メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 第2回  2003/04/14


----<杜国朝から皆さんへ>------------------------------------
毎日変化のない生活にお困りのあなたへ
コツコツと何かやりませんか?
私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。
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              ■虹の向こうに妻がいる■
               
          2003/APR/13TH  第35回 購読者511名

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 みなさんこんにちは、杜国朝です。
 妻が日本に戻ってきました。
 その間、同僚にはいろいろと言われましたよ。
 『やっぱりダメだったんですか?』とか、『いつ仲直りするんですか?』とか。
 俺たちゃ離婚もしていないし、夫婦喧嘩もしてないっちゅうの。

 日曜日に新潟まで迎えに行ってきたのですが、空港っていうのは、よく見
ているといろんなドラマが展開されているのですね。
 一ヶ月もの間、独身に逆戻りしていたので、違った視点で空港内を見て
いました。

 出会う人、お別れをする人、見送りをする人、見送られる人などなどそれ
ぞれにいろんな表情を見ることができます。
 国内線の方でも家族の方なのでしょうか、見送っていて名残惜しいような
そんな雰囲気を醸し出していましたね。

 国際線ではやはり中国、それも東北地方へ帰る奥さんと日本の旦那との
別れのドラマが『ジン!』ときます。(ここ新潟空港は、哈尓濱との直行便航
路が開設されているので、まず東北地方の人だろう。)

 私達以上に歳の離れた夫婦が、別れを惜しんでいちゃいちゃしている。
 妻が来る前なんていうのは、ああいう場面を夢見ていたものである。
 人前で抱き合うことができるのは、今や珍しいことではないのであるが、
それでも国際結婚のカップルというのは案外スマートにこなしているように
は見受けられる。

 うちの妻は、どちらかといえば人見知りするタイプなのであろうか。
 私がスキンシップしようとすると、周囲を気にする。
 中国に帰国するときには、寄り添って残りの時間を有効にすごしたが、
別れ間際には案外冷たい素振りをする。

 そういえば、あのリベンジ旅行(入管に対する反抗)の時もそうだったか。
 一週間、中国(北京、哈尓濱)を満喫旅行して贅沢を決め込んだが、別れ
るときには『はよ帰れよ!』といわんばかりの冷たい素振りをした。

 『さびしいよ。帰らないでよ。』と素直には表せないのだろうか。
 中国人特有の面子がそうさせるのか。
 
 まあ今回は、実家のお母さんの様態がよろしくないということでの帰国で
あったので事情が違うのではあるが、お母さんの様態は良くなって退院でき
たようである。
 やはり結婚すると、相手の親も身内に感じられてくるものなのですね。
 妻の撮ったお母さんの写真では、げっそりと痩せこけていたようであるが。

 いやそれよりなにより、妻のお腹が大きくなりましたよ。
 一ヶ月の間にこんなにも大きくなるなんて。
 細身のからだがこんなに太く感じられるのは、やはり子供のせいなのでし
ょうか。
 デカパイを抱えて歩くのも肩がこるようですが、子供を抱えて歩くのもさぞ
かし重いことでしょう。

 女性が強くなる瞬間を垣間見たような気がしました。
 やはり、子供のいない間が新婚生活を味わうことのできる限定期間なので
しょうかね。
 子供を返品しましょうか?
 なんて言えないしね。

 子供は授かりものなんですよね。
 私の連れにも子供ができなくって困っている夫婦がいます。
 経済的にはとても恵まれていて、いつも良いなぁと思って見ていたのです
が、そういう家庭には仕事に追われるということと、子供が奥さんのからだの
関係でできないという現実に夫婦関係がギクシャクしています。

 夫婦をやっていける元は子供にあるのでしょうが、近頃は子供を無視して
離婚する家庭が多いですね。
 所詮は他人のくっついたものなんですから、合わないところがあって当然
なんですよね。
 血のつながった兄弟だって、性格が合わないことは普通ですから。

 先日、勤務先で同僚にこんなこと言われました。
 『先輩! 今度子供が生まれると、その子って混血なんですよね。ナウいっ
すよねぇ。』
 と死語を平気で言う私よりも若い青年でした。

 よくよく気づいたことですが、やはり混血なんですよね。
 混血っていうと普通は白人と黒人との間に生まれたとか、白人と黄人の間に
生まれた子供のことなどを言うのですが、黄色人種どうしでも国や民族が違う
のでそこはやはり混血になるのでしょう。

 そうか、相手は漢族だからなぁ。
 私はまわりが言うほど、国際結婚を意識していないんですよ。
 そんなことより、生まれてくる子供が妻に似ていれさえすればそれで良いん
ですよ。

 結婚してからは少し経ちました(1年半)が、妻が来日してから新婚生活を楽
しむ時間もなくすぐに子供ができてしまったことは、人生をエンジョイするとい
う意味では寂しさもありますが、私が40を前にしている現状では、やはり少し
でも早く子供が欲しいというのは本音の部分であります。

 元気な赤ちゃんが生まれることを、いまはただ祈るばかりです。
 
 しかし皆さん。
 結婚っていうと普通は嫁さんの方から嫁入り道具を持ってくるものでしょうが、
国際結婚というのは全部旦那側が揃えるべきものなのでしょうか。
 いま妻が身にまとっている着物とか、生活資材のほとんどが私が買い揃えた
ものなんです。

 入管が在留資格のときに提出を求めた身元保証は、これのことを言っている
訳ではないのでしょうが。
 もし女の子が生まれたならば、『うちは旦那さんの方で全部揃えて貰うことに
しているんですよ。』と言って嫁に出そうかな。
 なに言っているんでしょうかね。

 気のはやい杜国朝でした。
 
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 ところで、前回メルマガを発行してからこのようなメールが届きましたので
御紹介しておきます。

 Y  Mさんから、
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 いつも読ませていただいています
 私はハルビンや黒竜江省の方と交流があるもので杜さんの奥さんの習慣など
よんでいると ああ あるある とうなずきながらより深く彼女たちの行動を理解す
る助けとさせていただいています
 杜さんの分析も参考にさせていただいていますが今回の 「こちらからいろい
ろ話しかけると、短期間にどうしてこんなに話せるのかと思うくらいに日本語を話
してくる。日本人なんて、未だに何年も外国にいたってろくに言葉が話せない
状態で日本に帰国してくる。 この違いはなんなのだろうか。」の文には異議を
唱えたいと思います

 あまりにも乱暴なくくり方で 日本人だってマスターした人はいっぱいいますし
私の周りには来日して7,8年しても日本語を話せない中国朋友はいっぱいいます
 彼らはやる気が無いのではなく勉強の仕方を幼い頃学ぶ機会が無かったため
ですが、そんな人たちを見て中国人は頭が悪いとひとくくりにされると大雑把に
一緒にするなーとか決め付けないでよーとか思ってしまいます
 同様のことは日本人に対してもしてはいけないんじゃないでしょうか

 日本人の語学下手を言う人は多いですが語学の習得なんてもともと非常に難
しいことですし外国語を話せない人の方が普通のことでどこの国の人が優れて
いるとかいないとかよりも個人の努力や個性に目を向けなければいけないと思
います

 なんだかうまく書けませんでしたが普段さまざまな中国人に接しているため
人間てどうしてみんなグループに分類したがるんだろう
 中国人だって日本人そっくりだったり独特な人がいたりいろいろじゃないのと
常々思っているため思わず反論したくなってしまいました
 お気に触るところがあったらすみません
 奥さんが無事にご出産されることお祈りしています  Y M

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 Y  Mさん、どうもありがとうございます。
 ごもっともなご指摘だと思います。
 ただ、私が書きたかったことと少々解釈が違うので、私の考えをあえて書いて
おきますね。

 私が、『日本人なんて、未だに何年も外国にいたってろくに言葉が話せない
状態で日本に帰国してくる。この違いはなんなのだろうか。』と表現した文章に
はこういう背景があります。

 私の学校時代の同級生がいま、仕事の関係で台湾に赴任しています。
 それもひとりではありません。
 何人もの同級生がおのれの希望とは無関係に台湾に飛ばされています。
 これは仕事上のことであって、特別なことでもなんでもないんです。
 製造そのものが、ほとんど台湾に移っているからおきることなんです。

 皆がコンピューター関係とか、電気製品製作メーカーのエンジニアです。
 それなりのポストには就いていますが、いまや海外赴任は当たり前のことな
んです。
 お隣の旦那さんも現在、フィリピンに単身赴任しています。

 ところが、その同級生にたまに会ったり、お隣の旦那さんに話を聞いている
と話すことはみな同じ内容なんですね。
 『仕事上、言葉を話せないといけないのだが、知らず知らずのうちに通訳に
頼ってしまう。』

 とか、

 『言葉を学ぶために中国語学校にも通っているが、なかなか話すことができ
ない。中国は好きな国でいろんなことを吸収したいのだが、単語では理解でき
ても会話ができない。』

 そんなことを口を揃えて言うのです。
 あとフィリピンに赴任している旦那さんいわく、

 『フィリピンは治安が悪いので、なかなかひとりでは街を歩かせてもらえない。
だからどうしても言葉を覚えるのはできないんだよ。』

 なんて言っていました。
 私はこれが国際化社会といわれているなかでの、現代の日本人の現状だと
思っています。
 そりゃ、なかには優秀な人がいて、難なく言葉を自分のものにしてしまう人
もおられることでしょうが、そんなひとはごく一握りの人たちでしょう。

 このメルマガの読者のなかには海外留学に行かれた方もおられることでしょう
が、言葉や文化を学びに留学されたのだと思いますが、期間中に満足に言葉を
マスターされましたでしょうか。
 おそらくは満足にはいかなかったことと思われます。

 ただ、その人たちは外国語の学び方を会得したので、継続して学習すれば必
ずや外国語をマスターすることができることでしょう。
 私もそんな人をいくらか存じております。

 私自身も中国人の妻と結婚するということがきっかけで中国語を学び始めまし
たが、単語と単語の組み合わせで妻に話しかけてそれでなんとか意味が通じて
いるという現状ですが、私はこれが大切な言葉を習得する上での重要なプロセ
スだと考えております。
 
 『日本人は・・・。』と書くとまたグループでくくるなと言われそうですが、やっぱり
日本人って文法とかにとらわれ過ぎていると思います。
 教科書どおりの会話がすべてじゃないでしょ?
 くだけた表現っていうのは実生活のなかから習得するものなので、やはり会話
をしないことにはマスターできないことだと思いますが。

 日本にある英会話スクールが、いまはどこもひとつのテーブルを囲んでひとり
の外国人の先生と多人数の生徒というかたちで学習していますが、あれはやは
り頭でっかちの日本人から、会話のなかから言葉を習得するという本来のかた
ちで学んでいこうということの現われだと思います。

 それから、『彼らはやる気が無いのではなく勉強の仕方を幼い頃学ぶ機会が
無かったためですが、そんな人たちを見て中国人は頭が悪いとひとくくりにされ
ると大雑把に一緒にするなーとか決め付けないでよーとか思ってしまいます。』
とありますが、これは誤解です。

 私は中国人がではなく、日本人が頭が悪いのではないかということを書いた
のです。
 だってそうでしょ?
 大学まで進学して、それで第一外国語、第二外国語を専攻して、それでまと
もに話せないんですから。

 頭が悪いと書くと語弊があるのでこれ以上は控えますが、それにしても学ぶ
場での姿勢が悪いと思います。
 私はこの中国語をNHKテレビ・ラジオの『中国語講座』ではじめました。
 半年でだいたいの決まり文句は理解できました。

 はじめて中国に行ったときにも、そのなかで覚えた言葉を使い、通じることを実
感しました。
 言葉を覚えてそれを使うというごく当たり前の行動で、私はある種の感動を覚え
ました。

 私は仕事柄、平日にはあまり家にはいないのですが、家にいるときには両親と
話すことよりも、妻と話す時間のほうがはるかに長いのです。
 しかも妻はほとんどを中国語で話しかけてきますから、それを理解しなければ
なりません。

 でもそれを苦痛だと感じたことは最近はありません。
 (妻の来日当初はありました。これは本音の部分として。)

 私が中国語の文法を理解しているかといえば、まったく理解していないと思い
ます。
 それはなぜか?
 文法がこれだからという考えが私には最初から無いからです。

 何度もテキストを読んでいれば、英語と語順が似ていることくらいは自然にわか
ってくるじゃないですか。
 それが人間がもつ学習効果というものなんですよ。

 ゼンジー北京が、昔よくやっていましたよね。
 『あなた それ いま やる あるね。』っていうやつ。
 あのおかしな日本語は中国語の語順をそのまま日本語で表現するからなので
すが、日本人が中国語を話すときにもあのおかしな感覚の中国語で良いんじゃ
ないかと思うのです。

 つまり私の結論としては、日本人の外国語下手は恥ずかしがって言葉を話さな
いところにあるんじゃないかと考えています。
 日本人というのは言葉を満足に話せなければ、

 『私は英語が話せます。』

 とは言わないところがありますよね。
 つまり満足に話せなければ恥ずかしくて英語を人前で披露することさえもでき
ないという風潮に問題があるのです。

 私はいま、妻と週末に日本語学習会に出席していますが、そのなかで私が覚え
た中国語の知識を小出しすると、中国人妻からは絶賛というかバカうけされます。
 言葉を使うという楽しみが理解できれば、満足に話せなくても苦にはなりませんし、
特別恥ずかしいことでもなんでもありません。

 結論として、言葉を学びたければ、しばらくその現地に赴いて、積極的に現地の
人に話しかけるということになりましょうか。
 日本語が一切使えない英会話スクールというのは的を得ていると思います。

 以上、私の考えを述べさせていただきました。

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 最近、私は独自ドメインを取得しました。
 長ったらしいURLを何とかしなければと考えていたのですが、せっかく覚えてい
ただいたアドレスを変更するというのは結構勇気が要りますね。

 しばらくは従来のアドレスにアクセスいただいても、自動的にジャンプするように
設定させていただきますが、いつまで続くかわかりませんので、早めにブックマー
クの変更をお願いしたいと思います。

 ところで私のドメインは asayan47.com なのですが、知人に指摘されました。
 私の知人には鋭い感覚を持った人が多いのですが、この47というのは支那なの
ですかというもの。

 違いますよ。
 これは、私が個人的に好きな数字で白馬47とか渋谷47というイメージをドメイン
にしたかっただけのことなんですよ。
 それを言うんだったら、スーシーチーって寿司を食べるという意味にも考えられ
るのですが、表現力豊かな方からの違った解釈をお待ちしております。

 それではまた、次回まで。

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 私は今、『虹の向こうに妻がいる』というメーリングリストを運営しており
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  参加ご希望の方は、次のURLから登録願います。
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  話題は多岐にわたり、国際結婚のみならずほかの事にもふれても構い
ません。

 日本語の上手な中国の方もおられます。
 この機会に生の中国の情報に浸ってみましょう。
 なお参加ご希望の方は規約をよくお読みの上、承諾された方が参加し
ていただきますようにお願いしたいと思います。

 なお参加には自己紹介を義務付けておりますのでよろしくお願いします。
 自己紹介なしに入会を承認することはありませんので、お間違えなく。
         http://www.egroups.co.jp/group/china-kekkon

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◇発行者◇

 杜国朝(小朝) owner@asyan47.com

 ホームページ  http://www.asayan47.com/kekkon.html

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