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===================================================== 発行部数 5 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2003/02/20 (Thr) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 3.お詫び ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 年下の男 局 名 TBS系 放映日時 木曜22時 キャスト 山口千華子(稲森いずみ) 伊崎駿(高橋克典) 北村亜沙美(星野真里) 辻謙吾(賀集利樹) 山口卓(山崎裕太) 梓(麻生祐未) 山口花枝(風吹ジュン) 脚 本 内舘牧子 あらすじ 山口千華子(稲森いずみ)は放心状態で部屋に戻る。 喜んで花束を持っていこうとする花枝(風吹ジュン)を伊崎駿(高 橋克典)は呼び止める。花束を飾れないだろう、と。そして花枝に、 上から見ていてもらうだけで十分だったのに、下まで降りてきてくれ たことに感謝する。 花枝がそっと布団にはいると、夫・勇一郎(平田満)が「どこ行っ てた?」と聞く。花枝は「トイレ」と誤魔化すが、勇一郎は花枝を襲 おうとする。だが、花枝の体は硬い。勇一郎は止めてしまう。 千華子はベッドの端に腰掛けたままだった。 翌朝、千華子はずっと起きてこない。 千華子は起きてきても、ボーっとしていて、花枝がアイロンかけと いたよと言っても、「そこおいといて」と言うだけ。千華子の弟・卓 (山崎裕太)が「30にもなってアイロンまでかけてもらって『あり がとう』の一言もないのかよ」と言う。花枝に褒められた卓は、「親 方に鍛えられているから」と言ってしまってから、慌てて、「オレ、 教授のこと、『親方』って呼んでいるんだ」と付け加える。 勇一郎の元気がない。花枝は、「疲れてるんだったら、会社休んで いいんだよ」と言う。 千華子は体調が悪いので会社を休むという。「じゃあ、早く帰るか らね」と花枝。 −−母の態度を見ていると、あのことは夢だったのかとも思えてき た。 千華子はカップを持ったまま家人が出かけてもボーっとしていた。 そしてやおら立ち上がるとはさみを取り出し、花枝がアイロンをか けた2枚のブラウスを散り散りに切り裂き始めた。 そこに忘れ物を取りに卓が帰ってきて、「何してんだよ!それ、母 ちゃんがアイロンかけてくれたものだろ!!」と怒鳴る。「あの女が 触ったものは全部汚らわしい」と千華子。「『あの女』った何だよ」 「さかりのついたメス豚よ。男がいたのよ!」唖然とする卓。 「もっとすごいこと、教えたげる。その男って、わたしが自分から 結婚申し込んだ男、伊崎駿。あの女、51にもなって男とやりながら わたしのこと、笑ってたのよ。こんなこと、わたしが嘘つくと思う? ゆうべみちゃったのよ。あの女が降りていって抱き合って、ずっとず っと長いキスしてたのよ」と千華子。「情けない。泣けてくるよ。 51になって恋できるなんて、すごいのに」と卓。 −−わたしもそうだった。いくつになっても家庭の主婦でも、恋出 来るべきなのに..... 辻謙吾(賀集利樹)は北村亜沙美(星野真里)と歩いていたが、自 宅の近くまで来ると、「ここで」と言う。「絶対部屋あげてくれない もんナ」と亜沙美。 2人の目の前に千華子がコートも着ずに、おにぎりにかぶりついて いた。ぼろぼろとご飯粒をこぼしながら。 謙吾は千華子に駆け寄って、自分のコートを千華子に着せ、自宅に 連れて行こうとする。千華子は泣き続ける。「2人とも、嘘つき。陰 でこんなことしてたのね!」と亜沙美。「お前にとやかく言われたく ないよ」と謙吾。「どうして?謙吾はどんな女でも選べるのに、8つ も年上がいいの!」答えず謙吾は知加子を自宅へ連れて行く。 花枝は千華子のためにナベを作ったが、千華子は友達のところに泊 まると電話してきて不在。 卓が、ニュースでやっていた、50過ぎのおばさんが出会い系サイ トで知り合った若い男を刺した話をする。そして、「気持ち悪いよな」 と感想を言う。勇一郎は、女が一方的にのめり込んだだけで、男には 50過ぎの女なんて気持ち悪い、亭主や息子の分までメシを食ってし まう女房がいいと言う。 千華子が目覚める。何も覚えていない。亜沙美がいたようだが、と 言う。「つらいことあったんだな」と謙吾。「今は言えないけど」と 千華子。謙吾は千華子を抱きしめる。 −−母も男の腕の中で安心していたのだとしたら..... 夜、勇一郎は裁ちばさみを手にして、花枝ののどに刃先を向けてい た。 だが、はさみを持ち替えると、花枝の髪の毛の先を一束切る。花枝 は気づかない。 千華子は玉井梓(麻生祐未)にもお茶を入れ、「梓、知ってたのね、 伊崎の年上の女って、母のことだって」と聞く。「お母さんには言っ たの?」と梓。「ううん」「ぶちまければきっとわかるわ」「わたし には関係ない。わたし、結婚して家出るから」「相手いるの?」「い ないけど」「焦るとろくなこと無いわ」「伊崎とは手も握って無くて よかったわ。母と同じ男と寝ていたなんて、死ぬわ」「お父さんのた めにも、2人に言って別れさせるべきだと思うわ」 卓は亜沙美の部屋へ行く。「別れた女の家っていうのも、懐かしい よ」と卓。亜沙美は夕べ、千華子が謙吾の家に泊まったことを言う。 卓は年上の女が勝つ時代なんだろう。日本の男も変わったんだよ。姉 ちゃんが母ちゃんに負けるんだよ、と言う。亜沙美はヨーロッパで育 って、女の年齢なんて関係ないと思ってたけど、30の女が年下の男 に夢中になるなんて、みっともない、どうしたら千華子に勝てるか、 と聞く。 千華子が夕食を作る。 チャイムが鳴る。「亜沙美ちゃん?」と聞く千華子に、謙吾が連れ てきたのは卓。 卓は、謙吾はやり飽きたら捨てるだろう、と言うが謙吾は否定しよ うとする。それを卓は止め、8つも年下の男と一緒になるからには、 捨てられる覚悟あるんだろ、と迫る。そして自分も大学をやめて植木 職人目指している。父ちゃん泣かせるようなことしている、と。でも、 千華子も同姓でなく、結婚して家を出ろ、と言う。 千華子は家に帰ってもいいけど、花枝のことも卓のことも全部ぶち まける。それで壊れる家族ならそれまでだ、と開き直る。卓はそれで もいいと言う。謙吾は結婚と言われると引くけど、ほかに付き合って いる女はいない、と言う。 千華子と卓は自宅の前に来るが、「帰りたくない」と千華子。 卓が「帰ったよ」と家に入る。勇一郎が夕食を作っていた。花枝は 今日は食べ歩きでなく、芝居を見に行ったという。 −−小さな皿にてんこ盛り。父がいい店で食べてこなかった証拠だ。 勇一郎は今まで贅沢出来なかった花枝に、余裕ができたのはいいこ とだと言う。そして若い時、勇一郎は独立して建築事務所を開きたい と夢見たし、そのチャンスもあったけど、失敗したら家族を養えない から、独立はやめた。そして、家族という作品を作ることにした。そ の結果、おおらかな女房、弁護士を目指す息子、美人で優しい娘とな った。卓が弁護士になり、千華子が結婚するまでは気が抜けないが、 と勇一郎。 千華子は言い出せなかった。 花枝は伊崎と芝居を見ていた。その後そぞろ歩きをし、今見た芝居、 小野小町の晩年があわれなのは、一緒に年取っていく家族がいなかっ たからだ、と伊崎は感想を言う。 その後伊崎は花枝を飲みに誘い、明日、花枝の誕生日だろ、土日に 京都へ行こう、とグリーン車のチケットを渡す。花枝には決心が付か ない。修善寺に行った時も、ずっと家族をだましているのが後ろめた かったという。「チケット、無駄にしてもいいよ」というと伊崎は、 帰ろうか、と立ち上がる。 帰宅した花枝は、千華子が風邪を引いたと聞いて、額に手を当てる。 −−母に触られていて、鳥肌が立つ思いがしました。父のために我 慢していたけど、どこまで耐えられるか..... 勇一郎はデパートで花枝への1万円程度のプレゼントを探す。5000 円のスカーフを勧められ、「食事でも付けるか」と思う。 岡崎次郎(高橋昌也)は、梓に今度の土日、伊崎が出張で京都だか ら、一緒に食事でも、と誘う電話をする。梓は「喜んで」と受ける。 梓は千華子に、伊崎と花枝が今度の土日、京都に行く。お父さんの ためにも踏み込むべきだと言ってけしかける。 ギンザ弁当の前の行列に伊崎も並んでいる。勇一郎も花枝へのプレ ゼントを手に並んだ。 その時、若いチンピラが割り込みしようとして、列の先頭の少女と もめ、チンピラは弁当をたたき落とす。 伊崎がそのチンピラを倒す。「少林寺をやっていた」と言って。 チンピラは立ち去り、その後で伊崎は実は少林寺なんてやってない が、もめていた少女が別れていた娘に似ていたから、と。 そこに勇一郎の姿はない。 勇一郎は花枝へのプレゼントを公園のゴミ箱に捨てる。 勇一郎に亜沙美が声をかける。卓と別れて健吾と付き合おうと思っ たが、健吾には年上の女がいた。自分にはいい顔をしておきながら、 と言うと、「人を殺したいと思ったことあります?」と聞く。「ある よ。オレも殺したいと思ったけど、殺せなかった。もう殺そうと思う ほどジェラシー感じてなかったんだ。小さい子がいじめられていても 助けるだけの勇気もないし」と勇一郎。「年取ったってことでしょ」 と亜沙美。「だから殺せるうちに殺せってこと」「殺人でなく..... 殺したい」 千華子は帰宅すると、風邪といって、すぐ自室にこもる。変じゃな い?と聞く花枝に、「風邪だから」と勇一郎。 −−誰も母の誕生日を祝わない。いい気味だと思った。 夜、花枝は伊崎に日帰りなら京都へ行ける、と電話する。それを千 華子が聞いてしまう。 朝、千華子に花枝は今日、横浜へ行って帰りが遅くなると言う。 京都で花枝が伊崎に駆け寄る。「何で来た?」と伊崎。「誕生日覚 えていてくれたの、駿だけだから。そこに別れた娘さんにも.....」 と花枝。「ジェラシー感じた?」二人はキスをする。 そこに千華子が近づいてきて、「お母さん」と声をかける。 凍り付く二人。「その人、わたしの母です」と千華子。 −−これで母もわたしと同じ地獄の入り口に立ったのだと思った。 寸 評 前回の最後で千華子が花枝の秘密を知り、今回で花枝が娘の男を 奪ったことを知る。地獄の始まり..... いよいよ、ドロドロも深まってきました。 でも一方、妻の秘密を知ってしまった勇一郎はどうするのでしょう。 知らないふりをする? 前回の「昔の男」では結婚していながら不倫をしていたのは夫の方 でした。今回は妻の方です。時代が変わったことを表している? ところで、いい店でないと、てんこ盛りなのですか?編集子は会社 のおじさん達と安いお店に行くことがありますが、別にてんこ盛りな わけでもないと思うのですが。それとも、立ち飲みとか?そうなると 行ったことがないので、なんとも言えませんが。 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 「恋は戦い!」に、宝生舞と坂井真紀が出ています。2人とも、すっかり女 性らしくなりましたが、数年前は、少年のような役をしていました。宝生舞は 題名を忘れてしまいましたが、Kinki Kidsと一緒に、病原菌に冒されて少年少 女のみが生き残った、「幕張(ドラマの中では別の名前)」を舞台にしたドラ マで、ずっと、少年だと思われる少女の役。坂井真紀はいくつか少年のような イメージで出ていますが、最後は多分、竹ノ内豊が、元・大学教授と潜水艦を 作るドラマ。(こちらも題名を忘れてしまいましたが) 内田有紀もそうですが、やはり、女優が少年(に見える)役をやれるギリギ リの歳があり、それを過ぎると、逆に今までのイメージを払拭しようとするの か、余計に女性らしさを強調するように思えます。(鈴木) ---------------------------------------------------------------------- 3. お詫び ---------------------------------------------------------------------- 配信が2週間遅れてしまい、ご迷惑をおかけしました。第8回まで一緒に遅 れるのを防ごうと、第8回を先に発行し、その翌日のうちにこの第7回も発行 する予定だったのですが、すっかり遅くなってしまいました。 説明不足だったため、何人かの方からは、第7回が抜けているとのご指摘を いただきました。 今後も、次回放送に間に合うよう配信出来るよう、努力していきますので、 なにとぞ、よろしくお願いします。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |