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☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年3月23日 017号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ================================================================= 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ================================================================= □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.017 ■見当識■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ “日時や場所・人物など、自己と自己を取りまく状況との関係を理解する事” を【見当識】といいます。見当識を正しく把握できていない状態を【見当識 障害】や【失見当識】と呼ばれ介護現場でも頻繁に遭遇します。特に老年痴 呆や脳血管性痴呆等のケースではよく見られる障害です。 症状の現れは、一様ではないようです。【記憶や記銘力の障害】に関わるも の、【幻覚・妄想】に関わるもの、【意識の低下】に関わるもの 等幾つか 考えられます。現場では【周囲に関する無関心】に関わるケースも結構多く ケア場面での配慮も望まれます。 具体的な症状としては、まず 年・月・日・曜日・時刻・午前・午後等を言 えなかったり、自分の年齢がわからなかったりします。【時間的失見当識】 また、自分の居る場所がわからなかったり、自宅や自室に戻れない等の症状 が見られたり【場所の失見当識】、家族や知人の顔を見て誰だかわからない 等の症状が有ります【人物に関する失見当識】 現場での【見当識障害】や【失見当識】に関する配慮や工夫はいろいろと考 えられます。例えば『おとしより』の見やすい高さ・位置(目の届きやすい ところ)に“日めくり”など分かり易いカレンダーを置くいたり、同様に季 節感のあるもの(花や飾りなど)を強調してみるののより良いかと。 大切なのは、これらの配慮が行き届き『おとしより』が確認しやすいか?が ポイントです。また、日頃からの【見当識】を配慮した会話やケア場面での 関わりが、長期的に見て好反応が得られる可能性を持てるのではないでしょ うか。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ================================================================= このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |