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タイトル:Daily Drama Express (2003/03/18) 僕の生きる道(最終回)  2003/04/05


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/03/18 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 僕の生きる道
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 中村秀雄(草なぎ剛)
     秋本みどり(矢田亜希子 )
     久保勝(谷原章介 )
     古田進助(浅野和之)
     太田麗子(森下愛子)
 金田勉三(小日向文世)
     秋元隆行(大杉漣)
脚  本 橋部敦子

あらすじ  大学受験が始まった。余命を宣告されてから1年が過ぎ、中村秀
雄(草なぎ剛)の身体も限界を迎えつつあった。痛みは薬で抑えてい
るが食事も少ししか取れない。しかし秀雄は普通の生活を望んだ。

 合唱コンクールまであと1ヶ月。秀雄は新しい指揮棒を買った。中
村みどり(矢田亜希子)は秀雄のことを「秀雄さん」と呼ぶようにな
った。

 秀雄のクラスの生徒は皆希望の大学を合格していった。
 秀雄は身のまわりの整理を始めた。部屋から秀雄の物は徐々に片付
けられていた。
 発表が最後の吉田均(内博貴)だけが不合格だった。均は極度の上
がり症で本番には弱いため受験に失敗したのだ。均は2日後に控えた
合唱コンクールに向けて前向きに取り組んだ。

 合唱コンクール当日。秀雄も朝から緊張気味。出かけに台所の蛍光
灯が切れかかってるのに気付き、秀雄は「帰ってきたら取替えるから」
とみどりと約束をした。
 この日、合唱コンクール決勝に進めるのは5組。客席には同僚達や
秋元隆行(大杉漣)も応援にかけつけた。緊張しながらも本番を迎え、
秀雄の指揮、みどりの伴奏に合わせ生徒達は美しい歌声を披露した。
 曲が終わりを迎えた時、秀雄は突然意識を失い倒れてしまった。

 そのまま秀雄は病院へ運ばれた。呼吸停止に続き心停止・・・主治
医の金田勉三(小日向文世)は全力を尽くした。

 その頃、合唱コンクール決勝進出5組が発表された。陽輪学園は見
事に決勝進出を決めた。

 秀雄は一命をとりとめた。しかし、みどりと隆行は、金田から2度
と病院から出ることは出来ない。いつ急変しても不思議ではないので
覚悟をしておいて欲しいと言われた。

 入院準備をする為に、みどりと隆行は1度自宅へ戻った。みどりは
台所の電気をつけ、切れかかった蛍光灯を見て「帰ってきたら取り替
えるって言ったのに」と泣き崩れた。

 秀雄が目を覚ました。みどりは合唱コンクールの結果を秀雄に伝え
た。秀雄は金田にいつ退院出来るか聞いた。しかし金田は残念だけど
無理だと伝えた。
 田舎から秀雄の母佳代子(山本道子)が上京してきた。
 同僚達がお見舞いにやってきた。秀雄は同僚達に「みなさん。今ま
で本当に僕の我侭を聞いてもらってありがとうございました」と改め
てお礼を言った。そして、久保勝(谷原章介)に秀雄が使った指揮棒
を渡し、あるお願いをした。

 生徒達は合唱コンクール決勝に向かって練習をしていた。
 久保は生徒達に秀雄が決勝には行けないことを伝え、均に秀雄から
預かった指揮棒を渡した。秀雄は均に自分の代わりに指揮を振ること
を希望したのだ。均は極度の上がり症のため無理だと断ったが、久保
は「おまえがやるんだ。中村先生がそう言ってるんだ」と言い、均は
指揮を振る決意をした。

 秀雄はみどりに「みどりさん。僕のことを忘れないでください。で
も、僕に縛られないでください」と言った。みどりが「わかってます。
私はちゃんと生きていきます。でも、どうしても秀雄さんに会いたく
なったらどうしよう」と言うと、秀雄はプロポーズをした大きな木の
ある所に来てください。必ず会いに行きます。と約束をした。

 合唱コンクール決勝当日、秀雄は金田に外出許可を願い出た。しか
し金田は医者として許可出来ないと断った。秀雄は「このままベット
でおとなしくしていれば少しは長く生きられるかもしれない。でも、
僕には生きたとは言えない。僕は最後まで生きたいんです。」と言う
が、それでも金田は許可出来ないと言った。

 みどりは佳代子を呼び、秀雄と佳代子の二人きりにした。秀雄は佳
代子に「ありがとう。母さん。」とお礼を言った。
 金田のところに看護婦が「中村さんがいなくなったそうです」と言
いにきた。金田は急いで秀雄の病室に行くと一人病室に残った佳代子
は「申し訳ございません。勝手をお許しください。」と頭を下げた。

 秀雄は合唱コンクール決勝の会場へ向かうためフラフラしながらも
力強く前に進んでいった。みどりは横から秀雄を支えた。

 リハーサルがボロボロになってしまった生徒達の心はバラバラにな
りつつあった。そんな状態で本番を迎えた。舞台に上がり歌いだそう
とするが、極度の緊張から均はなかなか指揮棒が振れない。そんな時、
みどりに支えられ秀雄の姿が会場にあった。秀雄は均に向かってうな
ずくと、緊張もなくなり均は力強く指揮棒を振り始めた。

 合唱コンクールの結果は、第3位。生徒達は秀雄のところに行こう
と病院へ向かおうとするが、久保からまだ客席に座っていることを聞
き、客席へ走り出した。その時、均は「ちょっとまって」とみんなを
呼び止めた。

 客席では、秀雄とみどりが余韻にひたりながら話をしていた。
 「何を考えているんですか?」
 「ふと感じたんです。僕は余命1年と知った時それまでの28年間の
人生を後悔しました。だから残りの人生は悔いのないように生きまし
た。後悔したはずの28年間が今ではとても愛しいです」
 そろそろ病院へ戻ろうかと思ったその時、舞台に生徒達が現れた。
そして生徒達は、『仰げば尊し』を歌い始めた。みどりは秀雄の手を
握り、二人で生徒達の歌声を聴いた。

 秀雄は、今までの人生を振り返っていた。みどりと出会い、結婚を
し、楽しかった日々を。最後に二人で行った焼き鳥屋で砂肝を美味し
そうに食べるみどりを思い浮かべ、「すなぎも・・」と言った。みど
りは「え?すなぎも? そうですね〜。」と秀雄に話しかけ振り向く
と秀雄は永遠の眠りについていた。

 5年が経ち陽輪学園に新人の生物教師がやってきた。名前は吉田均。
みどりを始め同僚達は教え子が帰ってきたことを喜んだ。初めての生
物の授業。均が教壇に立つと、やはり生徒達は他教科の勉強を始めた。
そんな風景をみた均は、生徒達に秀雄の話をした。

 みどりは秀雄に会うためプロポーズした大きな木の下にやってきた。
そして均のことや自分のことを秀雄に報告した。そんな、みどりを秀
雄は温かな眼差しで見ていた。

 『僕は生きた。君がいてくれたかけがえのない人生を。世界に一つ
だけの僕の人生を。』


寸  評  内容の濃い最終回だったと思います。秀雄の病状が進み身体が弱
っているのが本当に感じられました。このドラマは「暗い」ってイメ
ージで始まりましたが、最後までみて良かったと思っています。暗く
なんかない、勇気を与えるドラマだと今では思っています。

 『世界に一つだけの人生』
 本日、戦争が始まりました。
 私は母から夕方日が落ちる時間が一番嫌いだと言われたことがあり
ます。それは戦争時代、夜が一番怖く怯えていたからだそうです。何
十年経った今でもそんな思いを今感じてる人がいるのが現実。
 戦争を軽く考えている人に、このドラマをみて欲しい。そして、罪
も無い人を平気で殺してしまう人に、このドラマをみて欲しい。

 『この世に一つしかない人生』をもっと大切にしましょう。


執 筆 者 西脇(chie_yaen@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 私のあらすじ、リモート(前クールドラマ)の時より少しは成長してました
?(笑)ジャニーズ大ファンの私は堂本光一君、草なぎ剛君と自分の好みで担当
をいただいてましたが、次は誰にしよう。。

 短い間でしたけど、とっても楽しかったです。発行中は「応援」や「同感で
す」といったメールもいただき、とても嬉しかったです♪
 またお会いしましょ〜(^-^)/(西脇)

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発行元:ドラマ研究会
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