|
===================================================== 発行部数 5 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/03/23 (Sun) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.日曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 日曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル GOOD LUCK 局 名 TBS系 放映日時 日曜21時 キャスト 新海元(木村拓哉) 香田一樹(堤真一) 緒川歩実(柴咲コウ) 深浦うらら(内山理名) 朴美淑(ユンソナ) 原田美和子(加藤貴子) 阿部貴之(要潤) 緒川香織(市川実和子) 安住龍二郎(安住紳一郎) 新海誠(中尾明慶) 内藤ジェーン(竹中直人) 新海良治(いかりや長介) 太田健三郎(段田安則) 富樫のり子(黒木瞳) 脚本 寺田敏雄 あらすじ 砂浜でサッカーをする子供達。その横で新海元(木村拓哉)が腰 を下ろして空の飛行機を眩しそうに見上げた。 そこへ少年達のサッカーボールが転がってきた。立ち上がりボール に歩み寄る元。元は手術をした左足首の具合を確かめるとボールを蹴 り上げた。 元はシミュレータを使ったパイロットとしての能力検査を受けてい た。今の全力を出しきった元は教官から結果を告げられる。・・・ 「よっしゃぁ!」帰り道、一人ガッツポーズをする元。 その結果は香田(堤真一)にも告げられていた。ケガをしてからの 元とのやりとりを思い出していた香田の所へ元がやってきた。 足はもう大丈夫なのか?と心配する香田に、元は「もう完璧です。 航空身体検査も合格しました。」と跳んでみせる。香田は「当たり前 だ。」と一蹴する。 元のパイロットとしての復帰に対する最終試験である監査フライト の日程が来週日曜日のホノルル便に決まった。それに合格すれば元は パイロットとして復帰できるのである。 監査フライトのキャプテンは香田。香田と元が組む最後のフライト になるかも知れないな、と香田に軽口を叩かれるが、元は冷静に「全 力を尽くします。」と言って去っていった。最後に振り返ると「手加 減は一切いりませんから!」 元は歩実(柴咲コウ)にも結果を知らせるために整備工場へ行く。 監査フライトに受からなければ復帰ではない、と厳しく話す歩実に、 元は「必ず受かる、自信がある。」と宣言。歩実は「自信があるとき ほど危ない」と茶化すのだった。 歩実は監査フライトのホノルル便に自分も乗客として乗ると言い出 す。「これが最後のフライトかも知れないし。」「お前、俺のこと信 用してないのかよ!」「一緒に飛びたいの!」照れ隠しにお互い軽口 を言い合いながら別れるが、元の顔には笑みがこぼれていた。 監査当日。元は急いで制服を着ると、師匠であり先輩である水島 (岩城滉一)が引退の時に渡してくれたキャプテンの肩章を胸ポケッ トに締まって部屋を出た。 出勤前に実家の釣り船屋に立ち寄る。父長治(いかりや長介)に今 日、監査フライトでホノルルに飛ぶこと、今日の試験に受かればまた パイロットを続けられることを報告した。 弟の誠(中尾明慶)は大事な日なんだから何か言ってやれ、とせか すが、長治はただ一言、土産にとびきり上等なパイナップルを買って こい、とだけ言って船を出した。そして船を見送る元にだけわかるよ うに長治は親指を立ててエールを送った。 歩実は本当に飛行機に乗って大丈夫か心配する姉香織(市川実和子) に見送られて家を出発した。「今度は絶対お姉ちゃんも一緒に乗ろ う!」 香田が出社すると富樫のり子(黒木瞳)が声をかけてきた。みんな が元の復帰を願っているから監査はお手柔らかに・・・というのり子 を香田は「監査がお手柔らかにしてどうする!」と一蹴する。 「でも、新海君の復帰を一番願ってるのは香田さんでしょ?」捨て ぜりふを残して去ろうとするのり子を香田は呼び止めると「このフラ イトが終わったら・・・」と言いかける。 「・・・何?」「いや・・・」結局何も言わずに香田は歩いて行っ た。「・・・もうなんなのよぉ!」 元が事務所に現れるとジェーン内藤(竹中直人)が現れた。内藤は 自分から志願して今日のホノルル便での元のバックアップパイロット になってくれたのだった。チーフパーサー太田(段田安則)からも声 援を受ける。そこへ香田が現れて今日の打ち合わせが始まった。 歩実が成田空港に到着して一人で出発を待っているところに、香田、 内藤、元が通りかかる。元は他の二人に断って歩実の元へ。 歩実の心配をする元に、歩実は「そっちこそ香田さんに操縦席から 引き吊りおろされないように気を付けてよ。」と憎まれ口で返した。 「ちゃんとホノルル着いたら・・・」と何か言いたげな元に「なに よ?!」と歩実が問いつめると、元は耳元に「キスしてよ!」と囁い た。二人とも微笑みながら別れた。 歩実を見つめる香田に歩実は微笑み返した。 機内では出発前のブリーフィングが始まる。CA一同、元の復帰を大 歓迎する。 コックピットで元の出発準備が始まった頃、歩実は飛行機に乗り込 んでいた。 飛行機が動き出すと歩実は緊張してきたが、隣に座った両親をホノ ルルに訪ねる一人旅の少年に声をかけられ、緊張がほぐれていった。 無事に離陸。 水平飛行に入りリラックスする元だったが、前方に積雲が見られ場 合によっては雷になるおそれがあることを知る。 緊張する歩実とは裏腹に先ほどの少年はすっかり寝入っていた。そ こへ香田のアナウンスが入る。積雲のためにシートベルト着用のアナ ウンスだったが「初めてのフライトの方にとっても快適な旅となるよ うに安全第一で運航しますのでご安心下さいませ。」と結んでいた。 積雲が目視できるようになり、この後の判断を元は尋ねられるが、 ばっちり正しい回答をする。回答通りに飛行機は雲を右によけた。 しかし思ったよりも雲が張り出してきて雲の中に入ってしまう。機 体は大きく揺れて雷も発生し、客室内は悲鳴が上がり、歩実は少年と 抱き合う。 数十秒後、無事に機体は雲を抜けた。元が客室内の様子を問う連絡 をのり子にしている最中に、「パン!」という音がして客室は停電し てしまう。乗客は再び悲鳴を上げて混乱状態になり、歩実は恐怖に固 まってしまう。 歩実に抱きついて泣く少年を、歩実は「この飛行機には優秀なパイ ロットが乗っているから絶対守ってくれるから!」と言って励ました。 コックピットの電源は問題ないことから、客室内に停電の原因があ るはずだから客室内で探る作業依頼が歩実に回ってきた。戸惑いつつ も歩実は引き受けた。 懐中電灯を片手に機内を見て回った歩実は、コックピットに何も異 常がない限りどこかの配線がショートしたとしか考えられない、今の ままでは最後まで100%コックピットに影響はないとは言えないから、 このまま調査を続けるという。「頼んだぞ、緒川」「了解です、キャ プテン」 このままでは100%安全ではないという話を聞いた元は、自分も一緒 に原因を探りたい、と香田に申し出る。監査に落ちても構わないから、 と言って、元は内藤に副操縦士の操作を依頼した。そんな元に向かっ て香田は、「乗客の不安を取り除けるまで帰ってくるな。」と言って 送り出した。 トイレから焦げ臭いにおいと煙が出ているのが見つかった。中を調 べるとひげ剃りがコンセントに刺さっており、充電中にショートした らしい。歩実がさらに調べると、その影響でキャビンの配線が焼き切 れいているのが見つかった。 この焼き切れによるコックピットへの影響は?と元が尋ねると、歩 実は問題ない、との答え。しかし元は「それ、整備士として言い切れ る?」ともう一度尋ねた。 「オペレーションシステムに絶対影響はありません。整備士として 信じて安心して操縦して下さい。」その答えを聞いた元は納得し、事 情説明の機内放送を行った。 飛行機が大丈夫なのか、とどよめく乗客達に向かって、元は窓のシ ェードを開けるようにお願いした。ちょうど日ノ出の時刻であり、こ れから日の光が入ってくる、どうか乗務員を信じて下さい、と元は頭 を下げた。 歩実は初めてみる雲の上の空と太陽の美しさに感動して微笑んだ。 監査の最終チェックとして香田は、着陸操作を元に任せると言った。 元は気合いを入れて操縦桿を握った。 そして無事着陸。ハラハラしていた乗客達からも拍手が起こった。 「ありがとう、お疲れさまでした。」CA達は乗降口で歩実をそう言 って迎えた。「こちらこそ。お疲れさまでした。」頭を下げて笑顔で 歩実は降りていった。 内藤が降りたあと、監査の結果が告げられた。多少の問題はあるも ののこれから経験を積むことで上達すると考えられるから合格、と言 うことだった。 安堵する元。一回空を飛べなくなって、空を飛ぶことの大きさを認 識できた、一生自分は空を飛ぶことを楽しんでいきます、そう宣言す る元だった。 「今日の新海の姿を見て、空を飛ぶのが楽しくて仕方がなかった頃 のことを思い出すことができた、ありがとう。」香田は涙を浮かべな がら元に礼を言って手を差し出した。元はその手を強く握り返した。 客室ではのり子が二人を待っていた。合格の結果を聞いて喜ぶのり 子。元は香田とのり子を置いて先に飛行機を降りた。 座席に腰を下ろした二人。香田は旅行に行かないか?とのり子を誘 った。行き先でもめながらのり子は香田に寄りかかって泣き出してし がみついた。そののり子の手を上から香田の手が包み込んだ。 歩実と元がビーチを歩いていた。合格の結果を巡っていつも通り軽 口を言い合う二人。「おめでとう!」海に向かって歩実が叫んだ。 怖くなかったの?と歩実に元が尋ねた。怖がっている暇はなかった し、ばっちり雲の上のすごくきれいな空も見た、と笑顔で話した。 「やっとこれたな。」「やっと飛べた。」「よかったな。」「よか った。」キスをして欲しい、と目を閉じる。しかし元はキスをせずに 話を逸らした。 怒る歩実ととぼける元の上を飛行機が通過した。飛行機に見とれる 歩実に元がパイロットの帽子を被せた。驚いた隙に元がチュッとキス をした。「ヘタクソ!」そう言うと歩実は元に抱きついてキスをした。 その後。みんないつも通りの日常に戻っていた。 船から空を見上げた長治は「えらそうに・・・」それを受けた誠が 「たけぇとこ飛びやがって!」 「・・・いつの日か皆様と再びお会いできますように心よりお待ち 申し上げております。それでは皆様良き旅を。」いったんマイクを置 いた元だったが、再びマイクを取り「Good Luck!」 寸 評 ついに最終回。わかっていたけれどやっぱり思った通りのHappy Endでした。今のような世の中にはこういう終わり方の方が夢があっ ていいですよね。 執筆者 井村(goodluck_sun9@mail.goo.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 今回最終回だったのですが、最後だと油断して発行が遅れてしまいました。 すみませんでした&これまで読んでいただいてありがとうございました。 いつも、本編のあらすじの他にi-mode用に250文字で要約したあらすじも作 っているのですが、今回は難しかった・・・あらすじを書くようになって「 Good Luck」で4本目ですが、毎回苦労していました。豪華キャスト過ぎていろ んな小さなエピソードが詰まっていたからでしょうか。 また、今回は「空から降る一億の星」に引き続き、ほんとキムタクのアップ をたくさん見ましたが、うーん、かっこいいのかしら・・・私の感想としては キムタクは「雰囲気」が良いのだと思います。女の子でもいますよね、特にか わいいわけでもないけど雰囲気でもててしまう娘。そんな感じを受けました ^_^;(井村) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |