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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/23) GOOD LUCK!! (6)  2003/03/01


===================================================== 発行部数    9 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/23 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル GOOD LUCK
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 新海元(木村拓哉)
 香田一樹(堤真一)
 緒川歩実(柴咲コウ)
 深浦うらら(内山理名)
 朴美淑(ユンソナ)
 原田美和子(加藤貴子)
 阿部貴之(要潤)
 緒川香織(市川実和子)
 安住龍二郎(安住紳一郎)
 新海誠(中尾明慶)
 内藤ジェーン(竹中直人)
 新海良治(いかりや長介)
 太田健三郎(段田安則)
 富樫のり子(黒木瞳)
脚本  寺田敏雄

あらすじ  お互いが好意を持っていることをきちんと認識した元(木村拓哉)
と歩実(柴咲コウ)。元が北京から戻る日曜日の晩にデートの約束を
する。「お前、ばっくれんなよ!」そう釘を差す元の顔には笑みがこ
ぼれ、歩く足取りもスキップしていた。

 北京便の機長を務める香田(堤真一)が出勤すると、歩実が話しか
けてきた。この間は自分の話ばかりしてすみませんでした、と謝る歩
実に「いや。」と香田は微笑んで否定した。

 そこへのり子(黒木瞳)が現れた。香田と同様にのり子もシンガポ
ール便のシフトで日曜日帰りであることを確認すると、香田はのり子
を日曜の夜に食事に誘った。「君に話しておきたいことがある。」と。

 朝からウキウキの元は、帰りの便の天候までチェックする始末。同
様に帰りの天候を”機長として”チェックした香田に「珍しく気が利
くな?」と言われる。

 日曜日の北京のホテル。香田を待たせて焦ってチェックアウトしよ
うとする元の耳に日本語が飛び込んできた。

 女性医師牛島ミサ(石田エリ)は、自分が主治医をつとめる患者の
容態が急変して急なオペのため、その日一番の成田行き便のチケット
を取って一刻も早く帰国したいと希望していたが、日本語では通じず
困っていた。

 元がミサに声をかけたことで、元は成田行きのチケットを手配させ
られる。時間が押しているのに・・・とあきれ顔の香田。

 無事に北京発成田行きは出発する。が、成田に近づくにつれ濃い霧
が発生する。のり子の便はギリギリ成田に降りられたものの、香田と
元の便は同様に降下を待つ20機の飛行機と共に成田上空を旋回して待
つことになった。

 この情報はすぐに客室へも伝えられた。ミサは急変した患者である
少女の写真を見つめながら困っていた。

 1時間15分後。香田は天候の回復の見込みがないことから関西空港
へ降りたいと管制へ打診する。しかし関西空港もすでに雷雲が近づい
ており却下される。

 すると香田は新千歳へ行くと決定する。ミサが乗客にいることを知
っている元は、もう少しこのまま粘れないか?と提案するが、機長の
決定だ、と一蹴された。

 新千歳行きを知らされた乗客達は騒ぎ出す。ミサは思わず携帯をか
けようとするが、CAのうらら(内山理名)に止められて航空機電話を
使わせてもらうことになる。

 北京便を待つために居残りで作業をしていた歩実の元に、先輩の阿
部(要潤)が北京便が新千歳に回ったことを伝えに来た。気付かれな
いようにしつつも気落ちする歩実に、阿部は「隠しても新海さんを待
ってたのはわかっている。今日はもう帰れ。」と言った。

 いつものレストランで歩実が一人飲んでいると、のり子がやってき
て隣に座った。

 CAの美和子(加藤貴子)がコックピットと連絡を取っていると、ミ
サが受話器をぶんどり「成田に戻りなさいよ!明日までは患者が保た
ないのよ!あんたがチケット取ったんだから最後まで責任取りなさい
よ!」と怒鳴った。

 チーフパーサー太田(段田安則)によりミサは落ち着きを取り戻し
たが、元は何とも言えない気分になっていた。

 元はもう一度30分だけ粘るのでよいから成田に戻れないか?と香田
に提案する。「自分は安全だからこれでいいだろう、と突き放すので
はなくて、ギリギリのギリギリまで俺はあきらめたくありません!」

 「誰があきらめると言った?」「へっ!?」香田は新千歳で給油し
た後そのままこの飛行機で再び成田に引き返すつもりだったのである。

 霧は関空にある雷雲に吹き飛ばされて必ず切れ間がある、新千歳で
給油して帰ればその切れ間のタイミングにちょうど合うはずだから、
そのときに着陸できるはずだ、というのが香田の理論だった。

 香田の正確な予測とその細やかな計算に驚かされる元。「ギリギリ
まで粘るためには判断力が必要である。」と香田が元を諭した。

 元が客室へ事情を説明すると乗客から拍手がわき上がった。そして
ミサは安堵に微笑んでいた。

 のり子は約束をすっぽかされたんだ、と説明する。「もしかしてあ
なたも?相手は空の人じゃない?」というのり子の問いに歩実はドギ
マギ。「空の仕事をしているとすれ違いは日常茶飯事だから。あなた
は彼を信じて待ってあげられる?」

 店を出るのり子と歩実。歩実は、なんだかのり子と香田が似ている
と言う。そんなのり子は、元と歩実が似ていると言って帰っていった。

 新千歳に到着した香田と元の便。香田は、とにかく雲の切れ間を逃
さないために給油を急かして出発しようとスタッフを急かしていた。
そして出発。

 鹿島沖で着陸態勢に入る。雲の切れ間は一瞬だろう、と管制からの
報告が入った。

 香田は「ギリギリまで粘るには、キャプテンとコーパイのコンビネ
ーションが必要だ。高度なランディングでは息を合わせてやろう。」
と提案。元にも緊張が走った。

 1時間後。霧は晴れるどころか悪化していく状況に焦る元。しかし
香田は冷静に落ち着け、霧は必ず晴れる、と諭すのだった。

 ついに管制から霧の切れ間が出たとの連絡が入る。香田の判断で飛
行機は降下を開始する。下がって行くが誘導灯がなかなか見えない。
焦る元の目にやっと誘導灯が見え、無事に着陸した。

 機内では乗客から拍手が上がり、ミサは満足の表情を浮かべた。

 乗客が降り始める中、ミサが客室から元に電話をしてきた。無事に
到着できた事へのお礼だった。「先生もベストを尽くすって約束して
下さい。」という元に「後は任せて。あんた達には負けないわよ!」
と言い切った。

 元は香田への自分の生意気な発言について謝った。自分は一度トラ
イしてだめならもうやっぱり新千歳でも・・・と弱気だったのに、香
田は一度も最後まであきらめなかった、元は香田の機長としてのその
姿勢に感服していた。

 今は夜中の1時半。「長いフライトだったな・・・おつかれさん。」
そう言い残すと香田はコックピットを去っていった。思わぬ香田の優
しい言葉に元は呆けるが、ハッと歩実のことを思いだして操縦席を立
った。

 2時半。歩実が寝られずにいると携帯電話が鳴った。元が歩実の家
の側から歩実の携帯に電話したのだった。新千歳行きになった話を知
っている歩実は今家の側にいるという話を信じない。しかし救急車の
音が電話からも家の側からも聞こえたことで事実だと悟る。

 今から出てこれないか?と元は誘うが、歩実は「もう遅いし・・・」
とふてくされる。「あ・・・いてえ・・・」「えっ?」「・・・会い
たいからお願い!します・・・」歩実は微笑んだ。

 のり子は一人でバーにいた。そこに香田からの電話が入る。「これ
から飲めないか?」という香田の誘いに「どうして千歳にいる人と一
緒に飲めるのよ!からかわないでよ!」とのり子。「そうだな・・・」
香田は話を切ってしまった。

 いそいそと歩実が待ち合わせのファミレスに行くと、席では元が眠
りこけていた。歩実の大声で元はいったん目を覚ましたものの、話し
ている内に再び眠り込んでしまった。

 「なんだよ、せっかく来たのにぃ・・・」と嘆きつつも歩実はうれ
しそうに元の寝顔を見つめるのだった。

 元が目覚めるとすでに歩実の姿はなく外は白んでいた。よだれを拭
きつつ元が車に戻るとワイパーにメモが。開けてみると歩実からの手
紙で「仕事だから帰る。バーカ」。「やっべぇ・・・」


寸  評  飛行機が成田に無事降りられるのか降りられないのか、結果は無
事着陸だとわかっているのにハラハラしながらつい見てしまいました。
高校時代、空の世界にあこがれていた時期のあった私には、久々に”
やっぱり空の世界はかっこいいなぁ・・・”と思わせてくれたお話で
した。

執筆者  井村(goodluck_sun9@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 「Good Luck」はキムタクで話題ですが、私としてはやはり堤真一さんと段
田安則さんがうまいなぁ、と毎回しみじみ思ってしまいます。お二人が出ると
画面がとても締まる気がします。
 お二人ともすてきなおじさまで、あぁ、是非実物とお会いしてみたい!(井
村)

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