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☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年4月14日 039号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識や技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ===================================================================== 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ===================================================================== □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.039 ■坐位(4)■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 【正しい“坐位”の条件(2)生活環境面】 坐位保持を導入に当り、臥位(ベットでの仰向け状態)での“身体面”の観 察(確認)は、苦痛なく坐位を保持を促す(介助する)のに大切だと思います。 特に038の“関節の動き(可動域)”については大切で、坐位をとる最も 基本的な条件です。また、ベットでの端坐位(たんざい)に至るまでの難関 “起き上がり”でいかに『おとしより』に 苦痛なく介助を行えるか?にも 影響します。(“起き上がり”は今後の用語でお伝え予定) その他、筋力,体力,バランス 等の諸条件もありますが、これらが十分 に整っていないから“安静重視”で・・・と消極的になりがちな関わりに なるのも残念でなりません。 身体面の問題を“生活環境面”での配慮でカバーしていく事が望まれます。 “坐位”での“生活環境面”の基本的な配慮は・・・・ 1.ベットの高さ 簡単に言えば、足底(足の裏)でしっかりと“踏ん張れる”高さに設定 してあげましょう。 023〜025の支持面と重心の関係でも掲載しましたが、足が中に 浮いた状態 つまり支持面が“おしり”だけで坐るよりも 足底も含 め広い支持面で坐るほうが安定感があり、筋力や体力、バランスに不 安のある『おとしより』にも安心し、心理的にもリラックスが得られ ます。 ※具体的には、坐位での足幅を肩幅程度に開き、踵(かかと)を少しだ け引き気味(→立ち上がりの時、より踏ん張りやすい)で足底をつい た状態が取れるようにベットの高さを調整しましょう。 『おとしより』の“両膝のお皿の下〜床面(踵)”位の長さを目安に すればより良いかと。 2.マット、エアマット あまり柔らかいマットの場合、おしり部分の支持面が不安定になるケ ースがあります。特に床ずれ予防のエアマットを使用している場合は 空気調整を固めにしたり、1.での高さを若干低く設定−配慮が望ま れます。 3.掴(つかま)るところ(物的介助) 歩行でも『おとしより』の場合、杖や手すりがあると安定し、安心が 得られます。坐位の不安定な場合も同様で、つかみやすい位置に杖や 手すりに相当する“物的介助”の箇所があればより安心が得られます。 介護用ベットでは“ベット柵(さく)”が有りますが、位置的(横)な問 題と細くて握りにくい所があります。 前方にしっかりとした“福祉用具”などがあれば(下記参照) ・介助バー ・自立補助手すりI棒(あいぼう) ・歩行支援用具の代用(歩行器、多点杖など) ・机や家具による代用 等々 ※導入には、身体面や生活を評価し安全性を配慮しましょう。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ===================================================================== このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 l★【今日の用語】を明記したバックナンバーは、下記をから http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3E57758C39A20&p_id=postcaretech98&password=post0903 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |