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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/26) 熱烈的中華飯店(8)  2003/03/03


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/26 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 熱烈的中華飯店
局  名 フジ系
放映日時 水曜21時
キャスト 橘詞央(鈴木京香)
     名波健太(二宮和也 )
     迫田誠二(椎名桔平)
     野口拓郎(勝村政信)
     大山海次郎(東幹久)
 小向五郎(高橋克実)
     綾小路公彦(石黒賢)
 三村奈々子(瀬戸朝香)
 岩田厳五郎(伊東四朗)
脚  本 林宏司

あらすじ  −−奇跡がそこに降り注ぐのは、決して神がそこを好いているか
らではない。行く当てのない奇跡がそこに吸い寄せられるのである。
それはなぜなのだろう。そこに何があるのだろう。

 平平楼の営業時間が終わる。

 橘詩央(鈴木京香)がみんなに料理の専門誌から取材の依頼があっ
たと言う。そして、平平楼は取材に慣れているはずと言い聞かせる。
その取材は、たまたま別の取材で船に乗り合わせていて平平楼のこと
を聞いたのだという。取材は明朝。みんなはしゃぐ。

 野口拓郎(勝村政信)は、また横流しをしている。次の注文は在庫
の少ないものばかり。でも、金払うから.....とブローカー。

 今までの平平楼の取材では、なぜか岩田厳五郎(伊東四朗)が真ん
中に写っている。

 取材といえば名物料理。みんな今まで好評なものを挙げるが、迫田
誠二(椎名桔平)は「中華といえばチャーハン」と譲らない。岩田も、
「たまにはいいこと言うこともあるな」と迫田に賛成。「がんばって、
みんなのチャーハン作りましょう!」と詩央が号令。

 夜中に食材を盗み出そうと来た野口に、「徹夜になるかもね」と詩
央。

 みんながんばる。そして、誰がメインで取材を受けるか争うが、大
山海次郎(東幹久)が迫田に取材!と飛んでくる。迫田は得意満面で
出ていく。

 だが迫田への取材は、『待ちの卓球野郎をさがせ!』という雑誌。
月刊2000部。実売200部。迫田はしかめっ面。

 みんな気を取り直して、チャーハン作りを開始するが、野口は「興
味ないの」と行ってしまう。

 詩央は自室から厨房へ向かう途中で、野口がブローカーと交渉して
いるところを見てしまう。詩央は岩田が野口について忠告してくれた
ことを思い出す。

 小向五郎(高橋克実)は悶々のチャーハンを作っている。

 綾小路公彦(石黒賢)と三村奈々子(瀬戸朝香)は本でいろいろな
チャーハンを見ていて、気に入ったページを切ろうとする。そこに名
波健太(二宮和也)が来て、自分の本を勝手に切らないよう文句を言
う。

 詩央は食材庫で野口のメモを見つけてしまう。詩央が食材庫から出
てくると野口は、「無断で入るなよ!」と詩央の耳元に口を近づけて
文句を言う。詩央は野口のスカーフを直してやる。「あれはホの字で
すね」と小向。大山は怒って小向が作ったチャーハンをムシャムシャ
と全部食べてしまう。

 詩央は岩田を訪ねる。ラベルをはがした缶詰が厨房にあったという。
ラベルをはがすのは、横流しをした時、足が着かないようにする手口、
と岩田。そして岩田は追求しようとするが、詩央はかわす。岩田は迫
田もチャーハンを作っているか聞き、作っていると詩央。

 綾小路は小向のチャーハンを食べてみて、おいしいと言う。そして、
奈々子と名波と三人で「これ、夜食にいいね」と食べ始める。

 迫田は黙々とチャーハンを作っている。

 三人は小向のチャーハンを全部食べてしまい、小向はまた作ろうと
するが、綾小路は、「ズバリ言います。名物料理の域に達していませ
ん。所詮つぶれた店です。ボク達のチャーハンを作って下さい。ボク
達、鍋振れませんから」と言う。

 すでに二時。

 鍋の振りすぎで迫田は腕を痛める。大山が冷やしタオルを渡し、少
し休むように言う。だが迫田は「そういうわけにはいかない。オレは
料理長だ。名物料理ぐらい作れないとな」と言い、休まない。

 綾小路は次々と小向に作らせるが、どれもインパクトに欠ける。小
向は少し休ませて欲しいと言い、「10分だけね」と綾小路。

 迫田が作っているのは黄金チャーハン。「朝までには難しいんじゃ
ない?」と綾小路。「オレが作らなくて、誰が作るんだよ」と迫田。
綾小路は思い出す。「そういや迫田さん、あの日も作ってたな」と。

 3時。

 小向、大山、名波も迫田を手伝い始める。

 「何やってんだよ!なんでさっきから、黄金チャーハンなんか作っ
てんだよ」と野口。みんなが野口をにらむ。「黄金チャーハンは平平
楼の名物だろ」と野口は食材庫に消える。「そうよ。あれは前の料理
長の得意料理じゃない。この厨房は前と違う。わたしたちのチャーハ
ンを作りましょ」と詩央。「今までそうやってきたんだし」と奈々子。

 野口は食材庫で銀色の箱を取り出す。

 野口は食材庫から紙袋を小脇に抱えて出てくると、そのまま厨房を
出て行く。

 いろいろなチャーハンを試してみる。綾小路と大山はもう少しイン
パクトが欲しいと言うが、奈々子はどれもおいしいと感激する。

 野口の後を詩央が付ける。ブローカーが現れる。

 野口はブローカーに、先日サービスで付けたハモヨイを返してくれ
と頼む。銀色の箱の中身は今まで横流しで稼いだ金すべて。「これで
売ってくれ。事情は言えないけど、どうしても必要になって」と野口。
「この倍ね」とブローカー。野口は怒る。「なら、いいよ」とブロー
カー。「ウソウソ」と野口は靴の中から高額紙幣を取り出し、「慰謝
料込み。それとつき合いはこれっきりにしてくれ。金より大切なもの
ができちまって」と頼む。「何だ?」とブローカー。「チャーハン」

 野口はその魚を迫田に渡す。黄金の魚。「チャーハンといえばハモ
ヨイだ。作ろうぜ、オレ達のチャーハン」と野口。詩央は野口を抱き
しめる。「止めろよ、詩央」と野口。

 詩央が厨房を出て行くと、「変わったねーちゃんだな」と野口。大
山が身を乗り出して、「お前とはいずれ白黒つけなくてはと思ってい
た。だが、今はやめておく」と言う。「とりあえず顔は黒いよ」と野
口は相手にしていない。

 眠気覚ましに名波が『平平楼の歌』を歌うが、野口に余計眠くなる
と殴られ、「微妙に陰気」と奈々子に言われる。

 夜が明ける。まもなく7時。奈々子と名波は居眠り。

 奈々子と名波が目を覚ますと、チャーハンができている。綾小路が
試食。「ん?」みるみる綾小路の顔が明るくなり、「こんなチャーハ
ンは今まで食べたことがない!」

 みんな手を伸ばす。

 岩田が現れ、「朝までやってたんですか」と言う。岩田の眼鏡が鼈
甲ぶちになっている。

 「もうお着きです」と岩田。「どこ?取材」と奈々子。「お客さま
です」「お客さまって誰?」「ご注文はチャーハンです」「よし、作
りましょう」と詞央。

 岩田はお客さまに「今の平平楼は黄金チャーハンを作れません。前
の料理長のですから。その代わり、これが今の厨房のチャーハンです」
と言って、チャーハンを出す。「これで代わりがきくと?」とお客さ
ま。「とにかく召し上がってください」

 お客さまは黙々とチャーハンを食べる。そしてきれいに食べ終わっ
てレンゲを置くと、「チャーハンにハモヨイが入っている。シンプル
だが、手間がかかっている」と感想を言う。「それだけが取り柄です」
と岩田。「彼が?」「みんなです」「平平楼のチャーハンには、まだ
まだですね。でも、可能性はあります」「うちの自信作です、料理長。
心配でやはり船をお降りになりませんでしたね。彼らは徹夜で作りま
した。ご存じのように」「迫田君と橘君に会わせてください」

 厨房に入って元料理長の鬼沢(並樹史朗)は、「まだまだ発展途上
と言うことですか?」と言う。「本当に済みません」と詞央。「済ん
だことです。わたしは本当に人を切ることしかしなかった。その点で
あなたには勉強させられた。あと二日、頑張るように伝えてください、
迫田君に。あと、あなたも頑張って」

 詞央の顔に笑みが浮かぶ。「さあ、頑張ってー!」と詞央はみんな
にかけ声をかける。

 −−その一皿の中に生まれた奇蹟は単なる偶然の産物ではない。奇
蹟とは生まれるものではなく、生み出すものなのだから。

 岩田が詞央に、「お客さま、お着きになってますよ。お知り合いで
しょ」と言う。

 お客さまは詞央の会社の社長。そして遅れてきた男性は詞央の同期。
同期の出世頭の詞央にしごかれたと嫌みを言う。そして、「このイベ
ントは君が?」と聞く。「ええ」と詞央。

 その男・青木は社長達と席に向かう。


寸  評  迫田は今までの平平楼に無意識のうちに縛られていたけど、これ
で、解放された、ということでしょうか?
 今までよりも奇蹟に向けての準備時間が長かったというか、濃かっ
たというか.....
 それともう1人、今までの生活から足を洗ったのが、野口。これか
ら、どういう活躍をするのでしょうか?
 今回は最後に「次回予告」のような場面が入っていましたね。次は
詞央がどう奇蹟を呼び起こすか、ということですね。
 あと気になるのが、前回の最後に大山が見ていた紙片の内容です。
何でしょう?いつ明らかになるのでしょう。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 27日の「恋は戦い!」。途中で流れていたBGMは、「アリーMYラブ」
のオープニングの局でしたね。「アリーMYラブ」では、最後までテンポ良く
流れますが、「恋は戦い!」での使われ方は尻切れトンボ。なんとなく、日米
のドラマの流れの違いを象徴的に感じてしまいましたが、深読みしすぎでしょ
うか?(鈴木)

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