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☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年3月31日 025号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ================================================================= 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ================================================================= □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.025 ■介護力学−支持面と重心の高さの関係■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 023〜024で【支持面】と【重心の高さ】について掲載しました。 物体 おとしより 介護者 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 支持面 狭い 不安定 “動きやすい” “動かしやすい”介護−楽 広い 安定 “動きにくい” “動かしにくい” ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 重 心 低い 安定 “動きにくい” “動かしにくい” 高い 不安定 “動きやすい” “動かしやすい”介護−楽 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実際の介護場面では、部分的介護の心で『おとしより』の行える能力を尊重 しながらのケア 或いは、重介護のケースにおけるケア 両者共に『介護( 介助)』を行う前に“動きやすい”(『おとしより』にとって)−“動かしや すい”(『介護者』にとって)状況を作る事が大切です。 つまり、支持面が“狭く”−重心の“高い”状況です。 分かり易い【座位】を例にとってみましょう。 車椅子に座っている『おとしより』で 殿部(でんぶ)が“ずり落ち”背もた れに依存して座っているケースが有ります。この時、支持面は殿部の広範囲 と腰〜背中も加わりかなり広くなります。また、重心の高さも、正しく座位 をとった場合に比べ幾分低くなります。 この不良姿勢ままで 例えば移乗を促したり 或いは介助を行った場合『お としより』にとっても『介護者』にとっても大きな苦慮が予想されます。 この場合、背もたれから少し前に出てもらい(浅く座る)しっかり両脚で踏ん 張って座ってもらう事で 支持面がかなり狭くなり、重心の高さも幾分か高 くなり“動きやすく”且つ“動かしやすい”動作の準備ができます。 ちょっとした事ですが、お互いの労力が随分違ってきます。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ================================================================= このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |