|
◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2003/04/12 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信(第74号) http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員が 本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●ガーデニング Tさん宅の庭には、五右衛門風呂がある。 家の中に、お風呂がないわけではない。 家の中には、一般的なお風呂がある。 天気のよい日の午後、五右衛門風呂を沸かす。 ちょうどいいことに、回りを見渡す範囲には家が一軒もなく、五右衛門風呂には囲 いもない。 雨よけの屋根があるのみだ。 Tさんは、温泉が大好き。 家から近い平内海中温泉、湯泊温泉、そして、尾之間温泉へも足を運ぶ。 やっぱり、自宅の五右衛門風呂が一番好きだという。 自分の庭で、薪を集めてきて斧で割る。 紙くずに火をつけて、それを薪に近づける。 薪を焚いて、お湯を沸かす。 今では、屋久島で五右衛門風呂を沸かす家庭は、珍しくなってきている。 Tさんは中古住宅を購入して、屋久島に移住してきたが、もともと五右衛門風呂付 の家だった。 Tさんのほかにも、五右衛門風呂をあえて好んで作る人も居るようだ。 湿気があると火がつきづらく、お風呂を沸かすのも、ひと仕事といったところ。 Tさんは火の番をしながら、アルミホイルに包んだ魚とジャガイモを、火の中へ入 れた。 ちょうどいい湯加減になる頃、火が小さくなり、夕飯のおかずが出来上がるという 具合で一石二鳥。 「そろそろ湯に入ることにしよう。」とTさん。 底板を沈めて、足元が熱くならないように気をつけながら、そろそろ入る。 広い庭を見ながら入る五右衛門風呂は豪快。 遠くに海も見える。 「じゃあ写真を写して良いですか?」と聞いたら「じゃあかっこよく撮ってね。」と ほほえんだ。 http://www.yakushimapain.co.jp/goemonburo.htm 「五右衛門風呂」 津々浦々、ガーデニングブームも冷めやらぬ昨今、自己表現の手段として、ガーデ ニングを楽しむ人たち。 家の中を、他人には見せたくない人も、庭ならたいていの人は、喜んで見せてくれ るものだ。 庭は、人に見せたいものなのだろう。 手入れされた庭を見ると、ふと、どんな人が、額に汗して花を植えたのだろうと、 興味がわいてくる。 Tさんも、ご自慢の五右衛門風呂つきの庭を案内してくれた。 「庭の手入れをしているときは、無心になれて本当に楽しいのです。」と、今まで時 間をかけて手入れをしてきた。 最初の頃の苦労は、ものともせずに明るい。 今が旬の竹の子の森と、パパイヤ、パイナップル、レンゲ、ガーベラ、フリージア など。 レンゲの花を敷物にして「お茶でもどうですか?」と、手作りの星型のクッキーを ご馳走になった。 木の上から、顔を真っ赤にしたヤクザルが、恨めしそうにこちらを見ていた。 お菓子作りの得意なTさんは、年金暮らしをしている。 今の生活が、活動的なTさんは見た目もとても若々しい。 http://www.yakushimapain.co.jp/renge.htm 「レンゲ」 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町1丁目8番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |