|
☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年3月16日 010号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ================================================================= 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ================================================================= □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.010 ■車椅子運行前の点検■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 車椅子介護では−特に外出の際は−出先での事故やトラブルの防止の為、以 下のチェックをに心がけましょう。 1.タイヤ圧は概ね良好か? 途中でパンクというトラブルは最悪です。でかける前は必ずタイヤ圧チ ェックに努めるべきです。カラの車椅子と『おとしより』の乗車した場 面ではタイヤの状態も異なります。著しく空気の少ない状態のままでの 出発は控え、空気の補充を適時行う習慣を・・・ 最悪のケースに備え、外出コースに自転車屋さんのある場所を把握して おくのもより良いかと(車椅子のパンク修理も基本的に自転車と同じ) また、タイヤの擦り減り具合の確認も出先でのトラブル予防につながり ます。 2.介助を行う“グリップ”の部分が動かないか? 基本的に“グリップ”の部分はしっかり留まっているはずですが、長く 使用している車椅子で稀にこの部分が動くケースが見られます。 屋外は、微妙に凸凹しており、気付きにくい緩い坂も有ります。“グリ ップ”部分には、地面の形状からの影響(外力)が大きくかかり、固定 が不安定で車椅子を操作するのは危険性が高いです。途中でスッポリ抜 ける事もないとは限りません。普段から気に掛けておきましょう。 3.ブレーキの利き具合は? ブレーキには、大車輪前方の“手ブレーキ”と介護を行うグリップの下 の“介護ブレーキ”が有ります。 “手ブレーキ”には、レバーブレーキ(スチール製に多い)・タッグルブ レーキ(引くと制動、押すと解除)・PPブレーキ(PPは、Push− PULLの略:押しても引いても制動、中間位置で解除)の主に3種が 現場では主流ですが、制動−解除の利き具合のチェックは、常時確認の 習慣が必要です。ブレーキの機能の問題も多いですが、空気圧不足でブ レーキの利きが悪いケースも多いです。特に機能の複雑なブレーキほど トラブルが良く見られます。(レバー<タッグル<PPの順) 4.各種連結構造部分やネジの留まり具合は? 詳細は、009号車椅子のメンテナンス参照。現場では、未整備の車椅子を たまに見かけます。例えば、キャスター(前輪)の滑らかな可動が悪かっ たり、大車輪がぐらついていたり等予想もしないトラブルを経験する事 も有ります。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ================================================================= このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |