メルマガ:リハビリ介護の基礎知識
タイトル:♪♪♪リハビリ介護の基礎知識♪♪♪−019号−■転倒1■  2003/03/25


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         ●○●リハビリ介護の基礎知識●○●
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                                    平成15年3月25日 019号

 
 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。
 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中
 で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか?
 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。

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 No.019 ■転倒1■
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『おとしより』の転倒事故では“つまずいた”“滑った”“ふらついた”と
いう原因で転倒している者が上位の3つを占め多いとの統計も有るようです。

【“つまずく”ケースの転倒】
年を重ねると、視力の低下(主に白内障など)や聴力の低下で“注意力”が落
ちるケースが多く見られます。また、手足の細かい動きもご本人は気づいて
いないかも知れませんが(特に下肢では)脚やつま先の上がりが不十分なケー
スも多いです。(いわゆる“すり足”の歩き方等です)

“つまずく”ケースの転倒では【注意力不足+脚の上がりの悪さ】が主な原
因と考えられますが、この点は“老化現象”ですのである意味致し方が有り
ません。これらは、生活環境の安全面を整える事が先決です。

実際的には、家の中の“段差”が問題ですが、殊に健康な者が余り気にしな
い程度の僅かな段差(2〜3センチ以下)が要注意です。じゅうたんの端や
電気コードも“引っかかる”可能性が有り注意が必要です。

また、在宅での独居宅等では、多くの家具や思い出の品等の生活関連物で通
路が狭くなっていたり、整理されていないケースも有ります。これらに“つ
まずく”“引っかかる”或いは、狭いため“脚がもつれる”といったトラブ
ルの可能性も大いに有ります。

その他、屋内の移動範囲の“部屋の明るさ”や“履き物”(特に屋外,屋内
でもスリッパ使用場合は注意)にも留意は要します。

このような箇所の有無を『おとしより』の居宅での【生活スタイル・導線】
の中で十分にチェックを行い解決しておく事が望まれます。
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