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タイトル:Daily Drama Express (2003/03/10) いつも二人で(10)  2003/03/17


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/03/10 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル いつもふたりで
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 谷町瑞穂(松たか子)
     森永健太(坂口憲二)
     奥田直之(葛山信吾)
     藤原央子(長谷川京子)
     入江知華(平山綾)
     森永孝平(瑛太)
 木下優子(佐藤仁美)
 不和圭二朗(西村雅彦)
脚  本 相沢友子

あらすじ  「ただいまぁ あれ?みぃ姉さん…」
央子(長谷川京子)を追って出ていってしまったハチの部屋で瑞穂(松
たか子)は一人泣いているところを、帰って来た孝平(瑛太)と知華(平
山 綾)に見られてしまう。「何でもないよ・・ちょっと出掛けて来
るね。」と言い残し、瑞穂は夜の街へ出掛る。

 瑞穂が街を歩いていると、喫茶店の店内に央子の姿が…
「途中で冷静になって考えたんです、、今の自分で必要なのは不破さ
んじゃないって。森永さん裏切っちゃいけないんだ。って、それで、
引き返して来ました。」「ハチならわかってくれるよ。今話したこと
をちゃんと話せば。だってハチ、央子さん追っかけて行っちゃったん
だよ。」

 ハチ(坂口憲二)は、タクシーに飛び乗り不破の別荘へ赴くと、車の
音で不破(西村雅彦)が窓から顔を覗かせていた。
 「俺の心配して来たと思ったら女の事とはな。央子と喧嘩でもした
か?ここまで来る勇気があったら、大概のことはのりきれるんじゃな
いか?」不破と話をしていると、ハチの携帯が鳴る。「もしもし、ハ
チ?今、央子ちゃんといるんだけど。不破さんのとこには行かなかっ
たんだって。央子ちゃんは、今から家に連れてくからさぁ、ハチ、早
く戻って来な。」「あっ瑞穂…ありがとう。」「うん。。。」

 電話を切ると不破が「一軒落着だな。」「ご迷惑をおかけしました。
」「一杯ぐらい付合え。」笑顔で不破はハチにワインを注ぐ。「央子
泣かせたら、俺が許さないぞ。アイツのそばにいてやれるのはおまえ
だけだ。・・くやしいけどな。」

 ハチが朝方マンションへ戻って来た。「央子さん…」「ごめんなさ
い」孝平がハチに「みぃ姉は出掛けたよ。なんか早めに出勤しなくち
ゃいけないんだって。」「そうか、、」


 楓書房では、文藝部復活の第一作大坪重樹先生の「毒」の出版記念
パーティーの準備が進められていた。
 依子(木村多江)は大坪の新作を大事そうに手に取り、「ようやく
大坪さんの新作出版にまでこぎつけたわね。」直之(葛山信吾)が売れ
るか不安を口にすると「売れるわよ〜」と励ます。星野(塚地武雄)
と永井(秋山竜次)は、「出版記念パーティーに谷町さんがいないの
は寂しいですね。直之さん提案なんですけど、谷町さんが戻って来た
ら、僕達と谷町さんだけで、改めてパーティ−しないといけないです
ね。」直之は小さい声で「それじゃあ、会社から酒をくすねてこない
といけないな」


 「失礼します。村越さん、お弁当を買って参りました。」村越が執
筆している書店の2階へ弁当とお茶を運ぶと、ペンを置いて村越(黒
沢年雄)は弁当を食べ始める。
 「どうなんだ?…同居人だよ。」「どうもこうもないですよ、、、
いろいろありまして、、ますます居辛くなっちゃったっていうか、、
はっきり言って最悪な状況です。」「それなら家に来てもいいよ。当
分店番をしてもらうことになるだろうし。」り、「向こうの部屋も使
ってないし」とあごをしゃくる。
 瑞穂は、奥の使っていない部屋を覗くと、ハチのマンションとは大
違いなホコリっぽい畳の部屋があった。


 「戻りました。」瑞穂が楓書房に戻ると、永井と星野が待ってまし
たとばかりに、瑞穂を迎える。「楓書房文藝部とりあえず復活の会で
す」直之は「大坪さんの新作を祝って乾杯!」と皆で乾杯をする。永
井と星野は愉快な歌を歌い出す。


 マンションでハチたちはテレビを見ている。孝平は「兄貴ぃなんか
あった?みぃ姉泣いてたみたいだし…」ハチは返事もせずに部屋へ篭
る。


 「もうちょっと飲みましょうよ〜」永井と星野は絡む瑞穂を置いて、
こそこそと帰って行く。「ホント男のくせにぃ」酔った瑞穂を見かね
て直之は「瑞穂ちゃん送ってくよ。」そう言った時、瑞穂の携帯が鳴
る。「瑞穂ちゃん電話電話。出ないの?」瑞穂が面倒くさそうに出る
と心配したハチからだった。「もしもし」「どうしたのかなぁ?と思
って。遅いから、帰ってくるんだよね?」「今日帰らない。そのまま
仕事行っちゃうから。」瑞穂は電話を切ってしまう。直之はそんな瑞
穂を見ながら「ふぅぅ〜〜ん、、今日は帰らないんだぁ〜」

 2人がやって来たのはバッティングセンター。
「だめだよそんなんじゃ。もっとバット短く持って」瑞穂のバットに
ボールが当たる。「当たると気持ちいいだろ。打つ時に叫ぶともっと
気持ちいいよ。」
「ふざけるなーーー」「見てんじゃねーよー」瑞穂も負け時と、「私
のばかーーー」「何やってるのーーー、しっかりしろーーー、、安月
給―――、給料上げろーーー」

 バッティングセンターから楓書房に戻った瑞穂は直之に、「どうし
たらいいんでしょうかね。編集者としての経験も実績もないし、いわ
ゆる素人じゃないですか?そんな私が山崎さんの担当だなんて、正直
不安なんですよ。」「瑞穂ちゃんが側にいると、何かしなきゃって気
にさせられるんだよね。心の奥底に眠ってる気持ちを揺さ振られるん
だよね〜それってすごい才能だよな。」瑞穂はハチの例も上げて謙遜
するが、「いつも一緒にいるのに、瑞穂ちゃんの魅力に気づかないな
んて、信じられないな。」直之はまじめな顔になり、「いつも冗談め
かして言ってるけどさぁ。本気なんだよ。付合う相手として、本気に
考えてくれないか?」と告白をする。

 瑞穂は優子(佐藤仁美)の仕事中に電話で話しをする。「じゃあ昨日
マンションに帰ってないの?」「帰れないよぉ」「告白したも同然な
んだからぁ」「つまりは降られたってわけだ。」「カラオケ行かない
?」「やだー"竹内まりや"とか歌われたら、うっとーしいもん。って
いうか不幸がう・つ・る。逃げてちゃ問題が複雑になるだけだよ。と
にかく筋だけは通しなさい。その後なら遊んであげてもいいよ。一度
家に帰りなさいよ。」


 帝国出版を出た直之は、専務(田山涼成)へ真剣な顔で話をする。
「…山崎翔を帝国出版に渡し、私が社長を退任すれば、人員削減をい
っさいしないと言って来た。雑誌の廃刊が決まったなら、後もってせ
いぜい4ヶ月。だけど、俺は、瑞穂ちゃんが作ってくれたチャンスを
いかしたいんだ。あんな連中に山崎さんを託すわけには行かない。作
家を守る義務がある。」専務は厳しい顔で、「その前にあなたは社員
を守る義務があるんです。」


 ハチは央子と食事中だが、どこかうわの空。央子がいろいろ話かけ
るが、いまいち噛合わない…

 「みぃ姉、昨日何処泊まってたんだよ」「昨日はパーティーがあっ
て…」孝平が瑞穂に昨日の宿泊先を聞いているところへハチが帰って
来た。
 「瑞穂!」「待ってたの。ハチのこと。報告したいことがあって。」
「私、日曜日に引っ越すことにしました。」驚く、ハチらに、「作家
さんに泊り込んでほしいとお願いされた…」と瑞穂は言い訳をする。
 荷造りをしている瑞穂の部屋にハチが入ってくる。「なんで相談も
なしに決めるんだよ?」「別にハチに相談するようなことじゃないし。
ハチは央子ちゃんのことだけ心配してればいいの」喧嘩になりそうな
雰囲気になるが、ハチがそうじゃなくて・・と話を戻す。瑞穂も素直
に「ハチさぁ。山崎翔って知ってる?私ね、山崎翔の小説大好きで、
今度住込みするのその作家さんなの。最近、ハチとすれ違ってて、そ
の話できなかったの。私ね、今すっごく燃えてるんだ、だから大丈夫
だよ。」「…それならいいよ…」


 瑞穂がマンションを出ると宣言してから、週末まで穏やかな日々が
流れる…・

 孝平はソファに横になり、雑誌をめくりながら「兄貴、本当にみぃ
姉出していいの?」「いいも悪いもないよ、仕事なんだろ。」

 瑞穂の部屋を尋ねた優子は、瑞穂の話に耳を傾ける。「いくら幼な
じみとはいえ、一緒に暮したのはまずかった。ここ出て行けば元に戻
れるよ。ハチのことも何ともなくなる。」「なんか、聞いてると痛々
しいんですけど。」「なによー」「やっと本音が出た。」瑞穂は「ぐ
ずぐずしてると自分が嫌になっちゃう。」「恋をするとね、自分が描
いた自分じゃなくなるの。そういうのを恋をする醍醐味って感じ。せ
っかくだから大事にすれば〜」


 孝平は、出掛けようとするハチに「ねぇ兄貴。今日さぁ早く帰って
きて。みぃ姉明日で出てっちゃうし。最後ぐらいみんなで食事しよう
よ。」

 央子は同僚のめぐみ(滝沢沙織)にハチとのことを相談する。「ど
うもしっくり行かなくて。これ以上進展できないのかなぁ〜」「森永
さんは央ちゃんが本当に好きなのか不安なのよ。電話してみなよ声が
聞きたかったとかさぁ」


 「直之さん」村越書店にさし入れを持って直之が尋ねて来る。「山
崎さんの様子を見ておこうと思って。」告白された気まずい雰囲気を
避けるように瑞穂は、「この間はすいませんでした。弱音吐いてしま
って。私編集者として山崎さんと一緒に本を作って行きたいと、やっ
と確信できました。皆で作って行きましょうよ。」


 専務は直之に「合併はしないということですか?」「合併なんかし
なくても、うちは充分生き残っていけるんだよ。俺を信じて頼む。」
「またですか、、また、あなたの夢のために社員たちをまきぞいにす
るんですね。」「夢を信じて突き進んで行くのは見ているものに希望
をあたえる。俺はそれを瑞穂ちゃんに教わったんだ。だから俺は夢を
捨てない。社員に希望をあたえたいんだ」


 不破のマネージャーは、「森永くん事務所たたむことになったの。
荷物、近いうちにまとめておいてください。あっけないわね、、こん
なことになるなんて…」


 スーパーで夕食の食材を孝平と知華が選んでいる「みぃ姉ってさぁ、
兄貴のことが好きなのかな?」「やっぱそう思った?」「あのさぁ今
日って俺たち〜」「やっぱそう思った?」


 瑞穂が帰って来ると、ハチが部屋の前にいた。扉に貼られた紙には、
"※注意!二人そろって入ってくること!"2人そろって、部屋に入る
と、机の上に2人前の食事の支度が・・その机の上に"最後のディナ
ーは二人だけでどうぞ"と書かれた紙が…
 あっけにとられるハチと瑞穂だったが、ハチが孝平に電話をしても
携帯の電源が切られていた。瑞穂は「せっかくだし、食べようか?」

 瑞穂とハチはワインを継いで食べ始める。「いただきます」

 「明日何時ごろ出るの?」「見送らなくていいからね。ハチ仕事あ
るでしょ?」「時間ずらすよ」「いいよ出掛けて。出掛けてってば
あ。」

 「…最初、東京に出て来たときは、どうなるかと思ったけど…今ま
で迷惑かけてごめんね。ハチがいなかったら私こんなふうにがんばっ
てられなかったかもしれない。思うようにならないことばっかだった
けど、でも今は全部必要なことだったんだなぁって思うの。 でもそ
れって、ここにいられたから、この場所があったから思えるのよね。
だからありがと。」「何、改まってるんだ?2度と会えなくなるわけ
じゃないだろ?」「でも、こんな機会じゃないと恥かしくって言えな
いからさあ…孝ちゃんと知華ちゃんと皆で一緒に食事したこと、絶対
忘れない。 央子ちゃんと仲良くね。ハチが幸せになることをさぁ、
しょうがないから祈ってやるよ」 「このままじゃダメなのかな?俺
たち…このまま一緒にいたら…・」突然ハチの携帯が鳴る。特に用事
はないけど…と央子からの電話だったが、ハチは後でかけなおすから
・・ごめんね、と切ってしまう。

 瑞穂は「ハチ。私たちずっと友達でいようね。」

 食後、部屋に戻った瑞穂は、真っ暗中物思いにふける…



 瑞穂の出て行った後の何もない部屋をハチは眺める…

 TV局でハチは林プロデューサーに声をかけられる。「新しく入っ
た番組の評判聞いてるよ。また飲もうね。」



寸  評  不破さんが完ぺきに引退になりました。央子は不破ではなくハチ
を選びました。そうすると次回最終回、瑞穂の想いはどうなるんでし
ょう?直之が瑞穂にまじめに告白してましたけど…??どうなるんで
しょう。

執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 次回最終回です。この間「HEY×3」で”Always”歌ってる”光永
亮太”くんを見ました。天はニ物を与えないっていうけど、嘘ですね。(田村)

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