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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2003ー04-13---------第001号 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 若狭三十三観音 1 敦賀 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 福井県南西部、敦賀から高浜町まで若狭湾国定公園を含む『若狭33観音霊場』は、 昭和57年に開創された、小浜は奈良時代 京へ塩送る拠点として栄え、 大陸との窓口として異文化の玄関口となった、 それ故多くの古刹と仏教美術を伝え「海のある奈良」とも言われている、 又景勝の海岸線に沿って札所が存在し歴史と文化、素朴な人情に触れる巡礼路である。 敦賀 若狭三十三観音 1番札所 【永厳寺】 曹洞宗 JR敦賀駅を降り、駅前でレンタカーを借りて若狭33観音巡礼の旅にスタートする。 駅前からR8線に出て西に向かい,金ケ崎トンネルの手前に1番札所【永厳寺】はある。 以前は広い境内だったが国道8号線が境内を横断することに成り、 参道の一部は国道の下をトンネルで潜ると山門が現れる. 『六地蔵』『延命地蔵』が並び優しいお顔のお地蔵様が出迎えてくれる、 参道を進むと右側に『阿弥陀堂』が建つ、 純銀製重量70kg、座高1,6mの阿弥陀如来座像が防弾ガラスの中に安置されている。 見事な美しい仏様である。左脇壇には,聖観世音菩薩と千手観世音菩薩、 右脇壇には開祖宗貞像が祀られている。 『本堂』のご本尊は千手観世音菩薩、本堂からは裏山を借景とした庭園が素晴らしい。 境内には1669年に鋳造された、文化財指定の『時の鐘』や、『朝倉義景勇魂塔』がある。 所在地 敦賀市金ケ崎15−21 0770−22−1535 ========================================== 純銀製の阿弥陀如来は素晴らしい kamiike@par.odn.ne.jp ========================================== |