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☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年4月8日 033号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ===================================================================== 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ===================================================================== □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.033 ■床ずれ(2)■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 【床ずれの経過と注意】 長時間の“圧迫”で皮膚と皮下組織の血行が遮断され、結果として組織の 壊死が生じ潰瘍となります。 一般に床ずれ(褥瘡)は以下の様な経過をたどります。 (1)発赤 (2)水泡 (3)びらん(ただれる) (4)潰瘍 (5)骨破壊 医学的には“床ずれの進行”を4段階に分けます。 ・1段階→(1)発赤 初期段階で介護現場では“予防段階”ともいえます。 30分たっても表皮の発赤が元に戻らないものが、これに相当すると言 われます。臥床状態や好発部位をよく観察し早期発見−対応が望まれる ところです。 ・2段階→(2)水泡 (3)びらん 表皮の下の真皮まで影響が及びます。“水疱”及びこれが潰れた“びら ん”状態が特徴で“潰瘍(皮膚の潰瘍)”初期段階といって良いでしょう。 水泡は程度にもよりますが、破らないように注意が必要です。(細菌感染 が危惧されます) この段階では医療的処置が必要となります。発見次第 早期に医師の診察や在宅では訪問看護の協力を求めましょう。 ・3段階→(4)潰瘍 潰瘍が皮膚にとどまらず、皮下組織(皮下脂肪層)にまで及んだ状態で、 この段階のケースでは寝たきり期間の長いケースが多く体力・抵抗力の 衰えている場合が多いです。 各種の細菌に感染し発熱していたり、床ずれ部位も黄色や黒色の壊死組 織を伴うケースも少なくありません。 ・4段階→(5)骨破壊 更に進行すると、筋肉や骨にまで損傷(壊死)が及び極端な例では骨が露 出している場合も見られます。 何れにしても、日頃からの細かな観察が望まれ、1段階の早期発見、2段階 に及んでいる場合は、医学的フォローをいち早く調整しましょう。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ===================================================================== このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 l★【今日の用語】を明記したバックナンバーは、下記をから http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3E57758C39A20&p_id=postcaretech98&password=post0903 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |