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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/13) 美女か野獣(6)  2003/03/03


==================================================== 発行部数     5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/13 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 美女か野獣
局  名 フジ系
放映日時 木曜22時
キャスト 鷹宮真(松嶋菜々子)
     永瀬洋海(福山雅治)
     久瀬光彦(渡辺いっけい)
     戸渡千太郎(八嶋智人)
     古袋博(佐々木蔵之介)
 白井雪乃(白石美帆)
 山本タケシ(永井大)
 カッチン(パパイヤ鈴木)
 秋山富士子(深浦加奈子)
 桜木恭一郎(児玉清)
脚  本 吉田智子

あらすじ  バレンタインデーが近づいてきてくる。久瀬光彦(渡辺いっけい)
や戸渡千太郎(八嶋智人)、古袋博(佐々木蔵之介)たち男性スタッ
フはソワソワしている。

 永瀬洋海(福山雅治)は山本タケシ(永井大)を伴って新人女子ア
ナウンサーの研修を取材にいく。彼女たちと親しくなり、大量のチョ
コレートをもらい、合コンにも誘う作戦だ。

 桜木の講義。20年前の立てこもり事件の報道について話しているが、
永瀬は女子アナの品定めに夢中。

 一方、鷹宮真(松嶋菜々子)は重役室に呼ばれていた。真が着任し
て、以前より内容的には改善されたものの視聴率の思わしい向上は図
れていない。真は、重役たちにアンカーの桜木恭一郎(児玉清)の交
替を要求され承諾する。

 真は桜木を部屋に呼ぶと、「桜木さんには、アナウンス部長という
椅子を会社が用意しました。悪い話ではないと思います」と告げる。
「わかりました」と桜木。「それでは明日から新しいキャストと2人
でやっていき、徐々にシフトしていって欲しいと思います」「最後に
一つ教えてください。これは会社の方針ですか?鷹宮さんの決定です
か?」「わたしが決めました」「なら、鷹宮さんに従います」

 みんなは桜木が今までやってこられたことを不思議に思う。鶴巻幸
雄(志賀廣太郎)が桜木は伝説の男だという。昔各局が一億、二億と
いうお金を積んで桜木の争奪戦を繰り広げた。でも、桜木はJBC一筋
だった。

 伝説は20年前の2月14日.....

 だがそこまで言って鶴巻は新幹線の時間だと、行ってしまう。

 永瀬は山本を連れて、女子アナに名刺を配りまくる。「そんなにチ
ョコ欲しければ、わたしので」と真。「冗談でしょ」と永瀬。「チョ
コじゃなくて、ワインならあるわ」

 ワインバーで永瀬は真に、桜木もいいと言う。そして「珍しいです
ね。鷹宮さんがオレの意見、求めるの」と付け足す。「ディレクター
の意見も聞いておきたいと思って」と真。「重役の言うことも正しい
けど、桜木さんは好き。仲間意識も芽生えちゃったし.....ってとこ
ですか?鷹宮さんらしくない。重役がどうこうでなく、プロデューサ
ーの鷹宮さんがどうしたいかってことでしょ。世の中、スターウォー
ズが好きな奴もいれば、仁義なき戦いが好きな奴もいる。人の意見な
んて、十人十色。聞いてたら、何やりたい番組か、わからなくなっち
ゃいますよ」

 ミーティングで真は、桜木と貴島章吾(マイケル富岡)のダブルキ
ャストにすると伝える。ルックスもばっちりの貴島は、ニュースはエ
ンターテイメント、楽しくなければならない、視聴者を釘付けにして
みせる、と言う。「鷹宮真二号だ」と戸渡。「勘弁してよ」と久瀬。

 貴島は気障。目立っていて女の子の人気も高い。戸渡や久瀬は貴島
に不満。

 戸渡が中継で「以上です」と言っても、更に貴島はつっこむ。現場
の「以上です」は、もうこれ以上ないという暗黙のサインなのに貴島
は無視。

 「使える。多少独創的だけど、彼は視聴者の声を代弁しているのよ」
と真。

 番組終了。「貴島さん。年寄りの余計なことかもしれませんが、ニ
ュースは正確な事実を伝えることであって、犯罪者をさばくことじゃ
ないのではないですか?」と桜木。「ご厚誼ありがとうございます。
でも、ただニュースを正確に読むだけなら、アナウンサー教室に通え
ばできます。でも、視聴者は何を知りたいか考えて、自分の言葉でし
ゃべれなければ、プロではありません」と貴島。

 「よかったわ。お疲れ様」と真は貴島に言う。

 貴島がみんなをクラブに誘う。戸渡や久瀬、古袋は手のひらを裏返
したように付いていく。

 新人女子アナ達を連れてきた永瀬と山本は貴島達がクラブに行った
話を聞いてがっかりするが、「ここにアナドルがいるじゃん」と気を
取り直す。

 永瀬は出かけようとして鳴った電話を取ると、サンライズテレビか
ら桜木への電話だった。サンライズテレビはケーブルテレビ。

 昨日の"Evening News"の視聴率は12%。みんな貴島を褒める。

 桜木が真を呼ぶ。桜木は番組を今日から降りるという。キャスター
が2人いては視聴者が混乱する。貴島1人に任せた方がいいのでは、
と。真は14日に挨拶に出て貰って、来週から正式に貴島にするという。

 貴島に代わってから、視聴率が右肩上がり。この調子で、と役員も
満足しているという。

 貴島は真が決めたニュースの順にも文句を付け、「今のニュースは
アンカーを中心に回っています。いやなら、いつでもやめますよ」と
言う。真は貴島の意見を飲む。

 貴島は永瀬に、もっとヨリを増やしてくれと言う。そして、「番組
で一番大事なもの、なんだと思う?」と聞く。「何でしょ?」と永瀬。
「看板だよ。君たちは看板であるボクを支えることだけ考えて。君た
ちの代わりはいくらでもいるけど、ボクは1人しかいない」

 1人コーヒーを飲む真に永瀬が、「みんな、誰の指示に従っていい
のか、羅針盤を失って、クルクル回ってますよ。いいんですか?」と
聞く。「彼に任せるって、決めたのもわたしの判断だから。彼は数字
を持っているわ」と真。「数字.....ねぇ」「言いたいのはそれだけ
?.....じゃあ、行くわよ」

 14日。桜木最後の日。みんな、「いざとなると寂しいね」と言う。
桜木は挨拶の原稿を自分で書く。真にも挨拶する。桜木は、管理職に
昇進する話を正式に断っていた。生涯一アナウンサーを貫くため、サ
ンライズテレビに移るという。「わたしを必要だと言ってくれますの
で」と桜木。「桜木さんは、どうしてアナウンサーに?」と真。「初
恋の人に、あなたの声が好きと言われまして。そういう不純な動機で
す」「その人は今?」「わたしの妻になりました」

 「最後にもう一度だけきいていいですか?本当に貴島でいいんです
か?」と永瀬。「彼で何の問題もないわ。今、わたしには、桜木さん
を必要とする理由がないわ」と真。「なら、オレはあんたに付いてい
く。でも、これ以上貴島があんたの領分を侵すようなら、オレは下り
る」「この仕事に何が一番大事だと思ってるの?」「チームワークだ
よ。番組はチームで勝つんだ。指揮官が信じられなかったら、終わり
だ。オレが信じているのはお前だ。お前だから付いていけるんだ」
「本番よ」

 控え室で桜木が用意をしている。

 鶴巻が戻ってくる。みんな、桜木の伝説を聞きたがる。

 その時、銀行強盗の銀行立てこもり事件が発生し、真は速報テロッ
プ、中継を指示。現場近くに祭りを撮るために中継車が出ていたのを
回す。現場一番乗りか!?スクープの期待にサブ(副調整室)が沸く。
真が役員に電話し、ニュースを30分延長して、特番とする。そして、
桜木の挨拶をとばす決定をする。「ですよね。桜木さんだって、プロ
だ。状況、よくよかっていますよ」と永瀬。

 桜木は控え室でニュースの画面のテロップを見る。

 中継が繋がっても記者がいない。警視庁からの情報も発生日時のみ。
真は原稿をまとめて貴島に渡すように指示。

 山本が走り書きの3行の原稿を貴島に渡す。貴島は3行で30分もし
ゃべれないとごねる。

 特番が始まるが、貴島のアナウンスに勢いがなく、3行読み終わる
と黙ってしまう。5分ももたない。

 秋山富士子(深浦加奈子)が過去の銀行強盗の立てこもり事件を検
索する。20年前の2月14日の事件.....その時のアナウンサーは桜木!

 真は山本にアンカー席を空けさせるよう指示し、控え室にかけてい
くと、桜木に頼む。「それは.....」と渋る桜木に、「あなたが必要
なんです」と真。「わかりました」と桜木。「ただ、問題が.....原
稿が3行しかないんです」「わかりました」

 ごねる貴島。スタジオに桜木と現れた真が、席を空けるように命じ、
山本が貴島の腕を掴む。貴島はにらみながら去っていく。

 3行の原稿を山本が桜木に渡し、桜木は読み終わったところで原稿
をしまうと、過去の銀行強盗立てこもり事件の話を空で話し始める。
すべてあっている!!

 ヘリが現場に到着し、古袋が現場中継するが、すぐに「以上です」
と切り上げてしまう。桜木が、もっと左を空撮するように依頼し、そ
こが映ると、警視庁の捜査一課長が到着したこと、SATが控えている
こと、特殊なはしご車が待機していることなど、次々と伝える。みん
な最初信じられなかったが、全部あっている!!

 犯人確保!!真の顔がほころぶ。

 「最後の挨拶ですか」と永瀬。「わかってるでしょ」と真。桜木が
原稿を取り出す。挨拶を話し始めるが、永瀬がCMにしてしまう。そし
て、締めも桜木に頼む。

 貴島が、締めはオレだと怒る。「もう、あなたにご迷惑をおかけす
ることはありません。明日から、来て頂かなくて結構です」と真。
「このロートルに賭けるって言うのか!?」と貴島。「これは相談では
ありません。決定です」「オレは成果も上げてきた。役員も承知して
いるのか?」「プロデューサーとしてのわたしの決定です」

 山本が原稿を渡し、桜木の引退の挨拶の原稿を丸める。

 みんな、桜木に駆け寄る。「職人ですね!」の声に、「みんなでや
ったことです」と桜木。

 桜木の伝説とは、20年前の2月14日の銀行強盗立てこもり事件の時、
桜木は1行の原稿で特番3時間もたせたのだった。

 みんな桜木にチョコを渡す。白井雪乃(白石美帆)は戻ってきた鶴
巻に渡したら永瀬の分がなくなってしまったという。富士子は本命に
しかあげないと言い、もらったのは山本。

 「収穫は?」と聞く真に、永瀬は誰にも貰えなかったとぼやく。真
がチョコを差し出す。「義理だけど」と真。「鷹宮さんにこんなこと
してもらうなんて....」と永瀬。「いらないの?」「いえ、いただき
ます。食事済みました?」と永瀬は喜ぶ。


寸  評  真も、すっかり永瀬達のチームワーク系になってしまったという
ことですね。視聴率を稼ぐのはスタンドプレーヤーではなく、地道な
チームワークだと。

 そういえば、CMのシーンで使われていたのは、"COLT"の広告でした
ね。一番のスポンサーにおもねったんですね。

 それと、警察署が「湾岸署」になっていました。フジは湾岸署とい
うのを大事にしていますね。日本テレビは、ニュース番組というと、
「ストレートニュース」を使っていますけど。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今期のドラマの視聴率トップは「GOOD LUCK」だそうです。
 週刊文春を読んでいたら阿川佐和子の対談で竹中大臣が見たい番組としてあ
げていました。(単に対談をしていた時間帯に放送していたというだけなのか
までは、読みとれませんでしたが)
 ドラマの視聴率を左右するのはストーリーよりもキャスティングなのでしょ
うか?
 「ラブジェネレーション」等でキムタクと組んで高視聴率をたたき出した松
たか子は、フジの月九にもかかわらず、ふるわないようですが。
 ところで、打ち切りの憂き目の「メッセージ」の主役、真中瞳は割を食った
気がしますが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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