、当期利益920億円。


◆日本アビオニクス(6946)
208 +50 +31.65% 
連続ストップ高。昨日に続いて、成田空港検疫所が中国の北京などから到着した乗客
の一部を対象に赤外線で体温を感知するサーモグラフィーの試験運用を開始、同機械
を納入したのが日本アビオという報道を好感。2004年3月期経常・最終黒字化予想も
評価。


◆ローム(6963)
11,390 -1,080 -8.66% 
ソニーショックが波及、同社やTDK、松下電産などハイテク系の国際優良株がきつ
い下げとなる。SARSの影響の広がりもハイテク株の先行き懸念材料として拭えな
い状況。


◆日東電工(6988)
3,240 +90 +2.86% 
2004年3月期連結経常利益予想が前期比14%増の410億円予想と好調持続、液晶ディス
プレイ向け偏光フイルムの生産能力を前期度比7割増強するとのニュースも評価され
る。


◆日野自動車(7205)
544 -9 -1.63% 
2003年3月期連結業績見通し。トラックや海外向け車輌の売上が予想を上回り売上は
上方修正となった、ただし、株価の下落により有価証券評価損の計上で当期利益は下
方修正となった。売上8503億円(予定8400億円)、経常利益165.8億円(同100億円)、当
期利益49.5億円(予定70億円)。


◆アイシン精機(7259)
1,574 +19 +1.22% 
ドイツ証では目標株価1900円で、レーティングは「Buy」を継続。今期も会社計画は
相変わらず超保守的な見方だが、ドイツ証ではそれを上回る業績好調を予想。


◆マツダ(7261)
207 -4 -1.90% 
25日の朝、前2003年3月期の連結経常利益を従来計画の360億円に対して407億円(200
2年3月期比2.1倍増)に上方修正し、好感買いが入っている。新車販売の好調に加え、
ユーロに対する円安も追い風になり、売上高は前期との比較で約13%増の2兆3645億円
に達する見通し。コスト削減の浸透も利益水準を引き上げる。また、同時に会社側で
は今2004年3月期の連結経常利益に対し、前期推定比4割増の570億円を計画すると発
表。この570億円は会社四季報に記載されている360億円、日経会社情報の370億円を
大きく上回る数字。


◆ホンダ(7267)
3,630 -220 -5.71% 
売り物に押されて17日に付けた年初来安値を6営業日ぶりに更新。前日昼に発表した
3月の国内自動車生産が前年比22%減の9万7902台にとどまったこともあり、収益の先
行きに対する警戒感から積極的な買いが手控えられる状況となる。また、中国におけ
る新型肺炎SARSの感染拡大に伴い、同社の中国事業の拠点である「広州ホンダ」
の業務にも徐々に影響が出始めているもようで、その影響を懸念する向きも。なお、
同社はきょう午後3時から前2003年3月期の決算を発表する予定で、その内容や会社側
が示す今期予想などを見極めたいとのムードも強い。


◆国際計測器(7722)
372 +22 +6.29% 
連日で年初来高値を更新。立花証券が24日付けのレポートで、投資判断を「強気」。
海外生産拠点の強化により、今期の連結経常利益は前期推定比89%増が見込めるとの
内容。


◆キヤノン(7751)
4,620 +70 +1.54% 
本日は切り返して続伸の展開、後場も一時一段高。昨日報じられた業績の上ぶれ観測
が引き続き評価材料となっている模様。ソニーの株安には引きずられず、日東電工な
どとともに好業績株を物色する動きとなっている。GSでは昨日付けで、ILからO
Pに引き上げ、投資推奨銘柄に採用している。ゴールドマン・サックス証券がレーテ
ィングを引き上げるなど、アナリスト関係者の評価が高まってきている。


◆宇部日東化成(7892)
253 +36 +16.59% 
前日に宇部興産(4208)が宇部日東化成を今年10月に完全子会社化、宇部日東株式1株
に対して宇部興株1.80株を割り当てると発表、割り当て比率にさや寄せする上げ。宇
部興産は9円高の141円。


◆ルック(8029)
1,040 +30 +2.97% 
仕手筋の指南役の加藤氏が立ち上げた投資集団「泰山」の本命格の銘柄として人気化
、売り残543万株、買い残545万株と売り買い拮抗、需給妙味をはやす声も多い。


◆内田洋行(8057)
579 -16 -2.69% 
切り返して一時は31円高まであった。日々公表銘柄に指定され、先行きの取り組み悪
化も懸念されるが、主力株に業績の先行き懸念が強まる中、材料株の中心銘柄として
、注目度は引き続き強い状況となる。週末を控えて、大引けにかけてはポジション整
理の売りが優勢となって伸び悩む。


◆みずほFG(8411)
60,400 -2,200 -3.51% 
上場来安値顔合わせ。ソニー(6758)はストップ安となっていることから、市場では目
先の下げのきっかけを同株の6万円割れとして意識している動きも。先物へも意識し
たショートが入っていそう。


◆岡三証券(8609)
258 -8 -3.01% 
2003年3月期連結決算発表。市況の悪化により手数料収入が落ち込み、株価の下落に
より有価証券評価損64億円を計上した事が響いた。ただし、配当は普通配当3円と2円
の記念配を行い期末配当は5円とする。営業収益397億円(前期比5.1%減)、経常利益9
.4億円赤字、当期利益4.6億円、配当5円(同2円減)。


◆水戸証券(8622)
185 -6 -3.14% 
2003年3月期決算を発表。営業収益75億円(前期比28.4%減)、経常利益34億円赤字、当
期利益45.8億円赤字、配当無配(同3円)。


◆ドコモ(9437)
247,000 -4,000 -1.59% 
大和ではレーティング「2」を継続。英ハチソン3Gへの融資の影響は限定的と判断し
ている。修正EV倍率を用いた同業他社比較による試算株価は42万円とし、割安感は
強いとみている。また、モバイルデータ通信の展開力も評価している。


◆東邦ガス(9533)
333 -1 -0.30% 
自社株買いを実施したと発表。4月17日〜24日期間に、東証の市場にて70万株を2.36
億円で買い付けた。なお、同社の自社株買いの枠は残り約340万株12億円。


◆カプコン(9697)
881 -96 -9.83% 
一時ストップ安と大幅続落。業績下方修正を受けて急落後、一旦リバウンドを試す展
開にもなったが再度戻り売りに押される格好に。モルガンの売り手口が目立っている
。他も外資系証券の売りが目立っており、海外投資家の売りと観測されている。


◆アイネス(9742)
742 -2 -0.27% 
三菱証では株価判断「A」を継続。2004年3月期会社計画は極めて保守的とし、上ぶ
れ余地は大きいと判断。


◆ソフトバンク(9984)
1,349 +25 +1.89% 
本日決算発表を向かえるヤフー(4689)が8月にも東証1部へ変更になる見通しや、アマ
ゾンの時間外の上昇が好影響につながり、ストップ高。この流れを受けて短期資金が
流入。


◆スズケン(9987)
3,260 +110 +3.49% 
2003年3月期決算の業績見通しの上方修正を発表。不採算取引の縮小に取り組んだ事
が要因。売上1兆600億円(予定1兆670億円)、経常利益272億円(同235億円)、当期利益
160億円(同157億円)。





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◆指標
日経225 7,699.50 -155.07 
日経300 148.74 -2.73 
TOPIX 782.03 -12.42 
日経ジャスダック平均 1,032.71 +0.96 
日経225先物期近 7,710 -120 


外国証券、売り2810万株、買い2240万株、差引き570万株の売越し。
売越しは5日連続。
前場成行き注文、売り4050万株、買い2610万株、差引き1440万株の売越し。
ソニーは1043万株と大幅な売り越し。
昼休みバスケット取引、約213億円が成立。
後場成行き注文、売り3930万株、買い860万株、差引き3070万株の売越し。
ソニーの売越しは2815万株と大半を占めた。





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●総務省が発表した2002年度のサラリーマン世帯の家計調査によると、年度平均の月
額消費支出は1世帯当たり32万8749円と、物価変動を除いた実質で前年度に比べ0・5
%減少し、比較可能な1963年度以降、初めて6年連続で前年度を下回った。
内訳では食料、住居、家具、保健医療、教養娯楽などに対する支出が軒並み減少。増
加項目で目立つのは教育費の4・5%増。学校の完全週休2日制で塾代などがかさむよう
になった影響が出たとみられる。一方、02年度の月額平均実収入は3・2%減の53万12
68円となり2年ぶりに減少。昨年は5年ぶりのプラスだったが、ボーナスなど「臨時収
入」が10・4%減ったのが響き、再び落ち込んだ。3月のサラリーマン世帯の消費支出
は1世帯当たり35万306円で、前年同月比2・3%減と、6カ月連続で減少。



●総務省が発表した労働力調査結果によると、3月の完全失業率(季節調整値)は2月よ
り0.2ポイント悪化して5.4%となった。特に若年層での高さが目立ち、15〜24歳は過
去最悪の13.2%に達した。3月の結果を男女別で見ると、男性は2月より0.2ポイント悪
化の5.7%。女性は0.1ポイント改善して4.8%になった。完全失業者数は、若年層を中
心に自発的な離職者が増えた結果、前年同月比5万人増の384万人となったが、厚生労
働省職業安定局は「年度末要因で、一時的な動き」と見ている。同時に発表した02年
度平均の失業率は、01年度より0.2ポイント悪い5.4%で、これまでで最悪となった。
ただ、リストラなどによる非自発的失業者が前年同月比で21カ月ぶりに減少に転じる
など、まだら模様の雇用情勢となる。厚労省が同日発表した有効求人倍率(季節調整
値)は、2月より0.01ポイント低下し0.60倍になった。



●総務省が発表した2002年度平均の全国消費者物価指数(2000年=100)は、価格変動
の激しい生鮮食品を除く指数が98.2と、前年度と比べ0・8%の下落となった。下落は
初の5年連続。
費目別では、ノートパソコンなどの教養娯楽用耐久財が13・7%下落したのが目立って
いる。
4月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、中旬速報値)は97.5で、前年同月
比0・4%下落。下落は1999年10月以来43カ月連続。
3月の全国消費者物価指数は、生鮮食品を除く指数が97.8と前年同月を0・6%下回り、
42カ月連続の下落となった。




■日本フードサービス協会がまとめた外食業界(主にチェーン展開している約2万店)
の3月の売上高は、全店ベースが前年同月比100.7%となった。1月の99.2%、2月の99.
7%に対して、3ヶ月ぶりにプラスに浮上したが、勢いは弱い。また、既存店売上高は
3月が前年同月比93%となった。1997年12月以降、64ヶ月連続でマイナスが続いている
。ちなみに2月の既存店は93.2%で、水準的にも変化は見られない。なお、2002年度の
全店ベースの売上高は前年度比100.8%(2001年度は103.7%)、既存店は93.6%(2001年度
は96.9%)。



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